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P「貴音ー!ホームラン頼むぞー!」


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エレン「駆逐艦に勤務することになった」




1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/13(木) 16:01:50.68 ID:SJ7grczL0


P「え・・・?野球、ですか?」

社長「うむ」

P「あのー・・・うちのプロダクションは女の子ばかりですし、誰も経験ないと思うのですが・・・」

社長「うむ」

P「・・・もう決まってるんですね」

社長「うむ」

P「・・・」


3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/13(木) 16:06:35.17 ID:SJ7grczL0


P「と、いうわけで、次の仕事はみんなで野球をすることになった」

千早「はあ・・・」

P「収録は一週間後なので、今日からはみっちり野球のレッスンをする!」

やよい「うっうー・・・」

貴音「やきゅー、とは、どういったものなのでしょう」

響「自分、やったことあるぞー、」

P「と、とにかく、ジャージに着替えて、近くの野球場でレッスンだ」

亜美「わ→い」

真美「やきゅ→やきゅ→」

P「はあ・・・」


5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/13(木) 16:11:02.90 ID:SJ7grczL0


~収録試合まであと7日

P「えー・・・まず、野球を知らない人もいるだろうから、簡単にルールブックを作ってきた」

P「基本的には、攻めのターンと守りのターンがある」

P「野球は、いかに攻めのターンに点を取り、守りのターンに失点を防ぐかによる」

P「そのためには、適切なポジション、打順、作戦・・・」

P「いろいろ考えてやらなきゃいけないゆだ!」


7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/13(木) 16:14:34.09 ID:SJ7grczL0


美希「あふぅ、こんな紙で見ててもよくわからないの」

真「そうだね、プロデューサー!実際に身体を動かしてやってみたほうが、わかりやすいと思います!」

P「そうだな、よし!とりあえずみんなキャッチボールから始めよう!・・・っと、響!」

響「うん!」タタタ

P「・・・まあこのぐらい距離を取って、」

P「相手のグローブになるべく近くに」シュッ

P「ボールを投げてやるんだ」

響「ナイスボールだぞ!」パシィ

P「よーし、二人一組になってやってみてくれ!」


8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/13(木) 16:16:36.90 ID:SJ7grczL0


P「・・・」

パシ・・・ドコニナゲテルノー・・・

パシ・・・

P「なんかいいな、こういうの」

P「やってみたかったんだよなぁ・・・監督」


9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/13(木) 16:19:28.85 ID:SJ7grczL0


ひる!

P「よーし!お昼にしよー!」

雪歩「はあ・・・はあ・・・」

真「雪歩、大丈夫?」

雪歩「う、うん・・・はあ・・・」

響「やよいー、見かけによらずいい玉投げるぞー!」

やよい「うっうー!弟たちのチームで野球したこともあるんですよー!」

貴音「きゃっちぼおると言うもの、理解しました」

美希「貴音は背が高いから投げやすいのー!」


10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/13(木) 16:22:54.68 ID:SJ7grczL0


春香「千早ちゃん、野球って面白いね!」

千早「・・・ええ」

春香(千早ちゃん・・・お腹空いたのかな)

小鳥「みんなー!おにぎり持って来ましたよー!」

美希「やったー!」

律子「・・・どうですか、調子は」

P「はは・・・経験者が何人かいるから助かってるよ」


12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/13(木) 16:25:45.37 ID:SJ7grczL0


P「時間がなさ過ぎるけど、何とかカタチにはしたいからな」

律子「・・・ですね」

P「あ、小鳥さん!ありがとうございました」

小鳥「いいんです、事務所にいても、するとこあまりないですから」

小鳥「しばらくは野球一筋、ですからね」

P「はは、そうですね」

律子(あれ、この事務所って何の事務所だっけ)


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/13(木) 16:32:33.32 ID:SJ7grczL0


ごご!

P「よし、午後からは2班に分けて、野球の基本的な動きをレッスンだ」

春香「基本的な動き?」

P「野球の基本的な動きとは、とどのつまり、攻め側はボールを打つ、ベースに向かって走る、守り側は自分の近くに来たボールを取る、ベースを守る人に投げる・・・これに尽きる」

P「というわけで、攻撃と守備に分けて、まずは練習だ!」

A班・・・春香、千早、やよい、伊織、美希、あずさ
B班・・・雪歩、真、響、貴音、亜美、真美


19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/13(木) 16:40:35.13 ID:SJ7grczL0


P「A班はとりあえず攻撃の練習だ!」

P「律子、頼むな」

律子「お任せ下さい。みんな、いい?私がボール投げるから、それを打って、一塁に走る!」

P「B班は守備練習だ!ノックというヤツだ。」

P「貴音はファースト、響はショート、真と雪歩はサード。亜美真美はセカンドの位置に行ってくれ!」

P「貴音以外はボールを取ったら貴音に投げる!」

P「よし、始めるぞ!」


20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/13(木) 16:45:54.20 ID:SJ7grczL0


さんじ!

P「よーし、一旦休憩しよう!」

真「プロデューサー、意外とスパルタだね」

響「強い打球がいっぱい来て楽しいぞー!」

貴音「雪歩、顔色が優れませんね」

雪歩「だ、大丈夫・・・ちょっと、疲れただけ・・・だよ・・・」

亜美「んっふっふ~、兄ちゃん、亜美たちのセカンド、チョ→いけてたっしょ?」

真美「だよねだよね」

P「んー、まあまあだな」

亜美「えー」

真美「まあまあって何さー」

小鳥「みんなー!飲み物持ってきましたよー!」


21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/13(木) 16:51:37.81 ID:SJ7grczL0


律子「お疲れさまです」

P「お疲れさま。そっちはどうだ?」

律子「やよいはやっぱりいいですよ。身体に似合わず、豪快なスイングで強い当たりを打てます」

律子「美希も飲み込みは早いですね。バットに当てるのは上手いですよ」

P「そうか。美希はやっぱりさすがだな」

律子「ええ。他は正直、今の段階では使い物になりません」

P「あはは・・・まあ、まだ初日だし、長い目で見て行こう」

P「B班のバッティングは楽しみだな」


22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/13(木) 16:58:41.78 ID:SJ7grczL0


P「よーし、最後は、今のレッスンをA班とB班で入れ替えて行う!」

貴音「・・・プロデューサー」

P「ん?どうした?」

貴音「雪歩の顔色が優れません。熱もあるようです」

P「なんだって?」

P「雪歩!」

雪歩「・・・プロデューサー」

ぺた

P「うーん・・・寿司熱が出て来てるな・・・」

真「雪歩、朝から少し熱があったみたいです・・・」

P「雪歩、今日はもう終わりにして病院に行ったほうがいい」

雪歩「で、でも・・・みんな頑張ってるのに・・・」

P「雪歩、うちは12人だ。野球は最低でも9人グラウンドに立つ」

P「今は、身体を良くすることがチームにとって大事なんだぞ」

雪歩「プロデューサー・・・わかりました!」


23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/13(木) 17:00:11.68 ID:SJ7grczL0


P「小鳥さん、お願いできますか」

小鳥「任せてください!」

P「よーし!皆はそれぞれ位置につけー!」


25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/13(木) 17:04:01.46 ID:SJ7grczL0


ゆうがた!

P「よし!今日はこれまで!」

伊織「つ、疲れたわ・・・」

あずさ「あらあら、伊織ちゃん大丈夫?」

伊織「あ、あずさ・・・あんた意外とタフね・・・」

響「くー、ホームラン1本しか打てなかったぞ・・・」

真「あはは、それにしても貴音は凄かったね」

貴音「律子は私に打たせようと球を投げています。力のない打球を飛ばすことは造作もありません」

響「」

P「よし!事務所に帰ろう!」


26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/13(木) 17:09:25.55 ID:SJ7grczL0


×寿司熱 ○少し熱

~765プロ事務所

「「「お疲れさまでしたー!」」」

P「うん、お疲れさま!また明日な!」

P「さて・・・」

P「ポジションを考えるか・・・」

ガチャ

小鳥「ただいま戻りましたー」

P「小鳥さん、お疲れさまです。雪歩、どうでした?」

小鳥「ただの風邪みたいです。2日は安静に、とのことです」

P「そうですか・・・」

小鳥「あ、お茶入れますね」トテトテ


27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/13(木) 17:11:57.93 ID:SJ7grczL0


律子「お疲れさまです」

P「お、お疲れ」

律子「用具の手配、しておきました」

P「助かるよ。律子がソフトボール経験者で」

律子「あはは、ずっとベンチでしたけどね」

P「しかし・・・」

律子「・・・」

P「無謀だよな・・・」

律子「ええ・・・」


29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/13(木) 17:14:03.53 ID:SJ7grczL0


律子「対戦するチーム、決まってるんですか?」

P「わからん。社長が教えてくれないんだ」

P「・・・皆にはまだ言ってないが、球場は決まってる」

P「東京ドームだ」

律子「えっ」


33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/13(木) 17:22:13.03 ID:SJ7grczL0


律子「本当ですか・・・」

P「ああ。東京ドームを一日抑えて、どことやるかわからんが、野球の試合をする」

P「アイドルが、だ・・・」

律子「・・・本業で行かせて上げたかったですね・・・」

P「ああ・・・」

P「でも、俺は」

P「ヘタでもいいんだ、何とかカタチにしたい」

P「野球もアイドルも、ある程度センスは必要だと思う」

P「だが、女の子だから、やったことないから、そんな理由で、みんなにみっともないプレーはして欲しくない」

P「時間はないが・・・見に来てくれたお客さんに、少なくとも、野球をやっている」

P「そう見えるようにして欲しいんだ」


34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/13(木) 17:25:39.65 ID:SJ7grczL0


律子「プロデューサー・・・」

P「なんてことを言ったが、765プロ久しぶりの仕事だからな・・・」

P「仕事として、成功させたい、な・・・」

律子「・・・はい」

~初日、終了・・・





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桜木「・・・ッシャーセー・・・アリャーシターッス・・・」