「健康食品」の9割は効果がない!?と報じられています。
http://www.flickr.com/photos/healthgauge/8012309027/
26日に『週刊新潮』が特集した「実は9割が効果なしという『健康食品』2兆円市場の『疑似科学』『エセ医
学』」から。
現在、日本の健康食品の市場規模は1兆8200億円(昨年度)という巨大なものに発展。
健康食品やサプリメントなどが体にいいかどうかを示す“機能性表示”が来春から解禁となり、すでに同表
示を導入しているアメリカで健康食品の市場が急速に拡大したことから、日本でも市場拡大が期待されてい
ます。
しかし、これに警鐘を鳴らすのは久留米大学医学部心臓・血管内科の松岡秀洋准教授。
「健康食品のほとんどに、科学的にきちんと証明された効果はありません」
「利害がからんだメーカーのデータによって効能が記載できるようになれば、誇大広告が増えるだけ。実際には医学的根拠がない健康食品が、堂々と効果を謳って販売されることになります。
恐ろしいことです」
「サプリメントなどの錠剤は味もなく量も少ないので、毎日たくさん飲めます。
効果がないものも、何らかの健康被害をもたらすものも飲み続けることができ、蓄積による副作用の危険性があります。
私が担当している生活習慣病外来では、健康食品についての相談が後を絶ちません」
と懸念しています。
ほかの学者も健康食品の多くは効果に疑問が残るとしながらも、一部には効果を認める見解も。
画像:【サプリメント】
http://www.flickr.com/photos/usdagov/8424916396/
千葉大学の山本啓一名誉教授は
「ほぼ唯一摂る意味があるのは青魚に含まれるDHAやEPA。
DHAを多く含む食品を摂った人は、摂らなかった人よりもアルツハイマー型認知症になりにくいというデータがあり、また、血液を凝固しにくくする効果によって、心筋梗塞や脳梗塞を予防するとも言われます。
またEPAも、血小板の凝固作用をコントロールして、血液をサラサラにするといいます。
普通の食事で十分に摂取できますが、魚が不足したらサプリメントで摂ってもいい。
ただし、最近の研究で、若いときから飲まないとあまり効果がないこともわかっています」
浜松医科大学の高田明和名誉教授は
「人間が生きていくには必須アミノ酸という、体内で生成できない9種類のアミノ酸を、まんべんなく摂る必要があり、市販されているサプリメントや健康食品の多くはアミノ酸を含んでいます。
健康食品の効果があったという人もいますが、ほとんどは思い込むことで効果が得られる“プラシーボ効果”と、アミノ酸による効果だと思います」
愛媛大学大学院医学系研究科薬物療法・神経内科学の野元正弘教授は
「サプリメントの場合、1ヶ月分で1万円くらいする高価なものが一番の売れ筋だといいます。
“プラシーボ効果”は、高価なものほど出やすい」
とそれぞれ語っています。
(参考:「週刊新潮」2014年8月14・21日夏季特大号)
今回の件に【ネットの声】は・・
- 要するにほとんど思い込みの効果と
- 偽薬効果ね
- 青汁とかミキプルーンは?
- 政府も甘いし、議員も業界とズブズブなんだろ
- 情報商材みたいなもん
- 健康食品だけでなく、胡散臭い健康器具も多いよ
- 毎日野菜ジュース飲んでるけど効果あるよな?
- ジジババが蓄えてる金使うからいいんじゃね
- 海外だと試験前にドラッグさえ使うんだってね
- 90%?もっと高いと思うんだが・・
などがあるようです。
健康食品に全く効果がない訳ではありませんが、科学的見地からは怪しいものが多いようです。
“機能性表示”により、消費活動は増進されるかもしれませんが、それでよいのでしょうか・・
疑問が残ります。
あんな詐欺まがいなものを誰も(ry