宇宙の神秘、チンガー隕石の不思議な輝き
鏡面仕上げになった隕石。
これはチンガー隕石の写真です。ロシアのトゥヴィンスカヤで発見されたものを4分の1にカットして、断面をポリッシュしたものなのですが…ご覧のとおりものすごいピッカピカになっています。もはや鏡になるレヴェルです。
チンガー隕石は、アタキサイトという鉄隕石の一種。1913年にトゥヴァ共和国の近くを流れるチンガー川で発見されたことから、命名されたんだとか。写真のものには、82.8%の鉄と、16.6%のニッケル、残りはコバルトやリンが含まれているそうです。
明確な内部構造を持たない隕石と言われており、他の隕石のようにエッジング加工した際に見られる縞模様が見られません。そのため、磨くと写真のようにピカピカになるようですが、正直想像以上でした。
それにしても本当にすごい輝きですね。ポリッシュしていない部分と比べてみたら、ちょっと信じられないくらいです。なんだか庭に転がっている似たような小石を無性に磨きたくなってきました。
source: TwistSifter
(今野愛菜)
- theory xyz ギベオン隕石(鉄隕石) 1836年 ナミビア共和国 Gibeon meteorite (セオリー エックスワイゼット)
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