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大炎上 | DEATHTOPIA(デストピア) 1巻 その目に宿りしは異形を視る能力
 

DEATHTOPIA(デストピア) 1巻 その目に宿りしは異形を視る能力

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『イブニング』連載、「DEATHTOPIA(デストピア)」の1巻です。
水曜は通常「UQ HOLDER!」レビューなんですが今回はこっちを優先。1話を読んでグッと引き寄せられる内容に次回が待ち遠しく思えたほどの作品でしたから。
『少年マガジン』で「エデンの檻」を連載していた山田恵庸先生の最新作。青年誌に移ったことでビーチクも平気で出しちゃってます。これなら「ク○ニしろ」発言も怖くないぞ、うん。ってか、絵柄が変ったので最初見たときはわからなかったよ。

主人公の大学生・藤村洸は轢き逃げ事故に遭って両目に大怪我をし、病院に運ばれるところから物語りは始まります。直ちに手術を行ったことで失明は免れたものの、これから起きることを思えばそれが事件の始まりと言えるでしょう。
いきなり看護婦に化けた殺人鬼に命を狙われます。「君がとっても危険な男だからよ」と言われてもワケのわかるハズもなし。
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そこに現れた美女三人。ま、警察なんだけど。彼女たちは弾丸を食らわして女は四階から落下。普通なら当然死んでるハズです。普通ならね。けれど行ってみたら女は消えていた。落ちて大量の血痕は残っているものの、そのまま歩いて逃げていったのだ。一人残された藤村は何が何だかやはりわからないまま…

やがて傷は癒えて退院の日を迎えます。目を開けると以前より明るく見えるようになってました。いや、それどころかメガネが必要にならないほど視力が回復してたのです。それと同時に街の人物の顔に、異様なモノが視えるようになっていた!
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何だあれは? バケモノ? 怯える藤村の前に現れたのはあの三人だった…

と、これがほぼ第1話の内容。最初読んだときは80年代のSF映画「ゼイリブ」の再来かと思いましたよ。この映画を簡単に説明しますと地球は既に宇宙人の侵略に遭っていた。特殊な電波によって宇宙人が地球人に見えるようになっていたのだ。けれど特殊なサングラスをかけることによって宇宙人の姿がハッキリ見えることを主人公は知る。電波を発信するアンテナを破壊すべく主人公の孤独な戦いが始まるといった内容です。

この1巻では事故によって特殊なモノが視えるようになった藤村に、それだと都合の悪い組織が消しに来る展開が続きます。
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死んだと思われた殺人鬼の再襲来。撃たれた上に四階から落ちたのに傷一つありません。そして顔のモノは異常な模様になっている…。こいつ本当に人間なのか? そして警察の三人も普通じゃない能力を持っているらしい。隠れた犯罪組織と警察との戦いに巻き込まれていく藤村の運命は──

まだ謎が多く、ミステリー&サスペンス要素もあってワクワクしちゃいますよー! 顔のモノは必ずしも犯罪組織者にだけ視える現象じゃないようで、何か意味があるのでしょう。この1巻のすぐ続きが現在発売中の『イブニング』に掲載してます。今後は事の発端である轢き逃げ事件を追って、どうして藤村がその能力を得たのか探る展開になりそうです。
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