荘 厳
はるか40億年前
誕生して間もない「僕らの母なる地球」の地表は数100℃という灼熱で焼かれ、降り注いだ数百万の隕石の爪あともあらわに、強い紫外線や荷電粒子が容赦なく降り注ぎ、生命の誕生にはあまりに過酷な環境だった
唯一、煮えたぎる生まれたばかりの "安全な" 海の中で僕らの祖先「原始生命」は誕生
頭上の空では、400倍の見かけの "月" が10時間周期で地球のまわりを巡り、その引力は海面に1kmという高低差を生んでいたという
その姿を、コロラドの科学者 シモーネ・マルキ (Simone Marchi) が再現、科学雑誌「ネイチャー」に発表する論文の為に制作した動画「Ancient Earth: Pummeled, Cracked and Oozing Magma」
世界中の神話にある「この世の始まり」と共通するイメージに "僕らの理性を超えたもの" への畏怖を禁じ得ない