世界初3Dプリントで作られたサックス、さてその音色は?
いいじゃん!
3Dプリンタの世界は毎秒ごとに広がっているといっても過言ではないほど、世界中でいろいろなものが制作されています。3Dプリンタさえあれば、もはや何でも作れる時代が迫ってる…。
動画でOlaf Diegelさんが吹いているサックスは、3Dプリンタで制作されたもの。実験的に制作したこのアルトサックス、その音色にDiegelさんも満足しているようです。ネジやバネをのぞくと41個のパーツでできており、SLSマシンでナイロンを使ってプリンティングしました。まだ試作段階であり、パーツが一部輪ゴムでとめられていたり、部分によっては空気漏れがしたりしますが、次のモデルでは改良させるとのこと。Diegelさん曰く、幾つかの不具合は、従来のサックスに習った仕組みでパーツを作っていったことが原因だろうといいます。次の試作品では、3Dプリンティング用に設計して改善を目指すとのこと。
なんでもできる3Dプリンティングと思いきや、Diegelさん自身は試作品と商品それぞれにおける3Dプリンターの用途の重要性が鍵なのだと語ります。曰く、試作品においては、簡単にアイディアを形にできる3Dプリンターは素晴らしいが、実際に販売する商品においてはなんでもかんでも3Dプリントすればいいわけではなく、パーツごとに価値を見出せる使い方をしなければ意味がない、と。うむ。
3Dプリンターの世界は、ますます広く深くなっていきます。
source: ODD Guitars(via Gizmag)
Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文]
(そうこ)
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