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ソニーとパナソニック、JDIが有機EL新会社 JOLEDを設立。産業革新機構が75%出資 - Engadget Japanese


ジャパンディスプレイ(JDI)、ソニー、パナソニック、産業革新機構(INCJ)の4社が、有機ELディスプレイパネルを開発する新会社 JOLED を設立することで最終合意に達したことを明らかにしました。新会社の読みは「ジェイオーレッド」。



(ソニーの「世界初の有機ELテレビ」XEL-1。画面は11インチ960x540。2007年発売)

新会社の設立目的は、「有機ELディスプレイパネルの量産開発加速及び早期事業化」。要するに、参考出展ではもはや古株の常連でありながらなかなかモノにならない国内勢の中大型有機ELパネル技術を改めて結集し(あるいは切り離し)、またJDIの液晶ディスプレイ技術も加え、はるかに先行するサムスンとLGに抗してゆくための動きです。

産業革新機構(INCJ)は、次世代産業の育成を目的として法律に基づき設立された投資会社。政府の定める基準に従い、技術ベンチャーの発掘育成や知財ファンドによる新技術の事業化、事業の買収や再編統合を手がけます。

新会社の議決権は、INCJ が75%、JDIが15%、ソニーとパナソニックは残りの5%ずつ。経営陣はINCJが選定した外部経営者が就任する予定。INCJとJDIは社外取締役を派遣します。

JOLED が量産化と事業化を目指す有機ELディスプレイの用途は、薄型軽量が活きる中型以上のタブレットやノートPC、視認性や形状の自由度が活きるサイネージなど。

新会社 JOLED は、関係当局の許認可を経て2015年1月に発足予定。まったくの余談ながら、2007年当時の米国Engadget 編集長は、国に帰ればテレビとしては使えないにもかかわらず、当時20万円のソニー XEL-1を発売日に自腹購入していました。テレビやタブレットの有機ELパネルといえば韓国製ばかりの昨今ですが、さらに次世代のディスプレイ技術では JOLED にも期待したいものです。
ソニーとパナソニック、JDIが有機EL新会社 JOLEDを設立。産業革新機構が75%出資

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