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圏外でもスマートフォンでメッセージを送受信できる無線デバイスgoTenna 予約受付中、150MHz帯を使用 - Engadget Japanese

米国ニューヨークのスタートアップgoTenna が、通信キャリアのエリア外でもテキストメッセージや位置情報を送受信できる無線通信デバイスgoTenna の予約受付を開始しました。

goTenna は、151-154 MHz 帯の電波を発信する棒状の無線機と、専用のiOS / Android アプリからなる製品。無線機とスマートフォンをBluetooth LE で接続し、アプリ経由で160文字までのテキストメッセージや位置情報を送受信できます。




goTenna どうしで直接通信するため、利用に通信契約などは不要。購入するだけで使用できます。通信相手は個人のgoTenna ユーザ、または複数のユーザ間でのグループチャットも可能です。音声通話や画像の送受信は今のところサポートしていません。

発信機の出力は2ワット。理論上の最大通信距離は50.5マイル(約81km) としていますが、これはgoTenna を使う場所の地形などによって変わります。

ほか機能面では、緊急時に周囲のgoTenna ユーザ全員へ発信する「Shouts」機能や、周囲のユーザの位置を地図上に表示する機能などを搭載します。

なおgoTenna 本体はGPS 非搭載のため、位置情報の取得にはスマートフォン側のGPS を使います。アプリ内蔵の地図はオフラインで使用可能です。



本体にはフラッシュメモリを内蔵し、約1000件のメッセージを保存可能。防水防塵性も備え、背面のナイロン製ストラップでリュックサックの外側などに付けられます。

電源は充電式のリチウムイオン電池を内蔵し、本体のmicroUSB 端子経由で充電します。連続動作時間は約30時間。睡眠時などに電源を切ることで2-3日は使用できるとしています。

本体サイズと重さは約147.3 x 25.4 x 12.7mm、56.7g。カラーはパープル+オレンジのペアとグリーン+ブルーのペアの2種類。

通常価格は2本ペアで299.99ドルですが、本記事執筆時点では期間限定50% オフの149.99ドルで予約を受付中です。

現在goTenna はFCC (連邦通信委員会)の審査を受けており、順調に進めば2014年の秋後半に出荷予定。なお審査を通らなかった場合は返金します。



goTenna は、2012年に米国を襲ったハリケーン・サンディによってニューヨークの広い範囲で携帯キャリアのアンテナが倒壊したり、停電などの被害が発生したことがきっかけで開発が始まりました。

同社は災害時のほか、ハイキングや登山など圏外になりやすい場所や、多くの人が集まり携帯が繋がりにくくなるイベント会場などでも活用できるとしています。

なおgoTenna は日本での認証を取得していないので、個人輸入などで使用すると電波法違反になる可能性があります。先日のEngadget Fes では技適マークについてのトークセッションを行ない、その動画も公開していますので併せてどうぞ。

圏外でもスマートフォンでメッセージを送受信できる無線デバイスgoTenna 予約受付中、150MHz帯を使用

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