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友「お前ギターな」男「弾いた事ないよ!!」【前編】【後編】
489: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/18(月) 11:44:30 ID:cBsuuWzo
ザアアアアア...
メイド「......寒い」ブルブル
メイド「雨風が凌げるとこ...」フラフラ
メイド「どうしよう...お腹も空いたしもう足も動かない...」
バタンッ
メイド「うぅ...私ここで死んじゃうのかなぁ...」
友「お前こんな道端で何してんだよ」
メイド「...寝転んでるだけだよ」
友「雨降ってるのにか」
メイド「雨降ってるのによ」
友「なんだそりゃ、バカじゃねえの」ケケケ
友「ほら立てよ」ヨイショッ
メイド「ん...ありがと」
友「お前なんて名前なんだ?」
メイド「メイド...」
友「俺友!よろしくな!」
メイド「...君いくつなの」
友「今年で10歳だ」
メイド「私よりだいぶ下だね」
友「いくつなんだよ」
メイド「...20歳」
友「マジか!もう大人じゃん!」
メイド「さっきから全然進んでないよ」
友「メイドが重いんだよ」
メイド「うるさいっ...君の二倍は生きてきたんだよ」
メイド「重くて当然なのっ...」
491: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/18(月) 11:56:55 ID:DrPpsBeo
友「なぁなんで道路の真ん中で寝てたんだ?」
メイド「...色々あんのよ大人には」
友「ふぅん」ヨイショッヨイショッ
友「家どこだよ」
友「タクシーで送ってやるよ」
メイド「最近の小学生は金持ちなのね」
友「親父が社長だからな」
メイド「本当に金持ちなんだ」
493: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/18(月) 12:04:19 ID:C6S1kCvo
メイド「帰る場所なんてないの」
友「家出ってやつか」
メイド「...パパとママが私を置いてどっか行っちゃったのよ」
友「そっか!なら俺ん家来いよ!」
メイド「そっかって...悪いけど遠慮しとく」
友「なんで」
メイド「私は誰にも頼らない」
メイド「一人で生きていくの」
友「今既に俺に助けられてんじゃん」
メイド「減らず口叩くね」
友「いいから来いよ、雨に打たれるのしんどいだろ?」
メイド「...じゃあちょっとだけお邪魔させてもらうよ」
494: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/18(月) 12:09:22 ID:7ihpd57Y
友の家
メイド「なにここ豪邸じゃん」
友「凄いだろ」
友「とりあえず風呂でも入って来いよ」
メイド「ど、どこがお風呂なの」
友「奥の六つめの扉」
メイド「一体何個ドアがあるのよ...」
メイド「ありがとさっぱりしたよ」
友「おーってお前服っ!」
メイド「タオル巻いてるじゃない」
495: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/18(月) 12:14:27 ID:sKb0E7p.
友「ったく...バスローブとかあっただろ」
メイド「いいの使って」
友「当たり前じゃん」
友「それより飯食おうぜ!」
友「俺腹減っちゃった!」
メイド「いいけど両親は?」
友「仕事が忙しいからいつもいないよ」
友「ピザか寿司か...天丼もいいな」
メイド「いつもデリバリーなの」
友「俺飯作れないからな」
メイド「しょうがないなぁ台所どこ?」
496: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/18(月) 12:20:38 ID:R/baatsE
メイド「はい召し上がれ」
友「スゲーなんだよこれ!」
メイド「ただのオムライスだよ」
友「うめえええ!」ガツガツ
メイド「ふふ...まだまだ子供だなぁ」
友「うるせっ!そうだお前ここに住めよ!」
メイド「いいの?」
友「帰る場所ないんだろ?」
友「親父が帰って来たら話してやるからさ!」
友「毎日飯作ってくれよ!」
メイド「...うんそだね」
メイド「成長期の君のためにご飯作ってあげたいし」
友「じゃあ決まりな!」
497: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/18(月) 12:26:56 ID:6o6Ztrk2
友父「そうか...大変だったんだね君も」
メイド「はい...」
友父「そういう事ならここでメイドとして働きなさい」
友父「ちゃんと給料も払ってあげるから」
メイド「ありがとうございます!」
友「やったな」
メイド「うん!今日はスーパーに買い物に行こっか!」
友「おお!じゃあタクシーを」ピポパッ
メイド「私が車運転するからいいよ!」
友「じゃあ車庫行こうぜ!リムジンあるし」
メイド「普通の車はないの...」
498: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/18(月) 12:34:34 ID:D6Cug1Ag
友「おいメイド!ギター弾けるか!?」
メイド「楽器はリコーダーしかやったことないなぁ」
友「地下に防音室があるからさギターとか買おうぜ!」
メイド「もう...すぐ無駄遣いするんだから」
友「だってゲームとかもうやりつくしたしよ」
友「見てくれよ!ジミヘンのDVD!カッコいいだろ!」
メイド「これ見て影響されたかー」
友「とりあえずこの200万ぐらいのレスポールでいっか」
メイド「高すぎじゃない!もっと安いのにしなさい!」
友「ちぇっ」
499: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/18(月) 12:39:43 ID:6i0O12kQ
>>84で6歳って書いてた...
10歳ってことで頼む
500: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/18(月) 12:45:45 ID:ngwITOU6
友「メイドぉ!今日皆既月食だから望遠鏡買ってくれ!」
友「10個ぐらい!」
メイド「そんなにいらないでしょ」
友「学校の友達が来るんだよ!」
メイド「もう...仕方ないね」
友「ぐすっ...」
メイド「よしよし...私が一緒に見てあげるから」
友「んだよドタキャンってさぁ」
メイド「子供なんてそんなもんだよ」
501: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/18(月) 12:50:21 ID:lNToVlmo
友「すぅ...すぅ...」
メイド「もう...まだ0時だよ」
メイド「しょうがない一人で見るか」
友「またタオルだけかよ」
メイド「いいじゃんあんただけだし」
メイド「...って何おっきくしてんの」
友「うるせっ俺だって男なんだよ」
メイド「うふふ...可愛いなぁ」
502: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/18(月) 12:55:13 ID:sD.i5Mnw
友「......」モジモジ
メイド「おっぱい触らせてあげよっか?」
友「べ、別にいいし」
メイド「ほら...触ってみ」
友「!!や、柔らかい...」
メイド「んっ...おちんちんも触ってあげるよ」
友「......」ゴクリ
503: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/18(月) 12:59:59 ID:gKz/5/rY
友父「コラッ何してるんだ貴様!!」
メイド「お、お父様!?」
友父「こっちに来い!!」
友「あっ...」
友父「息子に淫行をするのなら今すぐ出ていけ!!」
メイド「そ、それだけはご勘弁を...何でもいたしますので!」
友父「ふむ...何でもと言ったな?」
504: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/18(月) 13:06:25 ID:SCJY.E7E
メイド「んっ...ん〜!!」フルフル
友父「もっと喉奥までくわえなさい」
メイド「んっ!...んん...」ジュボジュボ
友父「うむ...出すぞ!!」パンパン
メイド「んっ!?」ビュルビュル
友父「さぁ全部飲むんだ」ググッ
メイド「......んっぷはぁ...」
友父「さてこっちの穴はどうかな」クチュ...
メイド「やぁっ!?やめてください...私はまだ...」
友父「ほぉ初物か」
505: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/18(月) 13:12:35 ID:rugHRdFc
メイド「......」パンパン
友父「おぉ...良い締まりだな」パンパン
友父「いいかメイドよ」
友父「お前を雇っているのは私だ」
友父「これから先私の命令には絶対に逆らわない事」
友父「それがお前がこの家にいる条件だ」
友父「まずはもっと気持ち良さそうにしろ」パンパン
メイド「はい...お父様...」
メイド「あっ...おちんちん気持ちいい...」
メイド「もっと...もっと奥まで突いてくださいませ!」
506: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/18(月) 13:17:22 ID:uJpGQ6HM
メイド「はぁ...はぁ...」
友父「さて私はもう行かなければならない」
友父「次はないと思え」
友父「もし次何かしでかしたら...」
友父「お前の父と母を殺すからな」
メイド「!!」
友父「捨てられてもなお親が大切なら絶対に裏切らない事だ」
メイド「はい...肝に銘じておきます...」
507: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/18(月) 13:25:18 ID:cxsHxH0s
メイド「......」フラァ...
友「おい大丈夫かよ!?」
メイド「大丈夫です...」
友「な、何で急に敬語使うんだよ」
メイド「坊っちゃん...それがお父様のご命令ですので」
友「知らねぇよ!今まで通りのメイドでいてくれよ!」
メイド「...なりません」
友父「そうだメイドよ」
友父「これから息子に絶対に恋愛感情を抱くんじゃないぞ」
友父「息子の前では常に品行方正でいるんだ」
友父「敬語も使う事...出来なければまた今日のようにお仕置きするからな」
メイド「...かしこまりました」
508: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/18(月) 13:30:26 ID:KtDKHJWE
友の家
チュンチュン...
メイド「...朝ですか」
メイド(うう...見たくもない夢でした)
男「...起きたか」
メイド「はい」
男「早速だが話して貰おうか」
男「家族を殺した理由を」
メイド「かしこまりました」
509: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 02:51:09 ID:T0zh6L56
男「後輩さんが学校に行った後僕はメイドさんとともに友くんの家に入った」
男「憔悴しきったメイドさんに一度休んで貰い僕は朝になるまで待った」
男「それからメイドさんの口から語られる真実はとても辛い過去…」
男「そして僕と同じく抗う事の出来ない過去」
男「僕には心底どうでもいい話だった」
.
510: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 02:57:04 ID:T0zh6L56
メイド「お父様には恩を感じています…」
メイド「だから命令には逆らえません…」
男「……俺の家を燃やせと命令されたのか」
メイド「…あなたのお父様が仕事でミスをされました」
メイド「些細な事だったそうですが奇しくも雇い主の経営していた子会社で働いていたあなたのお父様…」
メイド「その事が私のお父様の耳に入りあなたのお父様だと知り激昂…」
メイド「坊っちゃんに関わる疫病神は全て燃やしつくせとのご命令でした」
男「ふざけんなよショタコンがっ!!!」ドンッ
メイド「!!!」ビクッ
512: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 03:01:15 ID:T0zh6L56
男「んだよさっきの自分語りはよ!!」
男「てめぇが幼い友に手を出さなければ友の糞親父に縛られる事もなかっただろうが!!」
メイド「……はい、その通りでございます」
男「挙げ句の果てにはレイプされた私可哀想でしょってか!!」
メイド「……ごめんなさい」グスッ
男「その上友には手を出せないから今度は俺か」
男「とんだ変態馬鹿女なんだなお前は」
メイド「……うえええん」
男「泣いて許されると思ってんのか!!」
514: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 03:08:51 ID:T0zh6L56
メイド「許されない事は分かってます…」
メイド「でももし男様がよろしければ私はあなたのメイドになります」
メイド「好きに使っていただいて結構です」
メイド「お望みとあればすぐにでも自決を…」
男「する勇気もないくせに」
メイド「……あります」
男「じゃあ電車に飛び込もうとして助けた時、なんで泣いたんだ」
メイド「……」
男「出来ないならしなくていいからこれから俺のために動いてくれ」
メイド「!!はい、ありがとうございます…」
515: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 03:13:41 ID:T0zh6L56
冬 東京 レストラン
女「久しぶり…」
男「…うん」
女「ごめんね男…私、本当にあなたを傷付けてしまったね」
男「もういいんだ」
女「……家族のことは残念だったね」
女「犯人捕まってないんでしょ?」
男「うん…そうなんだ」
女「……ごめんねぇ」ギュッ
男「……」
516: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 03:18:27 ID:T0zh6L56
女「辛かったよね…ずっと一緒にいるって約束したのに」
女「男が本当に辛い時に支えてあげられなくてごめん」
男「……もう俺たち別れてるんだよね」
女「分かんない」フルフル
女「あの後連絡するの怖くて…」
女「結局何も話さないまま時間が過ぎちゃって…」
男「あんな事あったら気まずいもんね」
女「でも!イケメンくんとはあの後何もなかったよ!」
女「連絡も取ってないしサークルも辞めた!」
女「私やっぱり男が一番好きなんだってずっと後悔してたの…」
男「……ご飯食べようよ」
517: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 03:23:46 ID:T0zh6L56
女「ね、一緒に住もうよ!」
女「お父さん説得して二人で東京に暮らすの!」
女「しばらくは二人とも働くことになるけど私頑張るよ!」
男「大学はどうするの」
女「辞める!!」
男「辞めなくていいよ…俺は一人で生きていきたいんだ」
女「むぅ…あ、そうだ!」
女「今度こそ二人で楽器やろうよ!私ギター弾けるようになりたいし!」
女「やっぱりバンド始めたら男もきっと元気出るよ!次はデビュー目指してさ!」
男「女さん…」
女「うぅ…」
男「少し夜風に当たろうか」
518: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 03:38:17 ID:T0zh6L56
東京湾沿い
女「わぁ!見て見て!レインボーブリッジ!」
女「もうすぐクリスマスだしライトアップしてるんだよ!」
男「確か冬の間はずっとしてたよ」
女「そうなんだー…」
男「……」
女「……」
女「私達さ、やり直せないかなぁ」
男「どうだろうね」
男「…ちょっとそこに座ろうか」
男「あったかいココアでも買ってくるから待ってて」
女「うん!ありがとう!」
519: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 03:44:37 ID:T0zh6L56
男「はい!」
女「ありがとっ!!お金ないでしょ?返すよ」ガサゴソ
男「いいよこれぐらい」
女「むー…あ、ちょっと飲んだでしょ!」
男「いいじゃん別に」
女「間接キスだね」ゴクゴク
男「今更?」
女「ふふふ」
男「ねぇ…いつイケメンと出会ったの」
女「またぁ?……高二のTEENS ROCKの時に声掛けられたの」
男「やっぱりウソついてたんだ」
女「あの時はまだ何もしてなかったの!」
女「男を不安にさせたくなかったの」
男「隠される方が辛いよ」
女「んーごめん…」
520: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 03:49:27 ID:T0zh6L56
男「それにあの時はまだって…」
男「やっぱり関係を持ってたの」
女「……シエスタのメンバーを紹介されただけ」
男「それで乱交してたと」
女「ちっ違うよ!!」
男「どうだか」
女「本当なの…私には男だけしかいないの」
男「俺だけしかいなかったのに他の男に股を開いてたんだ」
女「そ、それは…男がバンドばっかやってて寂しかったから…」
男「寂しかったから皆でセックスしてたんだ」
女「お願い…もう許して」
男「……」
521: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 03:52:45 ID:T0zh6L56
女「私もう今はキレイな体だから!」
女「男だけの私だから!そうだ!」
女「今ここで口でしてあげる!」カチャカチャ
男「…やめてよ」
女「そんなこと言ってここは元気にしちゃってー!」プニプニ
女「それじゃあいただきまー………」
女「……すぅ……すぅ……」
男「…睡眠薬が効いたか」
522: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 03:55:53 ID:T0zh6L56
少し前
メイド「いいですか男様」
メイド「こちらの睡眠導入剤はとても強力です」
メイド「少し飲み物にでも混ぜればまったくの無味無臭」
メイド「バレる事はまずありません」
男「で、どれくらいで効くんだ」
メイド「およそ10分から20分の間です」
男「そうか…ご苦労さん」
メイド「……」ウズウズ
男「はいはい」ナデナデ
メイド「えへへ」
523: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 03:59:30 ID:T0zh6L56
東京湾 船
メイド「この辺りでよろしいでしょうか」
男「ああ…静かにな」
メイド「かしこまりました」
チャポンッ……
男「さようなら…初恋の人」
男「醜い最後だったな」
メイド「戻りましょうか」
524: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 04:04:09 ID:T0zh6L56
男「こうしてまず僕は女を殺した」
男「きっと今頃海に流れて跡形もなくなっていると思う」
男「僕は不思議な事に殺した後に凄く興奮してしまったんだ」
男「あのヤリマンがいなくなって心が踊っていたんだろうな」
男「今なら凄い曲を作れる…ギターを弾くのがやめられなかった」
男「それに性欲まで抑えられなくなっていた」
.
527: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 05:05:30 ID:T0zh6L56
次の日 友の家 地下スタジオ
男「……」ギュイーン
メイド「こんな感じでよろしいでしょうか」ドンドン
男「一回ためて」
メイド「はい」
メイド(…凄く悲しいメロディですね)
男「ふぅ…休憩しようか」
メイド「はい」
メイド「……んっ…新しい曲はいかがでしょうか」ジュボジュボ
男「いい感じに仕上がりそうだよ」モグモグ
メイド「…ぷはっ……それは良かったです」
男「いいから続けて」
メイド「はい……んむっ」ジュボジュボ
528: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 05:08:54 ID:T0zh6L56
男「歌詞もいい感じに書けたぞ」
男「……何とかして発表できないかな」
メイド「あむ……動画サイトで投稿してみてはいかがでしょうか…」ジュボジュボ
男「それいいね、パソコン持ってきて」
メイド「んっ…かしこまりました」
男「もうすぐクリスマスかー」
メイド「よろしければ私とお出掛けしませんか」
男「誰がお前と行くかよ」バシッ
メイド「うっ…申し訳ございません…」
529: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 05:14:41 ID:T0zh6L56
男「あぁ…誰かとこの喜びを共有したい」
メイド「失礼ですが男様…それはとても危険だと思われます…」
男「後輩さんとかなら秘密にしてくれそうじゃん」
メイド「…そうですね」
男「そうだ!ついでにクリスマスデートでも誘ってみようかな」
メイド「……」
メイド(去年とは比べモノにならないぐらい変わりましたね…)
メイド(そんな男様も素敵です…)
メイド(私は男様の武器…必要な物を揃え代わりに手を汚すのも構わない…)クチュクチュ
男「何勝手にオナニーしてんだよ」
メイド「す、すみません…」
530: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 05:29:12 ID:T0zh6L56
クリスマス
後輩「先輩…デートに誘ってくれてありがとうございます」
男「いいよ!俺も後輩さんと遊びたかったし!」
後輩「…先輩は立ち直れたのですね」
男「そんな訳ないよ、でも前を向いて生きていかなきゃ!」
後輩「ふふ……そうですね今日は楽しみましょう!」
男「じゃあまずはゲーセンでも行く?」
後輩「はい!よ、よろしければプリクラ撮りたいです///」
男「いいよ、撮ろう」ギュッ
後輩(あ…手握ってくれた)
後輩(妹ちゃん…妹ちゃんの願い叶いそうだよ)グスッ
531: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 05:34:48 ID:T0zh6L56
後輩「念願の先輩とのプリクラ…///」
男「そんなに喜んでくれるんだね」
後輩「一生の宝物にします!!」
男「あはは…ありがとう」
男「この後どうしようか」
後輩「スカイツリー登りたいです!」
男「……いいよ」
後輩「あっ…もしかして女先輩と行きましたか…?」
男「……行ってないよ!ちょっと高い所苦手でさ」
後輩「じゃあやめときますか?」
男「頑張ってみるよ」
後輩「先輩可愛いですね!」
532: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 05:50:50 ID:T0zh6L56
夜 レストラン
後輩「ふぅ…ご馳走さまでした!」
男「おそまつさま」
後輩「先輩…今日は本当にありがとうございます」
後輩「初めて告白した時からずっと夢見てたデート、本当に嬉しかったですよ」
男「…良かったら今日この辺で泊まってかない?」
後輩「え///そ、それって…」
男「ダメかな」
後輩「…行きたいですけど私達付き合ってないですよ」
後輩「先輩の事は好きですけど体だけは嫌です…」
男「何もしないからさ」
後輩「……約束ですよ?」
533: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 05:55:34 ID:T0zh6L56
ホテル
後輩「うわぁラブホテルってこんなとこなんですねー」
後輩「あっ!お風呂にジャグジー付いてますよ!!」
男「あはは…楽しそうだね」
後輩「女の子は一度は彼氏と行きたいものですよ?」
後輩「あー先輩と付き合ってたらもっと喜べたのに…」
男「…後輩」ガバッ
後輩「きゃっ!……な、何もしないって言ったじゃないですか…」
男「好きだよ」
後輩「え…」
男「ずっと支えてくれて嬉しかったんだ」
男「ずっとおかしくなりそうだった…」
男「後輩がいてくれたからもう一度頑張ってみようと思えたんだよ」
後輩「先輩…」
534: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 06:01:07 ID:T0zh6L56
後輩「キスしてください…」
男「うん…」
チュッ
後輩「えへへ///付き合ってくれますか?」
男「こんな俺で良かったら」
後輩「やったぁ!!!」ギューッ
後輩「先輩…大好きです!」
男「俺もだよ」サワサワ
後輩「やぁんっ…えっちなんだからっ」
男「おっぱい大きいね」モミモミ
後輩「…下、当たってるよぉ///」サスサス
男「シャワー浴びる?」
後輩「…何だか手慣れててチャラいですね」
男「経験だけは多いからね」
535: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 06:06:03 ID:T0zh6L56
後輩「あっち向いててください!」ヌギヌギ
男「いいじゃん見せてよ」
後輩「まだ恥ずかしいんです!」
男「お風呂入れば嫌でも見るのに」
後輩「絶対電気は消しますから」
男「まぁいいけどさ」
後輩「………」ヌギヌギ
男「後輩…」ギュッモミモミ
後輩「ちょっとぉ鏡の前で恥ずかしいよぉ…」
後輩「んっ……いやぁ…私汗くさいから」
男「そんなことないよ」モミモミ
後輩「ふんっ!」シュポ!!
男「逃げた」
後輩「早く入りましょ!」
536: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 06:10:21 ID:T0zh6L56
ザアアアアアッ
後輩「どうですかお湯加減は?」
男「ちょうどいいよ」
後輩「良かったです」ニコニコ
男「体洗いっこしよっか」
後輩「へ///ど、どうやってですか」
男「まず抱き合ってー」ギュッ
後輩「あ…大きい」ギュッ
男「ボディーソープをいっぱいつける」
後輩「うわぁぬるぬるしてる…」
男「そしたら手で泡立てるんだよ」サワサワ
後輩「きゃっ!く、くすぐったい〜」クネクネ
男「ほら」チュッ
後輩「はむっ……れろれろ…」
後輩「ひもちいいれす…」レロレロ
537: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 06:14:44 ID:T0zh6L56
後輩「ぷはぁっ…これが大人のキスなんだ…」ポカーン
男「のぼせないうちにあがろうよ」
後輩「はい!あっ先輩は外で体拭いてください!」
後輩「私はここで拭きますから!」
男「恥ずかしがりすぎだろ〜」
後輩「だって…初めてだから」ギューッ
後輩「……大切にしてくださいね?」
男「うん、約束」
後輩「さっきすぐ破ったから信用出来ません!」プイッ
男「はい」チュッ
後輩「もう///キスしたら許してくれると思ってるでしょ!」
男「うん」
後輩「もう…まぁ許しちゃいますけどね」
538: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 06:26:14 ID:T0zh6L56
後輩「ふかふかベッドだぁ!!」ボフッ
男「子供だね」
後輩「まだまだ若いですからね〜!」フンス
男「バスローブ脱いで」
後輩「…暗くしてください」
男「うん」ピピピッ…
サワサワ…
後輩「んっ……先輩高校の時からずっとおっぱい見てたでしょ」
男「バレた?」
後輩「視線感じてましたもん…」
後輩「変態さんですね…でも嬉しかったです」
後輩「おっぱい大きくて良かったと思いました」
男「だって男だからしょうがないじゃん」
539: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 06:33:05 ID:T0zh6L56
「はぁんっ……もっとさわって?」
「ちょっおっぱい好きですねっ」
「……ちくび吸わないでっ…」
「……うん、きもちいいよ?」
「……えっ口でするんですか///」
「やったことないですよ……もう仕方ないなぁ」
「んしょっ……先輩のおちんちんだ…」
「あむっ……こうですかぁ?」チロチロ
「!! ん〜ん〜!!!」フルフル
「ぷはぁっ!……はぁ…はぁ…」
「無理矢理させないで……喉まで当たったよぉ…」
「くわえたらいいんでしょ……」
「んっ……んむ……ほおれすかぁ?」ジュボジュボ
「……ほんと?嬉しい!」
540: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 06:37:28 ID:T0zh6L56
「……あぁん…」クチュクチュ
「え!?ば、バレましたか…」クチュクチュ
「私いつも先輩でしてましたよ…んっ」クチュクチュ
「もういいですか…?」クチュクチュ
「……これがコンドーム///」
「私がつけるんですか……こう?」
「分かんないです……え、口で?」
「んむっ……」
「つけましたよ……」
「私の初めて……先輩に捧げます」フフフ
「うん……きて?」ギュッ
541: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 06:40:27 ID:T0zh6L56
「……い、いたい……」
「はぁ……はぁ……大丈夫」
「はぁん!!はいっ……た」
「まだ動かさないで……」
「もう少しこのまま…」ギューッ
男「そういえば一つ言いたいことがあるんだ」
後輩「はい……なんですかぁ」
男「この前女を殺したんだ」
後輩「へ?」
542: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 06:45:02 ID:T0zh6L56
後輩「もう…こんな時に冗談やめてくださいよ…」ペシッ
男「本当だよ」
男「睡眠薬を飲ませて手足を縛って東京湾に捨ててきた」
後輩「うそ…」
男「メイドと一緒にしたから証言してくれるよ」
後輩「いやっ!!抜いて!!!」
男「抜かない」パンパン
後輩「最低……先輩いくらなんでもひどすぎる…」グスッ
男「後輩なら理解してくれると思って話したんだ」パンパン
後輩「んっ……き、きもちいい…」
男「あんなビッチより君と付き合ってれば良かった」パンパン
後輩「………」
543: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 06:48:41 ID:T0zh6L56
後輩「私だったら警察に言わないと思ったんですか…」
男「うん」パンパン
後輩「……先輩」ギュッ
後輩「妹ちゃん、ずっと私と先輩がいつか結ばれるのを応援してくれてました」
後輩「やっと妹ちゃんの期待に応えられたと思ったのに…」
男「妹の仇も討つよ」パンパン
後輩「……」
男「妹と仲良くしてくれてありがとう」ギュッ
後輩「……最低ですよ本当」ギューッ
544: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 06:54:17 ID:T0zh6L56
後輩「はぁ……もっと激しくしてっ!!」
男「俺と一緒に堕ちるとこまで堕ちようよ」
後輩「はい……私も最低ですね」
男「クズ同士ずっと一緒にいよう」
後輩「はい///」ギューッ
後輩「あっ…」ビクンビクン
後輩「イッちゃった……」
男「俺もイクよ」パンパン
後輩「うん!きて!中にいっぱい出して!!」
男「んっ……」ドピュッ
後輩「はああああああん……」
後輩「先輩…何があってもずっと一緒にいますから」
後輩「だからもう一人だと思わないでください…」
545: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 07:00:24 ID:T0zh6L56
男「こうして後輩を言いくるめた僕はまるでヘドロのような汚い世界に溺れていくのを感じたんだ」
男「ただ一人理解者がいればいい」
男「それだけで僕にとって復讐というのはまるで正義の行いのように思えたんだ」
男「やられたらやり返して何が悪いんだよ」
男「僕は僕じゃなくなっていくんだ」
男「僕の中には得体の知れないなにかが棲みついていたんだ」
男「まるで悪魔のような天使が僕の代わりに復讐を手助けしてくれた…」
.
546: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 07:20:05 ID:T0zh6L56
大晦日の夜 友の家
後輩「いいなぁー私もここに住みたい!」
男「いいじゃん住もうよ」
後輩「高校卒業したら家出する!」
メイド「大学は行かないのですか?」
後輩「……先輩とずっと一緒にいたいから行きたくない」ギューッ
男「大学ぐらいでときなよ」
後輩「先輩が言うなら行くー!」
メイド「言いなりですね」
男「お前は黙ってろ」ゲシッ
後輩「!!なんで蹴るの!」
男「こいつは今俺のメイドだから」
547: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 07:21:54 ID:T0zh6L56
後輩「……私もしていい?」
男「いいよ」
後輩「えへへ」ゲシッ
メイド「っ……痛いです」
後輩「聞いたよメイドさん…先輩のこと狙ってるんだよね」
後輩「私の先輩だから」ボソッ
メイド「はい…申し訳ございません…」
548: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 07:26:58 ID:T0zh6L56
テレビ「さぁ今年の年越しライブはなんと超モンスターバンド!シエスタが登場します!!」
男「……」
後輩「シエスタ…先輩、シエスタも殺すの?」
男「当たり前だよ」
男「そもそもこいつらがいなければ良かったんだ」
男「ズルしてTEENS ROCK優勝してデビューして…」
男「女と乱交してイキってやがるのが無性に腹立つんだ」
男「それにクソ気持ち悪い曲ばっか出しやがって…」ガリガリ
後輩「私も悔しい思いしたからね…」
後輩「一緒に作戦考えよ♪」
男「あぁ」
549: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 07:47:56 ID:T0zh6L56
ゴーン……ゴーン……
テレビ「あけましておめでとうございます!!!」
後輩「いえーい!先輩今年もよろしく!」ダキッ
男「よろしく!……雑煮でも食べたいな」
メイド「すぐにお持ちいたします」
男「……メイドも食べなよ」アムアム
メイド「いいんですか?」
男「今日ぐらいゆっくり休んでいいよ」
メイド「ありがとうございます…」モグモグ
後輩「先輩優しい!」
男「たまには労ってあげないとな…」
男「これからもよろしく頼むよ」
メイド「はい……ぐすっ」
後輩「泣かないでよもうー」フキフキ
メイド「何だか嬉しくて…」
551: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 07:57:03 ID:T0zh6L56
後輩「すっごいかっこいい…これ本当に先輩が作ったの?」
男「うん、STRANGE KILLERって曲なんだ」
後輩「これアップロードするんだよね?」
後輩「きっとすぐに先輩が歌ったって噂が広がるよ!」
メイド(…怪奇殺人者…歌詞もまた今までの事をなぞらえていますね)
メイド(男様が作った事どころか女様を殺した事も考えれば分かってしまう気がします…)
男「アップロードするね」カチッ
後輩「友達に教えてあげよっと!」
後輩「あ!友先輩もこれ聞く機会があるかもしれないですよね!!」
男「…確かに」
552: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 08:02:13 ID:T0zh6L56
男「メイド…お前は友と連絡は取れないのか?」
メイド「はい…坊っちゃんの携帯がそもそもここにあります」
男「…友の父親を通しては無理そうだし」
男「もしかしたらYoutubeのコメント欄とかに書いてくれるかな」
後輩「そうだといいね!」
男「あぁ、また話したいな…」
男「こんな俺とまだ友達でいてくれるかな」
メイド「…大丈夫ですよ」
メイド「きっと男様と沢山話したいと思います」
男「…そうだな」
553: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 08:08:41 ID:T0zh6L56
prrrrrrrrr…
男「あ、チャラ男からだ」
チャラ男『よっあけおめ!』
男「久しぶりだね」
チャラ男『家族の事は残念だったな…』
男「うん…でも大丈夫だよ、頑張って生きていくから」
チャラ男『強くなったな…そうだ女と連絡取れないんだけどお前なんか知らないか?』
男「俺も取れなくて困ってたんだ…」
チャラ男『そうか…なんか女の親から連絡来てな、どこにいるか知らないかって聞かれててさぁ』
男「きっとどこか男の家ほっつき回ってるんだよ」
チャラ男『ははは!ちげーねぇな!』
チャラ男『まぁまた遊ぼうや!んじゃな!』
男「うん!またね!」
男「……ふぅ」
554: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 08:18:55 ID:T0zh6L56
後輩「悪い人だね先輩っ!」ギュッ
男「まぁこればっかりは言えないからな…」
後輩「今日も泊まっていくからいっぱいしようよ///」
男「あぁいいよ」
メイド「おやすみなさいませ」
男「……お前も来いよ」
メイド「!!よろしいんですか!?」
後輩「えー3Pするのー?」
男「メイドも溜まってるだろうしたまにはいいだろ」チュッ
後輩「んっ…もー仕方ないなぁ」テレッ
メイド「ありがとうございます!!」
後輩「メイドさん喜び過ぎだよ」
後輩「私が本妻なんだからね!」
メイド「十分理解しておりますので…」
560: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 10:22:44 ID:u0Xg/K4I
メイド「んっ...」ジュボジュボ
後輩「ねー私の方がメイドさんより大きいよ?」
後輩「挟んであげよっか?」
男「いやこのまま見といてみろよ」
メイド「ふぅ...あっ...んっ!!」クチュクチュ
後輩「また勝手にオナニーしてる」
後輩「先輩のおちんちん欲しいの?」
メイド「ふぁい...///」クチュクチュ
後輩「本当に変態さんだねーもう29歳だっけ?」
後輩「三十路が若い先輩のを欲しいだなんてとんだショタコンさんだね」
561: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 10:31:00 ID:ipJldOtQ
男「どうしても欲しかったら俺の言うことを一つ必ず聞くんだ」
メイド「んむっ」コクコク
男「お前の雇い主を殺して来い」
メイド「!!」
男「アメリカにいるんだろ?」
男「銃でも買って撃ち抜けば済む話じゃないか」
メイド「ぷはぁっ...そ、それは」
男「お前も復讐するんだ」
男「好きでもないオッサンにレイプされて悔しかっただろ?」
男「もう俺たちは一人殺したんだ」
男「ならもう一人ぐらい増えても構わないと思わないか」
562: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 10:37:25 ID:qw7Mrxgw
メイド「お父様を殺してしまったら私...」
男「真っ当な職に就けなくなる...か?」
メイド「...」
男「バレなければ問題ないさ」
男「母親は殺さずに置いておけばそのままメイドとして働きつづけれるかもしれないぞ」
男「友なら間違いなく辞めさせないだろうしな」
男「やれるか?」
メイド「...はい」
メイド「必ずやこの手で引導を渡してきます」
563: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 10:44:57 ID:mzGmL3b2
男「よしこっちに来い」
後輩「あーいいなぁ」
メイド「......」フラフラ
男「仰向けになれ」
男「ご褒美やるよ」ズブッ
メイド「はあああぁぁ...」ピクピク
男「ずっと欲しかったんだろ?」パンパン
メイド「はいっ...男様のおちんぽ最高でしゅ!!」ハァハァ
メイド「...キスしてください」
男「しない」パンパン
メイド「はぁ...はぁ...うぅ」グスッ
男「俺はお前を愛してる訳じゃないんだ」パンパン
564: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 10:52:27 ID:Ma0uBEoo
後輩「ねー先輩...私も挿れてほしいなぁ?」
男「メイドの上に乗ったらしてあげるよ」パンパン
後輩「んしょっ...こう?」
男「そう...抱き合うように」パンパン
メイド「はぁ...はぁ...くぅっ!」ビクンビクン
後輩「あれもしかしてイッたの?」
メイド「いやぁ...顔、近いです...」
男「俺の許可なくイクな」
メイド「はい...すみません」
男「しばらくお預けだな」ズブッ
後輩「はぁんっ///」
後輩「先輩のおちんちん気持ちいいよぉ」
メイド「......」クチュクチュ
565: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 10:59:28 ID:ixvRC9tc
メイド(後輩様...とても気持ち良さそう///)クチュクチュ
後輩「んっ...何メイドさん...またオナニーしてるの?」
メイド「す、すみません...」クチュクチュ
後輩「えへへ...おちんちん気持ちいいよ?」
メイド「私にも挿れさせてください...」クチュクチュ
後輩「いや!そんなに気持ち良くなりたいなら私がおっぱい揉んであげるよ」モミモミ
メイド「はああっ///」クチュクチュ
後輩「年下の女の子に触られて喜んでるんだっ...」ハァハァ
566: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 11:03:50 ID:1LXrXrR6
メイド「いやっイキそう!!」ピクピク
後輩「あんっ私も...」
男「出すぞっ!!」パンパン
後輩「ああああああぁぁぁ!!」ビクンビクン
メイド「はぅん...!!!」ビクンビクン
後輩「今日はいっぱいしよ?」ハァハァ
メイド「私もお願いします...」ハァハァ
568: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 11:14:27 ID:pQ/o.c6U
2月 ニューヨーク 駅
メイド「お久しぶりです坊っちゃん」
友「メイド!?お前どうしてここにいんだよ!?」
メイド「少し用事がありまして...」
友「おーそっか!な!皆元気してっか!?」
メイド「はい!皆様坊っちゃんの帰りを首を長くして待たれていますよ」ニコッ
友「そっか...皆には悪い事しちまったな...」
メイド「携帯をお持ちしましたよ」
友「お!マジかサンキュー!」
569: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 11:24:03 ID:iGAQCRBg
メイド「坊っちゃんは駅で何をしていらしたんですか?」
友「見たら分かんだろ?ギター弾いてんだよ」
友「最近ブルースをちゃんと勉強しようと思ってさ!」
友「こうやってレスポールとアンプだけ持ってきて武者修行してるんだよ」
メイド「ふふふ...何も変わっておりませんね」
友「それでさ!たまに黒人が通り掛かって鼻で笑うんだよ」
友「ガキがブルースなんて分かるかよってな!」
友「ムカついて何度喧嘩した事か」
メイド「少しは自重してください」
570: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 11:32:49 ID:w5HSnZpQ
友「電波は...繋がるな」
友「...」
メイド「電話しないのですか?」
友「あー...まぁ今日本深夜だしな」
友「それに男は大学で女と一緒に通ってバンド頑張ってるんだろ?」
友「アイツの事だ、絶対そうに決まってる」ケケケ
友「だからお互いビッグになるまではいいかな」
メイド「...」
友「親父がさ3年以内に音楽で成功したら後継がなくていいってさ!」
友「だから必ず成功して自由になってからあいつらに会いに行くんだ!」
メイド「...頑張ってください」
571: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 11:39:41 ID:/9Ji4Qrc
メイド(言えないですね...)
メイド(男様が女様を殺した事...)
メイド(そしてあなたのお父様を暗殺するよう私に指示した事は)
メイド(せめて男様と少しでも話をして欲しいですが)
メイド(...私にはどうすればいいのか分かりません)
友「そうだ腹減ってね?」
友「こっちのマクドスゲーぞ!日本の3倍ぐらいでけーんだ!行こうぜ!」
メイド「...はい!お供いたしますよ」
572: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 11:47:09 ID:694OU.ho
夜 ホテル前
友「本当にいいのか?ホテルはとってあるんだろうな?」
メイド「はい、海沿いの方に本日は予約してますので」
友「俺よりいいとこ泊まるじゃねえか...」
友「メイドも一応女なんだからさ、気を付けろよ」
メイド「一言余計ですよ」
友「明日も駅にいるからさ暇なら来いよ」
メイド「用事が済みましたらまた顔を出しますね」
友「おう!んじゃな!」
メイド「...行きますか」
573: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/19(火) 13:19:29 ID:nHa/A7eM
一つ謝りたい事がある
どうやらシエスタというバンドが実在するらしい
あくまで俺の想像上のバンドです
ドラマの最後に出てくるあれです
実在する団体は関係ありませんって奴です
作中では悪いバンドみたいに
なってるけど実在するシエスタの事ではありません
本当に無知なニートですまん
574: 深夜 2014/08/19(火) 22:36:15 ID:WcVhF46A
知ってたけど、気にしない
架空なのわかってるし
結末が楽しみ
575: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 01:41:28 ID:DXZLRzDc
三日後の朝 バーモント州
メイド「綺麗な緑がいっぱい…」
メイド「とても綺麗な所…」
メイド「あ、牛が歩いてる」
牛「モォー…」パカパカ
メイド「ふふふ」
メイド「ここで余生を過ごすのも有りかもしれませんね」
銃ショップ
外人「らっしゃい…ってここはお前みたいな中国人が来るとこじゃねえよ」
メイド「私は日本人です」
外人「英語喋れるのか!で、何の用だい」
メイド「銃を買いに来ました」
576: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 01:45:24 ID:DXZLRzDc
外人「まぁいいけどよ…お前ビザ持ってるのか?」
メイド「はい」
外人「…こりゃ駄目だ、最近来たとこだろ?」
メイド「どうしても必要なのです」
メイド「アメリカはとても怖い…護身用に一つは売って欲しいのです」
外人「なら帰れよ…アメリカに三ヶ月以上滞在してないと売ってやれねえのよ」
メイド「そこをなんとか…何でもしますので」
外人「俺が捕まっちまうよ!」
メイド「…そんなこと言わずに」サワサワ
外人「!!オーケー、こっち来い」
577: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 01:51:54 ID:DXZLRzDc
外人「すぅ……すぅ……」
メイド「バカな男…」
メイド「唇に塗った睡眠薬でしばらく寝ていてください…」
メイド「お金は置いときます…こちらのハンドガンを貰って行きますよ」チャキッ
ニューヨーク 駅
友「一週間ぶりだな!用事終わったのか?」
メイド「あと少しですね」
友「何だか顔色悪いぞ…大丈夫か?」
メイド「ええ…少し休みたいです」
友「じゃあ俺のホテル来いよ!」
メイド「…はい」
578: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 01:57:55 ID:DXZLRzDc
友のホテル
友「親父があんま金くれないから安いホテルなんだけどさ」
友「まぁゆっくり休んでてくれよ」
メイド「……友」ギュッ
友「うわっ!!なんだよ急に……」
メイド「私を拾ってくれてありがとう…」
友「…どういたしまして」
メイド「ダメなお姉ちゃんでごめんね?」ポロポロ
友「どういう事だ…ってなんで泣いてんだよ」
メイド「うぅ……好きだったよ」
友「……俺弟なんだろ」ギュッ
友「辛いならしばらくここで住めよ」ポンポン
友「家族なんだからさ」ニシシ
メイド「……またすぐ行かなくちゃ…」
友「そうか…体壊すなよ」
579: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 02:03:26 ID:DXZLRzDc
ニューヨーク州 貿易ビル
秘書「社長!メイドという方が訪ねていますが」
友父「メイド?……通していいぞ」
秘書「かしこまりました」
メイド「お久しぶりです」
友父「おおよく来たな、どうしたんだ?」
メイド「こちら男の家を燃やした時の写真です」パサッ
友父「…一度送ってくれただろ?」
メイド「確認のため今一度お見せしようかと思いまして」
友父「そうか…わざわざご苦労だったな」
メイド「……」ウズウズ
友父「なんだ?褒美が欲しかったのか?」
メイド「はい…お父様に無理矢理された時…恥ずかしながら私とても興奮してしまいまして…」
580: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 02:13:31 ID:DXZLRzDc
友父「今すぐにでもしてやりたい所だが生憎時間がなくてな…」
友父「今日泊まるホテルの鍵だ」チャリ…
友父「夜には一度仮眠を取りに行く…その時にたっぷり相手してやろう」ニヤァ
メイド「…ありがとうございます」
マンハッタン
トランプ ソーホー ニューヨーク
男『やっとか…』
メイド「はい…いよいよ今夜ですね」
男『こっちも準備は進んでる…』
メイド「そうですか」
メイド「男様…とてもキレイな夜景ですよ」
男『確か五つ星のホテルだったか?』
メイド「はい、室内にジムとプールもあります」
581: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 02:17:46 ID:DXZLRzDc
男『……』
メイド「坊っちゃんともお話いたしました」
男『そうなのか!?携帯は持っていっただろ?』
メイド「お互いミュージシャンになるまでは連絡を取らないつもりだそうです」
男『だから連絡してこないのか…』
男『もう会えないのかな…』
メイド「会えますよ、男様は天才です」
メイド「今からソロでデビューでも目指してみてはいかがですか?」
男『…そうだな』
メイド「男様…」
男『ん?』
メイド「この仕事が終わったら…二番目でも構いません」
メイド「私を愛してくれませんか…?」
男『…断る』ガチャ
メイド「……うぅ」グスッ
582: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 02:23:55 ID:DXZLRzDc
メイド「素敵なホテル…私も愛する誰かと一緒に来たかった…」
メイド「男様の武器となる決意…揺らぎそうです」
メイド「これ以上愛を与えられなかったら…壊れてしまう」
友父「すまない待たせたな」ガチャ
メイド「んっ……早く…」クチュクチュ
友父「そう急かすな…」カチャカチャ
メイド「えへへ…」ソォーッ
メイド(ガーターの銃を…)
友父「…しかし一体どういう風の吹き回しなんだ?」チャキッ
メイド「銃!!」
友父「もうお前はいらないんだよ」
友父「私達が日本に戻る事もないのだからな」
パァンッ
583: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 02:47:33 ID:DXZLRzDc
メイド「はぁ……はぁ……」
友父「咄嗟によけたか」
友父「…その銃はなんだ?私を殺す気だったのか?」ゲシッ
メイド「!!」
カランカランッ…
メイド(と、届かない所に…)
友父「残念だよ…君には心底ガッカリしている」
友父「私は自分の所有物を汚されるのはとても嫌いなんだ」
友父「それが物でなく人であろうとな…」
メイド「す、すみませんでした!!」
メイド「なんでもします!!命だけは……!!」
584: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 02:54:02 ID:DXZLRzDc
友父「もう何度目だ?その言葉…」
友父「嘘は仕事に良いとは思えない」
友父「信頼関係にヒビが入るからな」
メイド「えへへ……おちんちんだぁ///」カチャカチャ
友父「貿易とは国と国とを結ぶ神聖な仕事なんだ」
メイド「あむっ……」ジュボジュボ
友父「国と国との間にヒビが入ればどうなるか分かるかな?」
メイド「んっ……」ジュボジュボ
友父「お互いに損をしてしまうだろう」
メイド「ぷはっ……入れてくださいぃ…」ハァハァ
友父「つまりお前は私達家族との間に損を生んでしまっているんだ」
友父「恩を仇で返し…挙げ句の果てには雇い主を殺そうとするとは」
友父「愚直の極みだと思わないか!!?」ズブリ
585: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 03:01:43 ID:DXZLRzDc
グサリッ
友父「があああっ!!!??」ブシュー
友父「い、陰茎が…貴様、膣に何を……」
グチョリ…
メイド「嘘つきはあなたですよね…」ハァハァ
メイド「これはレイプ対策用のコンドームです」
メイド「無理矢理挿入されればこの鋭い棘が突き刺さります…」カチャ
友父「わ、私の銃…返せ!!」
パンパンッ
メイド「坊っちゃんを自由にする気なんてなかったですよね…」
メイド「嘘つきは損を生む…あなたは人生を損する結果となったのです」
586: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 03:05:51 ID:DXZLRzDc
朝
メイド「はい…殺りました」
男『そうか、ご苦労』
男『……大丈夫か?』
メイド「……」プルプル
メイド「もう死んでもいいですか…」
メイド「私…これ以上耐えきれない…」
男『……命令だ、死ぬな』
メイド「いやぁ!!私もこのまま…」カチッ
男『分かった……メイドさん…好きだよ』
メイド「はぁ……はぁ……」
男『二番目でもいいって言ったよね?』
男『じゃあメイドさんは二番目に愛してあげるから…お願い』
メイド「……」ブルブル
587: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 03:10:16 ID:DXZLRzDc
メイド(後は…この引き金を…)ブルブル
男『……そっちもうすぐ夜明けじゃなかった?』
メイド「へ?」
パァッ…
チュン……チュンチュン……
メイド「……きれい」
男『僕と一緒にいつかトランプの最上階に泊まろうよ』
メイド「……うん」
男『何の気兼ねなくフードコートで一緒にご飯を食べて』
男『少し辺りを散策してカフェでコーヒーでも飲んで』
男『夜にはお互いの気が済むまでいっぱいセックスしようよ』
メイド「うん…約束だよっ……」グスッ
588: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 03:19:56 ID:DXZLRzDc
男「僕たちは少しずつ蜘蛛の糸にからめとられるように絶望を引き寄せていた」
男「ロッキンへの出場停止…家族を殺された恨み…」
男「一方的だった暴力を暴力でやり返した…なんて最高な日なんだろう…」
男「因果応報なその話を聞くだけで僕は何度も射精してしまったよ」
男「僕がこの手で殺れなかったのは残念だったけどまだ復讐は終わってなかったんだ」
男「こんな所で捕まる訳には行かない…」
男「それに友との約束が出来た…」
男「僕は死んでも生きてやると誓ったんだ」
.
591: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 04:23:49 ID:DXZLRzDc
昼 ニューヨーク 駅
メイド「……」
友「よっ」
メイド「友…私日本に帰るね」
友「へっ…何か吹っ切れた顔してんな」
友「おう!あいつらに俺は元気でやってるって伝えといてくれ」
メイド「友…」ギュッ
友「やめろよ恥ずかしい…」
メイド「またね!」
友「おう!」
prrrrrrrrr…
友「ん?お袋からだ」
友「なんだよ朝っぱらから」ピッ
友「………え、本当かよおい!!!」
592: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 04:27:03 ID:DXZLRzDc
一週間後 友の家
メイド「ただいま戻りました」
男「おかえり」
メイド「後輩様は?」
男「今日学校だよ、勉強するから遅くなるってさ」
メイド「そうですか…男様」ウズウズ
男「しょうがねぇなぁ…おいで」
メイド「はい!」ギュッ
男「お疲れ様」ナデナデ
メイド「えへへ…これからは私も愛してくださいね♪」
男「はいはい」
593: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 04:32:21 ID:DXZLRzDc
メイド「んっ……もっとしたいですぅ…」ハァハァ
男「そろそろ後輩帰ってくるから」
メイド「…また明日もしましょう」イソイソ
男「気が向いたらね」ピッ
男「それより見ろよ、大ニュースになってるぞ」
テレビ「先日未明、貿易会社の社長友父が何者かの手によって暗殺されていました…」
メイド「世界有数の貿易会社社長を殺したんですよ…」
メイド「しばらくはニュース番組で持ち切りでしょうね」
男「あはは…お前捕まっちゃうかな」
メイド「一応変装はしてましたからね」
メイド「金髪のウィッグにドレス…」
メイド「ホテルのカメラに本当の私の姿はうつっていません」
男「でも警察ってスゲーからな」
594: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 04:36:51 ID:DXZLRzDc
メイド「……それより女様の事は報道されていないのですか?」
男「この前テレビで行方不明者として出てたよ」
男「元が元だから周りも気にしていないみたいだし大したニュースにはなってない」
メイド「それは良かったです」ニコッ
後輩「先輩遊びに来たよー!!」
男「おかえり」
後輩「ただいまー…あ!メイドさんおかえり!」
メイド「ただいまです」ニコッ
後輩「…機嫌いいね」
メイド「お父様を殺せた事…男様に二番目に愛される事…」
メイド「これ以上ない幸せに包まれています」
後輩「は?私が本命なんだからね!」ゲシッ
メイド「す、すみません…」
後輩「…よくやったじゃん」
メイド「ありがとうございます」ウフフ
595: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 04:49:09 ID:DXZLRzDc
春 友の家
後輩「先輩ただいまー!!」
男「おかえり、入学式どうだった?」
後輩「んー何か変な男にLINE交換しよとか言われてうざかったよー」ギュッ
男「よしよし…交換したの?」
後輩「する訳ないじゃん!私は先輩だけしか好きじゃないよ?」
男「俺もだよ」チュッ
メイド「んっ……」ジュボジュボ
後輩「もう昼間から盛っちゃってぇ」
男「メイドが勝手にやってるんだよ」
男「それより次がいよいよ本番だ…」
596: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 04:54:28 ID:DXZLRzDc
後輩「シエスタ……TEENS ROCKの時私もイケメンにナンパされて気持ち悪かったよぉ」
男「あいつは見境なく手を出すからな」ナデナデ
後輩「全員殺るの?」
男「……殺すのはイケメンだけでいい」
男「他のメンバーには興味ないから」
後輩「そっか!早く殺りたいね!」
男「あぁ…もう少しの辛抱だ…」
メイド「ぷはっ……男様…」クチュクチュ
男「挿れないよ」
メイド「はぅん…///」クチュクチュ
597: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 04:59:00 ID:DXZLRzDc
大阪
イケメン「あ〜かったりぃ…」ポリポリ
ギター「そういうなよ…もうすぐファイナルの武道館だ」
ベース「俺たちデビューして一年で武道館だぞ」
ドラム「最新シングルも人気ドラマの主題歌に選べれ爆売れ!」
ギター「俺たちやっべーなマジで!ビートルズ超えたんじゃね?」
ベース「ははっ言えてらぁ!!」
イケメン「あ〜たこ焼きうめぇ…」モシャモシャ
598: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 05:02:52 ID:DXZLRzDc
イケメン(クソ…去年の今頃が懐かしいぜ)
イケメン(あの雑魚とライブしてからコイツらといるのがつまんなく感じるようになった…)
イケメン(ヘタクソだし俺の女つまみ食いするし)
イケメン(あいつは唯一俺をノリ気にさせてくれるギタリストだった)
イケメン(……俺だってもっとロックやりてえんだよ)
イケメン(はぁ〜地元に戻りてぇ…)
599: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 05:07:31 ID:DXZLRzDc
男「シエスタは去年の冬から全国ツアー中…」
男「もうすぐツアーファイナルの武道館ライブだ」
後輩「つまりそこを襲っちゃう訳だね!」
メイド「ですがどうやって?」
男「……マイクに毒を塗るのはどうだ?」
後輩「それだと派遣とかじゃなく正式なスタッフにならないと難しいんじゃないかな」
メイド「それに男様が実行するのですよね?」
メイド「武道館となると撮影もされるでしょうし顔が割れてしまいますよ」
男「…そうだな」
男「もう少しシエスタの動向を探るか」
600: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 05:15:14 ID:DXZLRzDc
つぎの日 東京
チャラ男「よっ!久しぶり!」
男「うん!うわっ金髪になってるじゃん!」
チャラ男「遊べるのも今のうちだからな」
男「前の茶髪にパーマ掛ってる方が似合ってたよ」
チャラ男「あはは…友の親父さん殺されたみたいだな」
男「ニュースで話題だもんね」
チャラ男「あいつ大丈夫なのかな」
男「…きっと大丈夫だよ」
チャラ男「まぁあいつの事だしきっと乗り越えるだろ」
男「そうだよ」
チャラ男「……お前大丈夫か?なんか変わったな」
男「そう?」
チャラ男「何か冷たくなったっつーか…ま、無理もねーか」
601: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 05:19:23 ID:DXZLRzDc
男「俺はもう大丈夫だよ!とりあえずご飯でも行こうか」
チャラ男「そうだな!積もる話もあるだろうし」
マクド
チャラ男「マジかよ今後輩と付き合ってんのか!」
男「まぁねー」モシャモシャ
チャラ男「かーっいいなぁ毎日あのでかぱい揉み放題じゃん!」
男「やめろよもうー」アハハ
男「チャラ男は彼女出来たの?」
チャラ男「……実はギャル友と付き合ってんだ」
男「ええ!俺全然聞いてなかったよ!」
チャラ男「大学一緒だったからよくつるんでてさ」
男「あーそれでか」
602: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 05:24:34 ID:DXZLRzDc
チャラ男「そうそう!最近話題になってるYoutubeの曲があるんだけどさ」
チャラ男「えーっと…あ、これ!これ男!お前が作ったのか!?」
男「バレたか」
チャラ男「お前すげーな…あんなにハードロックやってたのに今は時雨みたいな曲作るんだな」
男「うーん少しは影響されたかな」
チャラ男「つーかウィスパーボイスうめぇな」
男「もう…照れるなぁ」
チャラ男「曲の雰囲気は病み過ぎだけどよ」
男「たまにはこういうの作りたかったんだよ」
チャラ男「俺もこれ聞いて久々にベース弾いたよ」
男「大学でやってなかったの?」
チャラ男「軽音サークルがヤリサーだったからな」
男「……」
603: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 05:30:53 ID:DXZLRzDc
チャラ男「あ…スマン」
男「ううん!もういいんだ」
チャラ男「本当に大変だな男の人生…」
男「最近は割と吹っ切れて元気にやってるよ」
チャラ男「それならいいけど…そういや今どこに住んでんだ?」
男「中野付近だよ」
チャラ男「マジか!思いっきり都会じゃん!」
男「そんな事ないよ…東京駅とかは行きやすいけどさ」
チャラ男「へー中野で降りた事ねえし知らなかったわ」
チャラ男「そうだ!ゲーセンでも行こうぜ!」
男「うん!いいよ!」
604: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 05:40:47 ID:DXZLRzDc
夜
チャラ男「じゃそろそろ帰るわ!」
男「うん!またね!」
男「今日は嘘しかつかなかったなぁ…」
男「けれど何だか懐かしかった…」
男「……でももう戻れないんだよな」
男「もう少しなんだ…」
男「後少しで全てが終わるんだ…」
605: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 05:48:43 ID:DXZLRzDc
男「……帰るか」
ポンポン
男「ん?」クルッ
刑事「やぁ初めまして、男くんかな?」
男(誰だコイツ…いかにも普通の人だが)
男「はい、そうですよ」
男「えーっと…すみませんどちら様でしょうか?」
刑事「あぁ失礼」ガサゴソ
刑事「私こういう者です」ササッ
男(警察手帳!?)
男(……なるほど刑事か)
男「あれ……この名字…」
刑事「初めまして男くん、女の父です」
男「!!」
606: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 05:54:22 ID:DXZLRzDc
男「あ、ども…」
男(どういう事だ!?女の父親は普通のサラリーマンだったはず…)
刑事「女が世話になったね」
刑事「本当にありがとう…」
男「は、はい…」
刑事「多分男くんは知らなかったと思うけどあまり警察だって事は周りに言ってはいけないんだ」
男「そうなんですねー」アハハ
刑事「…もう娘がいなくなって4ヶ月になる…」
刑事「最後に家を出た時も家内には明確な行き先を伝えていなかった」
刑事「ただ、東京に行ってくるとだけらしい」
男「それでここら辺を聞き込みしていたんですか?」
刑事「まぁそういうことだ」
607: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 06:00:35 ID:DXZLRzDc
刑事「娘が死んでから悪いがパソコンでLINEのやり取りを見させて貰ったんだ」
刑事「すると君との会話がいくつもあった…」
刑事「そして最後の通話相手も君だった…」
男「……僕疑われてます?」
刑事「まさか!今日はたまたま仕事帰りに飲みに来てただけだし」
刑事「そこでたまたま駅の近くにいた君を見つけたから声を掛けただけだよ」
男(……嘘をついている)
刑事「もし良ければ送っていこうか?家はどこだい?」クイッ
男(飲んだというのに車…間違いない!)
男(このあたりを車で徘徊して今日容疑者の俺を見つけたんだ!)
男「いえ…大丈夫ですよ!電車で帰りますので!」
刑事「そうかい」
608: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 06:21:32 ID:DXZLRzDc
駅のホーム
男(マズイな…尾行はされてないみたいだが…)
男(今日は中央線を適当に回ってどこかのネカフェで泊まるか)
刑事「……男くん」
刑事「君は嘘をついているね」
刑事「俺の勘がそう告げている…」
刑事「悪いが尾行させてもらうよ」
電車が到着いたします…危ないですので…
男「……」スタスタ
刑事(降りた!)
男(……ここが危ないな)サッ
刑事「なっ!!もう一度乗った!?」
刑事「くそ!すみません乗ります!!」
609: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 06:23:51 ID:DXZLRzDc
刑事「ひ、人が多すぎて…」ジタバタ
電車が発車いたします…
刑事「くそ!一体今どこに住んでるっていうんだ!!」
男(あ、いた)
男(良かった…もうこのまま帰っちゃお)
刑事「怪しい…怪しすぎるだろ…」
刑事「必ず何か関係があるはずだ…」
610: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 06:27:08 ID:DXZLRzDc
友の家
男「ただいまー」
後輩「先輩!良かった…どうして連絡取れなかったの!!」
男「ごめんごめん…女の父親が刑事だったんだ」
男「今日たまたま見つかって撒いてきた」
メイド「なるほど…男様…服に発信機などは付けられていませんか?」
男「一度コンビニのトイレで確認したけど大丈夫」
後輩「良かったぁ……私を一人にしないで」グスッ
男「絶対にしないから泣かないで」ギュッ
611: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 06:34:42 ID:DXZLRzDc
男「一抹の不安が出来たけどイケメンを殺る作戦は着々と進んでいた」
男「あと少し…早く殺したくて堪らない!!」
男「ナイフで突き刺して腹をかっ裂き臓器という臓器を壁に張り付けて全国にライブ配信してしまいたい…!!」
男「この怒りが収まらないうちに…」
男「この頃には僕はもう快楽殺人者になっていたのかもしれない…」
男「あとは武道館ライブを待つだけ…」
男「成功するかどうかも分からないけどもう後は当たって砕けるしかなかった」
.
616: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 16:48:39 ID:DZZNlJf6
一週間後 武道館
ワァァァァァ...
イケメン「今日は俺たちの記念すべき日だ!」
イケメン「シエスタ初武道館!!」
イケメン「最後まで盛り上がってくからよろしく!!」
キャー!!!コッチムイテー!!!
イケメン「じゃあ最初はこの曲からだ!」
観客席
男「...」
後輩「始まったね先輩」
男「あぁ...」
後輩「あーあ、どうせならクリープハイプの武道館が見たかったなぁ」
男「まぁ見届けてやろうぜ」
男「シエスタ最初で最後の武道館公演をさ」
617: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 16:58:01 ID:pgp3fh2U
ラーブキミニムチュウサッ
コッチムイテーベイビー
後輩「わー絶望的なぐらいよくある歌詞...」
男「何だかんだ言ってポップスが一番売れるからな」
後輩「ダンサーもいるしボーカルも踊るならもう楽器持つ意味ないよね」
男「あいつらもレコード会社に踊らされてる駒だからしょうがないさ」
後輩「それより先輩...」
後輩「本当にあの作戦で行くの?」
男「そうだよ」
後輩「...もう少しよく考えてからでも良かったんじゃ」
男「あまり時間がないんだ」
男「もう警察に疑いをかけられてしまってる以上日本に長くいるのは危ない...」
618: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 17:03:36 ID:6TlS7fYg
男「外でメイドも待機してるし無理矢理にでも実行するしかない」
後輩「...死なないでね」
男「大丈夫だよ」
男「これが終わったらどこか海外にでも逃げようか」
後輩「ほんと!?」
男「アメリカもいいけどやっぱりイギリスもいいよね」
後輩「私どこでもついていくよー」ギュッ
男「あぁ...いつまでも一緒だよ」
619: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 17:15:53 ID:EHtk3KfI
ワァァァァァ!!!!
イケメン「あー次の曲なんだけどさ」
イケメン「いつもポップスばかりやってきた俺たちだけどずっと楽器やってきてたんだ」
イケメン「やりたかったロックって感じの曲作ったんだけど聞いてくれるかな?」ヨイショ
エーギターヒケルノ!!?
キクキクー!!チョウタノシミダヨー!!
イケメン「サンキュー聞いてくれ!高電圧ガール!」
ドラム「ワンツースリー...」
男「...いい曲作れるじゃん」
後輩「でもお客さんノリ方おかしいよ」クスッ
男「とりあえず手上げてるだけだもんな」
620: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 17:20:29 ID:/WWTt7Tk
イケメン「最後の最後までありがとう!!」
イケメン「もうこれ以上はアンコールしても出てこねーから!」
エエー!!
イケメン「もう三曲もしただろ!また会おうぜ!」
ヤクソクダヨーツギハアリーナデアイタイ!!
パチパチパチパチ...
男「さぁ急ごう!」
後輩「うん!」
621: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 17:26:05 ID:nUOUmmA2
イケメン「おつかれー俺先帰るわ」
ギター「いや打ち上げやんねーのかよ!!」
イケメン「また今度でいいじゃん疲れたわ」
マネ「イケメンくんこのあと東京FMで生放送インタビューあるの忘れてない?」
イケメン「ゲッマジかよ...」
ドラム「まぁラジオ聞いて待ってるからさ!」
ベース「終わったら打ち上げ来いよ」
ギター「カッコいい事言ってくれよ?」
ギャハハハハハハ!!!
イケメン「あーだりぃ...」
622: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 17:31:59 ID:f.y2pkcg
裏口
キャーイケメンクン!!!
マネ「通してください!出待ちは禁止だとアナウンスされたはずですよ!」
イケメン「お前ら早く寝ろよ」
「ラジオ出るんでしょ!?」
「今夜は眠れないよ!!」
イケメン「俺は終わったら寝るっつーの...」
マネ「さぁ早く車乗って!」
イケメン「はいはい」
運転手「出発しますねー」
ブロロロロ...
623: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 17:39:52 ID:7BlINDLs
イケメン「こいつらめっちゃ着いてくるじゃん」
マネ「まったく...小汚ない雌豚どもめ」
イケメン「俺の方が出荷される豚みたいな感じだけどな」
マネ「何かそんな映画あったわね」
イケメン「丹精込めて育てた豚が運ばれて小学生が追いかけてたよな!」
運転手「道路出ますよー」
ダンダンッ!!
イケメン「!?」
男「はぁ...はぁ...」
マネ「あら珍しいわね男のファンだなんて」
マネ「危ないから離れなさい!」
624: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 17:46:39 ID:ay6CMN9k
イケメン「おい車止めろ!」
運転手「しかし...」
男(クソ...コイツを誘拐してじっくり拷問してから殺すつもりだったのに...)
男(後輩もついてこれてないし今はとにかく接触するしか...)
ガチャ
イケメン「着いてこい!」グイッ
男「なっ!?」
マネ「ちょっとイケメンくん!?」
イケメン「こいつもミュージシャンだ!で、俺のダチ!」
イケメン「このままラジオ局へ向かってくれ!」
625: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 17:51:50 ID:AbUALgJo
後輩「はぁ...はぁ...先輩が連れて行かれちゃった...」
メイド「後輩様!早く車に!」
後輩「うん!」
イケメン「久しぶりだな男!」
男「あぁそうだな」
イケメン「ライブ来てくれてたのか」
男「あぁ見てたぞ」
イケメン「連絡してくれりゃあチケットやったのに」
男「誰がてめえなんかと...」
マネ「あなたたち本当に友達なの?」
626: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 18:02:27 ID:NZmT96Mg
ラジオ局
スタッフ「お待ちしておりました!」
スタッフ「もうすぐ本番です!こちらの部屋へ!」
イケメン「行くぞ男」グイッ
男「は!?ちょっ待てよ!!」
DJ「さぁ今夜も始まるぜオールナイトロケンローック!!」
DJ「今日のゲストは今人気大爆発!新星の如く現れた蒼き四人の若きスターシエスタのボーカルイケメンくん!」
DJ「今日はなんとシエスタ初の武道館ライブから直でこの番組に来てくれたぜ!」
DJ「皆っ拍手!!」パチパチパチパチ
627: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 18:12:52 ID:WKeVj5iY
DJ「さてさて早速武道館の熱も冷めないうちに生の感想を聞きたい所だが...」
DJ「Hey you!君は一体誰なのかな?」
男「あ、俺は...」
イケメン「コイツはあの伝説のロックバンドTHE STEREOTYPE(仮)のボーカル男だ!」
男(こ、こいつ...!!)
DJ「オーマイガッ!本当かよ俺君たちのファンだったんだ!」
男「へ?あ、ありがとうございます...」
628: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 18:22:30 ID:klXVG/4g
DJ「このレディオは熱心なリスナーのリクエストだけじゃなく俺のオススメの曲も流しているんだ!」
DJ「君たちレッチリ好きだったでしょ?俺も大ファンだったから気に入っちゃって何度も流したよ!」
男「はぁどうも...」
DJ「今日はなんて熱い夜なんだ!」
DJ「リスナーの諸君!ジャンジャン二人に聞きたい事を番組サイトから応募してくれよ!」
男(...これは一番マズイ状況だな)
男(もし女の父親が聞いていたら...!!)
男(いやそれどころか直接何かヤバい質問をぶつけてくるかもしれない...)
629: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 18:32:10 ID:GD37KKCM
DJ「それじゃ質問を厳選するまでに早速だけどまずは今日のメインディッシュ!」
DJ「イケメンくん!初めての武道館ライブはどうだったかな?」
イケメン「スッゲー最高の夜でした!お客さんも皆顔見知りっつーか知ってる人ばっかで安心してライブ出来たし...」
男(...コイツ一体どういうつもりなんだ?)
男(あんな事しておいて何が友達だよ)
男(絶対に今日殺してやるからな!!!)
630: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 18:47:07 ID:Wd34Zwxs
DJ「いやー十分今日の熱気が伝わってきたよ!」
DJ「サンキューこれからも沢山伝説を作ってくれシエスタ!」
イケメン「あざっす!」
DJ「さてそろそろ質問も集まってきたみたいだな」
DJ「それじゃあまずは...」
DJ「ラジオネームゆかりんちゃん!」
DJ「こんばんはゆかりんです!私は東京に住んでいるのですがシエスタとSTEREOTYPEは高校生だったころからずっと応援していました」
DJ「どちらもTEENS ROCK優勝おめでとうございます!質問なんですがどうしてSTEREOTYPEは優勝したのにロッキン出場出来なかったのでしょうか?」
DJ「という事ですがいきなり触れちゃいけない事突くねーゆかりんちゃんは!」
631: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 18:52:12 ID:E7sG0ELc
DJ「だけどそこはロケンローッ!空気を読まずに聞いちゃいたいよね!」
DJ「さぁ男くん!どうして君たちはロッキン出場出来なかったんだい?」
DJ「あの運営の謝罪報道はもはやレジェンツ!俺も本当の理由を知りたいな!」
男「それは...」
イケメン「いやぁ実は俺たちが所属するレコード会社が圧力を掛けたんすよ!」
男「!!」
632: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 19:01:33 ID:JCVPADeU
DJ「おーっといきなりの衝撃発言投下だあ!!」
男(な、なんで嘘ついて自分達のせいにしてるんだ!?)
男(ていうかあえて危険な質問ばかりする気かこのDJは!)
イケメン「まーバンドやってる学生なら一度は夢見るよなTEENS ROCK!」
イケメン「STEREOTYPEが優勝した前の年に俺たちが優勝したんだけどさ」
イケメン「優勝した時からシエスタメジャーデビュー計画は水面下で動いてたんだ」
イケメン「高校も卒業したし夏にはいよいよメジャーデビュー!って所で俺たちより凄いバンドが出てきてしまった」
633: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 19:09:13 ID:pZLHm.Vk
イケメン「俺たちと違って本物のロックを作っていたコイツらに対して事務所は危機を感じていたんだ」
イケメン「せっかく手に入れた商品が売れないかもしれない...」
イケメン「それにレコード会社より更に上の会社から損失を出さないよう指示されていたらしいぜ」
男(友の父親の事か!)
男(つまりコイツは真実を知らない...だが厄介過ぎる...)
男(これ以上余計な事ペラペラ喋るんじゃねえぞ猿!)
634: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 19:20:20 ID:STZpPLE2
男「だ、大丈夫なのかそんな事電波に流して...」
イケメン「うっせえないいんだよ!」
イケメン「俺今の事務所嫌いだし」
男(なんでそんな事言うんだ?)
男(どう考えてもクビになりたいとしか思えないぞ...)
DJ「オーケー次の質問だ!」
DJ「ラジオネームたかザイルくん!」
DJ「こんばんは世界のたかザイルです!早速ですが男さんに質問したいです!」
DJ「今動画サイトで話題の曲STRANGE KILLER...これってどう考えても男さんが歌ってるとしか思えません」
635: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 19:27:32 ID:0wkKvBC2
DJ「この曲本当に人気だよね!俺も聞いたぜ!で、そうなのかな男くん?」
男「...バレちゃいましたか」
DJ「カミングアウトいただきましたっ!じゃあ続きいこうか!」
DJ「もしそうなら歌詞が英語でバカな僕には分かりません!そこで男さんに簡単にでいいのでバカな僕に訳を教えてくださいお願いします!」
DJ「熱心なファンだねー!さぁ男くん!聞かせてくれるかな?」
男「...」
636: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 19:35:09 ID:dLauzbyk
男「そうですね...」
男「じゃあ一番だけ」
男「あの頃に戻りたかった
今は遠い昔のようだ
君と笑って過ごした日々が
狂ったように笑う僕
腕には透明な君がすり抜けていく
君は闇に沈んでいく
俺を殺してくれ
それかキスをしてくれ
このままじゃおかしくなるから
...こんな感じです」
イケメン「なんだそれふっけえな!」
DJ「俺も美女に殺されたいよHAHAHA!!」
男「あはは...何だか照れちゃうなぁ」
637: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 19:41:22 ID:HxfrRnIY
男(大丈夫...本当の意味は違うし文法的にはこうとも捉えられるはず...)
男「早く次の質問行きましょうよ!!」
イケメン「そうだぜ歌詞の説明とか俺も恥ずかしいし」
DJ「オーケーじゃあ次でラストだ!」
DJ「ラジオネーム娘大好きサラリーマンさん」
男「!!」
DJ「単刀直入に言います」
DJ「お二人が懺悔したい事は何ですか?」
男(やっぱり聞いてたか...)
638: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 19:46:14 ID:DKX.Y0Cg
男(質問の意図的にお前が娘を殺したんだろう?)
男(それを今この場で発表しろ...もうそうとしか思えない)
男(言うわけねえだろ)
イケメン「じゃあ俺からいきます...男」
男「な、なんだよ」
イケメン「今まで本当にすまなかった」ペコ
男「...は?」
639: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 19:52:19 ID:tV9gW8SA
DJ「なんてこったい...今一番ノッているシエスタのボーカルが今は普通の大学生に頭を下げちまったぜ...」
男「な、何を謝りたいんだよ...」
男「イケメンに何かされた記憶ないんだけどマジで!」
イケメン「分かってるんだろ?」
イケメン「お前の彼女を寝取った事に対してだよ」
男(...この単細胞が)
640: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 19:58:38 ID:umdJoTmM
DJ「詳しく聞きたいなぁその話♪」
イケメン「...高校生の時TEENS ROCKの会場で男の彼女をナンパしたんだ」
イケメン「するとホイホイついてきて会って10分しないうちにあっちが股を開いた」
男「やめろよもう怒ってないから...」
イケメン「俺の気がすまないんだ!!」
イケメン「頼む!!この場で謝罪させてくれ!!」
男「......」
641: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 20:08:08 ID:GHo.bBfQ
イケメン「その場その場のノリで男の彼女とは何度も交わっていた」
イケメン「二人が俺と同じ大学に入った時には」
イケメン「サークルの皆で女と乱交してしまった...」
イケメン「酔い潰れた男の前で...」
DJ「クレイジーだね♪」
イケメン「それからしばらくして男が大学を辞めた事と男の家族が不幸で亡くなった事を聞いたんだ」
男「......」
642: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 20:14:50 ID:eNc9m8Yc
イケメン「そんな辛い事が重なったら普通俺を恨むよな?」
イケメン「ずっと心の奥でその事が引っ掛かっていたんだ」
イケメン「俺はずっと男を舐めていた」
イケメン「女なんてとられる方が悪いと思っていた」
イケメン「けど実は俺一度男とライブした事があってさ」
イケメン「その時にコイツ、本当に凄いと思ったんだ」
イケメン「どこか違う形で出会っていたら俺はきっと男とバンドを組んでいたと思う」
イケメン「そう考えてしまえるぐらいに男は本当に凄いやつなんだ」
643: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 20:20:11 ID:GQ2h2YMw
イケメン「ダメだ上手くまとまんねぇ...」
イケメン「とにかく!本当に今まですまなかった...」
イケメン「許してくれとは言わない...」
イケメン「何なら俺はシエスタを辞めてもいい!」
イケメン「その代わり...いつか俺を許してくれたら俺とバンドを組んでくれ!!」
男(は?何言ってんだこいつ)
男(俺がお前と組む訳ないだろうが!!)
644: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 20:27:39 ID:INa0GYwo
男「......」
DJ「いいねぇ衝撃の謝罪大会♪」
DJ「ずっと俺はこういうのを期待していたんだ!」
DJ「さぁどうするんだ男くん!」
DJ「シエスタの命綱を握っているのは君だよ!」
男「...正直やっぱり少しは恨んだよ」
男「でももういいんだ」
男「彼女とは別れたけど仲直りしたし」
男「家族のことは友達が支えてくれたから立ち直れた」
男「だから顔を上げてくれよ...」
645: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/20(水) 20:32:49 ID:Y95fDJnY
イケメン「男っ...!!」
男「シエスタも辞めなくていいだろ?」
男「今一番ノっているバンドなんだしさ」
男「今日発表した新曲...カッコ良かったよ」ニコッ
男(これがベストなはず...)
男(このバカは既に俺に心酔してる)
男(女とは何事もなかったと匂わせる発言)
男(これでも女の父親が尾行してくるなら...)
男(二人とも殺してやるからな)ニヤッ
648: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 00:39:30 ID:x2wuSsus
DJ「感動の仲直りだね〜♪」
DJ「次は男くんの懺悔を聞きたいな〜」
男「いや俺は特にないんで…それにもう時間ですよね?」
DJ「そうだった!今日はこのまま終わるのが良さそうだね!」
DJ「それではリスナーの皆、グッナイベイベー!!」
男(絶対に余計な情報は与えない…)
刑事「……なるほど」
刑事「沈めたのか…となると東京湾だろうな」
刑事「東京で娘と会い眠らせたか殺したかして証拠を隠滅か…」
刑事「さて…動くか」
649: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 00:45:46 ID:x2wuSsus
イケメン「男…これから飲みに行こうぜ」
イケメン「さっきはあんま上手く伝えられなかったからゆっくり話したいんだ」
男「…いいぞ、行くか」
イケメン「よし!じゃあ早速行くか!」
マネ「ちょっと!さっきの本気で言ったの!?」
イケメン「うるせぇこれから飲みに行くんだ、邪魔するな」
マネ「……社長も聞いてただろうしどうなっても知らないわよ」
イケメン「もういいんだ!俺はこれからもっと売れたいからな!」
イケメン「日本でチャラチャラした音楽をやるより世界で活躍してえんだよ!」
マネ「……朝にはホテル戻って来るのよ」
イケメン「分かってるっつーの」
650: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 00:51:43 ID:x2wuSsus
ラジオ局 外
後輩「あ、出てきた…イケメンと一緒だ」
メイド「まさかラジオに出演されるとは…」
メイド「…あの分かりやすい質問よりも歌詞の方が本命だったのかもしれませんね」
後輩「バレちゃったって事?」
メイド「おそらくは…」
後輩「……その先輩を追ってる人、私達で殺れないかな?」
メイド「今近くにはいるでしょうが何せ事が事…」
メイド「マスコミも張り切ってあの二人を追いかけるでしょうし」
メイド「相手が尾行のプロである以上私達で見つけられるかは…」
後輩「相手の顔も分からないしね…」
651: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 00:56:53 ID:x2wuSsus
イケメン「とりあえずそこのタクシーに乗ってここまで30分ぐらい掛けて来てくれ」
男「分かった」
イケメン「楽しみだなぁ男と飲むの」
男「……変わったな」
イケメン「汚れた世界に飛び込むと自分なんてまだまだ人の心を持ってるんだって自覚するぜ?」
男「……行こうか」
バタンッブロロロロロ…
イッタゾオエー!!!
後輩「タクシーに乗った!早く追いかけて!」
メイド「いえ…男様からLINEが送られてきました」
後輩「え!?あ、私も来てた」
メイド「なるほど…まさか目の前にある店に行くとは思わないですね」
後輩「先に入っちゃおうよ」
メイド「そうですね」
652: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 01:05:53 ID:x2wuSsus
男「こうして始まった最後の夜」
男「長かった復讐の先に俺たちは何処に辿り着いたのだろう」
男「…何も残らなかっただけだな」
男「イケメンの公開謝罪は最後に俺の心を現実に戻してしまいそうで辛かった」
男「最初から何も起こらなければ誰も苦しい思いなんてしなかったというのに」
男「今更謝られた所でどうしろというんだ」
男「……この後四人が死ぬ事になるとは想像出来なかったなぁ」
.
655: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 01:43:15 ID:x2wuSsus
都内 BAR
カランカラン
イケメン「よっ遅かったな!」
男「少しマスコミがしつこくてな…」チラッ
後輩「ニシシ」ヒラヒラー
メイド「……」ゴクッ
刑事「……」クイッ
男(ばっバカか!!つけられてたのはお前らか…)
男(いや…もうこの際強引に殺るしか…)
イケメン「どした?頼まないのか?」
男「あ、あぁ…とりあえずカシオレで…」
イケメン「女子かよ」ケラケラ
男「あれからあまり酒は飲まないんだ」
イケメン「……すまねぇ」
656: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 01:46:22 ID:x2wuSsus
イケメン「でさー!ギターとか超下手だから俺切れちまうんだよ」
男「確かにあんまり上手くないよな」アハハ
後輩「……」チラッ
先輩
後ろの男が女の父親の刑事だ
バカ
後輩(し、しまった!!)
メイド(…不覚でしたね)
刑事(あんだけあった車で一台だけ動かなければそりゃ疑うでしょ)ニヤニヤ
657: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 01:52:43 ID:x2wuSsus
男(しかしどうやって…コイツだけなら酔い潰れるのを待てば楽勝だが…)
男(刑事はかなりゆっくり飲んでいる…)
男(しかもよく見ればウーロン茶をロックのグラスに入れて貰ったのだろうな)
男(……今日証拠を押さえるつもりか)
男(きっと今既に録音を開始しているだろうし何処かに誘き寄せて…)
イケメン「男!聞いてんのか!!?」バシッ
男「痛っ!あ、あぁちゃんと聞いてるよ」
イケメン「…でさ、さっきラジオだったから言えなかったけどよ…」
イケメン「お前の元カノさ…行方不明なんだってな…」
男(クソっどいつもこいつも……)イライラ
658: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 01:57:08 ID:x2wuSsus
男「そうみたいだな…」
イケメン「…大丈夫か?お前」
男「そのうちひょこっと顔を出すと思ってるよ」
イケメン「…そうだな」
イケメン「よぉし!!もう一件行くか!」
男「おいおい飲み過ぎんなよ」
イケメン「うるせぇよ!俺がボーカルでお前がギターコーラス!」
イケメン「これで俺たちは世界にも通用するぜ」アッハッハッハ
男(……馬鹿な所が友と似てるな)
男(……違う形で会えてたら友達になれたかもしれない…か)
659: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 02:04:22 ID:x2wuSsus
ブルルルルルッ…
後輩(先輩からの着信…)
メイド(あらかじめ決めていた合図…)
メイド(男様が携帯をポケットに入れたまま後輩様に電話を掛けた場合)
メイド(刑事を捕まえ車で運ぶ…)
後輩メイド(やるなら駐車場!)
イケメン「おい早く来いよ!!BARの地下駐車場だ!10分以内な!!」ピッ
イケメン「ケッ…まぁ都内だし早いからいいか」
イケメン「男は関東以外の地域行った事あるかー?」
男「ないよ」
イケメン「タクシーがさ!全然来ないんだよ!!」
イケメン「深夜なんて回線切って電話が繋がらないようにしてるとこもあったぐらいだしな!」
男「んだよそれ…ちゃんと仕事しろよなぁ」
660: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 02:10:47 ID:x2wuSsus
チーン…
刑事「男くんは…いた」ササッ
刑事(さっきの女の子二人組はいったいどこに…?)
刑事「…関係ないはずはないな」
刑事「身長が低くて巨乳の子が男くんに手を振ったからな」
後輩「それは私が先輩の彼女だからですよ」
メイド「大人しくしてください」チャキッ
刑事「!!…銃か」
メイド「抵抗しなければ撃ちません」
メイド「大人しくあの車に乗ってください」
刑事「……悪いがそうは」
プチュンッ
刑事「ぐふっ!!な…!?」ゲボォ
メイド「抵抗する素振りを見せないでください」
刑事「さ、サプレッサー付きか…厄介だな」
661: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 02:18:49 ID:x2wuSsus
刑事「ぐっ……だが今撃ったのは失敗だったな」
後輩「どういう意味?」
刑事「口から血が出ただろ…こんなのつぎの日には誰かが見つけて通報するに決まって…」プチュンッ
刑事「がああぁっ!!!」
メイド「いちいちうるさい蠅ですね」
メイド「私達はあなたを始末出来ればそれでいいのです」
メイド「今ここで死んでも私達の利益になる存在…」ウットリ
後輩「あ!メイドさん次は私に撃たせてよ!!」
刑事「くそっ!!お前ら狂い過ぎだぞ!
」
666: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 04:16:18 ID:x2wuSsus
ブルルルルルッ…
男(成功したか!)
イケメン「早く来ねえかなぁ」
男「フンッ!!」バキッ
イケメン「んがっ……!!」
ドサッ
男「とりあえず物陰に……」ズズッ
タクシー運転手「ありゃ……イタズラだったんですかねぇ…」キョロキョロ
男「………」ハァハァ
男「行ったか…銃で殴るのもしんどいもんなんだな」
後輩「先輩!」タタタッ
男「刑事は!?」
後輩「大丈夫!手足縛ってトランクに詰めてあるから!」
男「よし!運ぶの手伝ってくれ!」
667: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 04:24:09 ID:x2wuSsus
男「メイド!!特に問題はなかったか!」ガチャ
メイド「はい…二発ほど撃ち床に血痕が出来ましたが…」
メイド「生理用洗剤と水を使いすぐにバレない程度には洗い流しています」
男「はぁ……はぁ……そうか」
後輩「先輩!!疲れたの?」ギュッ
男「少しな……とにかく車を出そう」
メイド「はい」
後輩「お疲れさま…もう自分を偽らなくていいんだよ」ギューッ
668: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 04:33:43 ID:x2wuSsus
深夜 都内
メイド「……男様…多分後ろのセダン、ずっとつけてきてます」
男「クソ!次から次へと…」
後輩「多分どっちかの携帯にGPSがついてるんだよ!」
後輩「とりあえずイケメンの捨てとく?」
男「素手で触るな…指紋で疑いを掛けられちまう……」ガシッ
後輩「い、痛いよ先輩!?」
男「……ごめん」
男「とにかく後輩が触ってしまった以上は海に捨てるしかないな」
メイド「レインボーブリッジを渡りますか」
マネージャーの家
マネ「もう…ほんとまだ飲む気?」カチカチ
マネ「あらレインボーブリッジ渡るのね」
マネ「電話しても出ないし…酔い潰れてるのかしら」
669: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 04:40:29 ID:x2wuSsus
バイト『マネージャーさん!見失いました…今どこですか?』
マネ「もう…また?えーっと…」カチカチ
マネ「!!」
バイト『マネさん?どうしました?』
マネ「お願い…事件でありませんように…」
バイト『マネさんー?聞こえてますかー?』
マネ「……追ってた車の車種とナンバーは?」
バイト『な…どうしたんですか急に…』
バイト『確か黒のワゴンRでした…』
マネ「ナンバーは!!」
バイト『す、すみません……』
マネ「はぁ…これで何かあったらアンタの責任だから」
670: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 04:49:04 ID:x2wuSsus
後輩「とりゃっ」ポイッ
後輩「先輩見事東京湾に落ちたよ!」
男「よくやったな」ナデナデ
メイド「それにしても追っ手はバカですね」チラッ
男「尾行してるのバレバレだしウィンカーつけ忘れてるし…」
男「警察でないことは確かだな」
後輩「あんなヘタクソだったらすぐ撒けるよ!早く行こっ!」エヘヘー
メイド「そうですね」
671: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 04:53:46 ID:x2wuSsus
イケメン「ううっ……」
イケメン「痛っ…」
男「目が覚めたか?」
イケメン「男!?あ、あれ…体が動かない…」
イケメン「それに真っ暗で何も見えねえぞ!!」
男「目隠ししているし椅子に縛り付けてるからな」
イケメン「なになにそういう店に連れて来たかったから俺を気絶させたの!?」
男「……ここは使われていない倉庫だよ」
イケメン「は……どういう事だよ…?」
後輩「まずは小指から〜♪」
ベリッ
イケメン「うがああああああ!!!!!!!」
672: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 04:57:25 ID:x2wuSsus
後輩「ありゃ…あんまキレイにはがせなかったや」テヘッ
イケメン「っ!!!なんだこの痛みは!!?」
イケメン「うぅ…」ジョボボボボボ
後輩「げっお漏らししてるじゃん!」
後輩「先輩ばっちぃ〜」ギューッ
男「爪を剥がすっていうのは勢いが大事なんだよ」
ベリッ
イケメン「がああああああ!!!!!」
イケメン「も、もうやめてっ……」ブリブリブリ…
メイド「お二人とも鼻栓です」
後輩「気が利くじゃん♪」
673: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 05:05:57 ID:x2wuSsus
イケメン「な、なんでこんな事するんだよっ男っ…」ハァハァ
男「……復讐だよ」
イケメン「なんでっさっき謝ったじゃねえかっ…」
男「謝った所でもう俺の時間は戻らないんだ…」
男「それにもう女は殺した」
イケメン「は!?いやちょっ……冗談だよな…?」
男「俺は復讐に生きる鬼…」
ベリッ
イケメン「ぎゃああああ!!!!!」
イケメン「うええええ……」ゲロゲロゲロ…
674: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 05:12:15 ID:x2wuSsus
男「ずっと女とヤってた?」
男「何堂々と人の女奪って自慢してんだよ」ベリッ
イケメン「んがっ………」ビクビク
男「お前はただの猿か」ベリッ
イケメン「ああああ……」ビクビク
男「それに何が世界で活躍するだ!!音痴が!」ビクビク
イケメン「……………」
男「メイド」
メイド「はい」ビシャアアアア
イケメン「ぎゃああああ!!!!!い、痛い痛い痛い痛い!!!」
メイド「これから勝手に気絶したらアルコールを全身に浴びせます」
後輩「あぁん先輩…ドSすぎだよぉ…」クチュクチュ
675: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 05:18:23 ID:x2wuSsus
男「これからお前の爪20枚を全て剥がして次は歯を28本全て抜いてやる」
男「それが終わったらお前のイチモツを切り落としてしゃぶらせてやるからな」
男「さぁ今日は朝まで楽しもうぜ!」ベリッ
イケメン「んがっ……も、もう無理だ……死ぬ…」ハァハァ
男「そんな簡単に人は死なねぇから」ベリッ
後輩「先輩……おちんちん舐めてていい?」クチュクチュ
男「あぁ……俺も今凄く興奮してるんだ頼むよ」
後輩「えへへ…いただきまーす」パクッ
メイド「後で私にも代わってください」ウズウズ
刑事「お、お前らマジで狂ってるのな…」
男「…目が覚めたか」
676: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 05:23:54 ID:x2wuSsus
男「メイド…そっちは頼んだぞ」
メイド「終わりましたら私にも…」
後輩「ぷはっ…もー変態さんなんだから!後でね!」
刑事「なんだいこの状況…俺はこれから拷問されるっていうのか?」
メイド「まぁそうですね」
刑事「俺はなんで目隠しされてないんだ?」
刑事「それに手足も後ろのまんま」
メイド「手足を解いてる時に目を覚まされたら厄介ですからね」
メイド「いくら三人いるとはいえ大の男に男様と女二人では力で負けてしまうかもしれませんし」
刑事「それじゃあ足の爪でも剥がすっていうのか?」
メイド「そちらがお望みですか?」
678: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 05:29:45 ID:x2wuSsus
刑事「いや…痛いのは勘弁だな」
メイド「それでしたらこちらに睡眠薬も銃もあります」
メイド「私達は特にあなたに恨みを持っている訳ではありません」
メイド「すぐに楽にさせてあげるのが慈悲だと言うのなら私達は仏にもなれますよ」
刑事「すまねぇが何言ってっか分かんねぇや…」アハハ
刑事「それより男くん!話をしないか?」
男「……あ?」
刑事「!!」
刑事(凄い…一目で凶悪殺人犯だと分かる顔だな……)
刑事(元は正常だったと聞く…一体どれだけの哀しい出来事でを経験すればこんな顔をつくれるようになるんだ…)
刑事(これが娘とプリクラに写っていた優しそうな少年だったというのか…)
679: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 05:35:51 ID:x2wuSsus
男「俺は特にあなたと話したくはないんですが」ベリッ
イケメン「痛い…痛い…寒い……誰か…」ヒューッ…ヒューッ…
刑事「まぁそういうな…君は今このかわい子ちゃん二人を侍らせてるみたいだね羨ましいなぁ」
男「……今すぐ殺りましょうか?」
刑事「…一体娘と何があったというんだい?」
刑事「後生の頼みだ…それだけを君の口から聞きたい」
男「……」
男「あなたの娘はとんでもないヤリマンでしたよ」
刑事「!!」
男「俺だけだと言いながら三年間ずっと他の男とヤりまくってました」
男「お酒が入れば乱交だって平気でしていましたよ」
680: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 05:39:27 ID:x2wuSsus
刑事「そうか…それはすまなかった…」
刑事「そんな風に育てた覚えはないのだが…」
男「もう過ぎた事なんでどうでもいいです」ベリッ
刑事「……娘はどこだい?」
男「……」
メイド「男様…無理に教える必要は…」
男「……どうせ今日殺すんだ…」
男「言った所で問題ないだろ」
男「沈めたよ、東京湾に」
刑事「やはりそうか…」
刑事(クソ…思った以上に縄が分厚いな…)シャリシャリ…
刑事(あと10分は悟られないようにしなければ…)
681: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 05:41:38 ID:x2wuSsus
男「もういいですか?そろそろ歯を抜きたいので」
刑事「いや!最後に一つ教えてくれ!!」
刑事「娘の事は愛していたか?」
男「……そうですね…今も心のどこか隅っこにはいますよ」
刑事「そうか…」
後輩「は?何言ってるんですか先輩?」
682: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 05:45:53 ID:x2wuSsus
後輩「ふんっ!!」ギュッ
男「おまっ…強く握るなよ…」
後輩「え?何どういう事なんですか?」
後輩「私だけを愛してくれるんじゃなかったんですか?」
男「そうだよ」
後輩「嘘つき嘘つき嘘つき!!!」ポカポカ
後輩「今心の隅っこにいるとか言ってたじゃないですか!!」
後輩「やっぱり未だに忘れられないんでしょ!!」
後輩「私はどうせ女の代わりなんでしょ!!」
後輩「どうせタダでセックスさせてくれそうだから選んだだけなんでしょ!!」
メイド「後輩様…落ち着いてください」
後輩「大体何なの!!なんでこんなおばさんを堂々とセフレにしてるの!?」
後輩「二番目とかずっと我慢してきたけどやっぱり無理!!」
683: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 05:51:36 ID:x2wuSsus
後輩「先輩…今すぐ私だけを愛すると誓って…」
後輩「そうすれば許してあげるから」
男「……誓うよ」
後輩「ダメ。誠意が足りない」
男「ど、どうすればいいんだよ…」
後輩「そうね……結婚して!朝になったらすぐに!」
後輩「ちゃんと役所に行って届け出るの!!」
後輩「そしたら次はハネムーンの計画を立てに旅行会社にパンフレットを貰いに行きましょ♪」
男「分かった必ずするから…」
後輩「何か返事軽ーいなー」
後輩「そしてメイドを追い出して…ていうか私の家に住もうよ!」
後輩「結婚すればメイドとは不倫してたって事でしょ?」
後輩「お金もいっぱい手に入るよ!!」
684: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 05:55:35 ID:x2wuSsus
メイド「後輩様……」
後輩「ていうかもう私以外とセックスしないでね」
後輩「発覚したらいくら先輩でも許さないから」
男「分かった…絶対浮気もしない!」
後輩「それとぉ///もう子作りの練習はやめて本番しようよぉ///」クネクネ
後輩「私いっぱい子供欲しいの!15人!」
後輩「全員先輩と私の愛の結晶よ!」
後輩「だからこれからゴム着けるの禁止!!」
後輩「安全日だけじゃなくて危険日も必ず生で挿れてね///」
後輩「あぁ……欲しくなっちゃった」クチュクチュ
後輩「先輩…今すぐ挿れてよぉ///」
685: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 05:59:47 ID:x2wuSsus
男「今それどころじゃないだろ…」
後輩「は?口でさせるだけさせて挿れてくれないの?」
後輩「この際言うけど先輩口でやらせるの好き過ぎだよ!」
後輩「私はいつも口でやってあげてるけど先輩は全然クンニしてくれないし…」
後輩「もう嫌…ちゃんとおまんこにおちんちん入れて欲しいの!!!」
パラッガシャンッ!!
メイド「!!」
刑事「お前ら動くな!!」
男「メイド!!」
メイド「す、すみません男様…油断してました…」
686: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 06:06:22 ID:x2wuSsus
男「お義父さん…あなたこうなることを分かってて…」
刑事「正直その子がそこまでヒステリックになるとは思ってなかったよ」
刑事「そして君にお義父さんと呼ばれる筋合いはないなぁ」
刑事「殺人犯に娘は相応しくないのでな」カチャリ…
後輩「刑事さん!メイド殺して!早く!!」
刑事「残念ながらこの場合最優先は男くんの逮捕だよ…」
刑事「このメイドさんは人質だ」
後輩「そんなんに人質の価値なんてないから!!」
メイド「……男様…後輩様……私の事は見捨てて下さって結構です」ニコッ
メイド「必ず…逃げ切って幸せになってください」ニコッ
男「くっ…」
男(いや逃げるのは一番まずい…)
687: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 06:12:09 ID:x2wuSsus
男(この男はもう俺の行動を見てる…必ず今この場で殺らなければ…)
男(しかし刑事は銃を持ってる…)
後輩「うがああ!!!先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩…」
男(後輩もこの状態だと俺一人でやるしか…)
メイド(男様…)チラッ
男(ガーターに銃!!そう言えばここに着いてから出してなかったな!)
男(でかしたメイド!!)
男「……分かりました…自首します…」
刑事「……ありがとう」
688: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 06:16:18 ID:x2wuSsus
後輩「何言ってんの先輩?」
後輩「つかまる?え?捕まったら会えないじゃん?」
後輩「あ!わかったー私が今この刑事さんを殺せば全部解決する話だったじゃんー」
男「ばっバカ!!」
後輩「メイドー早く銃貸して!!私がソイツ殺すんだ♪」
メイド「!!」フルフル
刑事「……ごめんねちょっと体触るよ」
刑事「ははは…まるで女スパイだね…」カチャ
男(クソ…これでもう俺たちは丸裸…)
男(それどころか相手は銃は二丁…)
男(……もう復讐は果たしたんだ…このまま自首しても…)
689: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 06:22:35 ID:x2wuSsus
イケメン「男……諦めんな」ボソッ
男「……は?」
イケメン「俺なら……お前の事許すから…」
イケメン「お前もいつか俺の事許してくれよ…」
イケメン「このまま捕まったらお前死刑は免れられないだろ……」
イケメン「逃げろよ…海外にでもさ…」
男「ふ、ふざけるなぁ!!!!」
男「元はと言えばてめぇがラジオで訳分からねぇ一人青春を始めたからこうなったんだろうが!!!」
男「何が謝りたいだよ!!謝って全部済むなら世の中こんなに憎んでいがみ合う事もないんだよ!!」
男「てめぇはやっぱり後で必ず殺す…!!」
イケメン「あぁ…待ってるぜ……」
690: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 06:29:54 ID:x2wuSsus
男(クソ…こいつのせいで女の親父さんにつけられ…)
男(結果一番ヤバイ状況になってる…)
男(クソ…拷問なんてせずすぐにどちらも殺して処理しておけば…)
刑事「なんだいやる気かい?」
刑事「銃の初速は知ってるか?発射した瞬間…」
後輩「えへへーおちんちん!!」カチャカチャ
男刑事「!!」
男「ちょっ…ほんとやめろよお前!!」
後輩「先輩ーもうとにかく一発やりましょ!」ペロペロ
後輩「そうすれば全て万事解決!世の中愛で救われるんですよ!!」ハァハァ
男「クソっ!!」
メイド(今だ!!)
ググッ
メイド「!!」
刑事「俺から逃げられると思ってんのか?」にやり
691: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 06:39:38 ID:x2wuSsus
刑事「さぁもう観念しろっ……!?」
後輩「きゃああ!!?先輩っ!!?」
男「ふぅ……ふぅ……」ダダダッ
刑事「女の子を盾に…本当に頭がイカレてるな…」
刑事「だが!俺は怯まないぞ!!」
バンッバンバンッ
後輩「っ!!痛い……痛いよぉ」グスッ
男「おらぁ!!!」ポイッ
刑事「ぐふっ……」
男「メイド!!」
メイド「はい…あなたには一番苦労させられましたね…」
メイド「おやすみなさい…」
刑事「……お前たちは必ず裁きを受けるべきだ…」
プチュンッ
692: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 06:44:13 ID:x2wuSsus
後輩「痛いよぉぉ……死んじゃう……」ハァハァ
後輩「寒い…先輩!!あたためて…」
男「…ごめんな…俺はまだやりたい事があるんだ」
後輩「…一緒に死の?そうすれば私許してあげるから……」
後輩「早く……メイド…銃渡してよ…」
メイド「うぅ……」フルフル
後輩「は?ふざけないで……あなたは二番目…」
後輩「私が先輩の本妻……お嫁さんなの……」
後輩「はぁ……はぁ……なんか頭がクラクラする…」
後輩「先輩……少し寝るから膝枕して…?」
男「あぁ…ほら」
後輩「えへへー…私先輩に出会えて本当に良かったよ…」
後輩「……おやすみなさい」ニコッ
693: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 06:49:25 ID:x2wuSsus
男「……おやすみ」
メイド「後輩様…もう…」グスッ
男「メイド…俺たちは何でこうなってしまったんだろうな…」
メイド「私が男様の家に放火したからです…」
男「……きっとそれだけが原因じゃなかったよ」
男「最初から相手に理不尽な事を望まなければ…」
男「汚い自己愛と欲…相手を蹴落としてまで生きたいと思わなければ…」
男「俺たちはきっと今頃素敵な人生を歩めてたんじゃないかな…」
メイド「はい…その通りでございます」グスッ
694: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 06:54:36 ID:x2wuSsus
イケメン「……辛くても前を向いて生きるのが美しいんだよ…」
男「……最後はお前だ…」
男「潔く死んでくれ…もうお前の顔なんて見たくないんだ…」
イケメン「男……好きd「パァァンッ」
男「気持ち悪いんだよホモヤローが…」
男「終わった……遂に…親父…母さん…妹…」
男「俺……やったよ……俺、遂にやりたい事をやり通せる男になれたよ…」ブルブル
メイド「…これからどうしますか…」
男「……シャワーを浴びたい」
メイド「うふふ…そうですね」
メイド「帰りましょう…家へ」ニコッ
695: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 06:57:54 ID:x2wuSsus
友の家
ザァァァァァ……
男「……」フキフキ
メイド「お疲れ様です…男様」ギュッ
男「…今まで暴力振るったりしてごめんな…」
メイド「いいんですよ……叩かれて気持ち良かったですし///」
男「ははは……」
メイド「あははは……」
696: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 07:01:24 ID:x2wuSsus
ベッド
メイド「男様…」ギューッ
男「メイド…もう敬語じゃなくていいんだ」ギュッ
メイド「……うん」
男「ワガママでごめん…俺の子供を残したいんだ」
メイド「いいよ……今日なら出来る日だから」チュッ
男「……繰り上げで一番目に愛していい?」
メイド「嬉しいっ!」ギュッ
メイド「今日はずっとする!!」
男「まだ朝だぞ…」
697: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 07:08:25 ID:x2wuSsus
「こうして僕の復讐劇は幕を閉じました…」
「普通の人から見たら僕は精神的におかしいのかもしれません」
「それでも…なんと言われようと…僕はずっとやり遂げたかった…」
「我先にと皆が他の人を蹴落としたりしなければ…」
「一緒に笑いあって手を繋げていれば…」
「世界は愛で満ち溢れていたと思います…」
「次の日に僕は自首しました」
「これから先誰にも合わせられる顔なんてしていなかったから…」
「僕はもう生きてて辛いんです」
「でも…生きてて楽しかったです」
「長い間ご静聴ありがとうございました…」
裁判所
チャラ男「ふざけんなああああ!!!!!」
698: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 07:11:49 ID:x2wuSsus
裁判員「静粛に…静粛に…」
チャラ男「男ぉ!!本当にてめぇがそんな事したっていうのか!!」
チャラ男「嘘だろ!?嘘だと言ってくれよ…」
チャラ男「俺たちずっと一緒にいたじゃないか……」
男「チャラ男……今までありがとう」
裁判長「ごほん…弁明はもう良かったかな?」
男「はい…もう後悔はありません」
チャラ男「まだだ!今のは全て作り話!!まだこれからが本当の話だよな!?」
男「……私は深く反省しております…」
男「この罪を死を持って償いたいのです…」
チャラ男「………」
699: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 07:20:25 ID:x2wuSsus
裁判長「それではこれから結審しますが…」
裁判長「判決期日はこの日ではいかがですか?」
検察官「私共の方はそれで結構です」
弁護人「同じく私共も」
裁判長「……男くん…おそらく辛い結果が待っているよ…」
男「はい…私は神に毎日罪を懺悔してきます…」
裁判長「そうか…ではこの日にこの法廷だ判決を言い渡します」
裁判長「本日はこれにて結審します」
チャラ男「なんでだよお!!!ちくしょおおおお!!!!」
700: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 07:23:51 ID:x2wuSsus
男「チャラ男…」
チャラ男「お前…そうなる前に…なんで一言相談してくれなかったんだよ…」
ギャル友「本当だよ……あたしも悲しいよ…」
男「今までありがとう…二人とも…」
男「もう疲れたから今日は帰るよ」
チャラ男「おいどこに帰るんだよ!おい!男ぉっ!!」
ギャル友「うぅ……凄く悲しい話だったね」
チャラ男「……本当は大丈夫なんかじゃなかったんだ」
チャラ男「くそ…友…電話出ろよ……」
701: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 07:44:54 ID:x2wuSsus
男「それから僕は残り少ない時間をメイドと一緒に過ごした」
男「周りからは冷たい目で見られたけど気にしない…」
男「メイドは身を隠さないと行けないけれど顔はまだ特定されていないんだ」
男「だから今は偽名を名乗っている」
男「…裁判って意外と待たないとダメなんだなぁ」
男「自首した時警察はまったく信じてくれなかったから何回も行った」
男「最後はイケメンと刑事と後輩の遺体がある倉庫まで案内してようやく信じてくれたんだ」
男「…人に信じて貰うのって難しいんだね」
.
702: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 07:50:48 ID:x2wuSsus
男「自首してから事件全てを調べて逮捕されるまでにまた二ヶ月たった…」
男「それからようやく裁判が始まり判決を言い渡されるのは冬頃になったんだ」
裁判所
裁判長「…以上の理由から判決を言い渡します」
男「……」
裁判長「男被告人が様々な悪行を働いた結果」
裁判長「満場一致で死刑と決まりました」
男「……ありがとうございます」
裁判長「……お礼を言われるなんて思わなかったよ」
男「これでようやく僕は僕を殺す事が出来る…」カチャリ
「銃だ!!取り押さえろ!!!」
「一体どうやって持ち込んだんだ!!」
男「さようなら…」
男(口にくわえて…引き金を下ろす…だよね)
703: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 07:51:33 ID:x2wuSsus
パァァンッ……
メイド「…最後に愛してくれてありがとう…」ツゥーッ…
704: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 07:55:02 ID:x2wuSsus
1年後 男の墓
友「……まさかお前があんなことするなんてな…」
友「未だに信じられないぞ」
友「俺たちもう22歳になるな」
友「…大学出てバンドで食っていくなり…」
友「普通に就職してダラダラと結婚してあくせく働いたり…」
友「どんな形であれ…男とずっと一緒にいたかったよ」
705: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 07:59:50 ID:x2wuSsus
友「親父を殺したの…メイドだろ?」
友「思い出してみれば様子がおかしかった…」
友「お前が命令したんだろうな…」
友「家を燃やされたの知らなかったよ」
友「あーまたお前ん家で年越したかったなあ」
友「妹の事好きだったんだよなぁ…」
友「TEENS ROCKで優勝したら告ろうと思ってたのにあんな事になっちまって」
友「……親父を殺してくれてありがとう」
友「あんな奴の跡なんて継ぐ訳ねぇよ」
友「副社長がそのまま経営してくれることになったし俺たちは株を全て売り払ったよ」
友「そんで今はお袋と慎ましく生活してる」
706: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 08:04:12 ID:x2wuSsus
友「なぁ聞いてるか?」
友「……そうか」
友「……お前が最後に作った曲…聞いたよ」
友「今度俺カバーする事にしたんだ」
友「今はまだインディーズだけど少しずつアメリカで頑張ってるよ」
友「またいつか会いたいな」
友「……何年後になるやら」
友「なぁ男…」
友「俺は地上で」
友「お前はあの世で」
友「お互いにビッグになるまで頑張ろうぜ」
友「そしてまたいつか会おう」
終わり
707: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 08:06:18 ID:x2wuSsus
フゥ…
お腹空いたね
読んでない人にざっくり説明すると
女が!メイドが!後輩がオナニー大会!!
そんな話だったね
読んでくれてありがとう
708: ニート ◆o0JMpFh/TM 2014/08/21(木) 08:11:12 ID:x2wuSsus
書き足すのやっぱりやめるわ
男が段々おかしくなって最後に楽しんで
人を殺すっていうのがいいと思うし
思ってたのと違ったらごめん
シエスタ聞いたよ
なんかチャラチャラしててワロタ
709: 深夜 2014/08/21(木) 08:30:46 ID:P27KK/BQ
乙
面白かったよ
710: 深夜 2014/08/21(木) 09:18:49 ID:T/7hdNdA
面白かった!乙!
711: 深夜 2014/08/21(木) 11:34:01 ID:eV5Puy2I
乙!
次回作も期待
712: 深夜 2014/08/21(木) 12:05:03 ID:q5ffqLqM
面白かった
おつおつ
713: 深夜 2014/08/21(木) 12:06:42 ID:hUr4O3ks
乙
最高に面白かった!
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