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鼻から牛乳ならぬ、鼻から歯である。
鼻血は年齢に関係なく起こる症状の一つだが、ここで紹介する患者のケースは極めて稀な物だった。彼の鼻血の原因、それは突如として鼻の中に生え始めた「歯」だったのだ!
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この驚きのエピソードを持つ人は22歳のサウジアラビアの男性で、一ヶ月の間に1~2回起こる鼻血に3年もの間苦しめられていた。医者が患者の診察で発見したのは、約0.5センチの象牙色をした骨状の物だった。
医師は歯科医の同僚と意見を交え、結果的に骨の正体は「余分に生えてきた歯だと思われる」と結論づけた。ちなみに患者の口内に存在する歯は完全に生え揃っており、本数も揃っていたそうだ。
患者はその後全身麻酔での摘出手術にかけられ、術後は鼻血も止まり完治したようだ。この患者のケースは「アメリカン・ジャーナル・オブ・ケース・レポート」に掲載された。
鼻の歯をとらえたCT写真
余分な歯、いわゆる「過剰歯」というのは別段珍しい事ではないという。ある研究によると総人口の0.15%から3.9%に発生が見られるそうだ。今回の件にも携わったアイオワ大学口腔病理学教授ジョン・ヘルシュタイン博士は今回のケースについてこう語っている。
「毎年2~4人程の患者に過剰歯は発生する。だが、鼻腔に歯が生えてくるケースは初めてだ。私は過剰歯が逆さまに口内に生えてくるケースはいくつか見たことがあるが、こういったケースは非常に興味深い」。また、ヘルシュタイン教授は、こうなるまで気が付かずここまで立派に生えてきたことにも驚きを隠せなかったという。
取り除かれた歯
患者の過剰歯が何故鼻の中に発生したのかは謎のままだが、過剰歯は遺伝するのではないか?と学者たちは考えている。
過剰歯と深く関連があるとされる症状の中には「口唇口蓋裂」という先天性異常があり、通常「口唇口蓋裂」は生後間もなく行われる手術により回復する。しかし、この手術が後の過剰歯を引き起こしている可能性も否めない、とヘルシュタイン博士は考えている。via:livescience・原文翻訳:riki7119
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コメント
1. 匿名処理班
ヒーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
2. 匿名処理班
・・・・・・・・(・ω・)
思ってたより綺麗な歯だった
口の中みたいだからグロく見えなかったな
3. 匿名処理班
( ^ω^)←この顔見るといつも口唇口蓋裂思い出す
4. 匿名処理班
受精卵から全身のパーツが発生する過程のシステムだってまだ未解明だし
人類の科学はまだまだ未熟なんだなぁと実感するな…
5. 匿名処理班
>この手術が後の過剰歯を引き起こしている可能性も否めない、
遺伝を助長してるって意味かえ?
6. 匿名処理班
便利かもしれん
7. 匿名処理班
過剰歯と口唇口蓋裂なら、口唇口蓋裂の治療の方が優先されるべきだと思うけどね
8. 匿名処理班
レントゲンじゃなくてCT像じゃないかな…