モバP「せ、積極的になった……文香…だとォッ!?」
- 1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/31(日) 17:16:12.45 ID:8WzzEXtM0
- 文香「ふぅ……良き書でした……」バタリ
P「やっと読み終えたのかな? 文香」
文香「あっ、プロデューサーさん……」
P「さっきから声を掛けてたのに、何も反応がないからちょっと心配したぞ?」
文香「そうだったのですか……すみません。無視するようなことをしてしまって……」
P「別に気にしてないよ。でも、そこまで集中するってことはよっぽど面白い本だったのかな?」
文香「はい……非常に、読み応えのある小説でした……」
文香「登場人物の心情が、とても繊細かつ美しく描写されていながら……物語の流れは、先の読めない意表を突いたものでして……」
文香「中々お目にかかることができない……素晴らしい書でした……」
P「そうかそうか。それはよかったな」
文香「はい……」
P「じゃあ、無事読み終えたわけだし―――」
P「―――そろそろ俺の膝の上からどいてくれない?」
文香「………嫌です」
P「」
- 2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/31(日) 17:19:00.58 ID:8WzzEXtM0
-
P「い、いや……もう本を読み終えて満足したろ? だからほら、どいてくれよ。な?」
文香「………嫌です」
P「な、なんでや!?」
文香「………ここにもう一つ、まだ未読の本がありますので……」
P「ちょ!? まだ読む気!?」
P「ダメダメダメ!! 一冊読み終えたらどくって俺と約束したろ!?」
文香「私の記録には……ありません」
P「えええぇぇぇぇぇぇぇぇッッッ!!??」
文香「………」ペラペラペラ
P「ちょ! 読み始めるな!! どきなさい!!」
文香「………」
P「スルーするなぁぁぁぁぁッッ!!!」
- 3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/31(日) 17:21:12.93 ID:8WzzEXtM0
-
P「なぁ文香頼むよ!! このままじゃ仕事ができないんだ!! お願いだからどいてくれ!!」
文香「………そうなのですか?」
P「流石に女の子を膝の上に乗せながら仕事できるほど、俺は器用じゃないよ」
P「この体勢じゃパソコンもいじれないし、書類をまとめることもできない」
P「それに身動きもとれないから、トイレにすら行くこともできないし……」
文香「そうだったのですか……。ごめんなさい……私、そこまで気が回らなくて……」
P「わかってくれればいいよ。それじゃほら、どいてくれ」
文香「………嫌です」
P「なん……だと………!?」 - 5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/31(日) 17:23:32.05 ID:8WzzEXtM0
-
P「どくのだ文香!! どけぇぇぇぇッッ!!!」
文香「嫌です」
P「ねぇ、本当にどいて!! お願いだからッ!!」
文香「嫌です」
P「実はトイレに行きたいんだよ!! もう下半身が色々と限界なんだ! どいてくれっ!!」
文香「嫌です」
P「トイレに行った後また座ってもいいからさ! だからどいr」
文香「嫌です」
P「おねがr」
文香「嫌です」
P「………………」
文香「……………」
P「どr」
文香「嫌です」
P「」
- 8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/31(日) 17:26:29.88 ID:8WzzEXtM0
- ―――――――――――――――
――――――――
P「ハァ…ハァ…に、二時間説得してようやくどいてくれた……」
P「でも、おかげで全然仕事が進んでない……ああ、今日は帰れないなぁ………」
P「それにしても文香の奴、一体どうしたというのだ?」
P「ひかえめな性格のはずの文香が、まさかあんなことするなんて……」
P「ま、まさか文香は……お、俺の事を―――」
P「い、いやまさかそのようなことあろうはずが……でも、もしそうだとしたら―――」
ちひろ「やっと能天気なプロデューサーさんでも飲み込めたようですねぇ」
P「ち、ちひろさん!? いたのですか!?」
ちひろ「全ては貴方の想像通りです。文香ちゃんはプロデューサーさんに―――」
ちひろ「好意を抱いているというわけだぁッ!!」
P「ダニィ!?」
- 10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/31(日) 17:28:10.68 ID:8WzzEXtM0
- ちひろ「つまり、さっきのは文香ちゃんなりのアプローチだったわけですよ」
P「あ、あれが……?」
ちひろ「ああやって理不尽に甘えられるの、プロデューサーさん好きでしょ~?」
P「うぐっ…、否定できない……」
P「しかし信じられん……いくら俺に好意を抱いてくれているとはいえ、あのひかえめな性格の文香があんなことを―――」
ちひろ「ふふっ、知らないんですか? 女の子は恋をすると変わるものなんですよ?」
P「そういうものなんですか?」
ちひろ「そういうものなんです。現に文香ちゃんは以前からは考えられないような行動をしていたでしょう?」
P「まぁ、そうですね……。喜んでいいのだかわかりませんが……」
- 13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/31(日) 17:31:26.20 ID:8WzzEXtM0
- ちひろ「しかしプロデューサーさん。わかっているとは思いますけど、文香ちゃんの好意を受け入れたりするのは―――ダメですよ♪」
P「わ、わかっていますよ! アイドルと恋人同士になるのはプロデューサーとして御法度だってのはわかってますよJK!」
ちひろ「大丈夫ですか~? さっき危ないようにも見えましたけど~?」
P「そ、そんなことなかったし!! よ、余裕でしたよ! 超余裕!!」
ちひろ「いいですか? 文香ちゃんは特に今が稼ぎ時。スキャンダルだなんて百害あって一利なしです」
ちひろ「ですから万が一にもそういうことがあってはならないんですよ。なので……本当の本当に大丈夫ですか?」
P「だ、大丈夫ですってば! 信用して下さいよ!」
ちひろ「どうだか……」
P「お、俺達プロデューサーは社畜民族だッ!! ナメるなよぉぉぉッッッ!!!」
ちひろ(不安しかない……)
- 14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/31(日) 17:35:05.76 ID:8WzzEXtM0
-
☆翌日☆
P(ちひろさんにはああ言ったものの、昨日の文香の行動からして、やっぱり色々と不安だなぁ……)
P(文香ってば、なんで今まで埋もれていたのだかわからないぐらいに可愛いし。それが積極的にアプローチしてくるとなると……)
P(しかし、ちひろさんが言ったように今は文香にとって大切な時期! このようなことで、アイドル活動に支障をきたすのだけは避けなければ!)
P(文香のためにも、俺が担当プロデューサーとして、しっかりと毅然とした態度をとっていなければならないんだ!)
ガチャリ!
文香「………プロデューサーさん、おはようございます」
P「お、おう…おはよう文香。今日も頑張ろうな?」
文香「はい……よろしくお願いします」
P「よ、よし……それじゃ早速ミーティングを始めようか。次のシーズンの仕事について相談したいし」
文香「わかりました……」
P「なら向こうのソファーで座りながらやろうか」
文香「はい……わかりました」
ストン
P「………」
文香「………」 - 15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/31(日) 17:36:10.52 ID:8WzzEXtM0
- P「あ、あの……文香?」
文香「……なんですか?」
P「……俺の膝の上じゃなくて、ソファーの方に座ってくれないかな?」
文香「…………」クルリ ギュウウウウウウウウ
P「ちょ!? 向き直って対面座位に!?」
- 16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/31(日) 17:38:03.91 ID:8WzzEXtM0
-
P(くっ、早速仕掛けてきたとでも言うのか!?)
P「こ、こら文香!! は、離れなさいッ!!」
文香「………嫌です」ギュウウウ
P「や、やめろ言ってるだろうが!! は、離せッ!!」
文香「むぅ………」ギュウウウウウウウウウウ!!
P「くっ……力強くなったなお前! 全然ビクともしない!! 」
P「うぐぅ…! 強く抱きしめられてる分、文香の柔らかいものが一層当たって、何だか変な気分に―――」
文香「んっ……はぁっ……///」
P「そんな意味もなく耳元で色っぽい声を出すなぁぁぁぁぁッッ!!!」
P(あ、アカン! 早速俺の理性がキケンな感じに!!)
- 17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/31(日) 17:39:55.00 ID:8WzzEXtM0
-
P「ど、どきなさい文香!! 女の子がこんなふしだらなことしちゃ駄目だろう!!」
文香「ふしだら……でしょうか?」
P「ふしだらだよ! 普通の女の子はこんな風に男に密接するようなことはしません!」
文香「それは………違います」
P「ち、違うの!?」
文香「1990年代頃から……女性は男性とミーティングする際、このような姿勢をとるようになったと……」
文香「村上春樹さんが言ってました……」
P「嘘だ! 絶対嘘だッ!!」
- 19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/31(日) 17:42:31.01 ID:8WzzEXtM0
-
P(くっ! どうあがいてでも離れない気だな文香めッ!)
P(こうなったら、なんでもないふりをしてやり過ごすしかない! そうすれば文香も諦めてくれるかも……)
P「よ、よし。ならこのままミーティングをするぞ! いいな!?」
文香「はい……」
P「よし、では次のシーズンでの方針だが―――」
文香「はい……」ギュウウウウウウ
P「ある程度のバラエティ番組への出演を視野に入れて―――」
文香「んっ……///」ギュウウウウ
P「うぉっ!? そ、そこでだな……」
文香「はむっ……」ガブリ
P「!?(耳を噛んで!?)だ、だから…え、営業を―――」
文香「ふぅ~……」
P「ふおおぉぉぉッッ!? 耳に息がぁぁぁぁぁぁ!!!???」
P(り、理性がぁぁぁぁぁ!!)
- 21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/31(日) 17:45:43.95 ID:8WzzEXtM0
- ―――――――――――――
――――――――
P「ハァ……ハァ……なんとか耐えきった……それにしても、なんて奴だぁ……!」
P「危うく、こっちから告白するところだったぜ……ッ!」
P「でも、これでハッキリした。文香の奴、本気で俺を殺しに来てやがる!」
P「も、もうこれ以上こんな所にいられるかッ!!」
P「外回りに行くと見せかけて、喫茶店でサボッてやる!!」タッタタタタタッ
文香「どこに行く気ですか……? プロデューサーさん?」
P「シュワット!?(回り込まれた!?)」
P「お、お前の仕事をとるために、外回りに行く準備だぁ!」
文香「……外出用の鞄を置いてですか?」
P「い、いや……これはその………」
- 22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/31(日) 17:47:43.26 ID:8WzzEXtM0
-
P「い、いやぁ~……お、俺としたことがすっかり持ち忘れるところだったよ~」
P「文香のおかげで気が付くことができたよ。あ、ありがとな? あはははははは………」
文香「………外回りに行かれるのですか?」
P「お、おう……そ、そうだよ?」
文香「……でしたら、私も……ご一緒させてはもらえないでしょうか?」
P「えっ!? な、なんで!?」
文香「仕事をとるために……営業に行かれるわけですよね? なら……仕事をする当事者コメント一覧
-
- 2014年08月31日 21:15
- お前が現れるのをずっと待ってよ
-
- 2014年08月31日 21:16
- お前が現れるのをずっと待ってたよ
-
- 2014年08月31日 21:22
- ひっさしぶりだなwwww
-
- 2014年08月31日 21:23
- お前だと思った
-
- 2014年08月31日 21:23
- 相変わらずのお前で相変わらずのおまけだった
-
- 2014年08月31日 21:25
- スレタイで予感がしていたがやはりお前だったかwwww
ここにきてボキャブラリー増やしてくるとは思わなかった
-
- 2014年08月31日 21:25
- タイトル見てから真っ先にコメントを見に来たらお前だったので安心した
-
- 2014年08月31日 21:26
- またおまえかよ
-
- 2014年08月31日 21:26
- さすがはパラガスPと褒めてやりたいところだぁ!!
-
- 2014年08月31日 21:27
- 今年の夏はパラガスで終わりか…
-
- 2014年08月31日 21:28
- >P「ホモ野郎とハゲ野郎があんなに必死になって頑張ってるというのに………」
PaPとCuPは怒っていいぞ
-
- 2014年08月31日 21:29
- 脳味噌 常に震わせて 荒々と 運命にそむく
もういっそ 俺に生まれたなら
君 を ぶ っ プ ロ デ ュ ー す!!
-
- 2014年08月31日 21:29
- 積極的になった文香か・・・
かゲフンゲフン小説の自主規制なトコを片っ端から試すことで充実した夫婦生活が送るわけだな
-
- 2014年08月31日 21:33
- ふみふみが参考にHするために官能小説を読んでると言う風潮
ふみふみ(割と初期から)美波、美優√に入ってるよな。淫乱痴女ポジ
-
- 2014年08月31日 21:55
- お前かよ!
-
- 2014年08月31日 22:00
- 今回のssは結構良かったぞぉ?
バラガスPぃ……
いや、本当に最近のSSはあれだったし……
-
- 2014年08月31日 22:03
- 俺さ…文面で誰が書いたか解読することはできないんだけどさ、おまけの晴が出てきた瞬間に
お前かよ!って叫びそうになった
-
- 2014年08月31日 22:04
- 文香「ゴーカイチェンジ!!
」
-
- 2014年08月31日 22:04
- ※18
もっと早くわかるだろwwwwww
-
- 2014年08月31日 22:07
- パラガスも頑張ったんだ…駄文…わかってるよな…?
-
- 2014年08月31日 22:09
- 面白かったぜい、早苗さんの私服については言わない方向で...
※15
そこはかとないエロスがあるからな
-
- 2014年08月31日 22:11
- MRKMHRKへの熱い風評被害
いいゾ~コレ
-
- 2014年08月31日 22:12
- タイトルから「そうかな?」って思って先にコメ欄見たら案の定お前だったか
-
- 2014年08月31日 22:16
- なんて人を愉快な気持ちにさせるSSなんだろう
-
- 2014年08月31日 22:19
- ……こ、これで…解りましたよね…?だれがプ、プロデューサーの正妻なのか…?
-
- 2014年08月31日 22:19
- 中盤までらしくないなぁと思ってたけど、後半は完全にお前だった
-
- 2014年08月31日 22:26
- ※26
正妻の座は鷺澤のものでございます。
-
- 2014年08月31日 22:31
- 今年の夏も終わりか……
SSはいつも通りでしたね
-
- 2014年08月31日 22:44
- タイトルでわからんかったww
-
- 2014年08月31日 22:46
- 相変わらずのお前
正直文香が積極的になったら(Pの方が堕ちて)幸せになりますEND筆頭の三船さんに迫る逸材だと思うんだよな
オマケの晴君がほんとにオマケで納まってたし、いいゾいいゾ~
-
- 2014年08月31日 22:47
- 何となくパラガスPっぽいなと思ったらやっぱりパラガスPだった。
>文香「…欲しいものは、この手で掴み取る……それがアイドルってものだろうっと……」
>P「それ言ったの豪快な宇宙海賊達やろ!!」
ある意味文香自身のセリフか…
-
- 2014年08月31日 22:51
- バラカスP、最近の作品は賛否両論が多かっただけに今回のSSは、大変面白く内容的にも良かったです。次回作も期待しています。
-
- 2014年08月31日 22:55
- 割と序盤で分かってたが、やっぱりお前か(歓喜)
あ、SSは貴重な処女ヶ崎さんを見れて満足です
-
- 2014年08月31日 23:09
- つまらないとしか言えないレベルでつまらない
-
- 2014年08月31日 23:15
- 早苗さんが私服センスゼロって言われて傷ついたからってPaPとお城のようなラブホテルに入っていくすがたが見えたんだけど…?
-
- 2014年08月31日 23:15
- ※26
全く・・・最近嫌な夢をよく見るよ。文香さんが積極的になってPと結婚する夢とかまゆと結ばれる夢とか。でも大丈夫だよね。本当のPは今ちゃんと私の隣でこうやって寝てるんだから・・・。
-
- 2014年08月31日 23:17
- 今回ははるちん出ないな!と思ったらやっぱ出た 流石だ
-
- 2014年08月31日 23:29
- おかえりなさいパラガスP!
-
- 2014年08月31日 23:30
- ダニィ!?でわかった。ま た お ま え か 。感謝ハムニダ
-
- 2014年08月31日 23:30
- お前をずっと待っていたよ
-
- 2014年08月31日 23:35
- やはりあなただったか!
もっとやってください
-
- 2014年08月31日 23:44
- この晴ホテルシリーズ、初めてタイトルで察することができた。(メインは文香だったけれど)
ところで、春樹さん(村上さん言うとここでの巴嬢や作家の村上龍さんと混同しそうだから春樹さんにした。)小説で男女でミーティングで密接したり、東野さん小説でホシイモノは掴み取るって言うような内容の物ってあるのだろうか…?
-
- 2014年08月31日 23:46
- なんかお姫ちんっぽいふみふみだったな
-
- 2014年08月31日 23:47
- ※37
何いってんだよアンタ!?今回頑張ったのはPを積極的にホテルに誘ったオレにき、決まってんだろ!?
-
- 2014年08月31日 23:48
- ホモとハゲ
もう許せるぞ!オイ!
-
- 2014年09月01日 00:01
- やっぱオモロイわー
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パラガスPとは言えそれは許さんぞーーーっ!!!
やっぱ積極的な文香も良いわぁ…