90 名前:名無しさん@おーぷん[sage] 投稿日:2014/08/31(日)12:21:20 ID:???
子供の頃から親にも他人にも、ブサイク、愛想がない、とよく言われていた。愛想がないと言われるほど笑わなくなったのは、笑うと気持ち悪いと言われたから。
せめて不快感を与えないようになりたくて必死に身だしなみも研究したが、社会人になっても容姿に関するコンプレックスは変わらなかった。働き始めてからは仲の良い同僚も出来た。でも自分に自信のない私はいつも一定の距離を保った。引き立て役も嫌、群れるのも性に合わないと思った。ある頃同僚が、他部署で私の連絡先を知りたがってる人がいるから教えてもいいかと尋ねてきた。それが今の旦那。
旦那は私と内線で話したときから気になったと言った。飲み会の時に話しかけたかったが話しかけられなかった、とも。
私は旦那らしき人が飲み会の時美人の同僚と仲良く話していたのを覚えていた。
彼が何を考えているかは知らないが、きっとからかわれているのだろう、とその後も予防線をはりながら接していた。
旦那はくだらない話をしては、いつも笑かそうとしてきた。旦那と話しているうちに前より笑えるようになった。自分らしくいられた。
考え方も少しずつ変わった。
ただ、いつも男女問わず仲間に囲まれていた旦那を見るうち、次第に私と関わることで彼のイメージが下がる気がしてきた。交際を申し込まれても罪悪感があった。
また人を避け始めた私に、旦那は「周りは思うほど人のことを見ていない。仮に私さんのことをよく知らない人が何を言おうと自分は気にしない。僕は私さんと話しているときが一番落ち着くから。」と言った。
そのときに、ああ、この人に愛想をつかされるまで、いつか嫌われてもいいからちゃんと向き合おうと思った。将来一緒になるとは思ってもいなかったけど。
当初は「可愛い彼女をよそで作られようが本当に捨てられるまでは私は気にしないから」なんて病んだ台詞を言っていたりもしたけど今は旦那と一緒に暮らせてよかったと思う。

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