エボラ出血熱の特効薬なるか? 現在開発中の薬ジーマップとTKMエボラとは
人類の強敵を食い止めることはできるんでしょうか。
今年に入ってから西アフリカで猛威を奮っているエボラ出血熱。すでに世界中で1,000人以上の人が死亡し、世界保健機関(WHO)もついに発生をコントロールするため、実験段階の薬の使用を容認しました。
その治験薬の中でも注目されているのが、アメリカのマップ・バイオファーマシューティカル社が開発中のジーマップという薬。このジーマップ、なんと生物工学によって作られた植物から精製されたもので、"plantibodies"(植物抗体)と呼ばれるそう。エボラウイルスの薬が植物から作られているとは驚きです。
もう一つ注目されている薬が、すでに治験で第一段階のカナダ、テクミラ社のTKMエボラ)。このTKMエボラは実は米国防省と共同開発されている薬で、RNA干渉という技術を駆使したもので、エボラウイルスの7つの遺伝子のうち3つを攻撃するんだとか。
なんだかどれも最新技術を駆使した薬でまだまだ人への有効性・安全性が分かってないものもあるようですが、なんとしても治療法を確立して欲しいですね。
source: Forbes
(ケンタロー)