戻る

このページは以下URLのキャッシュです
http://japanese.engadget.com/2014/07/29/zoom-lightning-ms-iq7/?ncid=rss_truncated


Zoom から Lightning 接続の MS マイク iQ7、ステレオの広がり感を調整可能 - Engadget Japanese
ギター/ベースエフェクターや、高音質デジタルハンディレコーダーを開発販売するズームが、iOS 機器用の MS 方式ステレオマイク iQ7 を発表しました。デジタルレコーダーで多く採用される XY 方式ではなく、正面(Mid)に単指向性マイク、90度の向き(Side)に双指向性マイクを配置する MS マイクを採用したことが特徴です。
 
MS マイクは、Mid と Sideのマイク入力の和と差が左右チャンネルとなりステレオ感を出す方式です。Mid、Side ともにモノラルマイクなので、単純に音をミックスしただけではステレオにはなりません。しかし、たとえば Side 用マイクの右が Mid 用と同位相となるようにした場合は、Mid と Side の和が右チャンネル、差が左チャンネル となり、それらを同時に再生するとステレオで聴こえます。
 
 
Side の音量を調整することで、ステレオの広がり感を調整できるところも MS マイクの特徴です。Side の音量を絞ると音の広がりは小さくなり、逆に Side の音量を大きく取ると、広がり感が拡大します。iQ7 では、録音時にステレオの角度を90度、120度、M-S の3段階から選択します。iQ シリーズ専用アプリHandyRecorder を使えば、M-S モードで録音したデータに対し、後から広がり感の調整ができます。

また、HandyRecorder アプリは、録音フォーマットの選択や録音ファイルの編集、エフェクト加工などにも対応。WAV 形式または AAC 形式(64/128/160kbps)での録音が可能です。さらに、iQ7 が備えるモニター用のヘッドホン端子(3.5mmステレオミニ)を使って遅延なしに音の確認、モニタリングができます。

録音の際は、iQ7 を録音対象の方に向けて使用するオーディオポジション、iPhone などで動画を撮影しながら録音可能なビデオポジションを選べます。

マイクの仕様は最大入力120dBspl、入力ゲインは+3~+43dB。

iQ7 の大きさは、幅54.5 x 奥行き75.2 x 高さ26.5mm。重さは31.8g。

発売時期は8月上旬。税抜価格は1万800円。

なお、Zoom が昨年9月に発売した球状マイク搭載の iQ5 も、球の中には MS 方式のマイクを採用しています。
Zoom から Lightning 接続の MS マイク iQ7、ステレオの広がり感を調整可能

0 コメント