関連記事
妹「この歳で 処 女 なの恥ずかしいから捨てさせて」【前編】【後編】

元スレ
妹「この歳で処女なの恥ずかしいから捨てさせて」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1394500038/


 
587: ◆eUwxvhsdPM 2014/07/21(月) 22:48:12 ID:4oXp2Sew

ガチャッ

兄「はー、楽しかったけど疲れたな……」

妹「うー、ちょっと眠い……」ゴシゴシ

父「お、帰ってきたか」

母「……」コクッ

兄「あれ?父さんに母さん。ホテルに来てたのか」

父「ああ。荷物だけ置いていなくなってたから、少し心配したぞ」

兄「ああ、ごめん。連絡すれば良かったな……」

父「もう少しで妹ちゃんの服をクンカクンカ嗅いで追跡しようとしてた所だ」

妹「パパそういうの本気でヤバいよ?」




588: ◆eUwxvhsdPM 2014/07/21(月) 22:51:47 ID:4oXp2Sew

父「で、どこに行ってたんだ?」

兄「海だよ。ホテルの前にあるビーチ。あと体験ダイビングした」

父「……写真は?妹ちゃんの」

兄「無いよ」

父「チッ!仕方ない……妹ちゃんがさっきまで着ていた水着でガマンしようか」

妹「キモイよー本気でヤバいよー」




589: ◆eUwxvhsdPM 2014/07/21(月) 22:55:05 ID:4oXp2Sew

兄「で、二人は何してたの?母さんの荷物、どっか行ったんじゃなかったっけ?」

父「ああ。荷物はちょっと受け取るまで時間がかかりそうだったんでな。近くの店でひと通り揃えて――」

兄「うん」

父「あとは美ら海水族館でデートしてた」グッ!

母「……」ポッ

兄(こいつらちゃっかり楽しんでやがる……!)




590: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/22(火) 09:08:15 ID:gp8kOjgE

妹ちゃんが突っ込みに
父ちゃん侮れないwww




591: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/22(火) 10:15:41 ID:HpkDqKko

父ちゃんもキャラ濃いなw




594: ◆eUwxvhsdPM 2014/07/22(火) 13:07:48 ID:Ken/yjnM

父「全員そろったし、そろそろ晩ごはんに行こうか」

妹「ホテルのレストランだよね?あたしおなかペコペコー」

兄「どんな料理が出るんだ?」

父「たしか、豪華海鮮フルコースだったはずだ」

兄「へー、そりゃあ楽しm」

妹「そ、それってイカくさいって事!?」ハァハァ

兄「なんで興奮してんだテメェ」

父「えっ!?も、もしかして臭う!?」クンクン

母「!……」アセアセッ

兄「おい待てツッコみたくないけど待て。今まで何してたのマジで」




595: ◆eUwxvhsdPM 2014/07/22(火) 23:28:09 ID:kD8BhFKg

カチャカチャ……

ウェイター「お刺身盛り合わせと、海鮮スープです」カチャッ

妹「んまーっ!ほんとおいひいよこれぇーっ!」モグモグ

兄「口にもの入れてしゃべるんじゃねーよ」カチャカチャ

母「……」モキュモキュ

父「いやー、本当に美味しいなあ。沖縄まで来て良かったよ」ガツガツ

兄「?……父さん、そう言いながらご飯しか食ってねえけど、どうかした?」

父「いや、妹ちゃんの嬉しそうな姿をおかずにしたら、何杯でもご飯食えるなーって」

兄「よく意味がわかんねえな」




596: ◆eUwxvhsdPM 2014/07/22(火) 23:31:56 ID:kD8BhFKg

妹「気色悪いよーオカズって絶対性的な意味だよー……」

兄「お前はもう少し父さんを信じてやれよ……」




597: ◆eUwxvhsdPM 2014/07/22(火) 23:38:05 ID:kD8BhFKg

兄「ていうかさ」

妹「なにー?」モグモグ

兄「お前、父さんに対して風当たり強くね?いや無理もないだろうけど……そろそろ父さん泣くぞ?」

妹「大丈夫だよー。確かに本気でキモいなって思う事は多々あるけど、基本的には好きだし」

兄「はぁ……」

妹「それに、パパかなりのMだし」

父「実の娘に冷ややかな目で見られるのって興奮するよねっ!」

兄「ああ、公認なんだ。……もうダメだなこの家族」




598: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/22(火) 23:39:52 ID:rHTHj4v2

親父さんヤバい(確信)




599: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/23(水) 00:47:27 ID:1jQrm3Hs

妹で興奮して母さんで爆発させるのか

なんという発電システム




604: ◆eUwxvhsdPM 2014/07/24(木) 13:23:46 ID:zuWe2BIs

妹「ふぃー、食べた食べたー」ポンポンッ

兄「あー、お腹いっぱいだ……」

妹「……あ、見て見てーお兄ちゃん」

兄「んー?」

妹「一発ギャグ、妊婦っ!」ポンッ

兄「お腹出すんじゃありません」

父「おい待てそれは誰の子だいつのまに妊娠したんだどこの馬の骨のガキを孕んだんだおいコラどういう事だ父さんが手塩にかけて育てた可愛い可愛い娘が」

兄「ちょっと黙れハゲ」




605: ◆eUwxvhsdPM 2014/07/24(木) 13:27:19 ID:zuWe2BIs

父「じゃあ、そろそろホテルの部屋戻るか」

妹「はーい」

母「……」コクン

ゾロゾロゾロ……

ウェイター「あ、失礼……お客様」ヒソヒソ

兄「はい?」

ウェイター「食後のドリンクとして……赤マムシがございますが、いかがでしょう?」ヒソヒソ

兄「家族連れの高校生に言う事じゃないよなぁ?」




611: ◆eUwxvhsdPM 2014/07/25(金) 17:10:42 ID:HnvUImfg

ガチャッ

妹「はー、ごはんおいしかったー」

兄「さて、じゃあ温泉でも……」

父「あ、このホテルには温泉は無いぞ」

兄「えっ?」

父「この気候だから、さっとシャワーを浴びるだけで済ませる所が沖縄では多いんだよ。このホテルも部屋にバスルームがあるだけだ」

兄「そうなのか……」

母「……」コクン

兄「じゃあ、妹。先にシャワー浴びてこいよ」

妹「ええっ!?……う、うん……///」

兄「エロい意味じゃないぞ?」




613: ◆eUwxvhsdPM 2014/07/25(金) 17:16:26 ID:HnvUImfg

ザァァアア……

妹『ううー、お湯が日焼けにしみるなあ……』ゴシゴシ

兄(妹がシャワー浴びてる間、暇だな……)ポケーッ

父「あ、ちょっと下の店でチューハイとお菓子買ってくる」

母「……」コクン

兄「ああ、ついでにジュースも買っといてよ」

父「……兄よ」

兄「何?」

父「父さんがいないからって……覗くんじゃあないぞ?」

兄「覗かねえよ」

妹『覗けよおっ!せっかくのセクシーシーンじゃん!!」ガラッ!

兄「おいシャワールームのドア開けんな」




614: ◆eUwxvhsdPM 2014/07/25(金) 17:19:31 ID:HnvUImfg

妹「ふあ……いいお湯でした」ポカポカ

兄「よし、じゃあ俺もシャワー浴びるか……」

妹「あ、お兄ちゃん。脱いだパンツは裏返しておいてね」

兄「俺のパンツをどうする気だ」




615: ◆eUwxvhsdPM 2014/07/25(金) 17:24:02 ID:HnvUImfg

ザァァアアア……

兄「ふう……」ゴシゴシ

コンコンッ

妹『お兄ちゃん、おにいちゃーん』コンコンッ

兄「なんだー?」

妹『背中ながしてあげよっかー?』

兄「変なことしそうだからいい」

妹『……』

コンコンコンコンコンコンコンコン

妹『……お兄さまお兄さまお兄さまお兄さまお兄さま……シャワールームに居らっしゃるお兄様……あたしです。あたしです。お兄様の許嫁だった……貴方の未来の妻でしたあたし……あたしです。あたしです。どうぞ……どうぞ今のお声をモウ一度聞かして……聞かして頂戴……聞かして……聞かしてエ――ッ……お兄様お兄様お兄様お兄様……おにいさまア――ッ』

コンコンコンコンコンコンコンコン

兄「おい何だよ怖ェーよ!!」




617: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/25(金) 17:27:19 ID:n1YR6CDk

こっくりさん召喚しそう




618: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/25(金) 18:29:15 ID:wItAnu1k

排水溝から出て来そう




619: ◆eUwxvhsdPM 2014/07/25(金) 23:07:00 ID:HnvUImfg

兄「……ふう、スッキリした」ポカポカ

父「兄ー。シャワーあがりにジュースと、お菓子はどうだ?」

兄「あ、うん。何買ってきたの?」

父「塩せんべいとシークァーサージュースだ。沖縄といったらやっぱりコレだな」

妹「うわー、おっきいおせんべい」

兄「どれどれ……」

パキッ!

兄「……ん、素朴でうまいな。……粉が結構飛び散るけど」

妹「もうっお兄ちゃんったら!白いのいっぱい飛ばすなんて、お盛んなんだからぁー」

兄「塩せんべい口いっぱいに詰め込んでやろうか」




620: ◆eUwxvhsdPM 2014/07/25(金) 23:10:31 ID:HnvUImfg

兄(……今さらだけど……)



妹「口いっぱいに詰め込むなんて……イラマチオって事?お兄ちゃんてだいたーんっ」



兄(……こうやって妹が下ネタ連発するの、父さんと母さんはどう思ってるんだろう……)

父(耳年増な妹ちゃんも可愛いと思ってるよ)

兄(こいつ直接脳内に……!)

母(ちくわ大明神)

兄(何だ今の)




628: ◆eUwxvhsdPM 2014/07/26(土) 22:53:12 ID:Jlsu6u76

妹「お兄ちゃん、テレビでも見ようよー」

兄「ああ、はいはい」

父「しかしなあ、沖縄って映る局少ないんだよなあ……」

妹「え?けどここに千円札入れたら――」

兄「それ有料アダルトチャンネルだから」




629: ◆eUwxvhsdPM 2014/07/26(土) 22:56:54 ID:Jlsu6u76

父「うーん、ロクな番組やってないな……」ピッピッ……

『夏といえば、やっぱり……納涼・本当にあった怖〜〜い話ィ……』ヒュードロドロ……

父「おっ、これなんかどうだ?」

兄「ああ、いいんじゃあないか?たまにはこういうのも」

妹「えーっ!こんなの見たら夜中にトイレ行けなくなっちゃうよー!」

父「漏らせばいいじゃないか」

兄「もしもし警察ですか。目の前に性犯罪者が一名」




630: ◆eUwxvhsdPM 2014/07/26(土) 23:02:17 ID:Jlsu6u76

『……これは、あたしの姉の友達から聞いた話なのですが……』

兄「……」

妹「……うう……」ドキドキ

『……ずっと視線を感じていたんです。けど、振り返ってもだれもいなくって……』

兄「……」

妹「……うぇぇ……」ドキドキ

『……家に帰って、一息ついて……コンタクトを外そうと、鏡をのぞいたら……』

兄「……」

妹「……え、え?……」

『……真後ろに、青い顔をした……男の顔がぁぁぁあああああ!!!』ギャーン!!

妹「いやああああああ!!!見られるなんて興奮するうううう!!!」

兄「その反応は確実に間違ってるな」




633: ◆eUwxvhsdPM 2014/07/27(日) 22:58:42 ID:x7fpl6HU

父「んー、なかなか面白かったな。……さ、そろそろ寝るか」

兄「ああ、もうそんな時間か」

妹「あの……ねえ、お兄ちゃん?」

兄「うん?」

妹「さっきのテレビ……思い出すと怖くってさ。あたし今日、眠れそうにないんだ……」

兄「……うん。……で?」

妹「あの、ね?……今日、いっしょのベッドで寝ない?」

兄「嫌に決まってんだろう」




634: ◆eUwxvhsdPM 2014/07/27(日) 23:02:49 ID:x7fpl6HU

父「まあまあ、たまにはいいじゃないか。昔はよく一緒に寝てただろう?」

兄「何年前の話だよ」

父「昔を思い返してみるっていうのもいいもんだぞ。可愛いたった一人の妹だろう?大切にしてやらないと、な?」

兄「今危険なのは俺だよ。俺の貞操だよ」

妹「お兄ちゃんって逆レイプとか好き?」

兄「お前もう本当黙れ」

父「じゃあ、おやすみー。父さん達は先に寝るからなー」グイッ

母「……///」ポッ

兄「待てコラなんで二人で一つのベッドに入ろうとしてんだ」




636: ◆eUwxvhsdPM 2014/07/27(日) 23:05:31 ID:x7fpl6HU

…………

妹「じゃあ、電気消すねー」パチッ

兄「あのな、もう一回言っとくけど、変な事したら怒るからな?」

妹「それって女の子の台詞だと思うよ?」

兄「うっせえ。ほら寝るぞ」

妹「はーい」モゾモゾ

兄「おやすみ……」

妹「…………ハァハァハァハァハァハァハァハァ……」

兄「おい息荒らげんな」




637: 兄、半ギレ ◆eUwxvhsdPM 2014/07/27(日) 23:08:34 ID:x7fpl6HU

兄「……」

妹「……」

兄「……」

妹「…………お兄ちゃん?」

兄「……」

妹「……お兄ちゃーん……寝た?」

兄「……」

妹「……」スッ……

モゾモゾモゾ……

兄「…………チッ」ガシッ

妹「あ痛っててててててて!ギブ!お兄ちゃん腕折れるそれ!!」パンパンッ




641: ◆eUwxvhsdPM 2014/07/29(火) 23:20:17 ID:gqhWxL32

チュンチュン……

兄「……んん……ZZZ……」

モゾモゾ……

兄「……――!!」

ガバッ!!

妹「わひゃっ!……あ、おはようお兄ちゃん」

兄「……何をしようとしてた」

妹「えーっと……寝坊したらいけないから、目覚ましフェラを」

兄「……」

ガシッ

妹「あーだだだだだだだ!!ダメお兄ちゃん!手の関節増えちゃう!」ギリギリ




642: ◆eUwxvhsdPM 2014/07/29(火) 23:24:08 ID:gqhWxL32

父「おお、朝からプロレスごっこかー?仲がいいなあお前たち」

母「……」グシグシ

兄「あ、おはよう父さん、母さん」

妹「あーホント手もげるかと思った……」

父「朝ごはん食べたらチェックアウトするから、荷物まとめておきなさいよ。……ふぁああ……」

兄「眠そうだな。昨日はよく眠れなかったのか?」

父「いやあ、父さん達もプロレスごっこしてたからな!」

母「……///」テレテレ

兄「絶対に深くは聞かないからな」




643: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/29(火) 23:46:17 ID:PjXM9sbg

母、何かしゃべれ




644: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/30(水) 04:23:40 ID:vHnwMMlc

母、喋らないのに可愛い




645: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/30(水) 09:51:10 ID:r2mfUbjI

母、これからも出番増えろ




646: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/30(水) 11:43:12 ID:JHVYycMI

母、ファン急増。俺を含めて




652: ◆eUwxvhsdPM 2014/07/31(木) 07:22:15 ID:KCDQ6246

ホテル内レストラン――

兄「朝食はバイキングか。まあホテルの定番だな」

妹「ば、バイキングって……お兄ちゃん、古いよ?」

兄「え?」

妹「今はバイキングじゃなくって、ビュッフェって言うのがお洒落なんだよっ」

兄「……どっちも一緒だろ」

妹「違うよー!ペニスよりおち○ぽって言ったほうが卑猥でしょっ!?」

兄「お前朝から絶好調だな」




653: ◆eUwxvhsdPM 2014/07/31(木) 07:29:15 ID:KCDQ6246

カチャカチャ……

父「さーて!朝は何食べよっかなー!」ワクワク

母「……」カチャカチャ

兄「あんま食欲無いなあ……コーンフレークとかでいっか」ザザッ

妹「……あれ?なんか、お皿が無いんだけど……?」

兄「えっ?あ、本当だ。ちょっとホテルの人に言って――」

妹「いいよー別に。あたし女体盛りするから」

兄「すみませーん速攻でお皿が欲しいんですけどー」




654: 食ザー ◆eUwxvhsdPM 2014/07/31(木) 07:46:08 ID:KCDQ6246

コトッ

父……ご飯、アーサ汁(アオサの味噌汁)、ゴーヤチャンプルー、スーチカー(塩豚)

父「沖縄料理もいっぱいあってウレシイなあ」

母……バターロール、いちごジャム、ウインナー、スクランブルエッグ、ポタージュ、牛乳

母「……」ニコニコ

兄……コーンフレーク、ヨーグルト、フルーツ盛り合わせ、シークァーサージュース

兄「うん、美味しそうだ」

妹……白米、食パン(耳無し)、プレーンヨーグルト、目玉焼き(黄身無し)、牛乳

妹「ふふふ、これにお兄ちゃんのザーメンをかければ――……」

兄「白で揃える必要性無いだろ」




659: ◆eUwxvhsdPM 2014/07/31(木) 20:23:26 ID:KCDQ6246

父「うむ、沖縄料理はやっぱりいいなあ」モグモグ

母「……」モッモッ

妹「うまっ!んーすごいおいひいーっ!」パクパクゴクゴク

兄「おい、そんなにがっついたら……」

妹「んぐっ!?……げほっ!げほ!ゴホッ!」

兄「あーあー言わんこっちゃない……大丈夫か?牛乳にむせたのか」ポンポンッ

妹「……あっ!今なんか牛乳が顔にかかって顔射っぽい!」ベトーッ

兄「……」ゴシゴシ

妹「ちょ、お兄ちゃ、息できな……もが」グワシグワシ




660: ◆eUwxvhsdPM 2014/07/31(木) 23:49:28 ID:KCDQ6246

父「飛行機は夜7時に出る便だから、それまでは沖縄観光を楽しもうか」

兄「ああ。どこに行くんだ?」

父「まあ、ありきたりだが首里城と国際通りにでも行こうかと考えてるよ」

兄「いいんじゃないか?俺首里城とか行ったことないし」

妹「えー!あんまり行きたくないなあ……」

兄「結構面白いと思うぞ?まあ確かに、水族館とかと比べると少し微妙かもしれないけど……」

妹「だって首里城って……ボケにくそうじゃん!」

兄「父さん、今日夜まで首里城にいようぜ」




663: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/01(金) 13:02:34 ID:yNG2fHP.

父「タクシーに乗って、首里城まで来たぞー!」

兄「ここが首里城か……うわ、暑いなぁ」

妹「わ、わ!見てお兄ちゃん!あの女の人!」

兄「んー?」

妹「沖縄の伝統衣装着てる!すごーい!綺麗な着物ー!」

兄「ああ、写真撮影とかしてくれる人だな。……暑そうな格好だ」

妹「ホントにねー。あんなの着たら、アソコがびちゃびちゃになっちゃうよー」

兄「普通に汗をかくと言えんのか」




664: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/01(金) 13:09:31 ID:yNG2fHP.

テクテク

兄「おお、赤くて派手な門……」

父「守礼門だな。二千円札にも描かれている、沖縄を象徴する門だ」

妹「すごーい!おっきい門だねー!綺麗ー!」

母「……」コクコク

兄「たしかに凄い……これだけでも沖縄に来た価値あるかもな」

妹「これだけ大きいと、便秘とかしなさそうだねっ!」

兄「菊門と重ね合わせるお前の発想が怖いよ」




678: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/03(日) 00:05:32 ID:QEF9XAOo

兄「おおー、これが首里城か」

父「世界遺産に登録されただけはあるな。美しい城だ……」

母「……」コクコク

父「ま!……母さんの美しさには負けるけど、な」フッ

母「!!……///」ポッ

兄「そういうのはよそでやってくれ」




680: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/03(日) 00:07:01 ID:QEF9XAOo

妹「すごい真っ赤だねー。沖縄の風景にピッタリー」

兄「……なんでまた、赤に塗ったんだろう」

妹「うーん、あたしが推測するに……敷地内で処女を奪っても目立たないようにするためかな」

兄「その推測だけは間違ってる自信があるな」




681: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/03(日) 00:09:02 ID:QEF9XAOo

展示スペース――

妹「……あれ?なんだろう、この絵」

父「フーム?……御後絵(おごえ)という、歴代国王の肖像画らしいな。国王が亡くなった後に描かれるらしい」

兄「へえー」

父「ちなみに国王の姿が周りにいる人より大きく描かれているのは、国王の威厳を表すためだそうだ」

兄「なるほどなあ」

妹「あたしが国王だったら、自分のち○ぽを大きく描いてもらうかなあ」

兄「威厳のカケラもねえな」




682: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/03(日) 00:11:11 ID:QEF9XAOo

妹「わっ、すごい!何ここ?庭?」

父「ああ、庭園だ。沖縄のグスク(城跡)の中で、庭園があった事がわかっているのはこの首里城だけらしい。それだけ首里城の規模は凄かったって事だな」

母「……」パシャッ

妹「うわー、いいなあ。昔の王さまってこんな凄いプライベートな庭付きのお城に住んでたんだぁ」

兄「今とは時代が違うよな」

妹「敷地内で露出プレイしほうだいだね!」

兄「お前は絶対王様にはなれないな」




683: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/03(日) 00:53:45 ID:yplZwChM

妹に苦手なプレイは無いのだろうか




684: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/03(日) 14:26:11 ID:Vrwa2lyo

純愛プレイとか凄く苦手そう




685: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/03(日) 18:33:46 ID:C8yk2oYk

スカトロ・・・あ、飲尿オッケーだったか




687: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/04(月) 20:14:20 ID:K43HkdPk

妹「苦手なプレイ?うーん、近親相姦以外のプレイかなぁ」

兄「いきなり何言ってんのお前」




688: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/04(月) 20:21:26 ID:/fOBSuTo

なるほど。




691: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/04(月) 22:52:33 ID:K43HkdPk

妹「あれ?なんか、お城とは違う地味めな小さい建物があるよ?」

父「あれは奥書院だな」

兄「何それ?」

父「昔の国王様が、仕事の合間に休憩をした所らしい。プライベートな空間って事だな」

兄「へぇー」

妹「仕事の合間に休憩とか……お盛んですなあ」

兄「休ませてあげて」




692: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/04(月) 22:56:20 ID:K43HkdPk

外人「YA〜〜!」パシャパシャッ

兄「……結構外国の人が多いんだな」

父「まあ、有名な観光地だからな。世界遺産に登録されたし」

妹「お兄ちゃん、あたしが聞いた話なんだけどさー」

兄「うん?」

妹「旅行中の外人さんって、テンション上がってるじゃん?」

兄「うん」

妹「だから、ちょっとカメラ撮ったりしてあげたら、そのまま流れでベッドまで行けるんだって!」グッ!

兄「それはあれか?インストラクターさんから聞いたのか?」




693: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/04(月) 22:58:14 ID:K43HkdPk

父「兄よ……男になる時が来たか」

兄「親が後押しすんじゃねーよ」




694: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/06(水) 16:23:30 ID:kpxNM5QA

妹「それにしても暑ーい!お兄ちゃん、飲み物買ってー」

兄「はいはい……」

父「汗をかいた時は、水分補給以外にも塩分を摂取するのも大切だぞー。汗と一緒にミネラルも失われてるからな」

母「……」ゴクゴク

妹「あ、じゃあお兄ちゃんの汗を舐めたら解決じゃん。両方摂取出来る」

兄「オラさっさとアクエリ飲みやがれ」




695: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/06(水) 16:25:19 ID:kpxNM5QA

父「さて、だいたい見たし、そろそろ国際通りにでも行こうか」

兄「やっとか……」

妹「あー助かるー!結構ボケ辛かったからさー!」

兄「嘘ーん」




697: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/06(水) 23:37:47 ID:ZMKH6.Tc

父「じゃあ、ここからバスに乗って、ゆいレールの駅まで行こうか」

兄「駅?……え、沖縄って電車あるの?タクシーだけかと思ってた」

父「ああ、電車じゃなくモノレールだけどな。沖縄の交通手段はタクシーというイメージが強いが、2003年に出来たんだ」

兄「へえー」

父「まだまだ路線は短いが、きっと今に沖縄の生活にかかせない乗り物になるだろうな」

妹「これで沖縄でも痴漢モノのAVが売れるようになるね!」

兄「沖縄県民に謝ろうか」




698: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/06(水) 23:42:55 ID:ZMKH6.Tc

父「それにしても、ゆいレールの『首里駅』って首里城から遠いよな!?首里っていうくらいだから目の前につくかと思ったのに、そこからバスとか卑怯だよな!?首里城から首里駅まで昔歩いた事あるけど普通にしんどかったぞ!牧志駅は降りたらすぐ国際通りだし、空港駅は空港と繋がってるのに不便だよな!不便といえば安里駅は――」

兄「おいその話一体誰がわかるんだ」




699: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/06(水) 23:45:45 ID:ZMKH6.Tc

ガタンゴトン……

妹「わー!モノレールとか初めて乗ったけど、すごーい!」

兄「……そんなに凄いかぁ?」

妹「だって見てよお兄ちゃん!高い!すっごく高いよっ!?」

兄「まぁ、そうだけど……」

妹「ふはは!愚民どもが遙か最下層の灼熱地獄におるわ!愉快ゆかい!!」

兄「待て妹、厨二キャラはマジで生徒会役員共と被る」




702: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/06(水) 23:51:53 ID:ZMKH6.Tc

ガタンゴトン……

妹「……ところでさ、お兄ちゃん」

兄「んー?」

妹「……700レスだよ」

兄「……ああ、ヤバいな色々と」

妹「正直ここまで続ける気なかったよ。沖縄編だけでほぼ半分とかおかしいよ」

兄「お前メタ発言大好きだな」

妹「たぶん、300レスん所で『ここまで来たら1000まで書くべき』とか言ってた人も、ここまで続くと思ってなかったよ」

兄「だろうな。あれ絶対ジョークだよな」

妹「けどあたし、なんか1000までボケ続けられる気がしてきた」

兄「やめてもらえないかな。マジで」




713: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/07(木) 18:29:12 ID:9a5/2Xhs

父「国際通りについたぞー!」

ガヤガヤ……

妹「おー、すっごい人。観光客だらけだねー」

兄「土産物の店が並んでるな」

父「沖縄旅行に来たら、最後にここでおみやげを買うのが一種のお約束だ!」

兄「それは初めて聞いたが……」

父「じゃあ、迷子にならないようについて来いよー。出発ー」テクテ……

兄「……あれ?母さんは?」

父「えっ」

兄「えっ」




714: 童顔の三十代 ◆eUwxvhsdPM 2014/08/07(木) 18:30:54 ID:9a5/2Xhs

父「首里城で迷子になってたのを保護されてました」

母「……グスッ」ジワッ

兄「なぁ、母さんっていくつだっけ?」




729: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/09(土) 23:21:51 ID:VLwd3uWM

ワイワイ

兄「色んな店があるなあ。……少し腹が減ってるし、見てたら色々買ってしまいそうだ」

バイト「お兄さーん!あ、そこのお嬢ちゃんも!飲み物飲んでいかなーい!?」

妹「飲み物?なんですかー?」

バイト「新鮮なフレッシュジュースだよー!搾りたてで美味しいよー!サトウキビ、パイナップル、リンゴ……」

兄「へえー、それはいいですね……」

バイト「あとマンゴーなんかもあるよー!」

妹「ま!!ままま、マン○ー!?」

兄「あ、すみませんサトウキビのを4つ」




730: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/09(土) 23:24:49 ID:VLwd3uWM

兄「あ、美味しい……結構甘いんだな」チュー

妹「あーっ!見てよーお兄ちゃん!あ、こっちのおみやげ屋さんにも!」

兄「んー?」

妹「あははーっ!ち○こ吸うって売ってるよー!」

兄「違うね。俺の目にはちんすこうが見えるね」




731: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/09(土) 23:30:10 ID:VLwd3uWM

兄「父さん、昼ご飯はどうするんだ?」

父「うーん、公設市場で食べるのも悪くないんだが……」

妹「あ、あたしこの前テレビで見たよー。お魚とかお肉とかいっぱい売ってた」

兄「じゃあそこ行こうぜ。結構お腹すいちゃってさ」

父「うーん……けどなあ……」

兄「?……どうかした?」

父「お昼に公設市場って……なんか普通の観光客って感じじゃん」

兄「別にいいだろうがこの沖縄かぶれ」




732: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/09(土) 23:39:27 ID:VLwd3uWM

父「確かに、公設市場の一階で刺身なんかを買って、二階でご飯とアーサ汁頼んで一緒に食べるっていうのは良い事だよ。美味いし」

兄「うん」

父「けどなあ、どの観光客もそうするから、二階は人多いし結構汚いし落ち着かないし……父さん嫌いなんだよ」

兄「いや知らんがな」

父「父さんのオススメはステーキだな。アメリカ由来の1パウンドステーキなんか、2、3000円出せばたらふく食えるぞ」

兄「はあ……」

父「あとはやっぱり沖縄そばだな。この近くにある店だと――」

妹「あたしは市場のお魚食べたいなあー」

父「よっしゃ市場行くぞ」

兄「えーっ?」




743: ※実際にあった話 ◆eUwxvhsdPM 2014/08/11(月) 20:48:15 ID:DmBIyZ76

公設市場――

ガヤガヤ……

妹「おおー、見たこともない魚とかすごいお肉とかいっぱーい……」キョロキョロ

店番娘「らっしゃいませーっ。お魚いかがっすかー」

妹「わ、お兄ちゃん。ここのお刺身すっごいカラフルだよ」

兄「本当だな。……これだけ凄い色だと、食べて大丈夫なのか不安になるな」

店番娘「大丈夫っすよー。……たぶん」

兄「『たぶん』!?」




744: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/11(月) 20:55:05 ID:DmBIyZ76

妹「わっ、ここのお店にはすっごい大きいカニが売ってるよ」

漁師娘「はいさい!これはヤシガニっていうカニだぞー!自分が今朝捕ってきたばかりのものさー!」

兄「へえー、凄いっすね」

漁師娘「沖縄では茹でて食べる立派な食材さー。身がプリプリしてて美味しいぞ」

妹「けどこのハサミ……とっても危なそうだよ?」

漁師娘「あー、確かにヤシガニは凄い力だからなー。エンピツくらいなら簡単に折っちゃうくらいだし」

兄「ほおー……」

漁師娘「自分も昔、乳首オ○ニーして乳首がちぎれそうになった事があったぞ」

兄「バッカじゃねえのお前」




745: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/11(月) 20:57:21 ID:DmBIyZ76

妹「大丈夫だったんですか?」

漁師娘「あー、自分天才だからなー」

兄「その言葉はなんか色々とマズいな」




747: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/12(火) 00:15:16 ID:Kqu4R2.I

妹「ぎゃっ!お、お、お兄ちゃん!」クイクイッ

兄「なんだよ?」

妹「ブ、ブタの!ブタの顔の皮が売ってる!」

店主「おうネエチャン、これはチラガーいうモンさー。コラーゲンたっぷりでまーさん(美味しい)ぞー」

妹「うへえ……皮が売れるんだあ……」

兄「確かにこいつはインパクトあるなあ……」

妹「お兄ちゃんの余ってる皮も売れたらいいのにねー」

兄「余ってねえよ。……今ツッコミ間違えちまったよ」




748: 未知との遭遇 ◆eUwxvhsdPM 2014/08/12(火) 00:16:59 ID:Kqu4R2.I

父「おーい、刺身買ったから上の食堂行くぞー」

妹「あ、はーい」

兄「今行くー」テクテク



ドンッ

兄「あ、すみません……」

イン「いえいえ、こちらこそ……」

兄・イン「「……え?」」




749: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/12(火) 00:20:39 ID:Kqu4R2.I

イン「あ、兄さん!?……まさかまた再び会えるなんて……」

兄「貴方は昨日の、インストラクターの……」

イン「はい、東恩納(ひがしおんな)です。覚えていてくれましたか」

兄「いや名前までは知らねえよ。そんな珍しい名前だったのかよ」

イン「相変わらずのツッコミですね……子宮にズンズン響きますよ///」

兄「やべえ早速疲れてきた」




750: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/12(火) 00:23:18 ID:Kqu4R2.I

兄「なんでこんな所にいるんです?」

イン「読者サービスです」

兄「目的果たせてねえなそれ」

イン「冗談です。実は祖母が、ここの市場でお店を出しているので、その手伝いを」

兄「へえー、そうなんですか……」

イン「あと、私がいた方がボケの範囲広がるかなと」

兄「メタ発言やめて本当疲れる」




757: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/12(火) 13:36:22 ID:Ks0IvSvE

妹「あれ?インストラクターさんだー」

イン「こんにちは、妹さん」

妹「昨日はありがとーございましたー」ペコリ

父「むむ?どちら様かな?こちらの方は……」ヒョコッ

イン「どうも初めまして。兄さんとお付き合いしております、東恩納サヤカと申します」ペコリ

兄「真顔で嘘ついてんじゃねえよ。…………」



兄(っていうかフルネームだとぉぉぉおお!!?)ズガーン!

父(兄妹の名前すら判明してないのにぃぃぃいい!!?)ドガビーン!




758: ツッコミが追い付かない ◆eUwxvhsdPM 2014/08/12(火) 13:42:21 ID:Ks0IvSvE

イン「失礼ですが、貴方は……?」

父「ああ、兄と妹の父です。どうも初めまして」ペコリ

イン「あら、お客様。嫌ですね。昨日お会いしたじゃありませんか」

父「……へ?」

イン「ほらお客様、昨日過ごした熱い夜の事……もう忘れてしまったのですか?」ポッ

父「ビックリするほど見に覚えが無いんだけど、どうすればいいの?兄」

兄「無視していいよ」

母「!!……!?……???」オロオロ……スチャッ

兄「母さん、オロオロしながら包丁出すのやめて。冗談だから。……ていうかそれどこで手に入れた」




766: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/12(火) 23:37:12 ID:Kqu4R2.I

兄「俺達、今からお昼食べる所なんですよ」

イン「ほお、良いですね……もう少し早ければ、私おすすめのお店を紹介したのですが」

父「お、それ興味ありますねー。なんて所です?」

イン「泊港(とまりこう)のすぐ近く、いゆまち奥にある『まぐろ食堂』という店です。ここから車で5〜10分くらいですね」

父「ほおー、あの何も無さそうな港に店が……ああ、市場がありましたな、あそこには」

兄(話についていけねえ)

イン「まぐろ専門店でして、極上のまぐろをたっぷり使った定食が、8〜900円でお腹いっぱい食べる事が出来ますよ。ごはんがおかわり自由なのも嬉しいポイントですね」

父「ほおー」

イン「……あ、一応言っておきますが、まぐろ食堂をおすすめしたからと言って、別に私はマグロでは無く……」

兄「聞いてませんから」




767: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/12(火) 23:41:41 ID:Kqu4R2.I

公設市場二階――

妹「いっただっきまーす!」

母「……」モグモグ

兄「別に汚くないじゃん。……まあ、少し人は多いけど……」

父「昔はひどかったもんだぞー。まあ、父さんはこういう沖縄も大好きだけどね」モグモグ

イン「美味しそうですね。……すみません、家族の団らんにお邪魔して」

兄「いえ、そんな。……インストラクターさんは、もうお昼済ませたんですか」

イン「ええ、早くに食べちゃいました」

兄「ふーん」

イン「修学旅行中の男子校生を三人ほど」

兄「サキュバスか何かかい?」




768: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/12(火) 23:50:42 ID:Kqu4R2.I

…………

兄「ごちそうさまでした」ペコリ

妹「……うーん、お刺身だけだと、少し食べ足りないかもなあ……」

イン「ああ、それでしたらサーターアンダギーなんていかがでしょうか」

兄「沖縄のドーナツですよね。……それもオススメのお店があるんですか?」

イン「ええ。公設市場のすぐ裏手にある『呉屋(ごや)てんぷら屋』というお店です。サーターアンダギーがなんと一つ50円という格安価格で売っています。揚げたてホクホクのものは、全く油っこくなくっていくらでも食べられちゃうくらいですよ」

兄「ほおー……それはいいですね」

イン「その店でアンダギーを2つ買い、『キン○マ!!』と叫ぶのが最近の日課になっていますね」

兄「そんなんだから結婚出来ないんだよ」




772: 開発済み ◆eUwxvhsdPM 2014/08/13(水) 16:03:54 ID:VGms2PSQ

父「それにしても、この辺りの事に詳しいんですなぁ。流石、沖縄県民」

母「……」コクコク

イン「いえいえ、私なんて……確かに生まれも育ちも沖縄ですが、一度は上京した身のものですし」

兄「へえ、そうなんですか」

イン「普通のOLをやっていたのですが、どうにも合わないものでしてね。……それに、沖縄の事が忘れられなくて」

妹「いい話ですねー。それで地元に帰ってくるなんて」

イン「青い海、美しい空、灼熱の太陽、美味しい料理……特に私は、ゴーヤの味が忘れられなくって」

兄「ああ、苦いけど美味しいですよね」

イン「あの大きさ、絶妙な凹凸、ナカをゴリゴリえぐる快感……キュウリでは味わえませんね」

兄「どこで味わってやがる」




773: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/13(水) 16:06:26 ID:VGms2PSQ

妹「けど、それだけの理由で仕事やめちゃうなんて……すごい行動力ですねー」

イン「いえ、実は社長と課長と係長と掃除のおじさんと、社長の息子と新入社員と関係を持ってしまって」

兄「節操無さすぎだろぉ」

イン「今は兄さんと関係を持ちたいと思ってます」

妹「お、お兄ちゃん!告白されてるよ!?」

兄「そんなインモラルな告白俺は認めねえ」




779: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/13(水) 21:50:22 ID:JhqDZ.pI

父「そういえば……東京暮らしをしていたからか、あまり沖縄の方っぽくない話し方ですね?」

イン「ええ、まあ……仕事柄、わかりやすい話し方をしなければならないので。家族と話す時は普通に方言使いますよ」

父「ああ、そうなのかー」

イン祖母「サヤカー、サヤカー」ヨボヨボ

イン「あら、おばあちゃん。市場の仕事はいいの?」

イン祖母「そげなこと言うとる場合じゃっけらろっぱにゃーねー!すんどぅぶとろまけっちっくばるちっくかんたいどろろーさ!」

イン「あいさーしーくぁーさーてびちアヴリルラヴィーン!ぎゃーさーぎゃーさーおめこまったけずぶずぶさー!」

兄「おい待てお前ら。今の絶対方言じゃなかったろ」




780: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/13(水) 21:56:03 ID:JhqDZ.pI

イン「むっ、沖縄の方言くらい話せますよ」

兄「いや今アヴリルラヴィーンっつったじゃん」

イン「例えば……『なんくるないさ!』とか」

妹「それってどういう意味ですかー?」

イン「『何とかなるさ』という意味です。正しい道を歩いていれば、自然とあるべき姿になるものだ、という事ですね」

妹「へー、なるほどなー」

イン「ちなみに私は『マ○毛がないさ!』です」

妹「剃ってるのかよぉーっ!」ビシッ!

兄「妹、替われ。俺がツッコむ」




783: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/14(木) 13:20:45 ID:xOk.UcqY

妹「そうだ、お兄ちゃん。こんなにインストラクターさんって沖縄に詳しいんだからさー、これからインストラクターさんにナビゲーションしてもらおうよ!」

兄「いや、インストラクターさんに悪いだろ」

イン「いえ、私は構いませんよ。昼からはフリーですし。むしろせっかくの家族旅行を邪魔していないかと……」

父「いやいや、そんな。ウチらアットホームな家族ですんで」

母「……」コクッ

イン「そうですか?それでは……ご一緒させていただきますね」ギュッ

兄「……手、放してくれませんか?」




784: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/14(木) 13:23:03 ID:xOk.UcqY

イン「もう、ウブなんですから……ではどこを絡ませましょうか?足?舌?」

兄「絡ませなくていいです」

イン「ではマン」

兄「それ以上は言わせねえ」

父「……なあ、兄」

兄「うん?」

父「お前ってアレか?ホモか?」

兄「違うっつーの」




792: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/14(木) 23:43:57 ID:0qKcuYqs

イン「それでは、早速行きましょうか」テクテク

兄「……じゃあその、聞きますけど……おみやげってどのお店で買うのがいいですかね?店が多すぎてわからなくって」

イン「ああ。国際通りにドンキあるので、そこで買うのが安いですよ」

兄「身も蓋もねえな」

父「あれっ?あそこ昔OPAだったよな?いつの間に変わったんだろう……?」

兄「なあ、もうこの地域ネタ沖縄県民にもわかんないと思うんだけど」




793: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/14(木) 23:49:18 ID:0qKcuYqs

イン「ああ、オススメのおみやげでしたらありますよ」

兄「へえー、何です?」

イン「これです」カチャッ

兄「……何これ?栄養ドリンク?」

イン「ハブアタックです。コレを飲めばベッドの上ではマングース!」

兄「実在する商品にこんな事言ったらダメなんだろうけど、いらないわ」

父「じゃあ父さんが買うわ」

母「……///」ポッ

兄「やめてくれ」




794: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/14(木) 23:52:53 ID:0qKcuYqs

イン「では、次は――……」

兄「だから――……」

ワイワイ……



妹「……はぁ……」

妹(なんだろ……インストラクターさんとお兄ちゃんが、仲良く歩いてるのを見ると……)

妹(……胸の奥が、チクチクいたんじゃう……)

妹(……ハッ!!ま、まさかコレって……!!)



妹(寝取られ属性に目覚めちゃったって事ーっ……!?)ドキドキ

兄「おい、置いてくぞお前」




797: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/16(土) 08:30:13 ID:myiFpWWU

ザワザワ……

兄「色々なお土産屋があるもんですね……ちょっと人多くて疲れるかな」

妹「……あれ?けどこの先の道は、人あんまりいないよ?」

イン「この先はやちむん通りですね。沖縄の焼物のお店が立ち並ぶ通りです。陶芸体験なんかも出来たりする、おすすめの観光スポットですよ」

兄「へえー、あ、シーサーがいる……」

イン「……まあ、私はとある事情で入る事が出来ませんけどね……」

兄「?……何かあったんですか?」

イン「陶芸体験で張形作ったら、偉い先生にめちゃくちゃ怒られまして」

兄「それは100パーあんたが悪いな」




798: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/16(土) 08:33:31 ID:myiFpWWU

妹「お兄ちゃん、おみやげ買ったー?」

兄「いや、まだ。何買おうかな……無難にちんすこうとかでいいか……」

妹「あ、お兄ちゃん。『萌えるちんすこう、もえちん』って売ってるよ」

兄「いや、普通のでいいです」

妹「あと、ちんこすこうって売ってる」

兄「そんなのある訳……実在すんのかよぉ!!?」




799: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/16(土) 11:09:52 ID:myiFpWWU

妹「心愛ちゃんにこれ買ってあげようっと。あと心愛ちゃんの執事さんに――……」

兄「……友にはストラップとかでいいかな。あと女さんは――……」

イン「!!……失礼、女さんというのは……?」

兄「え、ああ。クラスメイトですよ。学校の」

イン「……そう、ですか……」

ギュッ

兄「……あの、手……」

イン「すみません」

兄「?」

イン「……もう少し、このままで……」

兄「……はあ」

…………




800: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/16(土) 11:13:44 ID:myiFpWWU

…………

空港――

父「いやー、本当ありがとうございました!色々とお世話していただいて!」

妹「ありがとうございましたー!」

イン「いえいえ。……また是非、沖縄に遊びに来て下さいね」

父「そりゃあもう!……あ、ではそろそろ飛行機の時間なので」

母「……」ペコリ

妹「ありがとうございましたー」テクテク

兄「……どうも」スタス……

イン「……待ってください」

兄「……え?」

ギュッ……




801: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/16(土) 11:17:17 ID:myiFpWWU

兄「あ、あの……インストラクターさん……?」

イン「……サヤカ、って……呼んで下さい」

兄「……」

イン「……すみません。……本当なら笑顔で見送りたかったのに……年上なのに、ダメですね。私……」

兄「……」

イン「……離れたくないんです。兄さん……私、貴方と一緒にいたい。……この沖縄の地で、貴方といたいんです」

兄「……」

イン「……どうか……行かないで……!」グスッ

兄「…………」

・ ・ ・




802: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/16(土) 11:18:28 ID:myiFpWWU

兄「いや、明日普通に学校なんで……」

イン「…………」



(※兄は鈍感童貞だった)




804: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/16(土) 11:20:55 ID:myiFpWWU

キィィィイン……

妹「あー……沖縄がどんどん離れていっちゃうよお……」

兄「楽しい旅行だったな」

妹「……うう……名残惜しい……また来たいなー。あたし今回水族館とか行ってないし。あと次は水牛に乗ってみたーい」

兄「また来れるさ。飛行機に乗ったらすぐだし」

妹「うん……」



妹「バイバイ、沖縄ーっ」フリフリ




805: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/16(土) 11:24:14 ID:myiFpWWU

ィィィイン……

イン「……行ってしまいましたか」

イン「……フフ……なんだか、清々しい気分です。……不思議な事にね」

イン「……」

イン「さようなら。兄さん……さようなら……」

イン「……私の、初恋……」フッ



……『初恋は嘘だろう』
空港に居た人は、全員心の中でツッコんだという。

…………




806: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/16(土) 11:29:23 ID:myiFpWWU

…………

妹「――でね、でね。スキューバダイビングっていうのやってね!すっごい面白かったんだー!海ちょー綺麗で!」

ココア「楽しそうですわねー。私もご一緒したかったですわ」ニコッ

兄「……そういえば心愛ちゃん」

ココア「はい?何でしょうお兄様」

兄「なんか少し日焼けしてるみたいだけど……心愛ちゃんも何処か行ってたの?」

ココア「ええ。私は少し、ヌーディストビーチへ行っておりました」

妹「すごーい!だから水着の後無いんだー!」

兄「なんかもうこの子レベルが違うなー」




807: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/16(土) 11:30:57 ID:myiFpWWU

(沖縄編、終了です。長々とすみませんでした。沖縄の方、散々下ネタに使ってごめんなさい。大好きな場所なんです……本当に)

(もう少しだけ続きます。たぶん。……ちょっとネタ考えます)




817: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/17(日) 00:00:49 ID:AvIMBQ2.

妹「ザ!夏休み!到・来っ!!」バーン!

兄「……ああ、そうだな」

妹「テンション低いよーお兄ちゃん!夏休みだよ夏休み?学生の特権だよ?こんなにも長くお休みもらえるなんて!」

兄「……うん、そうなんだけど……」

妹「さー、これから何して遊ぼっかなー?プール?海?山?うふふ……楽しみがいっぱいだね!」

兄「うん、そうだけど……」



兄「……確か沖縄って、6月の土日に行ったはずなんだけど……7月どこいった?

妹「……微妙に現実と時間リンクさせるとこういう時困るよね。週刊連載のギャグマンガしかり」




818: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/17(日) 00:03:13 ID:AvIMBQ2.

妹「そうだお兄ちゃん、今日の夜お祭りあるんだってー」

兄「お祭り?」

妹「盆踊りと屋台と花火大会が一緒になったお祭り」

兄「なんか節操ねえな。……って、そういやお盆だったっけ」

妹「あー、ご先祖様が帰ってくる日だったっけ?」

兄「そうそう」

妹「三角木馬に乗って」

兄「やっぱ違うわ」




819: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/17(日) 00:07:11 ID:AvIMBQ2.

妹「じゃあお兄ちゃん、今日しっかりエスコートしてね?あたし浴衣着て行くから」

兄「一緒に行くのかよ。……まあいいけど」

妹「あと心愛ちゃんも一緒に行くってー」

兄「早くも心配なってきた」

妹「それと、サヤカさんも今から全力でこっち来るって言ってる」

兄「インストラクターさん来るのかよ。来なくていいよ気分的にさっき別れたばっかだろ。お前何で連絡先知ってんだよ。ていうか何でお前下の名前で呼んでんの?つかあの人マジでレギュラーなる気か?ていうかああもうツッコミ追いつかねー」




826: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/18(月) 00:00:16 ID:w3IUvMEg

夕方――

兄「……妹のやつ、遅いな……」

妹「お待たせー、お兄ちゃん」カランコロン

兄「おっ、来たか。……へえー……」

妹「どお?どお?浴衣似合ってる?」

兄「ああ、似合ってる似合ってる」

妹「襲いたくなっちゃった!?」

兄「それはならないなあ」




827: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/18(月) 00:05:09 ID:w3IUvMEg

妹「浴衣なんて久々に着たけど……着付けって本当大変だよねー」

兄「ああ、そういうもんなんだ?」

妹「スソ合わせたりタオル巻いたり帯締めたりと本当大変。日本の昔の人ってすごいよね。こんな服毎日着てたんだから」

兄「まあ、そうだな」

妹「着付けしてくれたママが満身創痍になっちゃったよ」

母「……ハァ、ハァ……」グッタリ

兄「家でしっかり休んでいて下さい」




828: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/18(月) 00:07:12 ID:w3IUvMEg

妹「んじゃあ、お兄ちゃん。ここ持ってー」スッ

兄「うん?……何?」ギュッ

妹「で、『よいではないか〜』って言いながら引っ張って。あたしは『あ〜れ〜』って言いながらクルクル回るから」

兄「やらねえよ、そんな下らない事」

妹「あ、大丈夫。最後までヤるつもりだから」

兄「最後って何!?」




832: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/18(月) 14:05:18 ID:0dMbfvBU

ま、まだ小学生だから……




833: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/18(月) 21:47:27 ID:cnxlK1qM

中一かもよ




835: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/18(月) 23:19:13 ID:zJpV8mRs

小6か中1かな




837: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/18(月) 23:22:53 ID:w3IUvMEg

(小5ロリにしたつもりでしたが、年齢設定間違えました。10〜11歳なの?じゃあそれで)




838: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/18(月) 23:26:40 ID:w3IUvMEg

兄「あと、心愛ちゃんも来るんだっけ?」

妹「うん!……あ、ウワサをすれば……」

カランコロン

ココア「こんばんは、妹さんにお兄様。今日はよろしくお願い致しますわ」ニコッ

妹「わー、心愛ちゃん浴衣似合ってるよー!」

ココア「そうですか?どうも、この手の服は慣れなくて……少し苦しいですわ」

兄「普段着ないもんな。浴衣なんて」

ココア「ああ……早く裸になりたいですわ」フゥ

兄「何で全裸がデフォルトなんだよ」




839: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/18(月) 23:32:05 ID:w3IUvMEg

ココア「さて……ではお兄様。ここを持って下さいませんか?」

兄「……うん?」

ココア「それで、『よいではないか〜』って言って私は『あ〜れ〜』って……」

兄「そのネタはもうやった」

ココア「いえいえお兄様。私は最後まで――」

兄「だからもうやったって」

妹「もうっ!お兄ちゃんったらー!ヤったヤったって連呼しないでよ///」

兄「あー家帰ってテレビ見ときてぇー」




840: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/18(月) 23:40:50 ID:w3IUvMEg

ピーヒャラピー……

ガヤガヤガヤ……

妹「うっわー、お祭り賑わってるねー。あ!屋台いっぱい出てる!」

兄「おい、はぐれるなよ。お前ケータイ持ってないんだから……」

ココア「ふわあ……すごい人ですわねえ……」

兄「心愛ちゃんはこういうの、初めてなのか?」

ココア「はい。……かまなら祭りなら参加した事があるのですが……」

兄「マニアックかつ超絶アウトな話題をありがとう」

(※良い子は検索しない)




843: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/19(火) 23:02:06 ID:FO8RH95g

ココア「様々なお店がありますが、まずはどこに行くのです?」

妹「実はねー、あたし前々から行きたかった屋台があるんだー!」

兄「へえ、どの屋台だ?」

妹「えっ?いやー……なんか改まって言うのも恥ずかしいんだけどさー……」モジモジ

兄「うん」

妹「そのー……金○すくいがやりたくって」

兄「なんで『魚』を伏せ字にしたんだよ」

ココア「恥ずかしいからですよ」

兄「尚の事恥ずかしくなってんだろが」




844: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/19(火) 23:10:32 ID:FO8RH95g

ガヤガヤ……

オッサン「金魚すくいー、一回300円だよー」

妹「おおーっ。楽しそーっ!お兄ちゃん、ほら!300円出して」

兄「はいはい……」チャラッ

ココア「お兄様、私は金魚すくいなんて初めてなのですが……これはどのようなゲームなのです?」

兄「ああ、この薄い紙が張った道具を使って、金魚をすくうんだよ」

ココア「キンギョを……すくう……?」

兄「うん。そのまんまだけどな」

ココア「……このようなちっぽけな道具で、あれだけ沢山の尊い命を救う事が出来るのでしょうか?……私には荷が重いですわ……!」

兄「ちょ、そんなに重い遊びじゃないから」




845: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/19(火) 23:14:23 ID:FO8RH95g

兄「よっ、はっ……久々にやると結構難しいもんだな……」

ピリッ!

ココア「あっ!……破れてしまいましたわ」

兄「あーあ、そりゃ残念だったな」

ココア「うう、初めてやってみましたが、中々難しいものなのですね……」

妹「……初めてヤって破れちゃうなんて……もうこれ非処女確定って事だよね?」

兄「何の話をしている」




846: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/19(火) 23:19:47 ID:FO8RH95g

ココア「はあっ!?いいい、妹さんっ!わたくしは、しょしょしょ、処女じゃありませんわよっ!?バカにしないでくれますこと!?」ツーン

兄「あ、そういえばそういう設定だったな……」

妹「わかってるよー。心愛ちゃんはあたしと違って性経験豊富だもんねー。うらやましいよーっ」

ココア「ふふん。わかればよろしいのです」

兄「……心愛ちゃん」

ココア「はい?」

兄「……赤ちゃんってどうやったら出来ると思う?」

ココア「ちゅーしたら。……?」

兄(うん……やっぱ子供だわ)ホッ




847: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/19(火) 23:25:01 ID:FO8RH95g

妹「はっ!とお!ちぇりやあっ!」

シパシパシパ!

ココア「おおー、妹さん上手ですねえ」

兄「本当にうまいな……おわんの中金魚でいっぱいだ」

妹「ふっふっふー。あたし手先の器用さにはすっごい自信があるんだー」ムフーッ

ココア「そうなのですかー」

妹「毎晩家で手コキの練習してるからね!」

兄「技術の無駄遣いだな」




855: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/21(木) 23:31:31 ID:m6Pc.luM

妹「えへへー。金魚いっぱいもらっちゃったー」ニコニコ

ココア「いいですわね……私は何ももらえませんでした」ションボリ

兄「残念だったな。まあ次頑張れ」

妹「おっと心愛ちゃん、金魚すくいで一匹もすくえなくっても、金魚もらえる方法があるよ!」

ココア「ほお、それは?」

妹「屋台のおっちゃんに『お願い……おじさまの大きいの(金魚)……(ビニール袋の)ナカにいっぱいちょうだい!』って言うの」

ココア「さっそく行ってきますわー」スタスタ

兄「全力で阻止させてもらおう」




856: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/21(木) 23:33:34 ID:m6Pc.luM

妹「それか色仕掛けだねー。浴衣からのぞく胸の谷間を見せたら一発KOだよ!」

兄「谷間ねーじゃん」

ココア「うっふん、おじさまぁ〜っ♪おじさまのき・ん・ぎょ♪……私にわけてくださいな?」チラッ

兄「あのアホ本気で実行してやがる!!」




857: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/21(木) 23:38:15 ID:m6Pc.luM

兄「どうもすみません。この子ちょっと頭がアレでして」ペコリ

ココア「お兄様、頭がアレというよりも、アレで頭がいっぱいですのよ?」

兄「もう本当黙れお前」

オッサン「ああ、いいよいいよ。何匹でも持っていきなさい」

兄「……えっ?」

ココア「わああ……いいんですか?おじさま?」パァァ

オッサン「ああ。なんなら全部持ってってもいいよ」

兄「いや、そこまでは結構ですけど……その、すみません。なんか……」

オッサン「いいのいいの!こんな可愛い子のちく……オホンオホン!その、いいもの見せてもらったからね」

兄「……」(絶句)




858: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/21(木) 23:41:56 ID:m6Pc.luM

ポンポンッ

オッサン「……うん?」クルリッ

黒服「……」

ガシッ

オッサン「え、ちょ、お前ら何……」ズルズルズル……

……ウギャアーッ!

兄「……今のは?」

ココア「記憶消去部隊ですわね。マズいものを見てしまった方の脳細胞をシュッと焼きつくす方たちで、主にお父様が……」

兄「あーあーあーもう何も聞きたくない」




861: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/22(金) 00:06:03 ID:cj9JceT6

妹「お兄ちゃん、おなかすいたー。焼きそば食べようよ、焼きそば!」

兄「はいはい……」

焼きそば屋「ひとつ500円だよー」

兄「なんで祭りの屋台はこう無意味に高いんだ……」チャラッ

ズルズル……

妹「んー!おいひいねーお兄ちゃん!」モグモグ

兄「うん、まあな……」ズルズル

ココア「ううん、何処にでもあるような焼きそばですのに……お祭りで食べると、どうしてこんなに美味しいのでしょう?」

妹「うーん、たぶんそれは青姦が興奮するのと同じ理由だろうねー」

兄「絶対違うだろうなあ」ズルル




862: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/22(金) 00:10:03 ID:cj9JceT6

妹「あ!お兄ちゃんりんご飴あるよ!」

兄「はいはい……」チャラッ

ココア「わあ、大きな飴ですのねえ……」ポワポワ

兄「心愛ちゃんも食べるか?」

ココア「……こんなのお口に入るでしょうか?」

兄「いや、舐めればいいんじゃないかな」

ココア「なるほど、外から刺激して楽しむモノなのですね」

兄「うーん、何か話噛み合ってないな」

妹「お兄ちゃん、たぶん心愛ちゃん……下のお口と間違えてるよ!」ヒソヒソ

兄「言わんでよろしい」




864: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/22(金) 01:25:34 ID:b6k0WIwc

ここあちゃん欲しいです。
そんで記憶を消されて、再び仲良くなりたい。なんどでも初々しい気分を味わいたい。
でもその内記憶の欠片が蘇ってきてすべて思い出したい。実は忘れられるのが悲しかったここあちゃんの喜びの涙で親にも認められて、二人で永遠に幸せに生きていきたい。




867: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/22(金) 13:28:10 ID:DIhG.8VY

>>864

妹「……って言われてるけど、どう思う?心愛ちゃん」

ココア「ないわー……」

兄「なんて冷めた目だよ」




876: 俺が小学生だった ◆eUwxvhsdPM 2014/08/22(金) 23:07:23 ID:cj9JceT6

ガヤガヤ……

ココア「?……お兄様、あのお店は何ですの?」クイクイッ

兄「ああ、あれはお面のお店だよ。ウルトラマンとか仮面ライダーとかプリキュアとかのお面が売ってるんだ」

ココア「へえー……」

兄「一つ買ってあげようか?どれか欲しいのある?」

ココア「いえ!私は結構です!少し、その……ああいうのはちょっと……」

兄「?」

ココア「……ムジュラの仮面でリンクが仮面を被るシーンがトラウマでして……」ガクガク

妹「デクナッツの仮面とか滅茶苦茶怖いよねー……」ブルブル

兄「……あのゲームもう14年前のなんだけど」




877: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/22(金) 23:09:55 ID:cj9JceT6

ココア「あ、ではお兄様。代わりにわたあめを買って下さいませんか?」

兄「わたあめ?別にいいけど……」

ココア「顔につけてぶっかけごっこをしますので」

兄「やっぱ買うのやめとくわ」

妹「『へへへ、ごっこ遊びじゃなくって、俺が本当にぶっかけてやるぜー!』」

兄「お前は俺の後ろで何を言っている」




878: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/22(金) 23:14:54 ID:cj9JceT6

妹「んー、お祭りはこーやって買い食いするのがいいんだよねー」モグモグ

兄「お前は俺の金で食い過ぎだ。たこ焼きに焼きそばにりんご飴にラムネに……どんだけ食う気だよ」

妹「んん、まだまだ食べられるよー。ちょっと苦しいけど、別腹っていうのがあるし」

兄「無理すんじゃねえよ」

妹「それに、別の口もあるしね!」

ココア「食べるのはお兄様なのですね!」

兄「その口にりんご飴つっこんだろか」




883: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/23(土) 23:35:21 ID:T5h3hIuw

兄「あっ、射的の屋台あるじゃん」

妹「え?ホントだー。なんか結構珍しいよね」

兄「実は俺結構射的好きなんだよなー」

ココア「へえー、そうなのですか?」

妹「あー、なんかお兄ちゃん好きそうだよねー」

兄「まあ、男だったらやっぱりな」

妹「お兄ちゃんって顔射好きだし」

兄「好きでもねえし関係ねえだろ」




884: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/23(土) 23:38:46 ID:T5h3hIuw

兄「ちょっとやってみるか……すみませーん」

店主「あいよ。500円ねー」

兄「よーし……」チャキッ

ココア「……ところで妹さん。射的とは一体何なのですか?」

妹「あの大きくてたくましいモノを触って、先っぽから白いのいっぱい出す遊びだよ」

ココア「まあ!ひ、卑猥ですわね……///」

兄「空気銃撃つだけなのにそんな事言われないといけないのか」




885: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/23(土) 23:41:48 ID:T5h3hIuw

パン!パン!パン!

兄「……あの景品のぬいぐるみ、なかなか落ちないな」

妹「ホントだねー。どうしてだろ?結構いい当たり方してるのに……」

兄「たぶん、中に重りか何か入れてるんだろうな……クソ、卑怯な事しやがって」

ココア「……ぬいぐるみの中に重り……」

妹「つまりそれって、身重って事!?」

ココア「お兄様!見ず知らずの人を妊娠させるなんて……どういうつもりですかっ!?」

兄「あーもう何なんこの子らの妄想力」




893: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/27(水) 00:02:28 ID:m.mhNsw2

兄「ここまで取れないと、意地でも取りたくなるな……」

妹「……!お兄ちゃん、ひらめいちゃったよー」ピコーン!

兄「……一応聞いてあげようか」

妹「もう一つ銃を用意して、2つ同時に撃って落とすっていうのはどう!?」

兄「お、珍しくまともだな。……けどもう一丁銃を貸してくれる訳ないし……」

妹「え?お兄ちゃんなら股間に一つ持ってるじゃん」

ココア「よーし、私が撃つのお手伝いいたしますわー」ニギッ

兄「ほらなーやっぱりそういう展開だよー」




894: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/27(水) 00:07:37 ID:m.mhNsw2

パコン!

ポトッ

兄「おっ!……やっと落とせた」フゥ

妹「おー!お兄ちゃんおめでとー!」パチパチ

ココア「重りが入っていたのに、どうやって落としたのですか?」

兄「いや、バランス崩したら落ちるかなーって思ってさ。ぬいぐるみの顔の部分を狙って――」

ココア「顔射ですのね!!?///」

妹「やっぱり顔射なんだね!!?///」

兄「こいつらの顔に空気銃撃ちてえなー」




895: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/27(水) 00:17:04 ID:3szbpwMg

顔射ですの///




896: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/27(水) 00:55:02 ID:MzwFigYE

顔射だよ///




897: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/27(水) 08:40:54 ID:q2taxY1A

顔射だね///




898: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/27(水) 19:29:29 ID:ZSVDRqFY

兄(……しかし、意地を張って取ったはいいけど、このぬいぐるみ……どうしよう?)

ココア「わあっ……かわいいくまさんですねえ……」ニコニコ

兄「……心愛ちゃん、いるか?」ハイ

ココア「えっ……ええっ!?い、いいのですか?お兄様、一生懸命取ったのに……?」ワタワタ

兄「うん、意地を張って取っちゃっただけだし」

ココア「あ、ありがとうごさいます!お兄様だと思って、大切にいたしますわ」ニコッ

兄「いや、そこまでしなくていいけど……」

ココア「具体的には、オ○ニー時に股間に当てたりして」

兄「頼むから俺だと思わないでくれ」




899: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/27(水) 19:30:10 ID:ZSVDRqFY

妹「へえー……心愛ちゃんにはぬいぐるみあげるのに、あたしにはくれないんだー……あ、そうなんだ……へえー……」ヤンデレッ

兄(何なんコイツ……)




900: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/27(水) 19:34:31 ID:ZSVDRqFY

兄「ったく……こんなぬいぐるみくらい、いくらでもあげるっつーの。また今度な」

妹「えーっ、お兄ちゃんそう言っていつも約束破るんだもん……」

兄「わかった。今から新しいぬいぐるみ取ってやるよ。……ほら、どれがいいんだ?」

妹「……じゃあ、あのぬいぐるみ……」スッ

兄「あれか?結構でかいな……」

妹「ふふっ、なんかさー、あのぬいぐるみ……目とかお兄ちゃんに似てるよねっ?」

兄「似てねえだろ、全然……」

妹「えーっ似てるってー。そっくり!だからあたし、あれがいいーっ」

兄「俺に似てるから欲しいって何だよ……まあ、言われたからにゃ取ってやるけど」

妹「頑張ってねー、お兄ちゃんっ!」

ワイワイ……




901: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/27(水) 19:35:26 ID:ZSVDRqFY

ココア「……そうやって目の前でイチャイチャして、あたしに当て付けるんですね……ひどいですわ、お兄様……」ジトッ

兄「コイツらめんどくせー……」




908: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/28(木) 08:32:24 ID:9XY3oITE

『月がぁ〜〜出たで〜たぁ〜〜……』ドンドンッ……

ココア「お兄様、広場の中心のやぐらの周りで踊っている方たちは、一体何なのですの?」

兄「ああ、盆踊りだよ。お盆のお祭りの時は、ああやって踊るのが風習なんだ」

ココア「まあ、あれがジャパニーズ・ボンダンス……」キラキラ

妹「うーん、あたしが知ってる踊りとちょっと違うなあ」

兄「……どんなの知ってるんだ?」

妹「ハァ〜、はなっびあっがれば〜♪」

ココア「どーんどーんぱーんぱーんどんどぱーんぱんっ♪」パチッ

兄「初代リズム天国とはまた通な……」




909: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/28(木) 08:41:47 ID:9XY3oITE

ココア「せっかくだから、私達も踊りませんか?お兄様っ」

兄「いや、俺はいいよ。浴衣着てないし」

ココア「あら、関係ありませんわよ。楽しめればそれで良いでしょう?」

兄「いいって。こういうの苦手だしさ……」

妹「あー確かに、お兄ちゃんは一人で踊るタイプじゃないよねー」

兄「そうそう」

妹「どちらかというと……不運(ハードラック)と踊(ダンス)っちまうタイプだよね」

兄「そういうタイプでは無い自信はあるわ」




910: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/28(木) 08:48:44 ID:9XY3oITE

ココア「いいからっ、行きますわよ。お兄様っ」グイッ

兄「あ、ちょっと……」ヨロッ

ココア「といっても、私はこのような踊り初めてですので……エスコート、お願いいたしますわね?」ニコッ

兄「エスコートって……まあ、いいけど……」

ココア「では……」スッ――

ズンチャッチャ♪ズンチャッチャ♪ズンチャッチャ♪

兄「待って心愛ちゃん、手をつないでワルツ踊るのはマジでおかしいから」

ココア「〜〜♪」スイッ




912: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/28(木) 10:27:52 ID:9XY3oITE

ココア「お兄様、なかなかお上手ですわね。では次はこのステップでっ♪」クルリンッ

兄「あーもーどうにでもなれ」ズンチャッ♪



ドンッ

「いたっ!」トサッ

兄「あっ!す、すみません!大丈夫ですか!?」バッ

「あ、ハイ大丈夫です。少し当たっちゃって……すみません」

兄「いや、こっちも盆踊りなのにワルツ踊ってすみませ……!!」



美少女「ふふ、盆踊りでワルツ踊るなんて……面白い方たちですねっ」ニコッ

兄「……かっ……」

兄(……可愛い……)




913: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/28(木) 10:32:12 ID:9XY3oITE

兄「あ、あのっ。本当にお怪我とかありませんか?」

美少女「大丈夫ですよぉ。ちょっと尻もちついちゃっただけですし」パンパンッ

兄「じゃ、じゃあ浴衣に汚れとか……」

美少女「大丈夫ですって。ありがとうございます。……優しいんですね?」

兄「い、いやっ!別にそんな訳じゃあ……」

美少女「……ん?……あれ?……あっ!ど、どうしよう……!」オロオロ

兄「?……どうかしましたか?落し物とか……?」

美少女「いえ、実は……」



美少女「尻もちついた拍子に、アナルバ○ブが奥に入っちゃって」ヴヴーッ

兄「…………」

(兄の恋、終了)




916: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/28(木) 12:24:52 ID:9XY3oITE

ココア「さてっ、次はどこのお店に行きましょうか?」

妹「あたしもうちょっと何か食べたいなー」

兄「まだ食う気かよ。ったく……」

ガヤガヤ……

友「ん?……あれっ?兄?」

兄「えっ?」クルッ

友「おー、お前もお祭り来てたのかー」ジャン

女「あっ、こんばんはー。兄君っ」ジャジャンッ

兄「おお、友に女さん」

妹(……ヤバい、また影が薄くなりそうな予感……)




917: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/28(木) 12:30:17 ID:9XY3oITE

友「珍しいな、お前がお祭りに来るなんて」

兄「ただの子守りだよ……」



ココア「あっ、女さん。お久しぶりですわー」

女「妹ちゃんに心愛ちゃん!おもちゃ屋でバイトしてる時に会ったっきりだねー」

妹「こんばんはー」



友「両手に花かよ。うらやましいぜっチクショー」

兄「お前こそ。女さんと二人で祭りに来るとか……もしかして、付き合ってんのか?」

友「え?あ、ああ!まあそんなとk」

女「はああっ!?身の毛がよだつ事言わないでよ兄君っ!こんなチ○コの皮被ってそうな童貞男、こっちから願い下げだからっ!!」

友「…………」

兄「友の霊圧が消えた」




918: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/28(木) 12:35:20 ID:9XY3oITE

女「一緒にお祭り行く人いないから、財布兼荷物持ちとして連れてきただけだから。関係とか全然なんにも無いからね」

友「うう……男はなあ、女の子とデートするためなら何でもやらないとならないんだよ……」

兄「……頑張れ、友」

女「本当、友の事なんか恋愛対象として見てないし……私のおま○こは、ディルドーと兄君専用なんだからねっ///」

兄「うれしくない告白どうもありがとう」

女「えっと……オッケーって事でいいのかな?」

兄「全力でノーだよ馬鹿野郎」




919: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/28(木) 12:40:47 ID:9XY3oITE

友「はあー……俺も妹がいたら、一緒にイチャコラしながらお祭り来たのになあ……」

兄「そんなにいいもんじゃねえよ」

友「なんでだよ。妹ちゃん可愛いし、清純そうだし、元気だし、いい子っぽいじゃん」

兄「……いや、別に……?」

友「ハァー、クッソうらやましいぜ……俺も女さんなんかじゃなく、妹ちゃんと兄妹でデートしたかったぜ」



妹「そういえば女さん、この前くれたア○ル拡張プラグ、ありがとうございましたー」

女「いえいえー。あれいけた?じゃあ次はもう少し大きいのいこうか?」



兄「よく見ろ友。あいつらレベル一緒だぞ」




927: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/28(木) 17:51:58 ID:9XY3oITE

友「そういやお前、他のクラスメイトに会ったか?」

兄「いや、会ってない。やっぱみんな来てるのか?」

友「まあそりゃあなぁ。あと、ここらの屋台ほとんど近所の人がやってるヤツだから、誰かいるかもしれねーぞ」

兄「ふーん……もう結構屋台は回ったんだけどな」

友「あ、じゃああれ行った?あそこにある屋台」

兄「いや、行ってない。何で?」

友「店の人が超綺麗なおねーさんでさー!もうホンットたまらなくって!」

兄「何でだろう、地雷臭しかしない」




928: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/28(木) 17:58:39 ID:9XY3oITE

ココア「お兄様、行ってみましょう?少し気になりますわ」

兄「絶対変な新キャラ出るじゃん……」

妹「あれー?あそこの屋台って、チョコバナナの店じゃない?」

ココア「あっ、本当ですわねー」

妹「そういやまだ食べてなかったね。さ!お兄ちゃんさっそく行こー!」テコテコ

兄「ヤだなあ……もう普通にお祭り楽しみたいなあ……」スタスタ……



パート「いらっしゃいませこんばんはー。美味しいチョコバナナはいかがでしょうかー?」

妹「……良かったね、お兄ちゃん。ギリ新キャラじゃなかったよ」

兄「うん。だから何だっていう話だけどな」




929: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/28(木) 18:03:57 ID:9XY3oITE

兄「ものすごい久々の登場だな……ていうかこの辺りに住んでるのか」

妹「なんで屋台なんかやってるんだろうねー」

兄「しかもチョコバナナ……チョコバナナか……」

妹「ま、いいや!お兄ちゃんさっそく買ってよー」

兄「待て妹。もう少し様子を見よう」

妹「?」



パート「今なら1000円で私が目の前でチョコバナナを頬張りまーす。5000円でじゅぽじゅぽ、1万円で下の口、2万円でお客様のチョコバナナを頬張りまーす」

兄「妹、行くぞ。あのお店近づくな」

妹「えー、でもチョコバナn」

兄「ていうかもう警察呼べマジで」




935: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/29(金) 13:39:55 ID:fzd3OCZE

『大変お待たせ致しました。只今より、第六回花火大会を……』ガガッ

兄「おっ、やっと花火大会始まるのか」

妹「おおー。なんかわくわくしてきたね!」

ココア「花火大会……花火大会ですか……」ウーン

兄「?……何か気になる事でもあるのか?」

ココア「いえ、『夜の花火大会』って、何だかインモラルな響きだと思いまして」

兄「そんなん言い始めたら何も出来なくなっちゃうよ」




936: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/29(金) 13:42:56 ID:fzd3OCZE

ザワザワザワ……

ココア「おお、人が多くなってきましたね……」

兄「まあ祭りのメインイベントだしな……はぐれないように気を付けろよ」

妹「ううーっ、人多すぎて何も見えないよーっ!」

兄「お前身長低いしなぁ……」

妹「お兄ちゃん、ちょっとここら辺なぎ払ってよ」

兄「俺はいつから巨神兵になった」




938: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/30(土) 09:11:52 ID:Y8YQf0E.

兄「あっ、そうだ。確かこの公園って……」スタスタ

妹「お兄ちゃん、どこ行くのー?」テクテク

兄「この道進んだ所、高台で開けた場所になってただろ?そこなら誰もいないだろうし、ゆっくり花火見られるんじゃないか?」スタスタ

ココア「えっ!?お、お兄様……この、茂みの多い道を行くんですか?」

兄「?……そうだけど……?」

妹「お、お兄ちゃんやめといた方が……」

兄「??……何で?」

妹「何でって……」



「もう……マー君こんな所でダメだってばぁ……あっ///」

「いいじゃん。誰も見てねーって。俺もう我慢出来ねえよ……」



妹「お祭り・茂み・エッチってもうド定番だよねー」ネーッ

ココア「ねーっ。もう、お兄様ったらデバガメえっちなんですから……///」

兄(……やってもうた……)




939: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/30(土) 09:15:52 ID:Y8YQf0E.

兄「くっそー、もうお祭り会場は人多すぎて戻れないし……何も見ないようにして突っ切るぞ」ザッザッ

ココア「わ、わ、わ!おおお、お兄様!見てください!はわっ、あんな大きいのが……///」

兄「見るんじゃあねえボケ」



「うわあ……お姉さんの……き、気持ちいいよぉ……!」

「ふふふ、怖がらないで……全部私に任せてください……さぁ……」



妹「ねえお兄ちゃん……あそこにいるの、サヤカさんじゃない?」

兄「俺は何も見てない。全然何も見てないぞ」




941: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/30(土) 11:30:59 ID:Y8YQf0E.

兄「極力何も見ないように、人の声や気配がする所を避けて……」

ザッザッ

兄「誰にも出会う事ないように、回り道をして行けば……!」

ザッザッ……

兄「…………迷った……」

妹「お兄ちゃん、残り60レスでドジっ子属性とか新しいの付け加えるのやめようよ」

兄「俺は悪くないと思いたい」




942: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/30(土) 11:34:12 ID:Y8YQf0E.

兄「暗くて道がわかんねえんだよ……ここどこだ?」

妹「そんな事言ってぇー。あたしとえっちい事やりたくって連れ込んだんでしょ〜?もうっお兄ちゃんのスケベッ!」

兄「事故だ。俺の意思じゃない」

妹「アクシデントから始まるエッチもいいよねっ!」

兄「勘弁してくださいマジで」

ココア「お兄様……私、もう覚悟は出来てますから……///」シュルリッ

兄「うおおおお前何脱いでんだコラアッ!!」




948: >>944何言ってんのお前 ◆eUwxvhsdPM 2014/08/30(土) 16:20:48 ID:Y8YQf0E.

ガサガサッ……

妹「あっ!お兄ちゃん誰か近づいて来るよっ!?」

兄「やっべえマジやっべえ。心愛ちゃん服着ろリアルに」

ココア「あ、すみませんお兄様……」

兄「は?」

ココア「私、一人で浴衣は着れないんです……」

兄「うおおおおおお――」

バッ!シュバッ!!ズババッ!

兄「――着付け完了ッ!!」ドーン!

ココア「お、おおっ!早くて綺麗っ!」シャキーン!

妹「何!?何で着付け出来るのお兄ちゃん!?」




949: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/30(土) 16:24:59 ID:Y8YQf0E.

兄「よし、これでとりあえず警察沙汰にはならないな」

妹「ふええ……着付け出来るお兄ちゃんも訳わかんないけど、裸の女の子を完璧無視する草食獣っぷりにはびっくりだよぉ……」

兄「黙ってろ。ほら、誰か来るし大人しく……」

ガサガサッ――

父「……あれ?お前らなんでこんな所いるんだ?」ヒョコッ

母「?……??」ヒョコッ

妹「あっれー?パパ、ママ!お祭り来てたの?」

兄「おいお前らなんで茂みの中から出てきたコラ」




950: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/30(土) 16:29:05 ID:Y8YQf0E.

父「せっかくのお祭だからな。母さん誘って来てみたんだよ。いやー、久々のお祭りは楽しいなあっ!」

兄「はあ……」

父「で、浴衣姿の母さんを見てたら、こう……ムラムラして、な!」

母「……///」

兄「いやその辺りは言わなくていいから」

父「汗ばむうなじ、乱れる浴衣、紅く染まった頬、周囲の喧騒、背徳感……いやあ、外っていうのもなかなかオツで――」

兄「言わなくていいっつってんだろ」

妹「お兄ちゃん、ここでママを押し倒せば、隠しルート『母さんEND』の道が開かれるよ!」ヒソヒソ

兄「永遠に通行止めしてろそんなルート」




951: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/30(土) 16:32:11 ID:Y8YQf0E.

妹「それにしても、ママ浴衣似合ってるねーっ」

母「……♪」クルリンッ

父「父さんも着付け手伝ったが、なかなかいいだろっ?いつもより若々しく見えるだろっ?なっ?」

ココア「ええ、美しいですわー」

兄「まあ、元々母さん若く見えるんだけどな」

父「ただ、父さんが一緒に歩いてたら何度も警察に呼び止められてさ……」ドンヨリ

妹「ママ、見た目中学生だもんねー……」

兄「父さんハゲだしなー……」

父「ハゲは関係ねえだろ」




952: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/30(土) 16:37:09 ID:Y8YQf0E.

父「それにしても兄。こんな所に妹と妹の友達連れ込むとは……中々野獣だな」

兄「いや違うから。そういうのじゃないから」

父「安心しろ。父さんはお前が妹ちゃん狙いでも応援出来るほど懐深いぞ」

兄「深すぎるのも問題だぜ」

ココア「私たち、花火を見るために高台に向かっていましたの」

父「なんだ、そんな所に行きたいのか?……それなら、そこの道をまっすぐ行けば――」

兄「おお、高台に行けるのか」

父「公衆便所があるから。そっちの方が静かで誰もいないからシッポリズッポリ出来るぞ」

兄「これほどまでに父親を殴りたいと思ったのは初めてだ」




953: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/30(土) 16:39:40 ID:Y8YQf0E.

父「冗談だ。そっち行けば高台だから。ほら行って来い……花火始まっちゃうぞ」

妹「ありがとーパパー」テクテク

ココア「そうと決まれば、ダッシュ!ですわねっ」トトトッ

兄「おい、急ぐとこけちゃうぞー。まったく……」テクテク……



妹「あっ――」

ザッ――




954: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/30(土) 16:40:47 ID:Y8YQf0E.

ド ォ ー ン ・ ・ ・



兄「おお……」

ココア「わああ……」

妹「綺麗……」

パラパラパラ……




957: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/30(土) 19:02:39 ID:Y8YQf0E.

妹「すごーい、誰もいないし花火が近く見えるよー!」ピョンピョン

ココア「ええ。こんなグレートなスポット……Gスポットがあるなんて」ドヤッ

兄「……そのネタはもうやったぞ」

ココア「……しかし、こんな素敵な所、人に教える訳にはいきませんね。……つまりこのゾーンは、人には言えないデリケートゾーンという訳です」ドヤヤッ

兄「無理にボケなくてもいいんだけど」




958: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/30(土) 19:08:25 ID:Y8YQf0E.

ドドーン……

妹「わっ、今の花火ハートマークになってたよ!」

兄「ああ。綺麗だったな」

ココア「へえー、ああやって好きな模様にする事も出来るのですね」

兄「文字とかにする事も出来るらしいけどな」

ドドーン……

妹「……今の花火、文字になってたね」

兄「ああ。……『LOVE☆ココア』って読めたけど……」

ココア「あ、そういえばこの花火大会、私のお家が主催者でしたわ」

兄「スケールすっげえな」




959: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/30(土) 19:11:14 ID:Y8YQf0E.

ドドーン

妹「たーまやー!」

ココア「?……なんですか?妹さん」

妹「花火が上がった時に言う掛け声だよ!日本人のでんとーだね!」

ココア「まあ!それは素晴らしいですわ。私も一緒に言っても?」

妹「いいよー!一緒に言おう!」

ヒュルルルル……

ココア「たーま」

妹「たーま」

ドーン!

ココア「たーま」

妹「たーま」

ドーン!

兄「一緒に言えよ」




960: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/30(土) 19:14:33 ID:Y8YQf0E.

ココア「……思ったのですが、別に『たまや』で無くても良いのでは?」

兄「……どういう事?」

ココア「素晴らしいものを見たのなら、『100点!』とか『金賞!』とか『いいね!』とかでも良いと思うのです」

兄「それは、ほら……花火の伝統的な?」

ココア「お兄様、いつまでも伝統にしがみついては、新しいものは作れませんわよ?……という事で……」

ヒュルルルル……

ココア「きん」

妹「たーま」

ドーン!

兄「伝統って大切だな」




961: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/30(土) 19:18:53 ID:Y8YQf0E.

ドーン……パラパラパラ……

妹「……こうして花火を見ているとさ」

兄「んー?」

妹「なんか……人の一生を見ているみたい、だよね……」

兄「……ああ……」

ドーン……

兄「最後の最後、命が尽きる瞬間が……人の最も美しい時だ、って事か?」

妹「いや、今まで地味に生きてきた娘が、処女喪失AVに出て花火を上げたのに、その後は誰も見向きもしない、みたいな」

兄「真面目な事言った自分が超恥ずかしい」




962: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/30(土) 19:20:39 ID:Y8YQf0E.

ドーン……

ココア「……こうして花火を見ていると」

兄「んー?」

ココア「お兄様は私たちの花びらを見たくなるのではありませんか?」

兄「全然」

ココア「……」

兄「……」

ココア「あ、今のは花火と花びらをかけていまして、花びらというのは下の」

兄「解説しなくていいっつうの」




963: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/30(土) 19:23:41 ID:Y8YQf0E.

ドーン……パラパラパラ……

妹「……綺麗……」

兄「……ああ……」

ココア「もうっ、お兄様。そこは『君の方が綺麗だよ』って言うべき所ですよ」

兄「なんで妹相手に言わなきゃなんねーんだ」

ココア「あら、私に言ってもよろしいのですよ?」

兄「言わねえよ」

ココア「……………………そうですか……」シュン……

妹(あっ、すっごいガッカリしてる)

兄(えっ?これ俺が悪いの?)




964: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/30(土) 19:29:34 ID:Y8YQf0E.

ドーン

妹「うわあ……すっごい……」

兄「……うん……」

妹「ふふっ、なんかさ。何度もこうやって花火を見た気もするけど……実はお兄ちゃんと一緒にお祭り来たのって、今回が初めてなんだよね」

兄「……え?そうだったか?」

妹「そうだよー。お兄ちゃんはなーんにも知らないかもしんないけど」

兄「……初めてだったのか……そうか」

妹「つまり、ある意味処女を捨てたって事だよね」

兄「お前は下ネタ言わないと気がすまんのか」




965: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/30(土) 19:34:24 ID:Y8YQf0E.

妹「だって!お兄ちゃん全然スレタイ通りの事シてくれないんだもん!」

兄「メタ発言自重」

妹「処女ってちょー恥ずかしんだよ?ちょーだよ?おっとなーな心愛ちゃんの隣歩けないよ!?」

ココア「ふふふ、私の初体験は2メートルのペ○スでしたわ」

兄「絶対ウソじゃねーか」

ココア「じゃあ……初体験は5年前、執事に迫られて……///」

兄「生々しいわ」

妹「いいなー。初体験が2メートルの執事さんち○ぽだったなんて」

兄「信じるんかよお前は」




966: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/30(土) 19:38:17 ID:Y8YQf0E.

兄「綺麗な花火見てる時に下ネタ言うんじゃねえよお前ら」

妹「えー、じゃあじゃあ黙っていい雰囲気になったら、流れでホテル行ってくれる?」

兄「行かない」

ココア「では青姦という事ですね。興奮してきましたわ」ハァハァ

兄「エロい事しねーっつうんだよ」

妹「もうっ、お兄ちゃんって何でそんな頑なに拒否すんのー?皮被ってるから?EDだから?」

兄「包茎でもインポでもねえよ」

ココア「じゃあじゃあ、なんでですか?」

兄「……あのなあ……」




967: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/30(土) 19:39:41 ID:Y8YQf0E.

兄「下ネタばっかでやかましいお前らだけど……お前らは、大切な……日常だから」

妹「……」

ココア「……」

兄「……それを、壊したくないんだよ……」

妹「……」

ココア「……」

ドォン……




968: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/30(土) 19:40:28 ID:Y8YQf0E.

妹「お兄ちゃん……」

ココア「……お兄様……」

兄「……」

パラパラパラ……




969: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/30(土) 19:42:06 ID:Y8YQf0E.

妹「この流れでなんか格好良い事言われても……その、ひくわー……」ウゲエ

ココア「お兄様のKYっぷりにはびっくりですわ……」ゲゲーッ

兄「おいやめろその反応マジで」




970: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/30(土) 19:43:42 ID:Y8YQf0E.

妹「ていうかそれ結局、手出せない童貞チキンって事だよねー」ネーッ

ココア「本当に。そんなんですから相手がいないのですのよねー」ネーッ

兄「やめろっつってんだろ。なんか恥ずかくなってきた」




971: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/30(土) 19:46:45 ID:Y8YQf0E.

妹「まあまあ。お兄ちゃんの言いたい事はよくわかったよー」

ギュッ!

妹「あたしはお兄ちゃんの大切な日常、だからねっ。こうしてずーっと一緒にいてあげるよっ」

兄「……手はつながなくていいけどな」

妹「もうっ、テレちゃってー!このこのっ!」

ココア「ふふっ、では私も……」

ギュッ!

ココア「こうして、お兄様の隣にいますわ。……いつか結ばれるその時まで」

兄「うん。結ばれるのは無いけどな」

ココア「あら、それはどうでしょう?」ドヤッ

兄「えっなんでこの子こんな自信満々なの?」




972: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/30(土) 19:47:57 ID:Y8YQf0E.

ドドーン!

パラパラパラ……

妹「……お兄ちゃん♪」

ココア「……お兄様♪」

兄「……ハァー……ったく」

ギュッ!




973: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/30(土) 19:49:35 ID:Y8YQf0E.

妹「……今はこうして、妹として……」

妹「お兄ちゃんの、日常でいてあげる」

妹「……けど」

妹「……けど、いつか……」

妹「お兄ちゃんが、日常に飽きちゃった、その時は……」

妹「……きっと――……」

ド ォ ン




974: ◆eUwxvhsdPM 2014/08/30(土) 19:51:04 ID:Y8YQf0E.




妹「この歳で処女なの恥ずかしいから捨てさせて」

兄「ああ、はいはい。また今度な……」



おしまい。




976: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/30(土) 19:58:44 ID:pv.OD4XY

乙、ココアちゃんかわいかった!




977: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/30(土) 20:03:04 ID:pCLfpieE






978: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/30(土) 20:07:34 ID:hBWeiDwo


こんな妹がほしい




下ネタの品格 (文春文庫)
下ネタの品格 (文春文庫)
カテゴリー兄「」妹「」のSS一覧
管理人のオススメSS

 

SS宝庫最新記事50件