アメリカ研究者などがカップ麺について、警告をしています。

画像:【カップ麺(イメージ)】 
カップ麺
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カップ麺の「危険性」をめぐるこれまでの経緯については、今から15年以上前にさかのぼります。

容器に使われている発砲スチロールに熱湯を注ぐことで、容器から環境ホルモン(内分泌かく乱化学物質)

(※)が溶け出すと指摘され、一時は紙製の容器が代わって登場。

(※環境ホルモン…体内のホルモンの働きを破壊し、アレルギー、不妊症、乳がん、発達障害さまざまな異常を引き起こす)

しかし、当時の通産省と環境庁が

「証拠が不十分」

と発表したため、ふたたび発砲スチロールの容器が普及。

2004年になると、エゴマ油を入れて100度の熱湯を注いだ場合に容器が溶解することが指摘され、200

6年、東京都健康安全研究センターが

「動物実験を経て環境ホルモン作用が認められた」

とそれまでの発表を覆しました。

しかしながら、食べ過ぎなければ影響はないとの認識で今なお発砲スチロールの容器が使われている現状。

カップ麺(2)
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一方、アメリカではこのカップ麺自体の危険性について、注目されるようになってきており、最近ではミネソタ

州に本部がある有名総合病院「メイヨー・クリニック」がインスタント麺を多く食する人々と各種疾患の発病率

についての調査結果を発表。

画像:【メイヨー・クリニック】
メイヨー・クリニック
http://de.wikipedia.org/wiki/Mayo_Clinic

インスタント麺は脂肪分、塩分が高く、心臓病、脳卒中、糖尿病などメタボリック症候群を引き起こす可能性

を高めると発表しました。

アメリカの科学者たちはカップ麺を多く食べることは危険であると警告しています。

最近注目されるようになってきた「食の安全」ですが、カップ麺メーカーも容器や内容物についての安全性に

ついて、見直すべきですね。

また消費者たる私たちも食べすぎには注意したいところです。