仮想世界と現実がまた近づく、見るだけじゃない「触れる」VR
世界は1つ。
仮想世界=ヴァーチャルリアリティの話がますます盛り上がる昨今、Oculus Riftの存在感はますます大きくなってきました。ヘッドセットを通して見えるのはまさに別世界。そんなヴァーチャルな世界がもっと現実に近くなる方法がLeap Motionから発表されました。見るだけじゃない、自分の手を仮想世界の中で動かすことができるようになるのです。
Leap Motionは、コンピュータ用の未来的なジェスチャコントロールの開発で知られています。例えば、コンピュータに向って手を振るなどアクションを起こして端末を操作をするプロダクトです。今回、その技術が未来を確実に連れてきてくれました。
仮想世界の中で動く自分の手を入手するのに必要なのは、とあるAPIとOculusに取り付ける2,000円程度のマウントのみ。このAPIはLeap Motion Controllersカメラで捉えた赤外線生データへのアクセス権を、開発サイドに与える役割を担います。Leap Motionは、すでに取得データから手を認識するソフトウェアを開発しているので、それをOculus Riftで見る仮想世界の中に取り込むだけ。新しいアイディアと言うよりは、今までやってきたことをきっちりと形にしたという印象があります。
正直、仮想世界の中で手を動かせると言うと大げさに聞こえるかもしれません。現段階では、触れた感覚は体験できないわけですから。しかし、自分の手の動きで仮想世界に変化をもたらすことができるのは大きな1歩です。もちろん、今回のLeap Motionのテクノロジーだけが、あちらの世界に「触れる」唯一の方法というわけではありません。Kinect然り、グーグルが開発中のプロジェクト然り、今後もさまざまな方法で、あちらの世界へのアクセス方法が開発されていくのでしょうね。
つまり、あちらもこちらも、やはり最終的に世界は1つなのでしょう。マットリックスのような感覚だ。
source: Leap Motion via
Mario Aguilar - Gizmodo US[原文]
(そうこ)
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