ハリー「……」

ロン『野蛮なんだ』

ハリー「で、それを僕に言ってどうしようと」

ロン『なんとかしてくれ。身が持たない』

ハリー「……そんなにすごいのかい？」

ロン『ああ。そりゃもうすごいよ』

ハリー「……わかった。じゃあ明日の夜そっちに行くよ」

ロン『頼むよ』

ガチャリ

ハリー「ッハァー！面白くなってきやがった！」

ジニー「電話長かったわね。ロンから？」

ハリー「おいジニー！ロンとハーマイオニーのセッ○ス見に行こうぜ！！」

次の日夕方
ハリー「途中でスーパーに寄らなきゃね」

ジニー「ねえハリー、ほんとうにロンがそう言ったの？」

ハリー「ああ、そりゃもうすごいらしいんだ。あのハーマイオニーが」

ジニー「にわかには信じられないわ」

ハリー「ああ僕もさ。でもロンはマジなトーンで困ってたよ」

ジニー「ロンがへなちょこなだけじゃないかしら」

ハリー「…あー、ありえるな」ブィィィィィ

ハリー「お、電話だ。はいポッター」ピッ

ロン『ハリー！ハリー！早く来てくれ！』

ハリー「！？どうしたロン！」

ロン『ハーマイオニーが！もうすごいんだ！こんな時間から！』

ハリー「なんだって？まだ5時だよ！？」

ロン『君たちが来るのを伝えたら興奮しちゃって…
うわあ、そんなハーマイオニー！ちょっ！』

ハリー「！わかったすぐ行くよ！」

ロン『たの』プツッ

ハリー「大変だ急ぐぞジニー！」

ジニー「まるで熊でも暴れてるかのようね」

ロン邸
ガシャーン
ギャアアアア…

ハーマイオニー「グルォァアアアアアアアアアアアアアアアア！！」ガシャーン

ハリー「」

ジニー「ほんとうに熊でも暴れてるかのようね」

ロン「ああハリー！助けて！」

ハーマイオニー「ガフッガフッガフッガフッ…フシュウウウウ……」

ハリー「……ロン、なんなんだこれは」

ロン「ハーマイオニーだよ！野蛮なハーマイオニーだよ！」

ハリー「……」

ハリー「文字通りかよ！」

ロン「ああ壁なんか食べちゃだめだハーマイオニー！」

ハリー「ふざけるなよ！こっちはビデオカメラまで用意したんだぞ！」

ジニー「ヨドバシでね」

ロン「撮影したって仕方ないだろ！なにを勘違いしてるんだハリー！」

ハリー「セッ○スしてるとこ見せてくれるんじゃないのかよ！」

ロン「見せるわけないだろ！」

ハーマイオニー「ゴアアアアアアア！ジャッ！」ガシャーン

ロン「ああ！仏壇が！」

ジニー「罰当たりね。パパも浮かばれないわ」

ハリー「とりあえず動きを止めるぞ！ステューピファイ！」バシュッ

ハーマイオニー「アア！」バシッ

ハリー「！？素手で弾いたぞ！？」

ロン「ああなったハーマイオニーに魔法は効かないんだ！」

ハリー「なんだって！？」

ジニー「猟銃でもなきゃダメかもしれないわね」

ロン「それも効かなかった！だからお手上げなんだ！」

ハーマイオニー「ラアアアアアアアアアアア！！！」

ジニー「こっちに気づいたわ」

ハリー「こんなの相手にして君は毎晩どうやって生き残ってるんだ！！」

ロン「逃げるんだよ！ひたすら！」

ハリー「なんで僕呼んだんだよ！」

ロン「生き残った男の子だろ！？なんとかしてくれよ！」

ハリー「このままじゃ今日が命日だよ！なんだよあれヴォルより怖え！！」

ハーマイオニー「ジャアアアアア！！」ダダダッ

ロン「っ！逃げるぞ！」

ジニー「部屋の電気を消して視覚を奪い、なんとか玄関まで逃げたわ」

ロン「解説してる場合じゃないよ！早く外に出るんだ！」

ハリー「待ってくれ今日ブーツだから履くのに時間が」

ロン「一々靴脱ぐなよ外国だぞ！！」

ドゴオオオオオ！！！！！

ハーマイオニー「グォルァアアアアアアアアアアアアアアアア！！」

ロン「壁ぶち破ってきやがったあああ！！新築が！」

ハリー「モタモタするなロン行くぞ！」ガチャ

ロン「殺すぞ！！」

ハリー「早く乗り込め！僕のハマーH1に乗り込め！」

ロン「えらい車乗ってるな！」

ジニー「山本KIDもハマー乗ってたわよね」

ロン「どうでもいいよ！！」

ハーマイオニー「グフルルルルル…」

ロン「来るぞ！」

ハリー「…あれ、エンジンかからない」ンドゥンンン、ンドゥンンン

ロン「お約束かよ！」

ハリー「ロン！なんでもいい時間を稼げ！」ンドゥンンン

ロン「時間を稼げったってそんな…ジニーなにかないのか！？」

ジニー「お土産に持ってきた牛ロース切り落としが5キロあるわ」

ロン「そんなに持ってきてどうするつもりだったんだ！でもそれだよ！」

ロン「それっ！」ポイッ

ハーマイオニー「！」

ハーマイオニー「…ガフッ、ガフッガフッガフッ」

ジニー「食いついたわ」

ハリー「いいぞロン！」

ロン「よしどんどん投げるんだ！そーらハーザウルス肉だぞ！」ポイッポイッ

ハリー「よし、いい子だ、いい子だ…頼むぜかかってくれよエンジンちゃんいい子だから」

ジニー「日曜洋画劇場みたい」

ロン「手伝えよ！」

ハリー「>>47なんか違うと思ったらそれだよ。お、かかったぞ！」

ロン「よっしゃ、ハリー早く出して！あいつもう完食しやがった！」

ハーマイオニー「クッチャクッチャ…クッチャ」

ハリー「小林かよ！よし行くぞ！」

ブロロロロロ

ハリー「……っふー、なんとかなった。
しかしあんなの相手に毎晩よく逃げ切れるなロン」

ロン「普段は時間になると地下のシェルターに朝まで籠るんだ」

ハリー「じゃあ今日もそうしろよ！
ハリーポッターが死ぬとこだったんだぞふざけるなよ！！」

ジニー「ねえ、ハリー」

ハリー「なんだいジニー。今君の兄を八つ裂きにするとこなんだけど」

ジニー「後ろから追って来てるの、あれハーマイオニーじゃないかしら」

ハリー「」

ロン「」

「「ギャアアアアア！！」」

ハーマイオニー「ハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッ」ダダダダダダダダダダッ

ハリー「なんだよあれ！なんだよあれ！」

ロン「ハリーもっと飛ばして！」

ハリー「飛ばしてるよ！！あいつが速すぎるんだ！
なんだよあれメタルスチータスかよ！」

ジニー「すごくスムーズに四足ね」

ハーマイオニー「ハッハッハッハッハッ」ダダダダダダダダダダッ

ロン「人の女房を化け物みたいに言うな！！」

ハリー「化け物なんだよお前の女房！意外な一面ってレベルじゃねえぞ！！」

ジニー「もう追い付かれるわ。パパ今行きます」

ロン「ああもう駄目だ…」

ハリー「死んでたまるか！こうなりゃ最後の手段だ！」ガッ

キキキキキイイイイ！！

ハーマイオニー「！？」

ドガァッ！！

ハーマイオニー「ギャアッ！！」

ハリー「っしゃあ！そのスピードじゃ急に止まれねえだろ！」

ジニー「気持ちいいぐらいに吹っ飛んだわね」

ロン「ハーマイオニーーー！！」

ハーマイオニーー！

ハーマイオニーー

ハーマイオニー……

……

……

～～～～～～～～～

ハマオカモト「……はっ！」

ハマオカモト「夢か……」

以上です
ありがとうございました