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美琴「ボクには御坂美琴って名前があるんだけど」【終】


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《《 この記事の続きです 》》

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 01:39:53.70 ID:0Xb/Gex90


神裂「三日後・・・インデックスの記憶を奪い去ります」
美琴「インデックス、聞く必要ないよ」
神裂「これは希望や忠告ではありません。命令です」
美琴「させないっ 当麻もインデックスも守りきる!」
禁書「・・・」

禁書「私が従えば・・・もう、とうまを傷つけないんだよね?」
美琴「インデックス!?」


2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 01:40:46.27 ID:0Xb/Gex90


神裂「約束します。あくまで彼は足枷なのですから」
禁書「ありがとう」
美琴「インデックス、正気か!? キミが犠牲になったって当麻は喜ばない!


禁書「ありがとうみこと。でも私もとうまと同じで、とうまやみことが犠牲

になっても喜べないんだよ」
美琴「インデックス・・・」
神裂「三日後の夜、迎えに行くので大人しくしていてください」


神裂「良い別れを・・・」


3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 01:41:36.45 ID:0Xb/Gex90


・・・・・・

美琴「当麻、目を覚ましておくれ・・・」

美琴「こんな時こそ、ボクの力を使うべきなのに・・・」

美琴「友達を守りたいのに・・・」

美琴「どうしたらいいのか・・・わからないんだ」

上条「・・・」
美琴「当麻、もう一度わらっておくれ・・・」


4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 01:42:38.34 ID:0Xb/Gex90


・・・・・・

美琴「インデックスにご飯作った時、当麻もいたらなあ・・・なんて思ったな

ぁ」
美琴「当麻・・・帰ったら起きてるかな」

ステイル「明日までは起きない・・・と、僕は思うけどな」
美琴「! 魔術師か!」
ステイル「こんにちわ、御坂美琴」
美琴「・・・」ビビッ
ステイル「おっと、今日は戦いに来たんじゃない。補足説明に来たんだ」
美琴「補足説明?」
ステイル「彼女抜きで話がしたかったからね。一昨日のでは不十分なのさ」


5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 01:43:03.29 ID:0Xb/Gex90


・・・

ステイル「ボクらの真の目的は10万3000冊の奪取ではなく、彼女の記憶の消

去」
美琴「消去・・・?」
ステイル「そうさ。彼女が完全記憶能力者なのは知っているね?」
美琴「ああ・・・」
ステイル「その能力のせいで、彼女は道端の石ころの数から他人の会話まで

一つたりともわすれることができない」
ステイル「だから一年ごとに記憶を消去しないと、膨大な魔道書の情報と記

憶能力で脳がパンクしてしまう・・・!」
美琴「そ、そんな・・・」


6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 01:43:31.26 ID:0Xb/Gex90


ステイル「僕達は一年毎に彼女の記憶を消去することで、彼女の命を長らえ

てきた」
ステイル「仲間の記憶を奪うのはそれはそれは苦しかったよ。共に過ごした

時間が無に帰すんだからね」
ステイル「それでも彼女が生きてくれさえすれば・・・僕らは敵にも悪魔にも

なれた」
美琴「どうして・・・」

美琴「どうしてそこで納得できるんだ!そんなの勝手じゃないか!」
ステイル「ああ・・・これは僕達のエゴだ」
美琴「インデックスはキミ達にそんな十字架を背負わせたくなかった筈だ!


美琴「今だって、当麻を守る為に命を張る覚悟でいる」
美琴「その覚悟を共に背負えなかったのは、キミ達じゃないか!」
ステイル「黙れ!!」


7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 01:44:14.20 ID:0Xb/Gex90


ステイル「ならば虫の息になった彼女の前でもう一度言ってみろ!」
ステイル「共に覚悟を背負うから命を張ってくれと言えるのか!」
美琴「・・・っ」
ステイル「そんな感情だけで彼女を救えるなら、こんなに悩み苦しみはしな

かった!」


ステイル「分かって・・・くれるね」
美琴「・・・」

美琴「ボクはあきらめない」
ステイル「・・・勝手にしろ」
美琴「インデックスを・・・一人にはしない」
ステイル「・・・」


8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 01:44:40.60 ID:0Xb/Gex90


・・・

美琴「ただいま・・・」
禁書「みこと! おそかったね」
美琴「ああ、ごめん。心配かけた?」
禁書「・・・小萌も帰ってこないから部屋が静かすぎて」
禁書「とうま、みことが帰ってきたよ」
上条「・・・」

美琴「当麻・・・」


9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 01:45:12.83 ID:0Xb/Gex90


・・・

禁書「ごちそうさま」
美琴「お粗末様」
小萌「御坂ちゃん、今日もおいしかったのですよ」
美琴「ありがとうございます」
小萌「さーて、今日も銭湯に行くのです!」
美琴「あ、すいません。ボクちょっと寮に戻ってきます」
小萌「そうですか」
禁書「みこと・・・」
美琴「明日には戻るから・・・」
禁書「わかったんだよ。じゃあ行こう、こもえ」
小萌「夜道に気をつけるのですよー」
美琴「はい」


10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 01:45:44.49 ID:0Xb/Gex90


・・・



トゥルルルルルル

初春『もしもし』
美琴「あ、初春さん?」
初春『御坂さんですか。どうしました?』
美琴「急で申し訳ないんだけど、調べてほしいことがあるんだ」
初春『急ぎの用なんですね』
美琴「うん。初春さんにしか頼めない」
初春『了解です!何を調べればいいんですか?』
美琴「完全記憶能力と脳の記憶容量。それに、記憶の消去についてできるだ

け多くの情報が欲しいんだ」
初春『任せてください!』



美琴「今晩中に打開策を見つけないと・・・」


11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 01:46:30.20 ID:0Xb/Gex90


・・・・・・

美琴「・・・ん」
美琴「はっ!? 今何時!?」
美琴「調べ物をしているうちに寝るなんて・・・」
美琴「ん? メールがいっぱい来てる・・・初春さんだ!」

美琴「やっぱり・・・脳に負担がいくなんて報告は一件もない」
美琴「解決の糸口が見えてきたぞ・・・!」


12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 01:47:32.10 ID:0Xb/Gex90


・・・

バン
美琴「ただいま!」
上条「ミコトか・・・!」
美琴「当麻! 気が付いたんだね!」
上条「ああ・・・それよりインデックスが」

禁書「ゼエ・・・ゼエ・・・」

美琴「これは・・・!?」
上条「記憶を消去しないとインデックスは死んじまうらしい・・・これはその

前兆だ」
美琴「話は聞いている。当麻、落ち着いて聞いてほしい」


13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 01:48:25.97 ID:0Xb/Gex90


・・・

上条「それじゃあ、記憶を消去しないと死ぬっていうのは」
美琴「科学的根拠は全くない。となると考えられるのは・・・」
上条「あいつらが嘘をついているか、あいつらも騙されているか・・・」
美琴「ボクは後者だと思う。裏づけはできないけど、あれは演技している人

間の顔じゃなかった」
上条「俺も同感だ。黒幕がいると思うが・・・インデックスをなんとかする方

が先だ」
美琴「いや、黒幕と打開策は密接な関係にあると思うよ」
上条「どうしてだ?」
美琴「ボクは彼らの所属する・・・イギリス教会だっけ? そこが黒幕だと思

う」
上条「俺もそうは思うけど・・・・・・そうか!」
美琴「イギリス教会の人間・・・魔術師が人を騙すのに使うものといったら」
上条「魔術しかない!」


15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 01:50:04.86 ID:0Xb/Gex90


上条「よし!早速その魔術を解除するぞ!」
美琴「当麻、残念だけどボクらにできるのはここまでだ・・・」
上条「なんでだ・・・?」
美琴「魔術はボクらの専門外だ・・・。ここはあの魔術師達を呼んで解除の方

法を・・・」
上条「それなら、俺の独壇場だ」
美琴「なんだって?」
上条「俺の右手は、触れれば異能の力なら何であろうと無効化できるんだ」
美琴「! そういうことだったのか・・・!」


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 01:50:59.72 ID:0Xb/Gex90


美琴「そうと分かれば、当麻!」
上条「ああ!」ペタ



美琴「あれ・・・?」
上条「なにも変化なし・・・?」
美琴「どういうことなんだ?」
上条「異能に触れてないってことか・・・?」
美琴「体内ってこと?」
上条「魔術師が細工しても気付かないところ・・・」
美琴「インデックスから見えなくて、他人が触れない・・・」

美琴「当麻、変なこと想像したでしょ」
上条「ば、馬鹿!んなわけあるかよ!」


17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 01:51:50.64 ID:0Xb/Gex90


美琴「あ、口の中とかは?」
上条「なるほど・・・」

上条「! 見付けたぜ・・・」
美琴「よし! ・・・当麻、慎重にね」
上条「ああ・・・!」


バチッ
上条「うわっ!?」ドサッ
美琴「当麻!? ハッ!?」

禁書「・・・」
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオン


18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 01:52:43.36 ID:0Xb/Gex90


禁書「警告、第三章第二節。第一から第三までの全結界の貫通を確認」

上条「いつつつ・・・、あ・・・!」

禁書「再生準備、失敗。自動再生は不可能」

美琴「てて・・・、な!? インデックス!」

禁書「現状、10万3000冊の書庫の保護の為、侵入者の迎撃を優先します」

禁書「書庫内の10万3000冊により、結界を貫通した魔術の術式を逆算・・・失

敗。該当する魔術は発見できず」

禁書「術式の構成を暴き、対侵入者用のローカルウエポンを組み上げます」


禁書「侵入者駆除に対して、最も有効な魔術の組み上げに成功しました」

キュイイイイイイイイン


19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 01:54:24.59 ID:0Xb/Gex90


禁書「聖ジョージの聖域を展開、侵入者を破壊します」

ズバアアアアアアアアアアアアアアアアアア

美琴「うわあ!?」
上条「ミコト!!」バシュウ
美琴「あ、ありがとう」
上条「ぐ、がががっ」ジュウウウウウウウウ
美琴「くっ インデックスを助けるには、当麻が懐に入らないと・・・」

美琴「おい! キミの相手はボクだ!」ビリビリビリビリッ
上条「ミコト!」
美琴「当麻、今のうちに・・・!」ビビビビビビッ
上条「ああ・・・!」

禁書「警告、第六章第十三節。新たな敵兵を確認」


20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 01:55:02.23 ID:0Xb/Gex90


禁書「現状、最も難易度の高い上条当麻の破壊を最優先します」
美琴「させるかああああああああああああああああ」

ドオオオオオオオオオオオオオオオオン

上条「うわっ!?」バシュウッ
美琴「落雷を食らったんだ、暫く動けないだろ!」
上条「無茶しやがって・・・でも今がチャンスだ!」
禁書「聖ジョージの聖域は第二段階へと移行・・・」
美琴「な・・・っ」
上条「マジかよ・・・」


22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 01:56:02.08 ID:0Xb/Gex90


ズバアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア

上条「う・・・が・・・あぁあ・・・!?」ビキッ バキバキ

美琴「くっ!? 電撃が全く効かない!?」バリバリバリバリッ
上条「があああ!? 右手がっ!!!!」
美琴「! 当麻!!」



その瞬間、ボクは無意識の内に選んでいた

ごめん・・・インデックス

ごめん・・・・・・当麻


美琴「うわああああああああああああああああああああああ」

ズギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン


24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 01:57:54.27 ID:0Xb/Gex90


超電磁砲を放った直後、視界は眩い光に包まれた

美琴「ハア・・・ハア・・・」
美琴「ど、どうなった・・・?」

禁書「警・・・告・・・最終・・・章」

そこにはインデックスを抱える当麻の姿

美琴「やった!当麻!」

ヒラリ    ヒラリ

美琴「・・・羽?」

淡く光る羽の舞う幻想的な視界と裏腹に、とても嫌な予感がしたボクは


ドン

当麻たちを突き飛ばした


26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 02:02:25.54 ID:0Xb/Gex90


・・・・・・
・・・

小萌「はいはい皆さんお久しぶりなのですー」
小萌「新学期最初のHRを始めたいと思いますですー」
吹寄「先生、上条くんが来ていません」
小萌「上条ちゃんが?しょうがない子ですねー。後ですけすけみるみるなのです」


27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 02:08:25.99 ID:0Xb/Gex90


・・・

冥土返し「また今日も来ているのかね?」
看護師「ええ。友達が目を覚ますまで通い続けると言ってましたからね」
冥土返し「やれやれ、帰りを待つ者の方が辛いのはどこに居ても一緒だねぇ」


美琴「・・・」
上条「ミコト・・・」ギュッ


28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 02:13:49.67 ID:0Xb/Gex90


禁書「とうま・・・」ガラッ
上条「インデックスか」
禁書「今日からガッコウだったんじゃないの?」
上条「ああ・・・」
禁書「とうまがガッコウ行かないと、みことも安心して寝れないんじゃないかな」
上条「分かってる・・・分かってるんだ」
禁書「とうま・・・」

美琴「・・・」


29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 02:18:55.70 ID:0Xb/Gex90


禁書「みことね、とうまのこと大好きだったんだよ」
上条「・・・何を急に」

禁書「とうまと連絡が取れなくなったとき、みことすごく不安そうだった」
禁書「私と初めてあったとき、みことすごく気にしてた」
禁書「とうまが倒れたとき、みこととうまの帰りをずっとずっと待ってた」

禁書「みこと、とうまに恋してたんだよ」
上条「なっ!?」


30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 02:21:53.17 ID:0Xb/Gex90


上条「インデックス!変なこと言うな!」
禁書「変じゃないよ? とうまはみことのこと好きじゃないの?」
上条「好きっていうか、友達としてであって・・・」
禁書「恋人は無理なの?」
上条「無理だろ!男同士でなんて!」


禁書「え? みことは女の子だよ?」




上条「は?」


31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 02:26:25.91 ID:0Xb/Gex90


上条「おいおい、インデックスまで土御門みたいなことを・・・」
禁書「とうま、ひどいかも」
上条「え・・・」
禁書「みことのことずっと男の子だと思ってたんだね」
上条「あ、だって」
禁書「見損なったよとうま!馬鹿!ニブチン!」
上条「あ!おいインデックス!」
禁書「そんなだからみことも起きてくれないんだよ!」
ピシャッ

上条「・・・」


35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 02:30:37.64 ID:0Xb/Gex90


上条「はは・・・まいったな」ガリガリ
上条「御坂美琴・・・、なんで気が付かなかったんだろう」
上条「表札でも見れば一発で気付いたのにな」

上条「ごめんな・・・」サラッ


38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 02:37:52.52 ID:0Xb/Gex90


上条「線が細いとか、いろいろひでえこと言ってまったな」
上条「ほんと・・・ごめん」


上条「・・・美琴と一緒にいると、心が裸になるんだ」
上条「隠すこともできない。ありのままの俺でいれたんだ」
上条「そりゃ最初は何考えてんのかわかんなかったけどさ、美琴も一緒だったんだな」
上条「美琴もありのままで接してくれてた・・・」

上条「たった一つ、気付いてやれなくて・・・ごめん」


40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 02:43:49.45 ID:0Xb/Gex90


上条「・・・」

上条「あん時、美琴が助けてくれたから俺は今ここにいれる」
上条「美琴のおかげでインデックスを救うこともできた」
上条「・・・ありがとう」

上条「それに、美琴と過ごした放課後、休日、バスケコートにゲーセン・・・」
上条「あんなにも楽しいことはなかった」
上条「俺の人生で最高の幸せだった」
上条「美琴・・・ありがとう」


41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 02:47:12.94 ID:0Xb/Gex90


上条「・・・神様とやらがいるなら聞いてくれ」
上条「俺の人生、これ以上の幸福はいらない」
上条「右手だけじゃない。全身で不幸を背負うから・・・」
上条「だから・・・」


上条「一度でいい。美琴に、神の加護を・・・」


42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 02:51:58.09 ID:0Xb/Gex90


美琴「・・・」
上条「・・・」

ガラガラ

看護師「上条さん、何か食べないと身体に悪いですよ」
上条「ああ・・・すみません」
看護師「ほら、今日も食堂に用意してあるから」
上条「わざわざすみません・・・」
看護師「いいからいいから」

ガララッ

美琴「・・・」


43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 02:53:45.11 ID:0Xb/Gex90


・・・

美琴「・・・」ピクッ

美琴「う・・・」

美琴「ここは・・・」

美琴「・・・とうま」

美琴「あ・・・当麻は・・・・・・?」


44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 02:58:25.72 ID:0Xb/Gex90


ガラッ

美琴「!」
上条「・・・み、こと・・・」
美琴「当麻!」
上条「美琴!気が付いたんだな!」
美琴「うん!私、どれくらい寝てたの?」
上条「大体・・・一月ぐらいかな」
上条「身体は? 痛い所とかないか?」
美琴「ちょっとまだだるいけど、大丈夫 すぐ回復してみせるわよ!」

上条「・・・ちょっとまって」
美琴「どうしたの?当麻?」


45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 03:04:53.82 ID:0Xb/Gex90


上条「美琴の一人称は?」
美琴「え?私に決まってるでしょ」

上条「俺と遊んだこと、覚えてるか?」
美琴「もちろん!」
上条「どんなだった?」
美琴「えっとね・・・たのしかった」
上条「どこに行ったか覚えてないか?」
美琴「えと・・・、あ、あれ・・・」
上条「まさか・・・」
美琴「ど、どうしよう・・・思い出せないよ・・・」ポロポロ
上条「いい! きっと記憶が曖昧なだけだ! 今無理に思い出さなくていいから!」
美琴「私・・・と、とうま・・・の・・・おもい・・・で・・・」ボロボロ
上条「もういい・・・泣くな・・・!」


46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 03:07:55.06 ID:0Xb/Gex90


上条「俺は美琴が目を覚ましてくれただけで十分幸せだ!」ギュッ
美琴「あ・・・」
上条「美琴・・・ありがとう」キュッ
美琴「当麻・・・」キュッ



禁書「本当に・・・よかったんだよ」


47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 03:12:42.91 ID:0Xb/Gex90


・・・・・・
・・・

上条「退院おめでとう」
美琴「ありがとう!」
上条「美琴のスカート姿って・・・新鮮だな」
美琴「インデックスから聞いたよ。私って男の子っぽかったんでしょ」
上条「ごめん。完全に男だと思ってた」
美琴「いいよ。覚えてないし」
上条「・・・そっか」


上条「その服、良く似合ってるよ」
美琴「ホント?」
上条「ああ。とってもかわいい」
美琴「フフ・・・ありがと」


50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 03:18:36.82 ID:0Xb/Gex90


美琴「ねえ当麻」
上条「ん?」
美琴「私、当麻のこと、一つだけ覚えていることがあるの」
上条「え、何かな?」
美琴「それはね・・・」


美琴「私が、当麻のことを大好きだってこと」


上条「・・・」
美琴「はは・・・照れるね、コレ」
上条「美琴・・・俺は・・・ンム」
美琴「分かってる。知らなかったんだもんね」
美琴「だから・・・」


美琴「もう一度、1からお付き合いしてください」


fin


51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 03:19:27.08 ID:cwCIAe+70


終わりか乙



53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 03:22:59.33 ID:hXhWgcSfP


おつおつ



58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 03:51:11.30 ID:0oByOwAEO





59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 03:53:19.84 ID:h2Oucb2p0


また立ててくれないかずっと待ってた
乙です



60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 04:45:36.65 ID:OqMBaDkf0


原作と較べて救いがある終わり方だな
ともあれ乙



64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 10:59:35.32 ID:/jOo3pMqO


よかった…スレストされたから最後が見れないとか思ってたぜ






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