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動画:双腕型工員ロボ「NEXTAGE」が働くリアルな現場。TECHNO-FRONTIERでTHKインテックスがデモ - Engadget Japanese


産業機械などを手がけるTHKインテックスは、メカトロニクス関連の展示会「TECHNO-FRONTIER 2014」で、川田工業製の双腕型産業用ロボット「NEXTAGE」を使ったロボットエンジニアリング技術を披露しました。

産業用ロボットにおいては、ロボット開発はもとより特定の生産工程に必要な動きをさせる稼働システム作りが重要です。THKインテックスが展示したのはNEXTAGEを使った生産現場のデモ。まずは動画をご覧下さい。
 



NEXTAGEは、2009年に開発発表した川田工業製の双腕型産業用ロボット。産業用ロボットの分野では現在も腕だけのロボットアームが主流を占める中、NEXTAGEは上半身が両の腕を持つ人型のロボットです。2013年にはグッドデザイン賞の金賞を受賞。価格は740万円で、THKインテックスによれば国内で約150台が稼働中。



NEXTAGEのコンセプトは「ヒトを単純な繰り返し作業から解放し、工程管理やカイゼン活動など付加価値を生み出す創造力の必要な分野に力を注げる」。すでに多くの製造分野で単純作業は産業機械が担う中、上半身のみではあるもののヒューマノイド型の工員ロボットが一部活躍しています。

頭部にはステレオカメラを搭載し、周囲の状況とNEXTAGE自体の位置を認識。両手に当たる部分にもカメラを備えており、正確な作業を画像認識しながら行います。手の構造は生産する部品などによって変更。つかむ動作や空気で吸着するといったパーツがよく使われます。




本体サイズは173.56 x 56.4 x 58.7(+24.66)cm、約130kg。生産工程によって高さ調節も可能です。全15ある可動軸は80W以下で動作。

ちなみにNEXTAGEはロボットデザイナーの園山隆輔氏によるもの。園山氏と言えば、川田工業と産業技術総合研究所(産総研)が共同開発した二足歩行ロボットHRP-4で知られています。ドコモの自分撮りメガネも氏が手がけたもの。



THKインテックスの担当者は、昨年からようやくビジネスの現場で本格的に産業用ヒト型ロボットに注目が集まってきたと話していました。ロボットといえば、Googleもロボット開発企業を買収。国内ではソフトバンクが20万円程度で買えるヒューマノイド Pepper を発表したほか、日本が誇る不気味の谷の冒険家 石黒教授の研究が常設展に加わるなど活発な動きが見られます。


動画:双腕型工員ロボ「NEXTAGE」が働くリアルな現場。TECHNO-FRONTIERでTHKインテックスがデモ

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