Twitter が認証済みユーザー (Verified User)だけが使える機能を新たに2つ追加しました。
芸能人や政治家、作家といった著名ユーザーにとってツイッターを使いやすくし、著名人どうしのTwitter上の会話を促進して一般ユーザーへのサービス価値を高めることが狙いです。
.@luis16suarez It's all forgotten. I hope FIFA will reduce your suspension.
- Giorgio Chiellini (@chiellini) 2014, 6月 30
ツイッターでは不特定多数の人々に広く認識されるパブリックなアカウントに対して、独自の審査基準で「Verified User」のバッジを与えています。対象は芸能人や政治家、作家などのクリエーター、スポーツ選手、ジャーナリストなど。および広く一般人とかかわりのあるブランドや企業、団体も対象です。
認証済みアカウント / ユーザーは多数の一般ユーザーから話しかけられる場合が多いため、ツイッターでは通知フィルタリングで使える「認証済みユーザーだけ表示」オプションのように、認証済みユーザーだけが使える機能を従来から提供してきました。
今回、認証済みユーザー限定で新たに追加される機能は2種類。いずれもモバイル版 Twitter で有効になります。新機能は:
1. ほかの認証済みユーザーが自分をフォローしたときに通知 (iOS / Android)
2. 自分のプロフィールページで、フォロワーのうち認証済みユーザーだけを表示 (iOS)
どちらも「ただの人」からの大量のメッセージやフォローで他の著名人からのアクションが埋もれてしまうことを防ぎ、著名人どうしの会話を促進することが目的です。
「認証済みユーザーだけが使える機能」と聞くと、宣伝になる有名人を優遇して格差を作って一般ユーザーを蔑ろにするのか!と怒り出す向きもいそうですが、そもそも他の著名人に頻繁にフォローされる場合のための機能なので、一般ユーザーに解放されてもほとんどの人には役に立つ機会がありません。
Twitter の使い方には自分からの情報発信や知人との会話もありますが、お気に入りの芸能人など著名なユーザーの近況を知りたいから使っているユーザーも多数存在します。ツイッター側としては Verified User どうしの絡みを誘発することで、他所では読めない有名人の発言を増やして一般ユーザーを引き寄せることが狙いです。
なお、以前から提供されている認証済みユーザー限定機能は「全ユーザーからのDM受信」オプション(相手からはフォローされていても自分はフォローしていないファンや客からダイレクトメッセージを受信できる)、自分のツイートがどのようなユーザーにどの程度読まれたかの統計情報表示など。
Today we're beginning to roll out two new features to verified users on the Twitter mobile apps. Read here for more: https://t.co/bpeZchjCW1
- Twitter Media (@twittermedia) 2014, 8月 13
[Image credit: Michael Loccisano/Getty Images for The Mint Jubilee]