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au LTE対応の軽量8型タブレットASUS MeMO Pad 8 AST21は8月22日発売、一括3万6720円 - Engadget Japanese


8月20日、エイスースとKDDIが、1920×1200ドット8インチディスプレイを搭載するau 4G LTE対応Androidタブレット『MeMO Pad 8 AST21』の製品発表会を開催しました。AST21は5月8日にauが開催した2014年夏モデル発表会でプレビュー的に登場しましたが、発売は8月下旬の予定とかなり先でした。

発売日は2014年8月22日。auオンラインショップでは、購入は新規契約のみとなっているものの、端末価格(一括払い時)は3万6720円。毎月割の額は1530円で、いきなり実質0円状態でのスタート。これは、発売と同時に開始される『ASUS MeMO Pad 8 AST21 デビュー割』によるものです。

ASUS MeMO Pad 8 AST21

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54 枚




最大の特徴は、8インチタブレット、とくにLTE対応機としては異例ともいえる約301gという軽さ。夏モデル発表会ではKDDIの田中社長から「大変、軽うございます」というコメントが出ましたが、この時点での重量は暫定値ながら「約305g」でした。この3ヶ月半で4gの軽量化を果たしたことになります。

ただし、LTE通信はau 4G LTEですが、キャリアアグリゲーション(CA)には非対応。そのため、LTEでの理論最高速度は150Mbpsとなります。



この重量に関しては、女性がバッグに入れて持ち歩ける重量をアンケートしたところ、300gというマジックナンバーが出てきたため、極力そこを目指したとのこと。



本モデルの女性へのアピールに関しては、エイスースとKDDIの両社が積極的に進めており、製品企画の狙いとして「まだまだ男性利用が多いタブレット 女性層を取り込むことで本格普及を!」といったスローガンも紹介されました。



もう一つの特徴は、インテルの新SoC、Atom Z3580を世界で初採用した点。Z3580は開発コード『Moorefield』(ムーアフィールド)として知られる、Android向けAtomシリーズの上位モデル。Windows 8 タブレットで多く採用されている『Bay Trail』(ベイトレイル)と同等の4基のCPUコアと、PowerVR Series 6を元にしたGPUコアを搭載します。



発表会でも、インテルが測定した本モデルとAtom Z2560を搭載したMeMO Pad FHD10(ME302C)とのベンチマーク比較が発表され(ディスプレイ解像度とRAM容量を揃えた結果とのこと)、スクロールやズームといった操作速度を測る『MobileXPERT 2013』で2.9倍、ChromeでのWebアプリ性能を測定する『WebXPRT 2013』で2.41倍、OpenGLの描画速度を測定する『GFXBench 2.7(のEgypt HDテスト)』で2.73倍といった結果が公開されました。






こうした高性能SoCを搭載していることもあり、仕様は8インチタブレットとしてはハイエンドと呼べるクラス。会場ではアプリのインストールはできませんでしたが、Google ChromeでのWebブラウズやGoogleマップの描画速度などは試せました。これらに関しては、少なく見積もってもSnapdragon 800搭載機に比肩する性能は十二分に備えているといった印象です。



主な仕様は、

  • プロセッサ:インテル Atom Z3580 (2.33GHz クアッドコア、開発コードMoorefield)
  • ディスプレイ:約8インチ、WUXGA(1920×1200ドット)解像度、IPS
  • RAM:2GB
  • 内蔵ストレージ:16GB
  • 外部ストレージ:microSDXCスロット(最大64GB)
  • 対応通信規格:au 4G LTE (150Mbps、キャリアアグリゲーションは非対応)
  • OS:Android4.4 Kitkat(会場での試用機は4.4.2)
  • Wi-Fi:IEEE 802.11ac
  • Bluetooth:Bluetooth 4.0対応
  • 背面カメラ:約500万画素
  • 前面カメラ:約120万画素
  • 本体サイズ(縦長状態):123×213×7.45mm (幅×高さ×厚さ)
  • 重さ:約301g
  • バッテリー容量:4000mAh(取り外し不可)
  • 連続待ち受け時間:約590時間(4G LTE)
  • 本体カラー:パウダーピンク、パールホワイト、メタリックブルー
  • USB端子:MicroUSB 2.0×1
  • その他:Wi-Fiテザリング対応(最大接続数8台)、NFC搭載

といったところ。






また、実機で面白かったのがカメラアプリです。タブレットとしては珍しいスマートリムーブ機能(5枚連写と合成により、動態を消す)やオールスマイル機能(5枚連写と合成により、10人までの笑顔を認識して、1枚の写真に自動レタッチする)を搭載しており、さらに動画撮影を応用した高速連写モードに瞬時切り替えできるターボボタンを備えます。



そのほかにも、ラメが入りつつも派手さを抑えた本体カラーやカスタマイズ性の高いエイスース独自ホーム画面『Zen UI』を搭載、OSもAndorid 4.4.2を搭載するなど、ハイエンドクラスらしく多数の特徴を備えます。

8インチのハイエンドクラスとして十分な性能を備えたタブレットが、新規回線契約が必要とはいえ一括で3万円台というのは、かなりお買い得感のある印象。発表会場では、発売版の速度は試用機に比べて若干上がる(いわゆるソフトウェア面でのチューニングが進む)予定というコメントも聞けましたので、その実力には期待できそう。7~8インチクラスAndroidタブレットの定番モデルとして人気モデルとなる芽は十二分にありそうです。

au LTE対応の軽量8型タブレットASUS MeMO Pad 8 AST21は8月22日発売、一括3万6720円

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