男「な、なにをしてるんだよ……!?」
- 1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/08(金) 17:49:26.65 ID:mVtrBCR/0
- チャラ男「おいおい、見てわかんねえの? お前の女とセックスしてんだよ」
男「そんな」
女「ああんっ、ご、ごめんなさい……でも、この人が」
チャラ男「ちょっと誘ったら、ほいほいまたがってくれたぜ。お前のちんこじゃ満足できないってな!」
男「満足、できない……」
女「ん、ん、ダメ、今は突かないでぇ! 大き過ぎるのぉ!」
チャラ男「だってよ。ほら、いつまで見てるんだ? それとも、これをオカズにますかくか!」
男「くそ……くそっ!」
ダッ ガチャ
チャラ男「根性の無い奴! おら、出すぞっ」
女「出して、種づけしてぇ!」
- 2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/08(金) 17:49:59.05 ID:mVtrBCR/0
-
男「うう、俺はなんて惨めなんだ……」
男「円満だと思ってたのに、たかがセックスで、あんな男に!」
男「俺は悪くない、あの女が悪いんだ。セックスが上手くいかないからって、浮気する、あの女が!」
「本当にそうかな?」
男「なんだと!?」
「確かに、浮気は悪だ。それをする彼女さんが悪いんだろう」
「しかし、その彼女さんがもし善人だとすれば、お前さんはきちんとフラれて、結局、今の状況と変わらんだろうなぁ」
男「う、確かに……くそっ、俺はやっぱり惨めだ……!」
- 3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/08(金) 17:50:28.42 ID:mVtrBCR/0
-
「どうせ、ちんこも小さく、それを補う努力もしなかったんだろう」
男「さっきからなんだ!? お前に説教される筋合いはないぞ!」
「その筋合いを、今から作ってやる」
男「なに?」
「見返したいとは思わないか、その彼女を、寝取った男を」
男「見返す……」
「見返したいなら、私について来い。お前を生まれ変わらせてやる」
男「……分かった。あいつらを見返せるなら、俺はなんでもやるよ!」
「いいだろう、すぐに出発だ」
男「分かった、えっと」
「そうか、まだ名乗ってなかったな」
師匠「――私のことは、師匠と呼べ」
- 4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/08(金) 17:50:54.85 ID:mVtrBCR/0
-
男「師匠、ここはいったい……?」
師匠「お前が生まれ変わるには、三つの条件を満たす必要がある」
師匠「その三つをクリアするための、そう、修行場とでも言うかな」
男「近くの山の奥に、こんな場所があったなんて」
師匠「ふっふっふ、都合の良い場所だよ。私はいつも、ここにいる」
男「師匠、俺はなにをすれば?」
師匠「それを知る前に、まず三つの条件を説明しよう」
- 5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/08(金) 17:51:22.44 ID:mVtrBCR/0
-
師匠「三つの条件とは、心、技、体、この三つだ」
男「格闘技で、よく聞く話だ」
師匠「ある種、的を突いているよ。セックスは格闘技だ。人と人、誰しもが行う戦いだ」
師匠「まずは心。これは様々な性的嗜好、プレイ、相手自信を受け入れる器を表している!」
師匠「次に技。これは器に込められたものを満足させる、技術のことだ!」
師匠「最後に体。これは学んだ技術を完全に行うための基盤、己の肉体を指している!」
男「な、なるほど!」
師匠「お前には、そのどれもが足りていない。ゆえに、修行で身に着けるしかない」
男「分かった。どんな修行でも、耐えてみせるよ!」
師匠「よく言ったっ! まずは心の修行『異常嗜好の滝』だ」
- 6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/08(金) 17:51:49.89 ID:mVtrBCR/0
-
男「なんだ、この滝は……流れる水の色が、桃色をしている!」
師匠「その滝は特別な滝でな。どんな効果かは、うたれれば分かる」
師匠「なに、身体に害はない。さあ、修行開始だ!」
男「はい!」
師匠「――害はない。身体にはな」
- 7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/08(金) 17:52:18.29 ID:mVtrBCR/0
-
男「すごい勢いの水だ。痛そうだな……」
男「くっ、ひるむな。あいつらを見返すんだっ」
ザッー!
男「お、重い。しかし、耐えられる!」
男「……おかしい、水の温度を感じない。寒くも暖かくもない」
男「それに、なんだか頭に靄がかかって――う、うわぁあああ!」
男「頭の中に、なんだ!? 幼女、スカトロ、デブ、坊主、なんだ、なんなんだ!?」
男「死体、達磨、信じられない嗜好が、ぐぉおおおお!」
- 8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/08(金) 17:52:51.58 ID:mVtrBCR/0
-
師匠「その滝にうたれる者は、淫猥な妄想に悩まされる」
師匠「しかし、そのどれもが、本人には受け入れられぬ嗜好」
師匠「それゆえに、異常嗜好の滝!」
師匠「身体ではなく、精神を蝕む嗜好の数々……」
師匠「男、耐えられるか!」
- 9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/08(金) 17:53:19.20 ID:mVtrBCR/0
-
男「だ、ダメだ。吐きそう、いや、もう喉まで胃液が昇ってきている」
男「うぐ、ごぼぇ!」
男「吐いても、またすぐに嫌悪感が胃液を押し上げてきやがるっ」
男「な、なんでこんな思いをしなきゃ……」
男「……そうだ、見返すんだ」
男「デブがなんだ、スカトロがなんだ。幼女がどうした、死体がどうした」
男「――俺は彼女を、寝取られたんだぞぉ!」
- 10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/08(金) 17:53:49.00 ID:mVtrBCR/0
-
男「おえっ、げほ、げほっ」
師匠「私が見込んだだけある。あの滝にうたれ、音をあげないとはな」
男「あげないさ、見返すんだ、奴らを」
師匠「ふっ、いいだろう。次は技の修行『木人愛撫』だ!」
- 11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/08(金) 17:54:19.99 ID:mVtrBCR/0
-
木人「……」
男「師匠、この人形はいったい?」
師匠「お前の性技の相手だ」
男「に、人形相手にするのか!」
師匠「これからお前の愛撫を受け止める相手だ。軽んじるなよ」
師匠「お前はこの木人を、愛撫によって満足させなければならない!」
男「人形を満足!? 無茶苦茶だ!」
師匠「そう思うなら、やめてもかまわんぞ」
男「……わかった。やるよ」
- 12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/08(金) 17:54:51.41 ID:mVtrBCR/0
-
男「人形を愛撫といったって、どうすれば」
男「くっ、こうか、それともこう?」
木人「……」
男「くそ、やってる自分が馬鹿みたいだ」
男「彼女みたく、表情で分かれば」
男「――本当に、分かってたのか。演技をしてくれていた、だけじゃないのか」
木人「……」
男「そうか、お前は演技をしてくれないんだな」
男「やってやるさ。お前を満足させてやる!」
- 14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/08(金) 17:55:21.93 ID:mVtrBCR/0
-
師匠「ダメだったようだな」
木人「……」
男「はぁ、はぁ……絶対、満足させてみせるさ」
師匠「その意気や良し! 次の修行は『岩石突き』だ」
- 15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/08(金) 17:55:54.13 ID:mVtrBCR/0
-
師匠「これを見よ」
男「なんて大きな岩だ。俺の身長の三倍はあるぞ」
師匠「お前はこれを、一メートル押し進めるのだ!」
男「……もう三度目だ。驚いたりしない。やってやる!」
師匠「そうか。ではやると良い」
- 16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/08(金) 17:56:24.36 ID:mVtrBCR/0
-
男「うぉおおおお!」
男「――ダメだ、びくともしない」
男「これを動かすには、それこそ重機を使わなくちゃ……」
男「重機のような筋肉をつけろ、ということか」
男「なんて先の長い話だ!」
- 17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/08(金) 17:56:51.51 ID:mVtrBCR/0
-
師匠「修行の意味を、理解できていないな」
師匠「心、技ともに素質があったが、体に関してはどうにも、時間がかかりそうだ」
師匠「男……岩石突き、その意味が分かるかな?」
- 18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/08(金) 17:57:24.70 ID:mVtrBCR/0
-
男「情けない、一ミリも動かせないなんて」
師匠「ふっ、修行はまだ始まったばかりだ。慢心するな」
男「ああ、そうだな」
師匠「明日も、今日の三つの修行を繰り返す。来るか」
男「もちろんだ! ……ただ、大学が終わってからになるんだけど」
師匠「学業をおろそかにさせるつもりはない。しっかりやるといい」
男「わかった。明日も頼むぜ!」
- 19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/08(金) 17:57:55.01 ID:mVtrBCR/0
-
後輩「先輩、サークルやめるって、本当ですか」
男「今日言ったばかりなのに、よく知ってるなぁ」
後輩「なんで先輩がやめるんです? あんなに楽しそうだったのに」
男「色々あったんだよ。それに、今は別のことに夢中なんだ」
後輩「でも、突然過ぎます」
男「悪いな。けど、もう決めちゃったからな」
後輩「そうですか……何をしてるかはしりませんが、頑張ってくださいね」
男「おう、ありがとう」
タッタッタ
後輩「ちぇ……いなくなっちゃうのか、先輩」
後輩「サークルにいる意味、なくなっちゃった」
- 20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/08(金) 17:58:25.35 ID:mVtrBCR/0
-
師匠「来たか」
男「師匠、今日もよろしくお願いします!」
師匠「ん? なんだ、改まって」
男「礼儀はしっかりしようと思いまして」
師匠「そうか。まあ、良い心掛けだ。さっそく始めよう」
男「はい!」
- 21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/08(金) 17:59:06.67 ID:mVtrBCR/0
-
男「ぐぉおおおお! デブもいける、いけるぞぉおおおお!」
男「腐りかけが一番気持ち良いぃいいいい!」
男「幼女だって、女だぁああああ!」
- 22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/08(金) 17:59:35.04 ID:mVtrBCR/0
-
男「ここか、ここが気持ちいいのか」
男「それとも、ここ? いや、こっちか」
木人「……っ」
男「ん、お前、反応した……!?」
男「よし、ここか、ここがいいのか!」
- 23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/08(金) 18:00:05.49 ID:mVtrBCR/0
-
男「鍛えるんだ、限界まで」
男「この大岩を難なく動かせるまで、鍛える!」
男「……本当に、そうか。そんな単純なことを、師匠が修行させるのか」
男「もう一度、考えなおそう」
- 24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/08(金) 18:00:39.27 I
コメント一覧
-
- 2014年08月08日 19:35
- お、おう?
-
- 2014年08月08日 19:37
- たかが石ころ一つ、俺の腰で押し通してやる!は卑怯だよ…
-
- 2014年08月08日 19:42
- なんだこれ糞スレかと思ったら綺麗にまとまってるじゃねぇか
-
- 2014年08月08日 20:03
- 何があってこれを書こうと思ったのか...
気になりますねぇ
-
- 2014年08月08日 20:13
- 一つ目の滝観光名所になりそうだな
-
- 2014年08月08日 20:21
- なんかすっきりした。
-
- 2014年08月08日 20:27
- 男は寝取られた時のためにバイで無ければならないと思うんだ。間男に反撃するために、この師匠のように。
-
- 2014年08月08日 20:34
- 駄目だ
完全に男(CV古谷徹) 師匠(CV池田秀一)で脳内再生される
-
- 2014年08月08日 20:37
- どうやって小枝を大きくしたんだ!
そこが一番大事だろ!
-
- 2014年08月08日 21:03
- 師匠が出たあたりでジャンルを確認してしまった
-
- 2014年08月08日 21:12
- 悲しみが垣間見えたような気がした
-
- 2014年08月08日 21:22
- 最後に後輩を振って、チャラ男の方を元カノから寝取る展開になるのかもと思ったよ
良かった… 本当に良かった
-
- 2014年08月08日 21:29
- ホモは世界を救うよ。
師匠、俺は付いていきます!
-
- 2014年08月08日 21:38
- 結局ホモじゃねーか
-
- 2014年08月08日 22:38
- ※4
右京さん、それってどういう……
-
- 2014年08月08日 22:51
- 後輩も充分に尻が軽い。結局体じゃあねぇか
-
- 2014年08月08日 23:39
- ※7
「男性とは、女性の対極たる性別にあらず。
女装させれば、その立ち居振る舞いに真理は現れよう。
すなわち男性とは、女性の奇形なり」
By 森田 一義(司会者)
-
- 2014年08月08日 23:52
- 自分が原因だからと女を許容する時点で終わってる。
-
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