照「咲、私死ぬかもしれない」咲『え?』
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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/04/02(水) 19:43:02.46 ID:52rVJACc0
照「重い病気なの。医者には助かるかどうか五分五分だって言われた」
咲『お、お姉ちゃん大丈夫?』
照「咲、最後にあなたの顔、みたいな」
咲『そ、そんなこと……分かった。今すぐ行くよ、待ってて』プチッ
菫「……照、スキップしながら何を言ってるんだ」
照「あれ、知らない? 今日はエイプリルフール、嘘をついても許される日」
照「折角だから、私のために涙目になってる咲の可愛い顔でも見ようと」
菫「エイプリルフールって昨日だぞ」
照「……え?」
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/04/02(水) 20:06:06.36 ID:52rVJACc0
照「え? だって今日は四月……」
菫「二日だ」
照「エイプリルフールって四月……」
菫「一日だ」
照「……え? え? でも咲こっちに向かってるって」
菫「そうか」
照「咲の涙目になった顔見て。今日はエイプリルフールでした、ってネタばらしして」
照「安心して泣き崩れる咲を熱く抱擁して、ついでに近くのホテルに連れ込むという」
照「五か月前から建てた私の計画が……」
菫「五か月もかけてそんな下らない計画を立ててたのか……」
照「わ、私はどうすれば、一体どうすれば……」
菫「いや、本当のこと言って素直に謝れよ」
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/04/02(水) 20:09:04.07 ID:52rVJACc0
照「そんな……私はどうすれば……」
菫「いや、だから素直に謝れよ」
照「それはない」
菫「なぜだ」
照「そんなことしたら咲の涙目顔が見れない」
菫「いや、それは諦め――」
照「諦めない!」
菫「何がお前をそこまで……」
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/04/02(水) 20:12:41.51 ID:52rVJACc0
照「五か月もかけて完成させた私の計画をそう簡単には捨てられない」
菫「五か月もかけて完成させたのに、日付間違えるなよ」
照「それは仕方ない」
菫「いや仕方なくないだろ」
照「仕方ない。だって、計画が完成したのが今日だから」
菫「そうか、なら仕方な……くないな。計画段階から破たんしてるじゃないか」
照「ああ、私の完璧な計画が……私はこれからどうすれば」
菫「人の話はちゃんと聞こうな」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/04/02(水) 20:29:42.17 ID:52rVJACc0
照「というか、菫。忠告するならもっと早くに言ってほしかった」
菫「いや、まさか日付も確認せずにあんな大嘘吐くとは思わないだろ」
照「そこは私の行動から何となく予想して……」
菫「いきなり立ち上がったかと思ったらスキップしだして」
菫「にやにやしながら電話をかけるという行動から何をどう予測しろと……」
照「え? 充分予測できるでしょ」
菫「いや、普通無理だから」
照「だって菫、こないだ宮永照検定一級合格したって」
菫「そんなこと言ってない。ていうかなんだその検定」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/04/02(水) 20:37:32.09 ID:52rVJACc0
照「はぁ、全く菫は、仕方ないな」
菫「なんだこれ。なんで私が悪いみたいな空気なんだ」
照「そんなんだから、まだ照検二級どまりなんだよ」
菫「だから何なんだよ、照検って。二級とか取ってないから」
照「ちなみに咲検S級」
菫「咲検ってなんだ。ていうか、一級より上があるのか」
照「私くらいになると、咲検一級程度の問題は余裕すぎて」
菫「なんでどや顔なんだ。腹立たしい……」
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/04/02(水) 20:42:21.79 ID:52rVJACc0
照「いや、ていうかそんな事はどうでもいい」
照「それより問題はこれから来る咲をどうするかで」
菫「だから、そこは素直に謝れよ」
照「いや、だからそれは……だけどこの際仕方な」
淡「テル―」
照「あれ、淡。どうしたの?」
淡「なんかね、テルによく似た女の子が来て、テルに会いたいって」
淡「すっごい焦ってたよ」
菫「……妹さん、早いな」
照「……」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/04/02(水) 20:47:20.51 ID:52rVJACc0
菫「きっと照のことが心配で一生懸命走ってきたんだな」
照「……」
菫「いい妹じゃないか。よかったよかった」
照「……」
菫「……で、だ。しかしこの状況、どうしようもない。素直に謝れよ、照」
照「……仕方ない」
菫「そうだな、仕方ない」
照「ここは実力行使に打って出るしかない!」
菫「そう、その通り、ここは実力行使……は?」
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/04/02(水) 20:51:11.57 ID:52rVJACc0
照「亦野、ちょっと」
亦野「は、はい。なんですか」
照「確か、釣り好きだった」
亦野「は?」
照「釣り、得意だったよね」
亦野「い、いや、あれは麻雀のスタイルであってですね……」
亦野「ていうか先輩、近いし怖いんですけど」
照「はい、これ。網」
亦野「あ、網? なんでこんなものがここに」
照「これから獲物が来るから、それ捕まえて」
亦野「いや獲物って、ここ思いっきり陸地で室内……」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/04/02(水) 20:56:50.78 ID:52rVJACc0
照「堯深……あれ? 堯深は?」
渋谷「」ソッー
照「見つからない……あ、こんな所に静岡県産玉露の最高級品が」
渋谷「ど、どこ?」キョロキョロ
照「見つけた」ガシ
渋谷「……だ、騙された」
照「それじゃ、亦野と一緒に網担当で」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/04/02(水) 20:59:56.40 ID:52rVJACc0
照「さてと、あとは……」
淡「テル―私は?」
照「あ、淡は咲を案内して時間稼ぎしてて。それで合図があったらここまで連れてきて」
淡「分かったー」ピュー
照「よし、これで完璧」
菫「完璧、じゃないだろ!」
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/04/02(水) 21:04:11.96 ID:52rVJACc0
菫「妹さんに一体何する気だ」
照「何って、捕獲してホテルまで強制連行」
菫「いや、何を「当然のことをするまでですが?」みたいな顔をしてるんだ」
菫「妹とはいえ拉致なんてしたら大事になるだろうが。うちの麻雀部をつぶす気か」
照「菫、何か勘違いしている。私は咲を拉致なんてしない」
菫「じゃあ、どうしようとしてるんだ」
照「監禁」
菫「余計危ないわ!」パシッ
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/04/02(水) 21:07:35.48 ID:52rVJACc0
照「ごめん、言い方を間違った」
菫「何をどう間違ったら女子高生から監禁なんて言葉が出てくるんだよ」
照「監禁じゃない。任意同行」
菫「さっきの話を聞いた限りだと任意の部分が見られないんだが……」
照「ちゃんと私の任意で同行させてる」
菫「いや、それは任意同行とは言わない」
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/04/02(水) 21:16:40.76 ID:52rVJACc0
照「菫は文句が多い」
菫「文句も言いたくなるだろ、この状況」
照「どの状況?」
菫「チームメイトまで巻き込んで、何やらかそうとしてるんだってことだ」
照「ああ、なるほど」
菫「何がなるほどだ」
照「菫も何か役割が欲しかったってこと」
菫「いや、そうじゃない」
照「素直に言ってくれれば、菫も「チーム捕姫」に入れてあげた」
菫「勝手にチーム名変えるな」
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/04/02(水) 21:20:41.62 ID:52rVJACc0
照「それじゃ、菫の役割は……」
菫「役割とかどうでもいいから」
照「そう? じゃあ部室の置物Aで」
菫「そうじゃなくてだな、私が言いたいのは……いや、ちょっと待て」
照「ん? どうしたの」
菫「置物ってなんだ」
照「だって、役割はどうでもいいって」
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/04/02(水) 21:25:32.11 ID:52rVJACc0
菫「確かに言ったけど、それはそういう意味じゃなくて」
菫「私は役無し希望というか、そもそもこの計画反対派っていうか」
菫「というかAってなんだ。置物BCがあるのか」
照「……なんかもう菫面倒くさい」
菫「面倒くさいって、そもそもは照が」
淡「テル―、連れてきたよー」
照「ほら、もう来たから菫はあっちで置物やってて」
菫「っていうか、やっぱりこの計画ダメだろ! おい、照聞いて」
咲「お姉ちゃん! 大丈夫!?」
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/04/02(水) 21:38:51.58 ID:52rVJACc0
照「咲……」
咲「お姉ちゃん!」
菫「お、おい照……」
菫(しまった、割り込むタイミングを逃した)
菫(しかしどうにかして穏便にこの場を収めないと、部の存続が……)
菫「……ん?」
亦野「」
渋谷「」
菫「二人とも、何をしてるんだ」
亦野「置物Bです」
渋谷「同じくC」
菫「本当、何してるんだ……」
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/04/02(水) 22:28:29.47 ID:52rVJACc0
すまん、遅くなった
照「……咲、私」
咲「お姉ちゃん、しっかりして。大丈夫?」
照「うん、あのね」
咲「何? してほしいことがあったら何でも言って」
照「え、なんでも?」
咲「もちろんだよ! お姉ちゃんのためなら、私何でもするよ。だから死なないで」
照「なんでも……」
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/04/02(水) 22:34:13.49 ID:52rVJACc0
咲「お姉ちゃん、どうしたの?」
照「な、なんでもない……うっ、ごほっごほごほ」
咲「お姉ちゃん!」
照「亦野、堯深」コソコソ
亦野&堯深(ラジャー)
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/04/02(水) 22:35:41.42 ID:52rVJACc0
菫「合図が来たな……それじゃ予定通り」
亦野「分かりました」
堯深「了解」
菫「よし、仕留めそこなうなよ。一撃で決めろ。散開!」
亦野&堯深「」ダッ
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/04/02(水) 22:41:04.86 ID:52rVJACc0
照「うっ、ごほごほっ」
咲「お、お姉ちゃん……」
――
亦野『アルファ配置につきました』
堯深『デルタ、準備完了』
菫『よし焦るな、深呼吸しろ』
菫『……ステンバーイ……ステンバーイ……ゴウッ!』
亦野&堯深「」ダッ!
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/04/02(水) 22:43:33.56 ID:52rVJACc0
照「ごふ、ごふっごふっ」
咲「大丈夫? 飲み物持ってくる?」
照「……大丈夫、だから咲はそこでじっとしてて」
咲「うん……え? じっと?」
亦野「今だ!」
堯深「ていっ!」
咲「う、うわあ!」
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/04/02(水) 22:48:38.78 ID:52rVJACc0
咲「お、お姉ちゃん!」
照「わ、わわっ。これ網、私にかけるじゃなくて咲に」
堯深「目標捕獲完了」
菫「よし、よくやったぞ。今度、綾鷹奢ってやろう」
亦野「私はお茶よりジュースがいいです」
堯深「……なんか玉露からランクダウンした」
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/04/02(水) 22:52:59.56 ID:52rVJACc0
咲「お、お姉ちゃん大丈夫?」
咲「ひ、ひどいですよ。お姉ちゃん重病で寝込んでるのにこんな」
咲「お姉ちゃん。今助けるから……」
照「置物が反乱おこした」
咲「置物が、え?」
菫「観念するんだな、照。これ以上、お前の悪ふざけに付き合ってられん」
照「……ブルーヘアタスお前もか」
菫「うるさいよ、百合百合ウス・カエサルが」
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/04/02(水) 22:55:19.95 ID:52rVJACc0
咲「あ、あの、一体これは……」
菫「ああ、実はな――かくかくしかじか――ということなんだ」
咲「……嘘? 全部、嘘ですか?」
菫「そう、嘘だ」
咲「……」プルプル
照「さ、咲……?」
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/04/02(水) 22:57:48.03 ID:52rVJACc0
咲「良かった……お姉ちゃんが病気じゃなくて、本当に良かった……」
照「咲……」
菫「……なんというか、いい妹さんだな」
照「咲、騙してごめんね。許して」
咲「それは絶対に許さない」
照「え?」
菫「急に真顔に戻ったな」
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/04/02(水) 23:06:14.91 ID:52rVJACc0
――翌日
照「網にかけられるし、咲に怒られるし、昨日は散々だった」
菫「身から出たさびって言葉、知ってるか?」
照「はぁ、もうしばらくは口きかないって言ってたし……」
♪~
菫「ん? 照、携帯なってるぞ」
照「え? どれ……あ、咲からメールだ」
菫「あれ、口きかないんじゃなかったのか。許すの早いな」
照「きっと咲も私と話したかったに違いない。えっと、なんて書いて……」
『昨日言い忘れましたが、最近彼氏が出来ました』
照「……」
菫「……」
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/04/02(水) 23:06:32.14 ID:D8R329iG0
えっ
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/04/02(水) 23:07:03.93 ID:tOX/EW7M0
え?
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/04/02(水) 23:07:23.44 ID:Vsl/TgoO0
えっ?
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/04/02(水) 23:07:32.54 ID:0kklP35RO
ファッ!?
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/04/02(水) 23:07:51.90 ID:52rVJACc0
照「ちょっと、用事が出来た。処刑に行ってくる」
菫「お、おい照!」
照「」ダッ!
菫「はやっ!」
菫「……どうしたものか」
淡「おっはよー」
菫「あ、おはよう」
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/04/02(水) 23:10:41.81 ID:52rVJACc0
淡「なんかテルが物凄い顔で走って行ったけど」
菫「ああ、そうだな」
淡「あれー。これテルの携帯?」
菫「そうだ」
淡「何このメール。昨日来たテルの妹から?」
菫「そう」
淡「なるほど、これでテルが走って行ったんだ」
菫「その通り」
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/04/02(水) 23:11:42.35 ID:52rVJACc0
淡「それにしても凄いタイミングですごいのきたね」
菫「ほんとな。妹さんもなんでこんなことを、よりによってこのタイミングで」
淡「あれ、でもこれ続きあるよ?」
菫「は? 続き?」
『……ていうのは嘘です。昨日の仕返し』
菫「……」
淡「どうするの?」
菫「……もう、ほっとけ」
おわり
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/04/02(水) 23:14:01.70 ID:0kklP35RO
乙!
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