猫耳チャイナ娘「お師匠様。お話しがあるにゃんアル」
- 1 : ◆Memo/g4n8M 2014/08/07(木) 17:42:19 ID:sJQASkU.
- 師匠「……は?」
猫耳チャイナ娘「なににゃんアルか。お師匠様の非難の眼差しは迫力あるから嫌いにゃんアル」
猫耳チャイナ娘「『にゃん』と『アル』の融合体が気に食わない、とでも言いたげにゃんアルね」
師匠「よく分かったな。それはもうすごい違和感しかない」
猫耳チャイナ娘「やめないにゃんアルよ。これが今の私のアイデンティティーにゃんアル」
師匠「お前の脳みそは日増しに残念になっていくな。弟子としては優秀なのに」
猫耳チャイナ娘「むふふ。残念なのは師匠も同じにゃんアル」
師匠「ほう。師に向かってよくもそんなことを」
猫耳チャイナ娘「私は知ってるにゃんアルよ」
猫耳チャイナ娘「お師匠様が大事に隠してる秘蔵写真集の在り処なんてお見通しにゃんアル」 - 2 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/07(木) 17:42:49 ID:sJQASkU.
- 師匠「なっ!? な、なにふざけたことを。修行に関係ないものなんかこの寺に」
猫耳チャイナ娘「師匠の衣装箪笥って、たしか内側の天板が外れたにゃんアルよね」
師匠「お前……なぜそれを……」
猫耳チャイナ娘「私はお師匠様のことが大好きにゃんアル。愛の力にゃんアル」
猫耳チャイナ娘「でもおかしいにゃんアルね。修行中は煩悩を捨てなきゃいけない決まりにゃんアル」
猫耳チャイナ娘「お師匠様がねこにゃんのモフモフ写真集を持っているなんて変にゃんアル」
猫耳チャイナ娘「もし仮にこれが他のお弟子に知れたら、面目は丸つぶれにゃんアル」
師匠「なんだ、脅しか? 政権転覆でも狙ってるのか、お前は」
猫耳チャイナ娘「それは勘ぐりすぎにゃんアル。黒い企みなんてないにゃんアル」 - 3 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/07(木) 17:43:34 ID:sJQASkU.
- 猫耳チャイナ娘「ただちょっとした交渉をしたいだけにゃんアル」
師匠「咽喉元にナイフを突き付けるのとほとんど変わりないくせによく言う」
師匠「俺に断らさせる気なんて毛頭ないだろ」
猫耳チャイナ娘「そんなことないにゃんアル。承認も拒否も自由にゃんアル」
猫耳チャイナ娘「だけどお師匠様は、すっごく優しいにゃんアル」
猫耳チャイナ娘「だから弟子のお願いを仕方なく受け入れてくれるにゃんアル」
猫耳チャイナ娘「ね?」
師匠「どこで実用的な悪知恵を覚えてきやがった」
猫耳チャイナ娘「お師匠様がほんの少し譲歩してくれればいいだけにゃんアル」
猫耳チャイナ娘「私たちの要望に納得して快諾する、それだけで済むにゃんアル」 - 4 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/07(木) 17:44:11 ID:sJQASkU.
- 師匠「要求の内容によるだろ。俺は神様じゃない。応えるにしても限度はある」
師匠「ん、ちょっと待て」
猫耳チャイナ娘「なにかあるにゃんアルか?」
師匠「私たちって言ったか?」
猫耳チャイナ娘「そうにゃんアルよ。私たち弟子全員からのお願いにゃんアル」
師匠「ふざけんな! それだと話しが違うだろ!」
師匠「お前ら全員が本の存在を知ってたってことじゃねえか!」
猫耳チャイナ娘「ち、違うにゃんアル! 知ってるのは私だけにゃんアル!」
猫耳チャイナ娘「私にしかない秘策があるから行かせてほしい、って立候補したにゃんアル!」 - 5 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/07(木) 17:44:52 ID:sJQASkU.
- 師匠「あまり俺を見くびるなよ。薄っぺらい嘘で騙しきれると思ったら大間違いだ」
猫耳チャイナ娘「ウソなんて言ってないにゃんアル。だったら試してみるにゃんアル」
師匠「試すってなんだ。他の弟子を呼びつけて知ってるかどうか聞くのか」
師匠「そんなのとぼけたもん勝ちじゃねえか」
猫耳チャイナ娘「お宝本を見つけたらお師匠様を独り占めできる」
猫耳チャイナ娘「これだけ言えば血眼になって探すにゃんアル」
猫耳チャイナ娘「真っ先に箪笥に向かわなかったら、それが証明になるにゃんアル」
師匠「それは見つかろうが見つからなかろうが、俺に得がないだろ」 - 6 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/07(木) 17:45:36 ID:sJQASkU.
- 師匠「そして、さりげなく俺を賞品にしてるようだが」
猫耳チャイナ娘「お弟子のみんなは、お師匠様のことが大好きにゃんアル」
猫耳チャイナ娘「モテモテのハーレムにゃんアルよ」
師匠「煩悩を捨てて日々の生活に臨めと教えてきたつもりだが、それはどうしたんだおい」
猫耳チャイナ娘「お師匠様の目が届かないオフの時間は煩悩全開にゃんアル」
猫耳チャイナ娘「私からすれば何をいまさらって感じにゃんアル」
師匠「真面目に修行する気が無かったってことだな。じゃなかったら直訴なんてあるわけない」
猫耳チャイナ娘「違うにゃんアル。真面目に修行に励みたいから交渉しにきたにゃんアル」
猫耳チャイナ娘「これはお師匠様の為でもあり、私たちの為でもあるにゃんアル」 - 7 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/07(木) 17:46:30 ID:sJQASkU.
- 師匠「怠けたいがためだけに稽古の時間を減らせ、とかだったら叩きだすぞ」
猫耳チャイナ娘「お師匠様とえっちできる時間を作ってほしいにゃんアル」
師匠「ぶふっ!!」
師匠「はっ!? えっち、はあっ?!」
猫耳チャイナ娘「どうにかしてその時間を設けてほしいにゃんアル」
師匠「馬鹿か! 煩悩を捨てろ、と話したばかりなのに何言ってんだ!」
師匠「ふざけにきただけなら帰れ! ちょっとでも耳を貸そうとした俺が馬鹿だった」
猫耳チャイナ娘「待ってください、お師匠様! 真剣なお話にゃんアル!」
猫耳チャイナ娘「今後の生活に大きく関わってくることにゃんアル!」 - 8 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/07(木) 17:47:01 ID:sJQASkU.
- 師匠「たかだか色欲。そんなの修行の日々ですぐに忘れさせてやる」
師匠「明日から特訓の内容をごっそりと厳しいものに変更してやるから喜んで待ってろ」
師匠「他の奴らにも伝えておけ。お前らが自分で自分の首を絞めることになったと」
猫耳チャイナ娘「聞いてほしいにゃんアル! お願いにゃんアル!」
師匠「聞いてやっただろ。断るのは俺の自由と言ったのはお前だ」
師匠「交渉は決裂。破談だ。出ていけ。部屋で反省会でも開いておくことだな」
猫耳チャイナ娘「せめて理由だけでも聞いてほしいにゃんアル!」
師匠「お前らの発情期なんか付き合っていられるか」 - 9 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/07(木) 17:47:32 ID:sJQASkU.
- 師匠「無理を承知で聞きに来てるんだから『残念ながら無理でした』で帰ればいいだろ」
猫耳チャイナ娘「お師匠様あ」
師匠「いいか。俺だって気付いてないふりをしてやってるんだぞ」
師匠「俺の食い終わった皿で何をしてるか、知ってるんだからな」
猫耳チャイナ娘「にゃん?! まさかそんな、見張りまで立てて細心の注意を払っていたのに」
猫耳チャイナ娘「お師匠様が使った食器で発情パーティーしてたのがバレてたにゃんアルか」
師匠「あるまじき行為を見逃して我慢してやってんだよ。身の程をわきまえろよ、発情猫」
猫耳チャイナ娘「ひ、ひはいにゃんアル! ほっへ! ほっへひぎへふ!」 - 10 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/07(木) 17:48:10 ID:sJQASkU.
- 師匠「どうしてこうなるかな。最初の数週間はまだ真剣にやれていたはずなのに」
猫耳チャイナ娘「痛かったにゃんアル、ぐすっ」
猫耳チャイナ娘「お師匠様は一方的に私たちが悪いと言うにゃんアル」
猫耳チャイナ娘「でも私たちからすればお師匠様こそが加害者にゃんアル」
師匠「なにもしてないのに被害者面とはいい度胸だな」
猫耳チャイナ娘「お師匠様は無自覚だからタチが悪いにゃんアル」
師匠「じゃあ言ってみろよ。俺がお前らになにをしたって」
猫耳チャイナ娘「説明するにゃんアル」 - 11 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/07(木) 18:12:16 ID:5yRXPfDM
- 早く説明するだワン
- 12 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/07(木) 18:16:58 ID:sJQASkU.
- 猫耳チャイナ娘「まずひとつめにゃんアル。お師匠様は、上半身裸で頻繁に敷地内をうろつくにゃんアル」
師匠「ここら辺の気候を知っていれば説明するまでもない。裸だったら何が悪い」
師匠「高温多湿の地域で暮らすんだ。環境に適合した生活をするのは当然だ」
猫耳チャイナ娘「それはそうにゃんアル。でも私たちは困ってるにゃんアル」
猫耳チャイナ娘「お師匠様の匂いがあるのに、えっちな気分を抑えこめなんて」
猫耳チャイナ娘「そんなのは無理難題にゃんアル。欲望が爆発しなかった今までが奇跡にゃんアル」
師匠「お前らだってサラシを捲いて涼しげな恰好で歩いてるだろ」
師匠「まさか俺だけに辛抱を強いるわけじゃあるまいな」 - 13 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/07(木) 18:17:38 ID:sJQASkU.
- 猫耳チャイナ娘「私はお師匠様に見てもらいたいから、サラシなんて捲かないにゃんアル」
師匠「捲けよ。恥ずかしがれよ」
猫耳チャイナ娘「私たちは師匠様の教えをきっちり守って共同生活をしているにゃんアル」
師匠「厨房でのお祭り騒ぎは棚に上げる気か、おい。守ってないだろ」
猫耳チャイナ娘「そして日々の過酷な修行で心身ともに疲労困ぱいにゃんアル」
猫耳チャイナ娘「飢え乾き干からびた私たちが望むもの。それは潤いの水と癒しの恵み」
猫耳チャイナ娘「弱っている私たちの目に入るのは、お師匠様の体を伝う岩清水にゃんアル」
師匠「ちょっと待て。今なんて言った」 - 14 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/07(木) 18:18:15 ID:sJQASkU.
- 猫耳チャイナ娘「全身から媚薬を垂れ流しておきながら弟子には発情禁止令。鬼畜にゃんアル」
猫耳チャイナ娘「お師匠様には黙ってましたけど、弟子部屋は毎晩地獄絵図にゃんアルよ」
猫耳チャイナ娘「お互いをお師匠様に見たてて肉欲の宴を開いてるにゃんアル」
師匠「お前らなにやってんの?! 骨の髄まで煩悩に憑りつかれてんじゃねえか!!」
猫耳チャイナ娘「全身をくまなく舐めあうだけにとどめてるからセーフにゃんアル」
猫耳チャイナ娘「越えてはいけない一線は、きちんと抑制できてるにゃんアル」
師匠「抑制できてねえよ! 一線なんかとっくに越えてるわ!!」
猫耳チャイナ娘「早い子は修行開始三日目で陥落したにゃんアル」
師匠「早いな! 予想以上に早かったな!」 - 15 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/07(木) 18:18:53 ID:sJQASkU.
- 猫耳チャイナ娘「その落ちぶれっぷりは、もう凄まじかったにゃんアル」
猫耳チャイナ娘「まさか隣で寝てる子に泣きながら全裸で飛びつくとは思わなかったにゃんアル」
師匠「そんな悲惨な状態だったのか……」
猫耳チャイナ娘「お師匠様にはもっと気を遣ってほしい、なんて頼み事はしないにゃんアル」
師匠「いや、それは俺の落ち度だから改めさせてもらおう」
師匠「日常生活に限らず稽古の時も上も着るようにする」
猫耳チャイナ娘「お、お師匠様……服を着たら使者の私が嬲り殺しにされるにゃんアル……」
師匠「お前らはなんのために、ここの門扉を叩いたんだ?」 - 16 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/07(木) 18:20:04 ID:sJQASkU.
- 猫耳チャイナ娘「他にも私たちを惑わす行動をしてるにゃんアル」
師匠「おう、それはなんだ」
猫耳チャイナ娘「洗濯を私たちに任せることにゃんアル」
師匠「話しを聞いている限りはダメなんだろうな」
猫耳チャイナ娘「優しい言い方をすれば集団乾布摩擦にゃんアル」
師匠「これ以上ないくらい直球な表現をありがとう。想像するのも恐ろしい」
猫耳チャイナ娘「まだいろいろとあるけれども、それはべつにいいにゃんアル」
コメント一覧
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- 2014年08月07日 22:15
- 癖になるにゃんアル
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- 2014年08月07日 22:17
- 凄い言いにくいにゃんアル
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- 2014年08月07日 22:23
- みく「これにゃんアル!」
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- 2014年08月07日 22:26
- そういうこともたまにアルアルニャン
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- 2014年08月07日 22:31
- みくにゃんのファンやめるにゃんアルヨロシ
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- 2014年08月07日 22:42
- これ師匠にも耳生えてるんだよなぁニャンアル
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- 2014年08月07日 22:49
- 内容が無いよう
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- 2014年08月07日 23:07
- 大変よかったにゃんアル
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- 2014年08月07日 23:55
- 今日のシャンプースレ
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- 2014年08月08日 00:00
- 読みづらくて読んでないにゃんアル
-
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