CDってどれくらい保つ?に答えはない
ついさっき外付けハードディスクが死んだ私にはタイムリーな話。
CDと言えば、その輝きはかつて永遠のものに思われました。人気だった90年代は、さまざまな団体がデータ保管のためCDへと移行させたものです。今となっては、正直その移行が賢い選択だったかどうかは微妙なところ。CDだってダメになるからです。しかし、どうやらダメになるCDとダメにならないCDがあるようだから困ったもので…。
CDについて調べているのは米国議会図書館。そこではCDがどれほど保つのかを研究しているのです。とはいえ、CDが最初に作られたのはたった30年ほど前の話なので、調べるのはまだ難しいのですけれど…。研究ではプロセスを早めるために、暑くて湿気の多い場所にCDを保管し、化学反応を早めその劣化具合を見ていきました。注目すべき結果の1つとして、そもそもCDの品質には大きく幅があることがわかりました。いつどこの会社が製作したCDかによって、その劣化具合に差があったのです。
例えば、CD表面のコーティングがはがれてくると起きるブロンズ現象、この現象が著しく起きるのは、1988年から1993年にイギリスのブラックバーンとランカスター地方で作られたCDだけだというのです。議会図書館の保管スペシャリストであるMichele Youketさんは「CDは平均してどれくらい保つのかとよく聞かれるが、答えられない。平均のディスクというものがそもそもないのだから」とコメントしています。
CDってどれくらい壊れない? という質問には、まだ答えがないことがわかりました。とりあえず、とっても大切なCDがあれば、温度が低く湿気のない部屋で保管するのがまずは基本の対策なのは間違いないようですが。
Image: arka38/shutterstock
source: NPR
Sarah Zhang - Gizmodo US[原文]
(そうこ)
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