Side の音量を調整することで、ステレオの広がり感を調整できるところも MS マイクの特徴です。Side の音量を絞ると音の広がりは小さくなり、逆に Side の音量を大きく取ると、広がり感が拡大します。iQ7 では、録音時にステレオの角度を90度、120度、M-S の3段階から選択します。iQ シリーズ専用アプリHandyRecorder を使えば、M-S モードで録音したデータに対し、後から広がり感の調整ができます。
また、HandyRecorder アプリは、録音フォーマットの選択や録音ファイルの編集、エフェクト加工などにも対応。WAV 形式または AAC 形式(64/128/160kbps)での録音が可能です。さらに、iQ7 が備えるモニター用のヘッドホン端子(3.5mmステレオミニ)を使って遅延なしに音の確認、モニタリングができます。
録音の際は、iQ7 を録音対象の方に向けて使用するオーディオポジション、iPhone などで動画を撮影しながら録音可能なビデオポジションを選べます。
マイクの仕様は最大入力120dBspl、入力ゲインは+3~+43dB。
iQ7 の大きさは、幅54.5 x 奥行き75.2 x 高さ26.5mm。重さは31.8g。
発売時期は8月上旬。税抜価格は1万800円。
なお、Zoom が昨年9月に発売した球状マイク搭載の iQ5 も、球の中には MS 方式のマイクを採用しています。