法規制をかいくぐり、最近では乱用者の死亡事故なども目立つ「脱法ドラッグ」名前

新しいものに変えられました。

画像:【脱法ドラッグの一部】
脱法ドラッグの一部
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/kiken-dappouhabu.html

脱法ドラッグ・・・吸飲や経口等で摂取し、中枢神経系に作用し酩酊・多幸感・幻覚などの向精神作用をもたらす薬物のうち、法律、条例、省令等によって、所持や摂取、売買の禁止対象となっていない薬物。
人体摂取目的に販売された場合には「薬事法」違反ですが、クリーナーや芳香剤、研究用試薬、観賞用などと偽って販売されていることが多い現状です。
また2013年3月からは麻薬と成分が似ている薬物を包括的に指定し、取り締まり対象としています。

22日、警察庁は乱用防止の呼びかけとして、新名称を「危険ドラッグ」にすると決定しました。

警察庁と厚生労働省は「脱法ドラッグ」という名前は覚せい剤や大麻に似た作用があり、さまざまな副作用

もあることから、危険な薬物ではないとの誤解を与えているため、新しい呼び名を公式サイトなどで募集。

約8000人から応募された新名称候補の中から「危険ドラッグ」が選ばれました。

候補で多かった名前は次の通りです。

「準麻薬」・・・183件
「廃人ドラッグ」・・・140件
「危険薬物」・・・123件
「破滅ドラッグ」・・・110件
「危険ドラッグ」・・・102件 ★決定
「有害ドラッグ」・・・95件
「違法ドラッグ」・・・87件
「殺人ドラッグ」と「幻覚ドラッグ」・・・85件
「錯乱ドラッグ」・・・81件

政府の薬物乱用対策推進会議の議長を務める森少子化担当大臣は

「国民には、『危険ドラッグ』の多くが違法薬物で、人体に大きな影響を与えるとともに、事件や事故を起こして人を傷つける、極めて危険な薬物だということを認識してもらいたい。
内閣府としても、新たな名称が広く普及し薬物の危険性に対する正しい認識が定着するよう啓発活動を行っていく」

田村厚生労働大臣は

「『覚醒剤や麻薬ではないから、それほど体に悪くないんじゃないか』という誤った理解のもとで使われると非常に問題だ。
極めて毒性の強い薬物で、本人だけではなく、ほかの人にもいろいろな被害が出てしまう。
興味本位で『危険ドラッグ』に手を出さないようにお願いしたい」

とそれぞれ語っています。

新名称の効果はあるのでしょうか・・!?