チノ「ココアさんは年下だったら誰でもいいんですよね」
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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/05/22(木) 22:56:43.74 ID:Tw0QRO7J0
ココア「えっ」
チノ「素直なメグさんとか元気なマヤさんとかの方が好きなんですよね」
ココア「そ、そんなことないよ!」
チノ「嘘です。メグさんやマヤさんに対してすっごくテンション高くして接してました」
ココア「違うってば! チノちゃんが一番好きだよ! 大好きだよ!」
チノ「じゃあ」
チノ「キスしてくれますか?」
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/05/22(木) 23:02:01.05 ID:Tw0QRO7J0
ココア「え……え、えっ!?」
チノ「……できませんか? やっぱり私よりメグさんやマヤさんの方が……」
ココア「ちょ、ちょ、ちょっと待って!」
チノ「待ちます」
ココア(ど、どうしちゃったんだろうチノちゃん……!? どこか頭でも打ったの!?)
チノ「どうして私の後頭部を入念にチェックしているんですか」
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/05/22(木) 23:06:29.98 ID:Tw0QRO7J0
ココア(たんこぶとかケガは無い……か……)
チノ「……ココアさん」
ココア「は、はひっ!」
チノ「……私とキスするの、やっぱり嫌なんですか?」
ココア「あ、いや、えっと、い、嫌というか、だから……」
ココア「そ、そう! チノちゃんは私の大好きな妹だから!」
ココア「お姉ちゃんと妹はスキンシップはしてもキスはしないから! そういう関係だから! ね!?」
チノ「……そうですか」
ココア「そう! だからキスは……」
チノ「じゃあ姉妹やめて恋人になりましょう」
ココア「はぐぁっ!?」
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/05/22(木) 23:07:08.69 ID:sDB/pTAT0
ご注文は百合ですか?
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/05/22(木) 23:10:43.93 ID:Tw0QRO7J0
ココア「こ、ここ、恋人っ!?」
チノ「はい。恋人ならキスしても問題ありませんよね?」
ココア「いや! それ以前に! 私たち女の子同士で……!」
チノ「女の子同士とかそういうの関係ないんです」
チノ「ココアさんが好きなんです」
ココア「うぐっ!?」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/05/22(木) 23:20:21.35 ID:Tw0QRO7J0
ココア(うう……チノちゃんの一言一言で心臓がバクバク言ってるよぉ……)ドッドッドッ
チノ「ココアさん……」
ココア「え、あ、ちょ……」
チノ「早くしないとリゼさんがお店に来ちゃいます……」
ココア「えっ、う、あ……」
チノ「だから……早く……」
ココア「はわ、わ、うぁあ……」ドッドッドッ
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/05/22(木) 23:22:04.93 ID:Tw0QRO7J0
ココア「……」ドキドキ
チノ「……」
ココア「……チ……チノちゃん……」
チノ「はい」
ココア「……」
チノ「……」
ココア「目……つぶって……」
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/05/22(木) 23:26:44.57 ID:Tw0QRO7J0
チノ「……」
ココア「じゃ、じゃあ……するよ……?」ドキドキ
チノ「お願いします……」
ココア「……」ドキドキ
チノ「……」
ココア「……!」
チュ
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/05/22(木) 23:30:47.76 ID:Tw0QRO7J0
ココア「はい! おしまい!」
チノ「えっ」
ココア(うああああああああああああしちゃったああああああああああああああ)
ココア(チノちゃんとキスしちゃったあああああああああああああああああああ)
ココア(わ、私の唇とチノちゃんの唇が、あ、あ、うわああああああああああああああああああああ!!)
チノ「ココアさん」
ココア「うはぁあいっ!?」
チノ「……足りません」
ココア「!?」
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/05/22(木) 23:33:30.63 ID:mGxJ8MD/0
おじいさん!
お孫さんの唇が!
お孫さんの唇が!
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/05/22(木) 23:38:04.15 ID:Tw0QRO7J0
ココア「え、た、足りない!?」
チノ「せめて1分くらいじっくりキスしたいんです」
ココア「キスの1分って結構長いよ!?」
チノ「わかってます」
ココア「そんなに長くしたいの!?」
チノ「少なくともさっきみたいな一瞬じゃちょっと……愛が感じられないというか……」
ココア「愛ならたくさん込めたよ! ちょっと恥ずかしくてすぐ離しちゃっただけだよ!」
チノ「ホントですか?」
ココア「ホントだよ!」
チノ「じゃあ一回した後なら慣れたでしょうしもう一回お願いします」
ココア「あう……」
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/05/22(木) 23:46:14.30 ID:Tw0QRO7J0
ココア「じゃ、じゃあもう一回だけね! 今日はこれでおしまいだからね!」
チノ「わかりました。今日はこれでおしまいにして明日もしましょう」
ココア(しまったー! さりげなく明日もすることになっちゃったー!)
チノ「ちゃんと最低1分はお願いしますね」
ココア「う、うん……」
チノ「……」
ココア「……ん」
チュ
ココア(ん……チノちゃんの唇の感触……っ)ゾクゾク
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/05/22(木) 23:49:50.59 ID:Tw0QRO7J0
ココア(最低1分……1分ってどんぐらいだっけ……と、時計どこだっけ……?)
チノ「……ん」
ココア(あ……れ……何か、唇が動……)
ちゅぷ
ココア(な、何か入っ……えっ)
ココア(し、舌っ!?)
ココア(ま、待ってチノちゃん! これはホントに私たちにはまだ早っ……っていうかどこで覚えたの!?)
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/05/22(木) 23:55:41.85 ID:Tw0QRO7J0
にゅるん
ココア(ぅ、あ、チ、チノちゃんの舌が私の舌に絡っ……)
ココア(ダ、ダメだって……あ、でも拒んだらまたチノちゃん落ち込ませちゃう……?)
ココア(で、でも……流石にこれは……)
チノ「ん……ふ、ぅ……」
ココア「ぁ……んっ……!」
にゅちゅ ちゅる
ココア(あ、頭が……だんだん……ボーっと……)
ガチャ
リゼ「すまない! 遅れた!」
チノ「あっ」
ココア「あっ」
リゼ「えっ」
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/05/23(金) 00:02:43.53 ID:B2rS6L0d0
リゼ「お……お前たち……な、ななな何を……」
ココア「ち、違うのリゼちゃん!」
ココア「これは……その……チ、チノちゃんがちょっと……あ、甘えたくなっちゃったみたいというか……」
リゼ「そ、そうか……そうだよな、だからちょっと……抱き着いたりしてるスキンシップのアレが……ちょっと目の錯覚で……」
ココア「そうそう、決してああいうアレでは……」
チノ「いいえ、思いっきりキスしてました」
ココア「チノちゃ―――――ん!!」
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/05/23(金) 00:08:51.26 ID:B2rS6L0d0
リゼ「え、あ、えーと……そ、そうか……」
チノ「はい」
リゼ「まあ……何だ……恋愛は人それぞれだからな……」
リゼ「あれ……でもココアはチノのことを妹と思ってたんじゃないのか?」
ココア「だ、だから……ええと……」
リゼ「……同性愛で近親相姦趣味とか何をどうしたらそんな特殊な方向へ進めるんだ……!?」
ココア「違うよ! 私危ない人じゃないよ!」
チノ「大丈夫です私はココアさんがどんなに危険な人でも愛せます」
ココア「何のフォローにもなってないよ!!」
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/05/23(金) 00:15:01.87 ID:B2rS6L0d0
ココア「とりあえず色々と衝撃が強すぎたのかリゼちゃん来てすぐ早退しちゃったよ……」
チノ「まあ今日もお客さんは少ないので大丈夫だとは思います」
ココア「いやお店の心配よりもリゼちゃんにどう説明すればいいのかの心配を……」
チノ「普通に私たち付き合うことになりましたでいいんじゃないでしょうか」
ココア「何の解決にもなってないよ! 絶対今後も変な目で見られ続けるよ!」
チノ「大丈夫です、リゼさんだって悪い人じゃないんです」
チノ「きっと私たちのことをちゃんと理解してくれます」
ココア「その自信はどこから来るの……」
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/05/23(金) 00:21:13.99 ID:B2rS6L0d0
リゼ「……びっくりした……」
リゼ「まさかあの二人がああいう関係だったとは……」
リゼ「いや……友人を偏見を持った目で見るのはよくない……」
リゼ「二人はちょっと深い所まで仲良くなってしまっただけだ……うん、そうだ。悪いことじゃない」
リゼ「明日になったらいつも通り二人と接してあげなくちゃな……」
リゼ「しかし今日は無理だ……さっきの衝撃でちょっと疲れた……」
リゼ「……あ、そうだ」
リゼ「シャロのお店に行ってハーブティーでも飲んでいくか……」
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/05/23(金) 00:26:26.04 ID:B2rS6L0d0
シャロ(まさかリゼ先輩が一人でうちの店に来てくれるなんて……!)ドキドキ
リゼ「はぁ……」
シャロ(……でも先輩……何だか少し疲れているような……)
シャロ「あの……リゼ先輩、何かあったんですか?」
リゼ「ああ……ちょっとな……」
シャロ「私でよかったら、相談に乗りますよ」
リゼ「……じゃあ……その、驚かないで聞いて欲しいんだが……」
シャロ「はい!」
リゼ「……女の子同士の恋愛って……どう思う!?」
シャロ「!?」
おわり
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