あのサイレンが聞こえてきます。

自分の人生において、高校野球でとても印象に残っていることがあります。子どもの時、夏休みは毎年、祖父とともに高校野球を見ていました。地元の高校や友達と同じ名前の選手を単純に応援して盛り上がりました。中学時代は夏休みもそれなりに忙しく、高校野球も見なくなっていました。

そして、自分が高校生になったある夏、ふと気がついたのです。小さいころあれだけ応援していた「高校野球のお兄ちゃんたち」といつの間にか自分が同じ年になっている、と。そしてこれからは、あの「高校野球のお兄ちゃんたち」が、自分よりも年下になっていくんだと。あの衝撃は、なんとも言えないもので、これからも忘れることはないでしょう。

さて、8月9日から23日の日程で行なわれる第96回全国高校野球選手権大会。朝からテレビに釘付けになる人も少なくないでしょうが、我々社会人はそうもいきません。が、今年の夏は、スマートフォンで高校野球を見ることができます。「高校野球ライブ中継アプリ」でね。移動中や休憩時間でも試合を見ることができる、ありがたーいアプリです。このアプリは名前の通り、甲子園で行なわれる夏の高校野球全試合の生中継を、無料で視聴することができます。iOS版とAndroid版アリ。

アプリでは、アプリ開発元でもあり、高校野球ファンにはお馴染みの朝日放送のテレビ中継と同じ映像を見ることができます。加えて、アプリ独自の「ピッチャーアングル」「バッターアングル」と、アングルを選んだ映像を見ることもできます。これは、贔屓の選手を見たいファンには嬉しい機能！ 中継映像は、通信データ量が多いためWi-Fiに接続しての利用がベター。

中継映像だけでなく、チーム（選手）のデータも見ることができます。

その他、試合後の選手や監督の思いを綴る「夏のあとがき」やミニゲームの「ねったまくんじゃんけん」など、コンテンツも充実。

個人的にいいね！と思っているのが、応援したい都道府県をあらかじめ登録する「応援団登録」です。これは、応援地域の代表が7回裏時点で負けていると通知が届くというもの。「私が応援してなくて負けたなんて許せない」という気持ちが湧いてきます。

今年の甲子園はみどころがいっぱい

毎年、地区大会も含め、夏はヒーローが、これからの球界を背負って立つ男たちが生まれます。特に今年の地区大会は非常にドラマチックでした。本記事執筆時点（7月末）ですでに、1点差で終った試合、延長戦、9回の攻撃からの逆転試合の数が多く、まさに手に汗握る地区大会となりました。プロだけでなく、ファンのみなさんも「星の煌めき」や「猛虎魂」を感じる選手をすでにピックアップしているでしょう。甲子園が始まれば、そのピックした選手への視線もより熱のこもったものになります。

誰しもが期待してエールを送っているとは思いますが、やはり松本裕樹くん（岩手：盛岡大附）。第2の大谷選手（日本ハム）と言われ、投げて打っての二刀流がすでに大きな注目を集めています。それより何より、松本くんは神奈川出身なのですね。甲子園の後は、是非、ぜひとも私の贔屓球団ベイスターズに来て欲しくて個人的にも熱がはいっています。ベイスよ…、ドラフトのくじ運をなんとかしてくれ…。

個人的に好きなポジションはキャッチャーなので、地元・福岡の清水優心くん（福岡：九州国際大付）にも熱視線です。その強肩ば、しかっと見せちゃらんね！ 先輩の高城選手（DeNAベイスターズ）を超えちゃらんね！

残念ながら今年の甲子園出場を逃した選手でも、例えば、ドラフト指名ナンバーワン候補と言われる安楽智大くん（愛媛：済美）や、高橋光成くん（群馬：前橋育英）の存在も大きいです。彼らを破って県代表となったチームに注目するのもまた楽しみですね。

とはいえ、野球は1人ではできません。数人の注目選手ばかりに気をまわしていると、例えばスラムダンク（先週読み返した）でいう陵南戦の田岡監督のようなこともあるわけで。3年がんばってきた男たちを侮ってはいけないのです…。

高校球児の憧れの舞台、甲子園で、今年はどんなドラマを見ることができるのでしょうか。もちろん、球児たちにとっては「ドラマ」の一言では片付けられない夏になるのでしょうけれど。その夏を「高校野球ライブ中継アプリ」（iOS版、Android版）でぜひお見逃しなく。

source: iOS版, Android版（高校野球ライブ中継アプリ）

（そうこ）