Google が開発者向けのAndroid OS バージョン分布データを更新しました。8月12日までの集計では、最新バージョンである 4.4 KitKat が初めて20%を超えています。
そのほかのバージョンは、最新よりひとつ前の 4.1.x - 4.3 Jelly Bean が3つのAPIレベルを合計して過半数の約54%。これにKitKatを足した「4.1.x Jelly Bean 以降」では75%超になります。また少数派になった 4.0.3 - 4.0.4 Ice Cream Sandwich の10.6%を足した「Android 4.0以降」では85%超。
一方で、ちょうど一年前の2013年8月に脱落するまで呪いのように最大派閥であり続けていた 2.3 Gingerbread は13.6%。激減はしたものの、生き残りの行き止まり端末が多いためかいまだに存在感を放っています。
集計対象でもっとも古い、いまや懐かしの2.2 Froyo は0.7%。0.1%以下の希少バージョンは表示されていません。Google が集計する Platform Versions データはGoogle Play ストアのアプリ開発者向け情報であることから、Google Play ストアアプリが非対応の2.2未満はそもそも集計対象にはなっていません。
「俺に構わず先にバージョンアップしてくれ!」と叫んで消えていった行き止まり端末たちの悲壮な表情がまぶたに浮かびますが、Googleによればすでに一年前の2013年8月時点で、ネットに接続してGoogleのサーバにチェックインした2.2未満端末は約1%にすぎなかったとのこと。
なお今年6月に公開された次期バージョンの
Android L は、現在一部のNexus端末向けに開発者限定でプレビュー中。年内に正式リリースされる見込みです。
Google I/O 2014 Android L
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