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マイクロソフトがWindowsセキュリティ更新KB2993651公開、起動トラブルが発生した8月13日版を再修正 - Engadget Japanese


マイクロソフトが本日、Windowsのセキュリティ更新プログラム KB2993651 をWindows Update経由などで公開しました。

これは、8月13日に公開され、一部環境でWindowsが起動できなくなるなどの問題を引き起こしていた修正プログラム KB2982791 を再修正したもの。マイクロソフトではKB2993651を「すべての対象ユーザーがインストールすべきセキュリティ更新」としています。

KB2993651は先述の通りWindows Update経由で自動配信されるため、ユーザー側による操作は不要です。ただしユーザーがKB2982791の自動適用を防止するためWindows Updateのサービスを停止している場合は、再度有効化する必要があります。




​また、今回は問題の規模が大きいこともあり、日本マイクロソフトのセキュリティチームBlogでも、ユーザーが必要なアクションとFAQがまとめられています。それによると、家庭で使用するPCの場合、「以前のセキュリティ更新プログラムKB2982791を事前にアンインストールする必要はありません」と記載されています。

しかし続く「よくある質問」欄では、「以下の問題が発生する可能性を考慮して、マイクロソフトでは、新しい更新プログラムをインストールする前に、古い更新プログラムをアンインストールすることを推奨しています」と回答しています。

ただし、この『問題』をよく読むと、
  • 新しい更新プログラム(=KB2993651)をインストールし、再起動が完了するまでの間に再起動不可能などの問題が発生する可能性がある
  • コントロール パネルの「インストールされた更新プログラム」の一覧表示でKB2982791が表示されたままになる

という、これまで再起動時のトラブルに遭遇していなければ比較的軽いもの。つまり「アンインストールの必要はないですが、お勧めはしておきます」というニュアンスです。

さて、起動不可能となるトラブルの騒ぎで影に隠れてしまったもともとの修正理由ですが、カーネルモードドライバーの脆弱性でWindowsの特権が昇格されるという、マイクロソフトが深刻度『重要』として分類している比較的深刻な修正。マイクロソフト側の指示通り、改めてアップデートはしておくべき内容です。
マイクロソフトがWindowsセキュリティ更新KB2993651公開、起動トラブルが発生した8月13日版を再修正

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