TVアニメ『スターダストクルセイダース』第21話「審判その1」感想
今週はポルナレフが敵の術中にはまりまくりでありながら、ジョースター一行のアヴドゥル父親ドッキリ作戦も
大絶賛進行中で、ある意味救いのないお話の感想です。よろしくお願い申し上げます。
珍しく壊れなかった乗り物(クルーザー)
乗り物はラクダですら容赦なく敵スタンド使いに壊されるジョースター一行でしたが、今週のクルーザーは無事でした。
良かった良かった。残念ながら、この後は乗り捨てられてしまうのですが。
何ぃ?インドでカレー?(ポル) んんっ!(花京院)
ジョセフの『インドで彼』を空耳するポルナレフと、その能天気さを不快がってるような花京院の咳払い。
おそらく今週のジョセフ、承太郎、花京院のアヴドゥルの死が前提であるやり取りは全て
ポルナレフをある意味ドッキリにハメるためみたいなものだと思われるのですが
当のポルナレフのポンコツぶりに花京院が呆れるのもしかたがないのかもしれません。
あの後姿は!
走り去るアヴドゥル父。その姿から髪型まであまりにも息子に似すぎです。
親子だからって髪型までここまで同じなのかと思いきや、実は重大な伏線だったわけですね。
もしここに立ち寄ることがDIOの手下に知られたら…
ジョセフがアヴ父の島に寄ることを隠していた理由をこう説明しますが、残念ながらDIOの手下カメオにがっつり突き止められています。
先回りされたのでもなさそうなので、おそらくクルーザーの船底にでも、くっついて来ていたのかしら。
審判のスタンド使い本体はシュノーケルらしきものを持っていたはずですし。
海上で攻撃を仕掛けてこなかったのは、能力的に土が無いと本領発揮できないからだったのでしょう。
ランプからカメオ登場
やけにキラキラしてランプの精っぽさが上がっています。原作漫画に比してゴージャス感も増している気がします。
何者だ!?(ポル)
その質問に対する答えが一つ目の願いか?(カメオ)
ここでポルナレフが「ああ、そうだ」と答えていたらカメオは自分がDIOの手下のスタンド使いであることを白状したのでしょうか。
残念ながら、自分の欲望に無駄に忠実なポルナレフが質問を取り下げたので真相は分かりませんが
カメオも叶えてやる願いはうまくポルナレフを嵌めれるように話術を駆使しているようです。
花京院や承太郎には全く通用しそうにない誘導話術ですが。やはり、そもそも最初からポル狙いか、カメオは。
本当にこの財宝貰っちまうぞ
怪しさマウンテンのカメオに対して警戒と牽制をしながらも、欲望はストレートに表現するポルポル君。
この体たらくだから敵のスタンドの術中に陥るは、ジョースター一行のアヴ父ドッキリにも騙されるのです。
やはり、10年近く修業していた間に他人との関わりを絶っていたのかもしれない事が裏目っている気がします。
ポルナレフランドにチャリオッツ像
マスコットキャラ的なイメージなのでしょうか。小さい頃のチャリオッツならゆるキャラでも通用しそうです。
富や名声より愛だぜ(力説)
フィーリングピッタしの女の子に出会いたいな(半笑い)
今すぐやれるもんならやってみろーーーっ(迫真)
真顔で愛を力説し、笑いながらガールフレンドが欲しいと言った直後に怒鳴るというポルの百面相っぷり。
欲望が全開で前面に押し出されると、ここまで人は乱れるものなのでしょうか。ポルナレフの心の闇は深いです。
その最奥にこそ、妹とアヴドゥルを生き返らせてほしいという願いが存在していたのですが
まさにカメオが狙っていたのもそれです。自分の深奥の欲望の投射に襲われる、正直恐ろしい能力です。
小鳥の死骸
今までになく黒塗り修正範囲が広かったような気がする小鳥の食われた残骸。
人間や犬のグロ描写でも、輪郭ぐらいは分かる黒塗りでしたのに。可愛い系に対するグロは修正も重点的なのかしら。
夜の闇とかで適当にあやふやな感じにするか、傷口を下にしても不自然じゃなかろうと思えるのですが
DVDやブルーレイで原作準拠のリアルな感じになっちゃうのでしょうか。
お兄ちゃんが食べれるから嬉しいのよーッ
ホラー以外の何物でもない展開です。土に投射した物とは言え、相手の望みを何でも叶えて
それを利用するカメオの能力は悪夢じみて強力。やりたい放題っぷりはデス13に近いかも知れません。ホラー性も。
ぐああああーーーっ チャ、チャリオッツ…
原作漫画では自分の願いである妹に攻撃され、ビビりまくってスタンドを出すことも忘れていたポルですが
アニメでは何とかスタンドを使って身を守ろうとします。しかし結局、守れていませんでした。
いやぁだよぉ~~~ん
まだ分からんのかポルナレフ 俺はスタンドなんだよ
事ここに到って、妹を消してくれと頼むポルに心底あきれ返るカメオ。敵に呆れられるほど本当にポルナレフが
ダメダメな感じだったのは確かですが、自分の最大の願いである妹に襲われたというショックは察するに余りあります。
ここまでの感想ではポルナレフを扱き下ろし続けてきましたが、彼の性格や生い立ちを考えるにそれは少し酷でした。
ただジョースター一行で、ここまでカメオに手玉に取られるのはポルナレフだけなのも事実です。多分。
今週においては最初から最後までポルナレフばっかり。ポルナレフでいっぱい。ポルナレフの独壇場、ピエロ的な意味で。
最初にも書きましたが、敵だけでなく実質味方にも踊らされている状態です。
ポルナレフは泣いてもいい…と思いましたが実際、今週はよく泣いてました。
以上、ポルナレフをいじるしかない今週の感想です。ありがとうございました。
- 関連記事
2014/08/28(木) 22:48:21
コメント(5)
ユーザータグ