戦時中のいわゆる「慰安婦」をめぐる問題で、長年、虚偽の情報を報じていたとして、釈明する記事を
発表した「朝日新聞」が、「週刊文春」と「週刊新潮」の同紙への広告掲載を拒否
していたことがわかりました。
画像:【「週刊文春」9月4日号(8月28日発売)の見出し】
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/4313
「週刊文春」を発行している文芸春秋は27日、「週刊文春」9月4日号(8月28日発売)の新聞広告掲載を
拒否されたと発表。
公式サイトに拒否された理由と抗議文を掲載し、
「当該号には慰安婦問題に関する追及キャンペーン記事が掲載されている」
「新聞読者が当該記事のみならず、他の記事の広告まで知る機会を一方的に奪うのは、社会の公器としてあるまじき行為だ」
としています。
画像:【文芸春秋による抗議文】
これに対し、「朝日新聞」は
「当該の広告は論評の範囲を著しく逸脱し、本社の社会的評価を低下させるものであり、本社の広告掲載基準に基づいて掲載に応じられないと判断しました」
と説明。
さらに28日、今度は「週刊新潮」(新潮社)も広告掲載を拒否されたことが判明。
「週刊新潮」9月4日号(8月28日発売)誌上で扱った「慰安婦」問題をめぐる
「『朝日新聞社』の辞書に『反省』『謝罪』の言葉はない!」
「 1億国民が報道被害者になった『従軍慰安婦』大誤報!」
「長年の読者が見限り始めて部数がドーン!」
などの抗議記事が、問題視されたもの。
画像:【「週刊新潮」9月4日号(8月28日発売)の見出し】
http://www.shinchosha.co.jp/magazines/nakaduri/index_shukan.html
「朝日新聞」は「反省」の文言と、見出しの「長年の読者が見限り始めて部数がドーン!」という表現を修正
するように新潮社に求め、応じなければ、広告掲載を拒否すると通告。
新潮社が修正を断ると掲載が見送られたとしています。
朝日新聞は自社が不利になるような広告は許さないという立場のようですね。