「シャークネード」が実際に発生する可能性はあるのか
大量のサメ入り竜巻が人類を襲う映画「シャークネード」。ファフロツキーズ現象の様に魚の雨が降ってくることは現実にあるのですが、さすがにサメが空から降ってくることはありえないように思えます。
しかし、場所と竜巻の種類をクリアしてしまえば「シャークネード」が発生するかもしれないんですって。
ここでは、サメを巻き上げる竜巻の条件について考えてみます。
ウォータースパウトは、海上に発生した積雲や積乱雲が伸びて回転しながら空気の柱を形成します。この回転する空気の柱の内部で発生した低気圧が水蒸気を凝縮し、滑らかなトルネードのような構造を作っていくのです。
トルネードは形成する上で激しい雷雨を必要とするので、ウォータースパウトとは異なるものとされています。
また、激しい雷雨が水上で発生することで竜巻ができた場合もウォータースパウトと呼ばれますが、それはあくまで「トルネード的なウォータースパウト」です。
通常、ウォータースパウトは60~70MPH以上の強い風は伴いません。なので、サメを巻き上げるということはほぼ不可能と考えられます。つまり、サメを含む水を動かすには、ウォータースパウトではなく、トルネードが必要ということになります。
兄弟メディアコタク・ジャパンでは、「シャークネード」が発生する可能性のある具体的な場所を、科学的に解説していました。「明日は傘ではなく、チェーンソーが一台あると安心でしょう」なんて天気予報が聞けるかもしれません。
source: コタク・ジャパン
(ギズモード編集部)
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