戦時中の「慰安婦」をめぐり、朝日新聞虚偽の記事を流していたとされる問題で、ジャーナリ

ストの池上彰(いけがみあきあら 64才)氏が、同紙を批判するコラムの掲載を却下され、騒

動となっています。

画像:【池上彰】
池上彰
http://news.livedoor.com/article/image_detail/9211982/?img_id=7138277

3日に明らかなったことで、池上氏は現在同新聞で月1回、新聞各紙を批評する「新聞ななめ読み」という

コラムを連載していますが、慰安婦をめぐる朝日新聞の検証記事について

「検証は不十分。朝日は謝罪すべきだ」

と批判する内容を執筆したところ、掲載を却下されたとのこと。

そのため、池上氏は連載の打ち切りを申し入れた理由について

「何を書いてもいいと言われ、一切、干渉されずに来たのに今回に限って掲載できないというのでは、信頼関係が崩れます」

と語りました。

この朝日新聞の姿勢には、同社社会部の武田肇記者も

「私は組織に忠実な企業内記者の一人ですが、夕方、このニュースを聞いて、はらわたが煮えくりかえる思いでした。極めて残念です(査定に響きませんように…)」

神田大介テヘラン支局長も

「事実だとすれば極めて残念であり、憤りを感じる」
「私は言論の自由、表現の自由を愛する者です。それが妨げられたことに憤っています」

ハフィントンポストに出向中の吉野太一郎記者も、

「なぜこんな判断に至ったのか理解に苦しむ」

と相次いで批判しました。

同日の夜、朝日新聞は考えを改め、

「池上氏と話し合いを続けていましたが、あすの朝刊で掲載することになりました」

と発表。

池上氏は

「きょう朝日新聞から連絡があり、過ちを認め、おわびするということなので、今回にかぎって掲載を認めた。
原稿は当初のままで、朝日新聞のおわびのコメントと池上氏のコメントを加えて掲載されることになった。
連載を続けるかどうかは今は白紙で、朝日新聞の姿勢を見守りたい」

と話しています。

このまま、池上氏のコラム掲載を見送っていたらどうなっていたでしょうね・・

慰安婦問題をめぐり、窮地に追い込まれている朝日新聞。

今後の対応が気になるところです。