「土用の丑の日」にウナギを食べる習慣のある日本ですが、今後ますますウナギの価格が
急騰すると報じられています。
画像:【うな重】
https://www.flickr.com/photos/sun_summer/3621749561/
世界一ウナギの消費率が高い日本。
しかし、1980年代後半から乱獲と生息環境の悪化により、日本の個体数が減少。
稚魚が足らないため、アジアやヨーロッパなどからかき集めるようになりました。
そんな中、2010年、ヨーロッパは「ヨーロッパウナギ」の保護のため、EUが輸出を禁止。
2011年には東日本大震災により、ウナギの養殖所が大きな打撃を受け、「アメリカウナギ」が注目され、
同地の稚魚の価格が13倍に跳ね上がりました。
今年6月、国際自然保護連合(IUCN)は「ニホンウナギ」を絶滅危惧種に指定。
画像:【ニホンウナギ】
http://lazy-lizard-tales.blogspot.jp/2009/03/freshwater-eels-anguillidae.html
また合衆国魚類野生生物局が2015年から「アメリカウナギ」も絶滅危惧種に指定することを検討中。
今後、日本は稚魚の輸入地域を限定され、最近高騰している中国産や台湾産のウナギもさらに手が届
きにくくなることが懸念されます。
貴重な国産ウナギは庶民には食べられなくなりそうです。