現地時間の２６日、通称「殺し屋ポパイ」と呼ばれ、コロンビアで１９８０年代に暗躍した麻薬組織「メデ

ジン・カルテル」幹部のジョン・ベラスケス（52才）受刑者が、２２年間の服役生活を経て、

画像：【刑務所内の様子】

刑務所から釈放されました。

ベラスケス受刑者は、１９８９年に起きたルイス・カルロス・ガラン大統領候補の暗殺事件で有罪判決

を受け、懲役３０年の禁固刑に服していましたが、

画像：【逮捕当時のジョン・ベラスケス】

http://www.que.es/ultimas-noticias/sucesos/201002231723-sicario-capo-pablo-escobar-confiesa.html

１９９０年の大統領選での対抗候補で、ガラン氏の暗殺を依頼したとして起訴されたアルベルト・サン

トフィミオ被告について証言をし、司法取引によって刑期２２年に減刑されていました。

また、同組織のボスで麻薬王だった故パブロ・エスコバルの側近として、

画像：【パブロ・エスコバル】

http://peru.com/actualidad/internacionales/pablo-escobar-ordenan-libertad-exjefe-sus-sicarios-noticia-278365

画像：【２ショット（右の２人）】

http://www.todelar.com/Portal/index.php/84-noticias/judicial/527-popeye-dice-que-es-80-seguro-que-lo-asesinaran-al-quedar-libre

民間機爆破テロや大統領候補の暗殺、誘拐など約３０００人の殺害に関わったとされており、うち３００

人を殺害したと自供。

最も被害者数が多いのは、１９８９年のアビアンカ航空の爆破事件で、乗客・乗員の１０７人全員が死亡

しました。

他方、ボスの命令で自分の恋人の命をも奪った「悲劇の殺し屋」としても知られています。

なお、被害者らの遺族はベラスケス受刑者が認めていない犯罪行為も多く、不満の声を挙げています。

３００人殺害して死刑にならないというのもすごいですね・・

ただ釈放されて、社会復帰した後に、報復されるのではないかとも伝えられています。