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最近はスマートフォンやタブレットの普及により、新たにネット文化に触れはじめた人々も多いかと思う。かつて、ネットに接続できるのはパソコンだけだった時代、一世を風靡した一般人がいる。彼らの画像や動画は世界中に拡散され、いつしかアイドルとなり、その後の人生を大きく変えた人もいる。
ここではかつて話題となったネットアイドルと呼ばれる人々を見ていくことにしよう。ずっとネットに浸りきりの人なら、「やだこれ懐かしい!」となり、ほとんどすべて把握していることだろう。
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1.ファッション界のアイドルになったホームレス男性
中国の寧波でホームレスだったひとりの貧乏男性が、ファッション界の寵児になった。誰も彼の本名を知る者はなかったが、この“ブラザー・シャープ”の写真がネットに投稿されると、そのイケメンぶりと“粋なホームレス風スタイル”が注目され始め、おびただしい数のフォロワーがコメントを寄せた。
噂では、彼は大学出のインテリだが、彼女にフラれて心神喪失になったという。有名になったおかげで、このイケメンくんの本名がCheng Guorong だということが判明し、2010年に再び家族と再会することができた。交通事故で妻と父親を同時に失った過去があるという。
2.十代のベネディクト・カンバーバッチが中国でブレイク
中国はベネディクト・カンバーバッチにぞっこんだ。いや、正確に言うと、彼を若くしたらこんな感じという十代の少年にめろめろなのだ。
カンバーバッチご本人は37歳。ヤング・カンバーバッチ・バージョンの少年タイラー・ミッチェルは16歳。タイラーくんは、自分がカンバーバッチにそっくりなのをインスタグラムで大いに自慢していたが、中国からの反響があまりに大きくてびっくり。というのも、中国ではカンバーバッチ主演のシャーロックのテレビシリーズが大ヒットしているせいだ。急に爆発的に注目されて困惑したタイラーくんは、中国語で“ぼくのことをコメントするのをもうやめて”と投稿したが、今こうしている間も騒ぎはおさまっていない。
3.せっかくのシャッターチャンスに割り込む国際的おじゃま虫くん
この無粋な男性、2013年にディズニーランドでの感激のプロポーズの瞬間に、偶然にもカメラの前を横切ってしまった。この写真がネットで騒がれたのをきっかけに、それ以来彼は、自らネットブームを作ってしまった。今や、暴動を含む、さまざまなイベントに出没して、あえてカメラの前を横切っておじゃま虫になり、あらゆる決定的瞬間をぶち壊しまくっている。
4.唐辛子スプレー警官
拡散するインターネット情報は、ときにごく普通の状況をおもしろおかしいものにしてしまうだけでなく、ひどい場面まで広めてしまう。デイヴィス大学で穏やかに座り込みデモをしている学生たちが、フル装備の警官に唐辛子スプレーを顔にかけられているこの写真もそうだ。
平然と無慈悲な行為をしているこの警官の写真は、今や様々なコラ画像が出回り、皮肉にも平和的かつ美しい場面に置き換えられている。スプレーを噴射しているこの警官と、マンガや絵画や映画のワンシーンとコラさせた画像が出回って、世界中を笑わせているのだ。同時に全世界の人々は、デモを封じ込めてきた警察権力の行き過ぎと不合理を間のあたりにすることにもなった。
5.グレン・ダンジグがネコ用トイレをせっせと運ぶ写真が世界中で大ウケ
過激なパフォーマンスと悪魔的な詩で有名なパンクとメタルの神さま、グレン・ダンジグ。さすがの彼もほかのロックスターの例にもれず、ときにはネコのトイレを買いにトレーダー・ジョーズ(アメリカのスーパー)に行かなくてはならない。
いかめしい顔つきのダンジグと、大荷物のネコのトイレとのミスマッチがネットでクローズアップされて大うけ。ダンジグ本人はこの騒ぎに苛立ちを隠せないが、さらに追い打ちをかけるように、誰かが彼のパーフォーマンスビデオを、猫トイレのにおい消し「フレッシュ・ステップ」のCMに改ざんしてしまった。
Danzig stars in new Fresh Step kitty litter commercial!
6.突然有名になってしまったことをうまく利用したリトル・ファティ
"リトル・ファティ"こと、Qian Zhijunは、中国では有名人だ。2003年、学校で交通安全のイベントに参加していた彼の写真を何者かが撮影。彼のこのでぶっとした顔がおもしろおかしくコラージュされた画像が大量にネット上に出回るようになり、話題になった。
自分の顔がいじられて世界中に流布していることを知った彼はショックを受け、怒りを爆発させたが、それがまたよけいに注目を浴びることとなった。今やQianは、その人気を逆手にとり、中国の料理番組のホスト役をこなし、映画の主役にも抜擢されているという。
7.“ソレ”はスニッカーズバーじゃないぞ!
裸にされて身体検査を受けたスニッカーズ泥棒、セブンイレブンを訴えるブロンクスのセブンイレブンでスニッカーズ(スナックバー)を万引きした疑いをかけられたデイヴィッド・ゴールセン。
従業員3人に無理やり裸にむかれて身体検査をされたが、その一部始終を撮ったビデオが本人が知らないうちにネット上で大ブレイク。突然、注目されてしまったゴールセンは、精神的苦痛をこうむったとして、セブンイレブンを訴えた。関与した従業員のひとりは解雇、ふたりは再訓練を受けることとあいなった。
Strip Searched At 7-11 (Full Video)
8.地下鉄で眠る黒人男性に肩をかすユダヤ人男性
いつの間にやらネット上で話題になっている人はたいてい、他人に見られていることに気がつかずにさまざまなことをやっている。これは、地下鉄内での人のちょっとした親切な行為が、赤の他人によって撮影されたケース。
隣に座っていた黒人男性が眠りこけてしまい、このユダヤ人男性の肩にもたれかかってきた。この写真を投稿した人によると、このユダヤ人男性は一時間もこのまま動かずに肩をかしていたという。フェイスブックで20万回もシェアされたこの写真は、見知らぬ人の親切とニューヨークシティで日々起こっている出来事の両方をとらえていると言えよう。
9.幼稚園の先生が救った犬
幼稚園の先生をしている佐藤あつこさんは、柴犬を引き取ってカボスと名づけた。カボスはほかの19匹の犬たちと共に、近くのシェルターに収容されていた捨て犬で、その多くは引き取り手が見つからなければ処分されてしまう運命だった。
あつこさんは丸顔のカボスのキュートな写真を自分のブログに載せただけだったが、マンガのようなカボスの表情がDoge(イヌのスラング)として世界的に大人気となった。カボスの顔にコミック・サンズというカジュアルな人気書体で、おもしろおかしくおバカなキャプションがつけられて、世界中に出回ったのだ。あつこさんは、ブログを通して自分の生活が世界中から見られてしまう、ネットの危険性を学んだと言っているという。
10.かつてのスターウォーズキッズ、サイバーいじめと戦う
2002年、カナダに住むギレーヌ・ラザは、スター・ウォーズおたくの15歳のシャイな高校生だった。ひとりで楽しむために、ゴルフボール回収棒をライトセイバー風に振り回す様子を録画したショートビデオを、学校の視聴覚スタジオでこっそり作った。
ところがこのビデオがネットに流れたところ、たちまち9億件も閲覧される人気動画になり、さまざまなバージョンがレミックスされた。はずかしめられたギレーヌは訴訟を起こしたが、結局は訴えを取り下げたり、和解することになった。最近は、自らビデオ制作に参加して、サイバーいじめに関心をもってもらうべく活躍している。
Star Wars Kid
11.史上最悪の修復 "この男を見よ"
19世紀、スペインのボルハの教会に、キリストのフレスコ画「この男を見よ」があったが、何年も管理もされずにほったらかしにされていたため、ボロボロの状態だった。近所に住んでいた老女が見かねて、かつての輝きを取り戻そうと自分で修復に乗り出した。ところが、残念なことに、老女の絵の技量はそれはひどいもので、修復されたはずのキリスト像は悲惨なマンガのようになってしまった。
ところがそのひどさが逆にネット上で注目されることとなり、絵をひと目見ようと観光客が押し寄せた。ひとり1.3ドル(150円)をとって絵を見せ、今やボルハの町と老女はせっせと稼いでいる。via:oddee・原文翻訳:konohazuku
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コメント
1. 匿名処理班
1の人今頃タレントにでもなってるのかしらと思ってた
思ったより複雑な過去を持つ人だったのね…
2. 匿名処理班
誰1人も知らなかった
結局ごく一部がネタで騒いでただけで知名度なんて元々ゼロに等しいんや
3. 匿名処理班
いまは情報のカンブリア紀だから色々面白いね。
4. 匿名処理班
海外のフォーラムでたまに見るアバターの9番の犬の出元がようやくわかった
しかも日本だったとは全く予想しなかった
5. 匿名処理班
ぼっさんがいない
6. 匿名処理班
懐かしい
7. 匿名処理班
しかし、わたしは言っておく。老女に手向かってはならない
だれかがあなたの右の頬を塗るなら、左の頬をも向けなさい
─ マタイ
8. 匿名処理班
1の人、知らなかったから逆に新鮮。
男性から見てもイイ男!
9. 匿名処理班
スレタイみて真っ先に思い出したスターウォーズキッド。当時自分も高校生だったからマジ流行りすぎでびびったわ。
忘れてたがいじめ防止活動始めたのもけっこう前だよな。今26か・・やっぱり痩せればけっこうイケメンじゃないか!
10. 匿名処理班
ホームレスの人は保護されて髪切った後の写真が超残念だったから忘れてた。
30ちょいなのに歯がないしシワシワでおじいさんみたいだった・・元はいいのかもしれんけどね。
11.
12. 匿名処理班
ぼっさんは絶対入ってると思ってたのに!
13. 匿名処理班
キーボードクラッシャーがいない・・・だと・・・?
14. 匿名処理班
中国の人って実は芸能界で活躍してる人より
一般人の方が格好いいんじゃないか?と1の写真見て思った。
だって何か、映画の1シーンみたいに見えたんだもん
15. 匿名処理班
1の写真は奇跡の一枚だぞ
違う写真見たけど普通のおっちゃんになってた
16. 匿名処理班
訳に文才がある。面白かった
17. 匿名処理班
最期のはいつみても笑える
18. 匿名処理班
ネットアイドルっていうと真っ先にてるみを思い出すんだが・・
19. 匿名処理班
7のセブンイレブンの店員、解雇されたそうだけどそんなに問題なんかね。
動画を見るだけだと、単に泥棒を捕まえようとしてるだけのようにしか見えないけど。
20. 匿名処理班
その後って言うから期待したのに
その後が伝えられる人はすごく少ないね
働いたら負けの人は今どうしてるんだろう
21. 匿名処理班
※18
やり直し確定だな
22.
23. 匿名処理班
11.史上最悪の修復
絵かいてるけどさすがにこれはないわー・・・
でも、ルソーの絵に似てなくも無いかも
天才とかバカな絵描きとか言われた人ですが
その絵には独特の魅力があり今は高い評価を受けています
11のこんな感じの絵です
24. 匿名処理班
てるみとか10年ぶりぐらいに思い出したわw
今はいいオバチャンだろうな
25. 匿名処理班
これ国内版も作んなきゃだめっしょ。
最前線君とか懐かしい顔ぶれ集めてよ。
26. 匿名処理班
最初と最後以外わからんかったわ。
想像しててネトアとはちげーぞ。
27.