電波暗室で男性が意識不明 ショック症状かこれは嘘ニュースです
電波暗室
県警によると、倒れていたのは同大文学部の男子学生(19)。学生は理学部とは直接関係がないことから、誤って電波暗室に入ってしまい、そのまま意識を失ったものとみられる。
男性が倒れていた電波暗室は、無線機器の試験などに使用される実験設備。内外の電磁波の影響を遮断し電気的に隔離した環境を作るため、室内全面に四角錘状の電波吸収材が隙間なく取り付けられている。
男性が倒れていた原因は不明だが、電波暗室に詳しい京都大学電波学部の坂本義太夫教授(T論)は「吸収材が所狭しと並んだ電波暗室は先端恐怖症の人にとってはまさに地獄。倒れていた学生は先端恐怖症を抱えていたのではないか」と推測する。
最近では四角錘を使わない電波暗室も存在するが、近年は再生医療への予算配分が優先されてきたため、理学部では設備改修の予算もなく、先端の丸くなった吸収材を何度も削って節約しながら設備を維持していたという。
千葉電波大学理学部の小林・ペギオ・太郎学部長は、今回の事件について「ありもしないものへの検証実験に使う予算と人員の1%でも本学に回してもらえれば早急に電波暗室の改修も可能である」とのコメントを書面を通じて発表した。