穂乃果「私だけを見て」
- 1: ◆r5Gu8xXVI.:2014/07/24(木) 01:19:30.57 ID:LulCnwEU0
※最初に
ラブライブ! 穂乃果×ことりssです
穂乃果視点で進めていきます
この穂乃果は、若干病ん病んなので、そういうのが平気な方はお進みください。- 2: ◆r5Gu8xXVI.:2014/07/24(木) 01:20:55.83 ID:LulCnwEU0
「んあ~…ふぁ~…いつの間にか寝てたよ~」
授業終了を告げるチャイムで目を覚まし、体を思い切り伸ばす
数学の授業が、いつの間にか終わってたよ
私、数字と文字が一緒になった数式を見ると…眠くなるんだ
掛け算とか割り算は大丈夫なんだけど…
うん!社会で生きて行く為には、それだけできれば大丈夫だよね!
今日の内容は、後でことりちゃんに教えてもらおっと!
あっ、いいや!試験前に出そうな所だけまとめて教えてもらえればいいや
どうせ、赤点回避できれば問題ないもんね!
それに先生の説明より、お菓子食べながらことりちゃんに教えてもらった方が捗るもんね!
とりあえず今は勉強の事は後回しにして…今度のお休みどこ遊びに行くか相談しよっと!
そうと決まれば、まず行動!ことりちゃんはっと…あれ、席にいないや
- 3: ◆r5Gu8xXVI.:2014/07/24(木) 01:21:45.74 ID:LulCnwEU0
「う~み~ちゃん!」
「きゃあっ!…って、ことり!驚かさないでください」
別の方向からことりちゃんの声が!
声のする方を向くと…海未ちゃんの席にいたんだ
「えへへ、ごめんね~…海未ちゃんが驚くのカワイイからつい、ね」
「そんなの言い訳になりません!」
「それでね~、海未ちゃんにお願いがあるの」
「んなっ!私は無視ですか!」
「いつものことでしょ~」
「うぐっ…そ、それはそう…ですが」
ふふっ、海未ちゃん相変わらずことりちゃんに弱いな~
でも、ことりちゃんのお願いって…何だろう
- 4: ◆r5Gu8xXVI.:2014/07/24(木) 01:22:39.66 ID:LulCnwEU0
「実はね、次の衣装の試着をお願いしたくて」
「それは構いませんが…露出は少なめにお願いします」
「う~ん…私は少ないと思うけど~…こんな感じ」
「…こっ、こんな布が少ない服…着れませんっ!」
「でも、海未ちゃんにすっごく似合うと思うんだけどな~」
「うぐっ…で、ですが…これを着て人前に…は、破廉恥ですっ!」
「とりあえず着てみてよ…ねっ海未ちゃん、お願いっ!」
「…!…う、うぅ…ことりはずるいです…」
「あっ、チャイム鳴っちゃった…それじゃあ海未ちゃん、よろしくね~」
「こっ、ことり!…はぁ、仕方ないですね…」
くすくす…ことりちゃん、昔っから海未ちゃんが困った様子を見るのが好きだもんね
私も、横から見てておもしろいし!
あっ、結局ことりちゃんとお話できなかったや…
まぁいっか、お昼休憩にすれば!
大丈夫だよね…うん、大丈夫
- 5: ◆r5Gu8xXVI.:2014/07/24(木) 01:24:41.95 ID:LulCnwEU0
「ん~…ふわぁ~あ…また寝てた」
今度は英語の授業で寝てしまいました
だって、ナントカ形とか言われったて良く分かんないんだもん
ハローとサンキューが言えれば、なんとかなるよね!
まぁ英語も、試験前に出そうな所だけことりちゃんに教えてもらえばいいしっ
それよりも、お昼だー!
さぁ、今度のお休みどこ行くか決めなきゃねっ!あといっぱいお話しするぞー
「ことりちゃん、海未ちゃん!行こうっ!」
「あっ、ごめんねー…今日は約束があるんだ」
「そうですか、それは仕方ありませんね」
えっ…約束?そんなの、聞いてないよ…
「穂乃果ちゃん、明日は…大丈夫だから」
「…あっ、うん!いいよいいよ、先に約束があるんなんら仕方ないよね」
「ごめんね、それじゃあ…行くね」
そう言って、お弁当の入った袋を持ってことりちゃんは教室から出て行きました
あ~あ、またお話する機会がなくなっちゃった…
「穂乃果、どうします?外で食べますか」
「ううん…ここでいい…」
「そうですか…」
だって、ことりちゃんもいないと…
- 6: ◆r5Gu8xXVI.:2014/07/24(木) 01:26:27.51 ID:LulCnwEU0
・
・
・
う~…なんか、いつもはおいしく感じるパンも、味気ないな~
「どうしたのですか穂乃果?食が進んでないみたいですが」
「えっ?!あっ…そ、そうかな…」
「はい…いつもならすぐに食べるのに…ことりが気になるのですか?」
「あっ…う~ん…そう、かな…」
流石海未ちゃんだね、私のことなんか全てお見通しだね
というか…私、そんなに分かりやすかったのかな…
「穂乃果が元気ないと、こちらまで調子が狂いますよ」
「…なら、海未ちゃんが膝枕してくれたら…元気が出るかも」
「…!なっ、何を言ってるんですか!そういうことはことりに頼んでください!」
「ことりちゃんがいないから頼んでるんだよ~」
ふふっ、顔を真っ赤にして…カワイイなぁ~
「残念ですが…今日はその願いを私も叶えることはできません」
「えっ、海未ちゃんもどこか行くの?…というか、何もなければやってくれたの?」
「いえ、元からする気はありませんが…」
「やっぱりそうなんじゃ~ん」
「私は絵里の所に行ってきますね…生徒会運営で聞きたいことがあるので」
「う、うん…分かった」
「ことりが帰ってくるまでに、元気を出しといてくださいね…そんな調子だとことりが心配しますよ」
「えへへ…ありがとう、海未ちゃん…」
今度は海未ちゃんもいなくなって…一人教室に残されちゃいました
- 7: ◆r5Gu8xXVI.:2014/07/24(木) 01:28:16.50 ID:LulCnwEU0
まぁ、こういう日もあるよね…あ~あ、いつもなら中庭のベンチで3人お昼を食べて…
ことりちゃんのもってきたおやつを食べて…
おなかいっぱいで眠くなったら、ことりちゃんの膝枕で寝て…
海未ちゃんに呆れられて…ことりちゃんが『海未ちゃんもどお?』って聞いて…
そしたら海未ちゃんが顔を真っ赤にして恥ずかしがって…それを見て私とことりちゃんが笑って…
なんてことを考えながら、教室からいつものベンチをふと見ると…
えっ、嘘…
いつもなら私たち3人で座るベンチにことりちゃんが…いる…あともう一人
相手は…花陽ちゃんか…
二人ともお弁当広げて、花陽ちゃんが作ってきたであろうおにぎりを…仲良く食べてる
ことりちゃんのお弁当には…マフィンにマドレーヌ、マカロン…デザートに食べるのかな?
でも…なんで私を誘ってくれなかったんだろ…
- 8: ◆r5Gu8xXVI.:2014/07/24(木) 01:29:23.31 ID:LulCnwEU0
う~ん…花陽ちゃんならμ'sの仲間だし、別にみんなでたべてもいいのに…
あぁ、分かったよ…ことりちゃんは、静かにお昼を食べたかったんだね
私がいたら…がっついて食べるし、ずっとおしゃべりしてるし…落ち着いて食べれないよね
それに、ご飯を食べてる時の花陽ちゃんってすっごく幸せそうで…見てるこっちも幸せな気分になれるんだよね
もしかしたらことりちゃん…私と賑やかにお昼食べるより、ああやって静かに落ち着いて食べたいのかな…
さっき、明日は一緒に食べててくれるって言ってたけど…
また私が賑やかにしてたら、どうしよう…花陽ちゃんと食べたいって言われたら…
静かにしてるから一緒に食べてってお願いしたら…大丈夫かな?
ことりちゃんは優しいから多分、お願いを聞いてくれるだろうけど…
私が、その静かな雰囲気に我慢できるかな…
いつも通りにことりちゃんに甘えたら…静かな時間を壊したら、もう…
って、そんな先の事を考えても、しょうがないよね!
- 9: ◆r5Gu8xXVI.:2014/07/24(木) 01:30:20.80 ID:LulCnwEU0
…あっ!ことりちゃんが花陽ちゃんに抱きついた!
珍しいね、ことりちゃんの方から抱きつくなんて…
やっぱりことりちゃんは、花陽ちゃんみたいにおっとりしててカワイイ子の方が…いいのかな?
私とは、全く逆のタイプだよね…
そういえばことりちゃん、前花陽ちゃんみたいな妹がいたらな~って言ってた!
姉視点で一緒にいたいって考えていたら、大丈夫だよね!
うんうん、そうだ!そうだよねっ!
安心したら、眠くなってきたよ~
今日はことりちゃんの膝枕がないけど…机に伏せて寝ればいっか!
よ~し、ひと眠りして午後の授業も頑張るぞ~
で、今度の休憩でお話しするんだ!
…うん、大丈夫…だよね…ことりちゃんは、私の傍に…いてくれるよ…ね
- 15: ◆r5Gu8xXVI.:2014/07/27(日) 22:02:05.98 ID:bqYJKcgr0
5時間目の授業が終わると同時に、ことりちゃんは教室から出て行っちゃった
どこに行くか気になった私は、こっそり着いて行くことに…
そしてたどり着いたのは1年生の教室…
で…真姫ちゃんと凛ちゃんと、授業が始まるギリギリまで何かお話しをしていて…
真姫ちゃんから授業が始まることを指摘され、急いで戻ってきました
私もばれない様に、隠れて帰って…
そういえばことりちゃん、次の衣装はみんなの意見も取り入れたいってはりきってたもんね
だから、どんなのがいいか聞きに行ったのかな?
それなら、仕方ないよね!μ'sの為なんだもんっ
みんなの為に頑張ってることりちゃんを、私が独り占めしちゃだめだよね!
…でも、聞くだけなら部活中でもいいと思うんだけど…
もしかして…休憩時間になると、他の子の所に行くのは…私といたく…ないから?
…そんなはずないよね…うん、ことりちゃんを…信じてるもん
- 16: ◆r5Gu8xXVI.:2014/07/27(日) 22:03:06.59 ID:bqYJKcgr0
ふぅ、退屈な授業も終わりやっと放課後だ!
思いっきり体を動かすぞー!
今度こそお休みの予定を決めるんだ
あっ、そうだ!帰りにクレープ屋によって、ことりちゃんと食べさせ合いっこしよっと!
そうと決まれば、早く部室に行かなきゃ!
「よーっし、ことりちゃん、海未ちゃん早く行こーっ!」
「穂乃果はダメです!」
えっ、海未ちゃん?!…何で…
「えーっ、何でダメなのー?」
「穂乃果…今日中に出さなければならない書類…忘れてませんか」
「…あーっ!!」
「はぁ…忘れてたんですね」
そうだったー、今日やればいいやって残してた仕事があったー
わーん、昨日の私のバカーッ!
- 17: ◆r5Gu8xXVI.:2014/07/27(日) 22:08:27.34 ID:bqYJKcgr0
「だったら、私もお手伝いを…」
あっ、そうか…ことりちゃんとやれば、一緒にいれる!
「それには及びません」
えっ…何で?
「ことりは、皆から衣装についての意見を聞いているんでしょう?だからそっちを優先してください」
「で、でも…私も生徒会だし」
「あれくらいなら、私と穂乃果で大丈夫です…よね、穂乃果?」
「あっ…う~ん…そうだねっ!ことりちゃんは、衣装作りに専念してよ!」
「穂乃果ちゃんがそう言うなら…分かった、先に行くね!」
「うん、また後でね~」
ことりちゃんが先に行っちゃった…まぁ、仕方ないよね…みんなの為だもの
よしっ、早く終わらせてことりちゃんと練習するんだ!
- 18: ◆r5Gu
コメント一覧
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- 2014年08月03日 23:30
- ほのことのぴゅあぴゅあ感の無さは異常
-
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