エイサーが、Chrome OS 搭載のコンパクトなデスクトップChromebox CXI を北米向けに発表しました。ローカル保存したデータを一括削除するPowerwash 機能を搭載し、1台のPC を複数名で使う教育機関などに向けた製品です。



Powerwash は、CXI を使用した全アカウントのダウンロードファイルや写真、アクセス権、保存したネットワーク情報などを削除し、工場出荷状態にリセットする機能。Chrome OS はGoogle アカウントでログインして使用しますが、Powerwash はアカウント情報やアカウントへ同期したデータに変更を加えることなく、CXI に保存された情報のみ削除します。

CXI のラインナップは、2GB RAM 搭載のCXI-2GKM と、4GB のCXI-4GKM の2モデル。

RAM 以外の仕様は共通で、インテルCeleron プロセッサ2957U (2コア2スレ1.4GHz)、16GB SSD、802.11 a/b/g/n WiFi、Bluetooth 4.0、ギガビットイーサネット端子。

ほかUSB 3.0 x 4、HDMI、DisplayPort、マイク / ヘッドセットコンボジャック、SD カードスロット(最大32GB)、TPM 1.2チップなど。デュアルモニタ出力も可能です。

本体サイズは約16.5 x 13 x 3.3cm。エイサーは「容積0.6リットル」と説明しています。またVESA マウントに対応し、対応モニタの背面などに取付できます。

発売は2014年9月下旬予定。価格は2GB モデルが179.99ドル、4GB モデルが219.99ドル。65W AC アダプタ、VESA マウントキット、Google 認定のUSB キーボードとマウスが付属します。

なお海外ではHP やASUS もChromebox を販売中です。HP は発売当初ファンレスを謳っていましたが、実際はファンを搭載していることが発覚して話題になりました。(HP の小型ファンレス静音デスクトップChromebox、実際はファン搭載だったことが発覚)

またChromebox を核にしたビデオ会議システムChromebox for meetings は国内でも販売されています。