子供の頃は純粋に信じていたけれど、大人になったらそれが嘘だと気が付いてしまう場合がある。サンタクロースはいなかったし、食べ物を残しても目はつぶれなかった。疑問をもつことなく信じ込んできたこれらの俗信は、世代を越えて受け継がれてきた。
ここでは、アメリカで未だに信じられている9つの俗信を見てみることにしよう。中には信憑性の高い俗信も含まれていたりなんかする。
1.冬にコートや帽子を身につけないと風邪をひく
風邪は寒さのせいではなく、ウィルスが原因でひくものだ。風邪が冬に流行るのは、みんなが屋内にいることが多く、ウィルス感染者と接触しやすいからだ。
確かに風邪の原因はほとんどがウイルスだが、寒いときに薄着をしていると体温の維持に体力を使う。体力消耗することで免疫力が低下し、ウイルスに感染しやすいという流れはあるようだ。
2.電子レンジは内側も外側も全部を温める
電子レンジは非電離放射線を使って、食べ物の外側の水分子を温め、その熱が内部へと移動して全体が温まる仕組みになっている。なので表面だけ熱くても、中がまだ温まっていない場合があるのだ。
3.わたしたちは脳の10%しか使っていない
実際のところ我々は脳を全部使っている。一度に全部を使っていないだけだ。これが悪用され、能力開発セミナー系などでは、「脳がフルに活用できたらすごい能力が身に付く」という謳い文句で期待させようとするが、脳のどの部分でエネルギーが消費されているのかモニターできるPET(陽電子放射断層撮影)で調べたところ、ば脳は常にどこかが稼動している状態となっているという。
4.猫は着地に失敗しない
弘法も筆の誤りという言葉がある。猫だって着地に失敗することはあるのだ。時折着地に失敗した猫の様子がYOUTUBEなどに投稿されている。
Epic Funny Cats Jump Fail 2014-2013
5.冷たい食べ物と飲み物はレンサ球菌咽頭炎に効く
レンサ球菌咽頭炎は、A群β溶血性レンサ球菌(化膿レンサ球菌)によって惹き起こされる咽頭炎の一種であり、扁桃を含む咽頭に炎症を起こす。アメリカでは冷たいものを食べると症状が緩和されるとされている。確かに冷たいものは喉に心地いいかもしれないが、レンサ球菌咽頭炎のときに口にすると、喉への血流が悪くなる。その結果、患部への薬の効き目が遅くなる。
6.爪と髪は死後も伸びる
死後も爪や髪が伸びるという話がまことしやかに信じられている。人が死んで埋葬されると、腐敗の過程で皮膚や筋肉は縮んでいく。そのせいで、爪や髪が伸びるように見えるのだが、実際は伸びていない。髪や爪が伸びるということは、細胞分裂が起きているということであり、少なくとも細胞死を迎えた後は、細胞が活動を行うことはない。
7.金魚には長期記憶力がある
実際には、金魚には数秒から数十秒ほどの短期記憶しかない。エサの時間に起こることや、その直後のことくらいしか覚えていない。
とは言えもしかしたらこの俗信が本当なのかもしれないという研究結果が最近になって報告された。金魚ではなくアフリカン・シクリッドと呼ばれる熱帯魚なのだが、12日間の記憶を持つということが証明されたという。
かしこい魚、おいしい餌のことを12日間も忘れない記憶力を持つ。(カナダ研究)
8.砂糖は子供たちを過活動状態にする
二重盲検(被験者にも実験者にも仕組みがわからない方式)で調べたところ、砂糖を摂取した子供と摂らなかった子供との違いはなかった。砂糖によるものとされる過活動は、子供がおかれた状態によるものかもしれない。
9.ターキー(七面鳥)を食べると眠くなる
まさにアメリカならではの俗信なのだが、確かに七面鳥の肉には、自然の鎮静剤トリプトファンが含まれているそうだ。だがそれは、鶏肉も牛肉も一緒なのだそうで、七面鳥を食べると眠くなるというのは、トリプトファン摂取のせいというより、家庭でたらふく七面鳥料理を食べた結果だと思われ、単なる偶然にすぎない。
via:viralnova・原文翻訳:konohazuku
▼あわせて読みたい
もしかして信じてた? 科学にまつわる13の迷信
聞いたことある?信憑性をおびてネットに出回った28のデマ
「迷信を生む2つの仕組み」をマイケル・シャーマーが徹底解説(日本語字幕版)
右脳型、左脳型は存在しない。脳の使い方に個人差がないことが判明(米研究)
コメント
1. 匿名処理班
8の画像こえーよ
2. 匿名処理班
8の写真にビクってなったのは俺だけ??
3. 匿名処理班
神は実在する
4. 匿名処理班
猫さん動画は着地の失敗というより、跳躍の失敗が多い気がするのだった。
5. 匿名処理班
10.猫動画のせいで他の俗信はどうでもよくなる
これは真理である
6. 匿名処理班
3と6は本気で信じてた・・・・
7.
8. 匿名処理班
猫動画、親猫のせいで子猫がビックリしてるじゃないかww
ちゃんとしろよママンwww
9. 匿名処理班
※3
それはまだ信じてるから
10. 空缶
地獄が死者でいっぱいになると
死者が地上に溢れてくると祖母が言ってたぜMEN。
11. 匿名処理班
6番は違うんじゃね
心停止・呼吸停止といった人の個体としての死に比べて、体の各組織・細胞単位での死は時間的に猶予がある
だから死後○時間以内なら臓器移植が可能。とかなんとか言われるわけで
当然、臓器と同じく皮膚や爪・髪の毛といった末端の細胞も、死滅するまでの間には代謝や分裂などが行われ続ける
肉眼で判別できるほど顕著に伸び続けるかといわれれば眉唾だが、死後髪の毛が伸びるという現象は科学的に何もおかしな事ではないよ
12. 匿名処理班
イメージカットの猫さんかわいすぎw
13. 匿名処理班
金魚は記憶力あるよ。飼ってた金魚が人が来ると餌を催促してたし
14. 匿名処理班
6
コレについては間違っているとは言えない
死んでも身体の細胞は生きてる
実際に髭は伸びるし
15. 匿名処理班
猫は着地に失敗しても
すぐ体勢を立て直すから
失敗するとは言わないような気するんだけどな・・・・
つーか可愛ければいいや(><)
16. 匿名処理班
>11>14
ここで言われてるのは死後数時間以内とかの話ではなくて
死者の埋葬後、○年たって開けてみたら爪が伸びてる!コワイ!とかの怪談話でしょ…
17. 匿名処理班
3はそれを利用した映画が出るみたいだな
4はうちの猫が着地失敗したのみた
18. 匿名処理班
トップ猫なんなんだよ、気になるじゃねーか戦隊かよ
19. 匿名処理班
メリケンならピザは野菜とかもっとぶっ飛んだのあるっしょ
なんだかんだメリケンは世界一アホなんだから
20. 匿名処理班
1
>>寒いときに薄着をしていると体温の維持に体力を使う。体力消耗することで免疫力が低下し、ウイルスに感染しやすいという流れはあるようだ。
じゃあ正しいって事じゃん。