自殺した理化学研究所(埼玉県和光市)の笹井芳樹(ささいよしき 52才)副センター長が、

心療内科通院し、クスリを服用していたことがわかりました。

画像:【笹井芳樹副センター長】
笹井芳樹副センター長
http://www.mst.or.jp/prize/japanese/winners/bio/bio2012.html

5日、理研の関連施設・先端医療センター(兵庫県神戸市)の5階踊り場で

画像:【先端医療センター】
先端医療センター
https://www.mtjapan.or.jp/jp/app/info/detail/id/86/

首を吊っているのが発見され、その後、死亡が確認された笹井副センター長。

同僚の話によると、笹井副センター長は「STAP細胞」の論文問題があった後から、心療内科に通院

しており、最近ではクスリの副作用ではっきりと会話することも困難な状態になっていたとのこと。

なお、秘書の机の上に3通の「遺書」が置かれていたことも伝えられています。

また自殺した理由については「遺書」の内容などが待たれますが、先端医療センターの男性研究者は

「STAP細胞問題を一気に引き受け、責任を取ろうとしていた。
本人は周囲に『辞める』と何度も言っていたが、理研上層部が認めなかった。
笹井氏を追い込んだ責任は大きい」

(引用元:http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20140805-1346041.html)

と語っています。

「日刊ゲンダイ」ではNHKの追求番組が自殺の引き金になったのではないかとも報じています。

理研・笹井副センター長「自殺」 NHK検証番組が決定打か

■NHK番組が学者生命揺らぐ疑惑を指摘

笹井氏が自殺した背景には、先月27日、放映されたNHKスペシャル「調査報告 STAP細胞 不正の深層」も影響しているとみられる。

この番組では小保方論文が科学誌に掲載を3度も断られた後、ネイチャーに掲載された背景として、「論文執筆の天才」といわれた笹井氏の協力が大きかったことを指摘、その裏に米国特許本申請の締め切りが迫っていた事情などを取り上げた。

さらに論文には、STAP細胞で作ったとされるキメラマウスに対してTCR再構成の確認の記述がなかったことから、笹井氏が実験の不備を知っていた可能性も示唆された。

また、番組内では笹井氏について、「企業のニーズを聞いて予算を取るマルチタレント」(神戸市医療産業都市推進本部・三木孝前本部長=現保健福祉局長)という論評も出てきて、学者生命を否定される格好となっていた。


(引用元:http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/newsx/152368/3)

なお、発見された「遺書」の一部には

「疲れた」
「小保方さん、あなたのせいではない」
「STAP細胞を必ず再現してください」

などと書かれているとのことです。

菅義偉官房長官は同日の記者会見で

「笹井氏は世界的にも大きな功績のあった方だ。
このような事態に至ったことは非常に残念だ」

と述べています。

動画:【理研の笹井芳樹副センター長の記者会見(4・16)】

会見では聡明で取材陣の質問にもハキハキと答えていた笹井副センター長だけに突然の訃報で少し

驚いていますが、クスリの影響はあったのでしょうか・・