車を運転する時には、言うまでもなく一人称(自分の眼で見ている)の風景を見ながら運転しているわけですが、これを例えば車の斜め後ろ(=三人称視点)から撮影された映像を見ながら、ドライビングゲームのように実際の車を運転するとどうなるのか?そんな気になる実験が海外で行われていました。

運転手が装着しているヘッドマウントディスプレイには車の斜め後ろを飛行するドローンが撮影している映像がリアルタイムに配信され、あたかも鳥になったかのような俯瞰視点で自分が運転している車が見えるというわけです。

third-person-driving-with-a-drone-01

third-person-driving-with-a-drone-03

言ってみれば、現実世界で実際の車を使ってマリオカートをしているようなものなのですが、さすがに慣れない体験だけにところどころぶつかりそうになっているシーンも。しかし、運転しているうちにコツをつかんだのか、最後には障害物に衝突することもなく、無事に設定されたコースを走りきっています。

もちろんこの実験は熟達したドライバーによって行われているため誰でも気軽にできるというわけではありませんが、果たしてどんな感覚が得られるのか、ちょっと気になるところですね。