Google が、ウェブブラウザChrome へ悪質なプログラムから保護する新機能を追加すると発表しました。ホームページや各種設定を勝手に変更する可能性のあるソフトがダウンロードされそうになると、警告を表示してダウンロードを停止します。なお停止されたダウンロードはダウンロード履歴から再開できます。
この新機能は、インターネットを安全に利用するための「Google セーフブラウジング」の一部として来週から提供されます。
Google セーフブラウジングは、1日に数十億件のURL を調査してフィッシングサイトやマルウェア配布サイトを探し、ユーザを守るための技術。
Google はこの技術で週に300万回以上のダウンロード警告を表示していると述べています。また調査結果はChrome 以外のブラウザにも提供しており、11億人をウェブ上の危険から守っているとしています。
Google は今年に入り、
悪質なChrome 拡張をChrome ストアから削除したほか、
Windows版 Chromeの拡張機能をウェブストアからのみ入手可能にし、
Windows 用64bit Chrome ベータをリリースするなどセキュリティ面の強化を続けています。