海上自衛隊員が、上司から暴行を受けて、自殺したことがわかりました。
画像:【会見を開いた海上自衛隊横須賀地方総監部】
http://news.nicovideo.jp/watch/np1091726
1日、海上自衛隊横須賀地方総監部(神奈川県横須賀市)は、護衛艦乗員の後藤光一1等海曹(42才)
が部下の男性隊員を暴行し、暴行を受けた隊員が自殺したと発表。
総監部の調査によると、昨年10月、後藤1曹は隊員の頭をペンライトで殴打し、11月には平手打ち、
12月には船の出入り口のハッチに手を掛けさせ、フタを閉めて、手をはさむなどの暴行を加えていた
とのこと。
また隊員は自殺する前に別の複数の上司に3回にわたり、上司の暴行を理由に「配置換え」を申し出
ていましたが、受け入れられませんでした。
そして今年になり、暴行を受けていた隊員が自殺。
総監部は
「いじめやパワハラなど不適切な指導があった」
「これだけのシグナルを発しているのだから深刻に受け止めるべきだった」
と説明しました。
隊員の遺族には先週、直接謝罪したと話しています。
2日にも後藤1曹を「暴行」と「器物損壊」の疑いで書類送検するとしています。
何かと不祥事が報じられるようになった自衛隊ですが、隠ぺいされず、多少オープンになることで内部の
環境が改善されるのだとしたら、よい傾向なのかもしれません。