４日に「東京新聞」で報じられた内容によると、同大学校の２年生男子（19才）は今年５月初旬、学校に届出

を出すのを忘れて実家の福岡に帰省。

学校側から注意を受け、寮生活で指導役をしている４年生と同級の２年生から殴る蹴るの暴行を受けたと

のこと。

男子学生は暴行を受けたことを学校のカウンセラーに相談。

しかし、

「頑張って耐えるように」

などと助言されただけで、具体的な対策はしてくれなかったそう。

そこで家族が教官に抗議すると、暴行した４年生らは男子学生に謝罪しましたが、その後、寮生活で１年生

に課されている掃除を押し付けられるなどのイヤガラセを受けたとのこと。

男子学生は抑うつ状態に陥り、同月下旬に実家に戻りましたが、大学側から病欠の手続きが必要なため、

地元の自衛隊病院で受診させられました。

病院では男子学生が

「暴力を受けた」

と説明しても、医師は診断書に暴行について触れず、

「進退についての悩みがある」

と強引に書いたとのこと。

「東京新聞」の取材に防衛大学総務課は

「個別案件に答えることは控える。
暴力による指導はあってはならないと、日頃より指導教官から各学生に指導している」

などと回答し、具体的な説明は避けています。

男子学生ら家族と弁護士は、大学などの理不尽な対応に憤り、また自分を病欠に追い込んだ上級生らを

近く「傷害」の容疑で刑事告訴するとしています。

自衛隊では近年、上級生や上官、先輩隊員からの暴力やいじめが目立ち、今年５月には海上自衛隊「たち

かぜ」の乗組員のいじめ自殺について、約７３５０万円の支払いを国に命じる判決も出ています。

「たちかぜ」事件の原告側弁護士をつとめた岡田尚弁護士は

「自衛隊のいじめ体質は、厳しい上下関係の中で固定化している。
組織内で問題を抱え込み、外に出さない実態がある」

と指摘しています。

今回の件に【ネットの声】は・・

などがあるようです。

暴行と隠ぺいが事実だとしたら、防衛大学校のイメージもガタ落ちですね・・