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超解像360°パノラマで見えた、精緻な屋久島の姿。D810のサイトがすごい : ギズモード・ジャパン

超解像360°パノラマで見えた、精緻な屋久島の姿。D810のサイトがすごい

2014.07.31 22:00
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これがニコンデジタル一眼レフカメラ史上最高画質なのか。

先日発売された、ニコンのデジタル一眼レフカメラ「D810」のスペシャルサイト、みなさんはご覧になりましたか?

まだの方は、今すぐ見てください。さあ、今すぐ! ASAP!

…。
……。
………。

ご覧になりましたか? そうなんです、D810のスペシャルコンテンツのタイトルは「D810 屋久島の森へ」。荘厳な屋久島の森を、D810で余すところなく撮影した、ニコン渾身のコンテンツなのです。


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このコンテンツでは、屋久島の風景をブラウザ上で360度回転させて見ることができます。また、ズームインも可能。パノラマからミクロの世界まで、まるで屋久島にいるような臨場感があります。


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広大なパノラマ風景から。


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こんなズームアップまで。高画質で高画質で震えるくらいです。しかも、これだけ高精細なのにストレスなく表示されます。

実は、違うシーンの屋久島写真もアップされています。それが「もう一つの屋久島」です。


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こちらも、パノラマからミクロまで楽しめます。フォトギャラリーもございます。このコンテンツはどのようにして作られているのでしょうか。ちょっと裏側を覗いてみましょう。


使用画像数は17万枚オーバー


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このパノラマ写真は、画像合成技術「ギガパノウォーク」が使用されています。これは、前後左右天地の全方向撮影された多数の写真を1枚につなぎ合わせる技術。しかも、つなぎ目がないのが特徴です。

この説明だけでは、なんだか簡単にすごいパノラマ写真ができそうですが、実はさまざまな苦労があったようです。

スペシャルコンテンツの担当者さんのお話によると、

「アップロードファイル数はメインの『屋久島の森へ』が約9万3500枚、『もう一つの屋久島』が約7万8400枚。容量は約8GBになります。D810の高解像度ファイルをそのままアップロードすると表示に時間がかかるので、読み込みやすいようにファイルを小さく分割しています」

両方合わせて17万枚オーバー! なんというリッチなコンテンツなんでしょう。大量のファイルを使っているのにPCだけでなくスマートフォンでも快適に閲覧できるのは、こんな理由があったのですね。


高解像度ゆえの撮影秘話


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そして、もうひとつ忘れてはいけないのが撮影です。そう、これだけの高解像度パノラマ画像を撮影するには、それはそれはご苦労があったと思います。その辺、どうなんでしょう? また担当者さんにお伺いしました。

「屋久島は一般の観光客もいらっしゃるので、撮影中に映り込んでしまった場合は最初から撮り直しました。光の状態などが変わってしまうので、途中から撮り直すということができないためです。また、レンズにも気を使いました。D810広角AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED)、中望遠AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G)、望遠AF-S NIKKOR 24‐120mm f/4G ED VR)の3本のレンズを使ったのですが、カメラのセンサーサイズが大きく、レンズも高性能でボケやすいがゆえに、ボケ部分が目立たないようにするのが重要なのです。ちょっとでもボケ味のある写真が入ると、そこだけピントが合ってないように見えてしまうためです」

写真のボケは味になりますけど、こういったパノラマ合成写真を作成する場合はNGなんですね。かなり絞って撮影しなければならないので、三脚を使ってもブレてしまいそう。慎重に撮影しないとなりません。

なお、通常風景写真は晴天が基本ですが、屋久島の場合はシズル感を出すために、雨が降っていたほうがよい写真になるとのこと。ただし、降りすぎてもダメ。今回の撮影の場合は、撮影前日に雨が降り、当日は止んでいたためにちょうどよい状態だったそうです。屋久島では実にさまざまなロケーションで撮影し、一番シズル感を感じられるものが採用されたとのこと。


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こちらが撮影シーン。360度に渡り、抜けのない写真を撮るためには、かなり神経を使いそう。1カ所でも撮影もれがあったら、パノラマ写真になりません。

この「屋久島の森へ」および「もう一つの屋久島」。一日中見ていても飽きません。僕は屋久島に行ったことはありませんが、おそらくその場にいるのと同様、いやそれ以上の臨場感があるのではないでしょうか。


D810の高画質だからできたスペシャルコンテンツ


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こんな壮大なパノラマ写真を作るには、カメラはとても重要。新開発の35mmフルサイズのCMOSセンサーで有効画素数3635万画素、1080/60p動画の撮影にも対応した画像処理エンジン「EXPEED 4」を搭載した「D810」は光学ローパスフィルターレス仕様。高い鮮鋭感を発揮するD810だからこそ実現したコンテンツなのです。


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僕は、普段ニコンのD700をメインに使っているのですが、そろそろ買い替えかなーなんて思っていました。D800/D800E発売時もかなり悩んだのですが、なんとか我慢。しかし、今回のD810の高画質を見ちゃうと、ぜひ買い換えたくなります。

ニコンデジタル一眼レフカメラの史上最高画質を実現したD810。その素晴らしさを体感できるスペシャルコンテンツを見れば、そのキャッチコピーが嘘ではないことがわかりますよ。


source: D810 屋久島の森へ

(三浦一紀)

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