晴絵「宥、弘世の癖は分かった？」
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1：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/05/03(土) 23:36:12.24 ID:ZY84hv1/0
宥「いえ……」
晴絵「分かったもう１回説明するぞ」ﾋﾟｯ
菫『…』ﾁﾗｯ
晴絵「まず相手を見て…」
菫『…』ｽｯ
晴絵「ほら手が動いた」
宥「分かりません……」
晴絵「そうか」
2：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/05/03(土) 23:39:14.88 ID:ZY84hv1/0
宥「ごめんなさい……」
晴絵「気にするな、まだインハイまで時間はある」
宥「はい、頑張ります」
晴絵「すまないな、こんな事させて」
宥「そんな、先生は私達が勝てるように頑張ってくれてるじゃないですか」
晴絵「ありがとう」ﾆｺｯ
宥「いえ、そんな……///」
3：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/05/03(土) 23:42:29.34 ID:ZY84hv1/0
宥「あの、あったかくして貰えませんか？」
晴絵「寒かったか？やっぱりあったかい方が調子出るもんな」
晴絵「暖房は……なあ、今の時期って暖房つけられるのか？」
宥「分かりません。でも……」
晴絵「でも？」
宥「暖房いれなくても先生にあっためて貰えれば良いかなって……///」
5：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/05/03(土) 23:45:35.39 ID:ZY84hv1/0
晴絵「あっためるって言ってもなあ」
宥「まずは椅子に座ってください」
晴絵「あ、ああ」
宥「そしてその上に私が座ります」
晴絵「おい！」
宥「嫌ですか？」ｳﾙｳﾙ
晴絵「う……そんな事は…ないけど…」
宥「良かった」ﾆｺｯ
宥「あとはギュッてしてくれると嬉しいです」
晴絵「えっ？」
6：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/05/03(土) 23:48:56.77 ID:ZY84hv1/0
宥「嫌…ですか…？」ｳﾙｳﾙ
晴絵「うっ……分かったよ」ｷﾞｭｯ
宥「あったか～い///」
晴絵（こんな事したことないから緊張する）
宥（今すっごくドキドキしてるけど先生にバレてないよね？）
晴絵「よ、よし再生するから良く見ろよ」
宥「はい！」
8：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/05/03(土) 23:50:54.17 ID:hFJYA6Nq0
20cm以上の身長差いいよね
9：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/05/03(土) 23:51:30.32 ID:ZY84hv1/0
晴絵「ど、どうだ？」
宥「えっと……」ｷﾞｭｯ
晴絵（うっ、手をギュッてされたら急にドキドキして来た）
宥「まだよく分からないです」
晴絵（宥にバレてないよな？ていうかこんなトコ誰かに見られたらヤバいよな……）
晴絵（ヤバっ、意識したら余計ドキドキして来た……）
宥「先生？」
晴絵「ん？ああ、もう１回最初からいくぞ」
宥「はい」
10：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/05/03(土) 23:54:38.08 ID:ZY84hv1/0
晴絵「もう遅いし今日はこの辺にしとくか」
宥「はい」
晴絵「どうだ何となく分かって来たか？」
宥「はい、何となくですけど……」
晴絵「そうかそれは良かった。本番では私は一緒にいられないから明日は１人でやってみるか？」
宥「えっ……」
晴絵「どうする？」
宥「せ、先生と一緒が良いです…///」
晴絵「顔赤いけど大丈夫か？」
宥「大丈夫です！」
晴絵「そうか明日も一緒に頑張ろうな」
宥「はい」
11：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/05/03(土) 23:57:41.72 ID:ZY84hv1/0
翌朝
玄「お姉ちゃんおはよー」
玄「あれ？いない」
宥「あ、玄ちゃんおはよう」
玄「おはようお姉ちゃん」
玄「朝からお風呂に入ってたの？」
宥「うん、昨日は先生に送って貰った後すぐ寝ちゃったから」
宥（本当はわざとだけど）
玄「そうなんだ、大変なんだね」
宥「うん」
宥（これで先生にいい匂いって思われるかな？）
13：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/05/04(日) 00:00:16.17 ID:90DMKvYk0
部活
晴絵「じゃあ今日も宥は２半荘打ったら私と一緒に多目的室で特訓、こっちは灼に任せるから」
穏乃「私も先生と特訓したいです」
玄「私も」
憧「晴絵は最近宥ねえにばっかり構い過ぎじゃない？」
灼「私もハルちゃんと打ちた……」
宥（みんなごめんね）
晴絵「分かった、明日はみんなで打とうな」
宥（先生……）ｼｭﾝ
玄（お姉ちゃん……）
14：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/05/04(日) 00:04:05.43 ID:90DMKvYk0
玄「ロン、16000です」
宥「はい……」
晴絵「どうした宥、麻雀がしっかりしてないと癖が分かっても意味がないぞ」
宥「はい……」
憧「最近はビデオ見てばっかだからしょうがないんじゃない？」
晴絵「そうかもな……」
晴絵「とりあえず今日は予定通りにこの後は私とビデオな」
宥「はい」
憧「晴絵、明日はちゃんと私達のことも見なさいよ」
晴絵「分かってるって、じゃ灼こっちは任せるから」
灼「うん」
16：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/05/04(日) 00:07:35.92 ID:90DMKvYk0
晴絵「宥、今日はどうする？」
宥「あっためて欲しいです…///」
晴絵「そ、そうか」
晴絵（またアレか……どうもドキドキしちゃうんだよなあ）
宥「先生、ギュッてしてくれないんですか？」
晴絵「あ、ああ」ｷﾞｭｯ
晴絵（ヤバいってコレ）
宥「あったか～い///」
晴絵「ん？何か今日は昨日よりいい匂いがするな」
宥「あうぅ…///」
晴絵「いや、変な意味じゃないからな///」
18：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/05/04(日) 00:10:57.34 ID:90DMKvYk0
宥（作戦通り先生に誉められちゃった///）
晴絵「おい宥、ちゃんと見てるか？」
宥「は、はい見てます！」
晴絵「じゃあこれは狙ってるかどうか分かるか？」
宥「分かりません……」
晴絵「そうか」
宥（駄目このままじゃ先生に嫌われちゃう）
晴絵「よし、もう１回説明するぞ」
宥「はい」
20：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/05/04(日) 00:14:57.03 ID:90DMKvYk0
晴絵「これは分かるか？」
宥「これは上家を狙ってます」
晴絵「お、いいね。じゃあこれは？」
宥「狙ってません」
晴絵「いいぞ。これは？」
宥「対面を狙ってます」
晴絵「よし、これなら大丈夫だな。明日からはみんなと麻雀打とうな」
宥「……」
晴絵「宥、どうした？」
宥「せ、先生…私は先生のことが好きです！！」
晴絵「ありがとう、私も好きだぞ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
宥「はうぅ…///」
23：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/05/04(日) 00:18:06.16 ID:90DMKvYk0
宥「そ、そうじゃなくて私の好きっていうのは」
晴絵「なあ宥、女同士なのは置いといても私と宥は教師と生徒なんだ。だからそういうのは無理だ」
宥「先…生…」ｼﾞﾜ
晴絵「ごめんな……」
宥「……」ﾀﾀｯ
晴絵「おい、宥！！」
晴絵「私は間違ってない……」ｽﾞｷｯ
25：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/05/04(日) 00:21:40.35 ID:90DMKvYk0
次の日
灼「ロン8000」
宥「はい」
憧「今日は宥ねえ調子悪いね」
玄（お姉ちゃん、昨日家に帰ってからずっと変……）
穏乃「先生何かアドバイスして上げてください」
晴絵（私のせいだよな……）
灼「ハルちゃん？」
26：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/05/04(日) 00:22:39.50 ID:3qaTs4jW0
ハルちゃんは教師の鑑
27：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/05/04(日) 00:25:39.48 ID:90DMKvYk0
宥「体調が悪いので帰ります」
晴絵「宥待て！」ｶﾞｼｯ
宥「離してください！！」ﾊﾞｯ
晴絵「宥……」
宥「あ……帰ります！！」
憧「喧嘩でもしたの？」
晴絵「玄、すまないが宥を頼む」
玄「はい」ﾀﾀｯ
晴絵（宥……）
28：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/05/04(日) 00:29:05.10 ID:90DMKvYk0
玄「お姉ちゃん待って！！」
宥「玄ちゃん……」
玄「急に帰るなんてどうしたの？」
宥「なんでもないよ」
玄「嘘！先生と何かあったんでしょ？」
宥「何にもないよ！！」
玄「お姉ちゃんって…先生のこと好きでしょ？」
宥「どうして…？」
29：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/05/04(日) 00:33:17.04 ID:90DMKvYk0
玄「私はお姉ちゃんの妹だからね」ﾌﾌﾝｯ
宥「玄ちゃん」
玄「ねえ何があったの？」
宥「先生にね、告白したの」
玄「そうなんだ」
宥「でも先生は教師と生徒だから無理だって……きっと本当は私のこと嫌いなんだよ」
玄「そんな事ないよ！！」
宥「どうしてそう言い切れるの？好きだったら振られたりしないよ」
31：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/05/04(日) 00:37:40.37 ID:90DMKvYk0
玄「だって先生は教師と生徒だから無理って言ったんでしょ？だったら教師と生徒じゃなくなったら良いんだよ」
宥「玄ちゃん」
玄「だから卒業した後ならきっと大丈夫だよ」
宥「そうかな…？」
玄「そうだよ！！だから明日もう１回告白しよう！！」
宥「ええっ！？」
玄「大丈夫だから、告白して卒業後お付き合いしてもらう約束しようよ」
宥「う、うん分かったよ」
32：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/05/04(日) 00:42:04.79 ID:90DMKvYk0
翌日
宥「玄ちゃんにはああ言ったけど大丈夫かな……」
宥「あ、先生からメールだ」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
宥「何の用ですか？」
晴絵「来てくれてありがとう実は」
宥「その前に私から良いですか？」
晴絵「ああ」
宥「私は先生のことを諦めません！！教師と生徒じゃ駄目なら卒業後なら良いですよね！？」
晴絵「宥！？」
宥「どうなんですか？」
35：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/05/04(日) 00:51:01.33 ID:90DMKvYk0
晴絵「私も宥のことが好きだ」
宥「先生……」
晴絵「最初は大切な生徒の１人だったんだけどな」
晴絵「特訓の時にあっためてからはどうも意識してしまって、告白された時は正直揺れたよ」
晴絵「でも教師と生徒だから気持ちに答える訳にはいかなかった」
晴絵「そう決めたクセにその後は心に穴が空いたみたいだった。その上、あんな事があっただろう？それで色々考えたんだけどやっぱり自分の気持ちに嘘はつけないって気付いたんだ」
晴絵「そんな訳だから実は呼び出した理由はさっきの宥の言葉と一緒なんだ」
宥「そうだったんですか」
37：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/05/04(日) 00:56:38.99 ID:90DMKvYk0
晴絵「だから宥、改めて私に告白させて欲しい」
晴絵「私は宥が好きだ。教師と生徒だからなんて理由じゃ諦められないくらいに宥のことが好きなんだ」
宥「私も先生のことが大好きです」
晴絵「でも流石に私達の関係は大っぴらには出来ないけどな」
宥「大丈夫です。でも……」
晴絵「でも？」
宥「私寒がりだから定期的にあっためてくれないとツラいです」
晴絵「そうか、実は私も我慢する自信がないんだ……」
宥「先生」
40：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/05/04(日) 01:00:48.69 ID:90DMKvYk0
晴絵「だから、ん…」ﾁｭｯ
宥「ん…先生…///」
晴絵「たまにで良いからこういうことしような」
晴絵「もちろん誰にもバレないようにだけど」
宥「嬉しいです」ｷﾞｭｯ
晴絵「お、おい///」
宥「今は誰もいないから大丈夫ですよ」
晴絵「まったく、しょうがないな」
宥「これからもよろしくお願いします」
晴絵「ああ、こちらこそよろしく」
チュッ
カン
45：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/05/04(日) 01:11:30.41 ID:y4q5tBndO
乙
46：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2014/05/04(日) 01:21:35.52 ID:I1Or/Rvd0
宥姉は女神
おつかれちん
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