亡くなった飼い主をいつまでも待ち続ける柴犬が話題となっています。

画像:【遺影の前で眠る柴犬「こゆき」】
遺影の前で眠る柴犬「こゆき」
http://mainichi.jp/graph/2014/08/13/20140813k0000m040157000c/001.html

2011年2月、福岡県粕屋町で飲酒運転の車にはねられて16才で亡くなった高校生・山本寛大

(やまもとかんた)君の母親・美也子(45才)さんが発案し、有志が集まり、CM作りに着手。

飼っていたメスの柴犬「こゆき」が起用されました。

「こゆき」は寛大君が小学5年生のときに家族入りし、今では8才。

寛大君は「こゆき」が小さなときには自転車のカゴに入れて出歩き、大きくなってからも散歩を欠か

さないほど可愛がっていました。

そんな寛大君は高校1年生のとき、同級生とともに飲酒運転していた車にはねられ、死亡

遺影の前で涙を流す美也子さんに寄り添い、いつの間にか、仏壇の前が「こゆき」の寝床となりました。

CMの制作費は有志や協力者からの寄付金でまかない、大手自動車メーカーのCMなどを手がける

映像クリエイター・服部正典(35才)さんが、散歩コースだった母校の中学校などを約9時間にわたり、

撮影。

30秒間のCMが完成しました。

美也子さんは

画像:【美也子さんと柴犬「こゆき」】
美也子さんと柴犬「こゆき」
http://mainichi.jp/graph/2014/08/13/20140813k0000m040157000c/002.html

「撮影中のこゆきに『寛大のために頑張って』と言葉をかけると、いい演技をしてくれた。
大切な人を失った悲しみは誰にでもある。その悲しみを想像できるようになれば、飲酒運転もなくなる」

と話しています。

現在、街頭ビジョンやイベントでの上映をつのっています。

CMはまだ公開されていないようですが、見てみたいですね。